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第1章
第60話 2体目
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俺が召喚した者に名前を聞くと、カナロアという。
「ヘイ、マスター!ミーはカナロア!愛の道化師カナロアとはミーの事ね!ただのカナロアと呼ぶ事を許そうじゃないか!」
記憶が曖昧で、1度死んだ事は覚えているのと、何かの条件を報酬としてこの召喚に応じたと。ただ、理由は聞かされた筈だが覚えていないという。それと、俺がマスターと言い、従属関係になるのだそうだ。
「仲間になってくれるのは有り難いが、頼むから一般常識を考えて動いて欲しい。カナロアが音楽を好きなのは分かったけど、ここは宿屋で、今は夜中だ。だから普段は自重してな」
「はい、マスター。時々は良いですか?」
あまりにしょんぼりして言うので、ついつい頷いてしまった。ちゃんと立つと身長は195cm位あるようだ。うん、やはりでかい!
大人しくしていれば威圧感が半端なく、頼りになりそうだ。但し黙っていればだ。見た目もヒャッハー!と剣を舐めながら戦闘をする蛮族にしか見えない。道化師の化粧が恐ろしい。
気を取り直し、恐る恐るだがもう1個を開けた。たのんます!贅沢は言わないので、モヒカン女はやめてください!
俺はどんな綺麗なお姉さんが出るのか期待していたが、違った。いや、期待を超えていた!?確かに美人だが問題が勃発したのだ。
背丈は160cm位で、きつめの顔立ちなのだが、かなりの美人で気が強そうな雰囲気だ。20歳前後か?スタイル抜群でついつい見惚れてしまった。この人日本人かな?黒目黒髪のストレート。うん。滅茶苦茶美人だ。日本人離れしたすんばらしいボン・キュッ・ボンの我儘ボディー!
服は超ハイレグな水着で、バストは乳首より上は隠れているが、アンダーはもろ見えで、かなりセクシーなのだ。いや、エロい。
やはり身体を動かして己の状態を確認したようだ。
俺の目の前に来るといきなり首に手を回したかと思うと、間髪入れずに抱き付いてきた。唖然としていたが、次に俺の頬に手を添えると、いきなりぶちゅーと、人生初となるディープキスをしてきた。舌が俺の舌に絡みつく。更に俺の手をブラの中に入れ、俺の手の上に手を添えて胸を揉む。極め付けは俺の股間に手を添えてきたのだ。えっ?
俺は真っ白だ。何が起こっているのか理解できなかった。
いち早く動いたのはイリアだ。
召喚女の頭を殴った。
「ちょっと、あんた!いきなり私の友安に何してんのよ!あんた痴女?って離れなさいよ」
彼女はミリアにより引き離され、俺も正気に戻った。
「あ、あの?流石に人前であれは困ります。俺はお淑やかな女性が好きなのですが」
「あらあら?身体はそうは言っていませんよ。さあ、マスター!私を女にし、名実共にマスターの女にするのですよ。私を好きに犯しても良いのですよ!勿論未経験ですから、マスターの色に染めてくださいませ。男の方は私のような女は好きでしょ?それとも女性に興味がなくて?」
「あ、あの、女性は好きだし、女性を抱きたいけど、ちゃんとお互い理解しあい、愛し合わないと抱けないよ。今はその熱い想いはまだ受け止められないよ。体の関係を持つとしたら、君がどういう女性かちゃんと時間を掛けて知り、俺の事をちゃんと知って貰ってからにして欲しいんだ。うん。それからだよ。今は一般的な服を着て、行動もちゃんとしてね。そうしないと嫌いになるから」
セーフかな?怖くてミザリアを見られない。しかし、彼女は泣き出してしまった。意味が分からん。あかん、
俺も泣きたい。ちらっと見えた、いや、見えてしまったミザリアの目が怖い。ゴゴゴゴゴゴと効果音が目視出来ても不思議ではない位に怒っているのが分かる。あっ!額の血管がピクッと動いた。ブルブルブルブル・・・やっぱり怒っている・・・
俺はそっと召喚されたガチャ女を抱きしめた。
「いきなり召喚されて混乱しているんだよね?ごめんな。何を焦っているのか分からないけどさ、君、無理をしているよね?」
「あ、あの、マスターは特別なのですか?私のような女はマスターに寵愛を頂かないと捨てられ、娼館に売られると、召喚されたら即ベッドインしなさいと教えられたのですが違うのですか?それと、申し遅れましたが、わたくし名をムネチカと申します」
「誰が君にそんな嘘を仕込んだのか知らないが、多分ムネチカの美貌に嫉妬したか、俺達の今の様子を面白がる愉快犯の仕業だよ」
「ど、ど、どうしましょう?このままではマスターに捨てられる!マ、マスター、やっぱり今すぐお情けをください!ううう」
俺の股間は泣きじゃくっているムネチカの涙で濡れていた。まるでお漏らしをしたかのように。しかし俺は顔を離させてから軽くデコピンをしてやった。ひゃいーと可愛らしい悲鳴を上げた。
「ミザリア、悪いがムネチカにまともな話をしてやってくれ。俺についてある事ない事嘘を信じ込まされているようだ。女同士の方が話し易いだろ?彼女は半ば洗脳されているから、きつく責めないでやってね。それと服を着せてやって欲しい」
「畏まりました。それではムネチカさん、こちらに」
そうしてミザリアがムネチカをドナドナしていった。遅れてミリアが俺から受け取ったミザリアの服を持っていく。多分サイズは合うだろう。ミザリアの服の中でゆったりしたのを選んだ。
うーん、頭が痛い。
ムネチカから感じるオーラは強者のそれだが、カナロアにしろムネチカにしろ、1癖も2癖も有るような人物で、前途多難が待つ未来しか思い描く事が出来ない。
危うく皆の前で大人の階段を登る所だった・・・部屋で1人だったら登った筈だ・・・男になりそこねた!
「ヘイ、マスター!ミーはカナロア!愛の道化師カナロアとはミーの事ね!ただのカナロアと呼ぶ事を許そうじゃないか!」
記憶が曖昧で、1度死んだ事は覚えているのと、何かの条件を報酬としてこの召喚に応じたと。ただ、理由は聞かされた筈だが覚えていないという。それと、俺がマスターと言い、従属関係になるのだそうだ。
「仲間になってくれるのは有り難いが、頼むから一般常識を考えて動いて欲しい。カナロアが音楽を好きなのは分かったけど、ここは宿屋で、今は夜中だ。だから普段は自重してな」
「はい、マスター。時々は良いですか?」
あまりにしょんぼりして言うので、ついつい頷いてしまった。ちゃんと立つと身長は195cm位あるようだ。うん、やはりでかい!
大人しくしていれば威圧感が半端なく、頼りになりそうだ。但し黙っていればだ。見た目もヒャッハー!と剣を舐めながら戦闘をする蛮族にしか見えない。道化師の化粧が恐ろしい。
気を取り直し、恐る恐るだがもう1個を開けた。たのんます!贅沢は言わないので、モヒカン女はやめてください!
俺はどんな綺麗なお姉さんが出るのか期待していたが、違った。いや、期待を超えていた!?確かに美人だが問題が勃発したのだ。
背丈は160cm位で、きつめの顔立ちなのだが、かなりの美人で気が強そうな雰囲気だ。20歳前後か?スタイル抜群でついつい見惚れてしまった。この人日本人かな?黒目黒髪のストレート。うん。滅茶苦茶美人だ。日本人離れしたすんばらしいボン・キュッ・ボンの我儘ボディー!
服は超ハイレグな水着で、バストは乳首より上は隠れているが、アンダーはもろ見えで、かなりセクシーなのだ。いや、エロい。
やはり身体を動かして己の状態を確認したようだ。
俺の目の前に来るといきなり首に手を回したかと思うと、間髪入れずに抱き付いてきた。唖然としていたが、次に俺の頬に手を添えると、いきなりぶちゅーと、人生初となるディープキスをしてきた。舌が俺の舌に絡みつく。更に俺の手をブラの中に入れ、俺の手の上に手を添えて胸を揉む。極め付けは俺の股間に手を添えてきたのだ。えっ?
俺は真っ白だ。何が起こっているのか理解できなかった。
いち早く動いたのはイリアだ。
召喚女の頭を殴った。
「ちょっと、あんた!いきなり私の友安に何してんのよ!あんた痴女?って離れなさいよ」
彼女はミリアにより引き離され、俺も正気に戻った。
「あ、あの?流石に人前であれは困ります。俺はお淑やかな女性が好きなのですが」
「あらあら?身体はそうは言っていませんよ。さあ、マスター!私を女にし、名実共にマスターの女にするのですよ。私を好きに犯しても良いのですよ!勿論未経験ですから、マスターの色に染めてくださいませ。男の方は私のような女は好きでしょ?それとも女性に興味がなくて?」
「あ、あの、女性は好きだし、女性を抱きたいけど、ちゃんとお互い理解しあい、愛し合わないと抱けないよ。今はその熱い想いはまだ受け止められないよ。体の関係を持つとしたら、君がどういう女性かちゃんと時間を掛けて知り、俺の事をちゃんと知って貰ってからにして欲しいんだ。うん。それからだよ。今は一般的な服を着て、行動もちゃんとしてね。そうしないと嫌いになるから」
セーフかな?怖くてミザリアを見られない。しかし、彼女は泣き出してしまった。意味が分からん。あかん、
俺も泣きたい。ちらっと見えた、いや、見えてしまったミザリアの目が怖い。ゴゴゴゴゴゴと効果音が目視出来ても不思議ではない位に怒っているのが分かる。あっ!額の血管がピクッと動いた。ブルブルブルブル・・・やっぱり怒っている・・・
俺はそっと召喚されたガチャ女を抱きしめた。
「いきなり召喚されて混乱しているんだよね?ごめんな。何を焦っているのか分からないけどさ、君、無理をしているよね?」
「あ、あの、マスターは特別なのですか?私のような女はマスターに寵愛を頂かないと捨てられ、娼館に売られると、召喚されたら即ベッドインしなさいと教えられたのですが違うのですか?それと、申し遅れましたが、わたくし名をムネチカと申します」
「誰が君にそんな嘘を仕込んだのか知らないが、多分ムネチカの美貌に嫉妬したか、俺達の今の様子を面白がる愉快犯の仕業だよ」
「ど、ど、どうしましょう?このままではマスターに捨てられる!マ、マスター、やっぱり今すぐお情けをください!ううう」
俺の股間は泣きじゃくっているムネチカの涙で濡れていた。まるでお漏らしをしたかのように。しかし俺は顔を離させてから軽くデコピンをしてやった。ひゃいーと可愛らしい悲鳴を上げた。
「ミザリア、悪いがムネチカにまともな話をしてやってくれ。俺についてある事ない事嘘を信じ込まされているようだ。女同士の方が話し易いだろ?彼女は半ば洗脳されているから、きつく責めないでやってね。それと服を着せてやって欲しい」
「畏まりました。それではムネチカさん、こちらに」
そうしてミザリアがムネチカをドナドナしていった。遅れてミリアが俺から受け取ったミザリアの服を持っていく。多分サイズは合うだろう。ミザリアの服の中でゆったりしたのを選んだ。
うーん、頭が痛い。
ムネチカから感じるオーラは強者のそれだが、カナロアにしろムネチカにしろ、1癖も2癖も有るような人物で、前途多難が待つ未来しか思い描く事が出来ない。
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