52 / 119
第1章 王都編
第52話 男爵が買った奴隷
しおりを挟む
やがてくねくねと腰を振りながら1人の女が出てきた。
ミニスカメイドは固まっている俺をよそに踊りながら服を脱いで行く。
後ろ姿だが、見事なくびれ、燃えるような腰までの赤い髪。
異常事態にも関わらずそのしなやかな動きに見惚れていた。
遂に下着のみとなり、下着を脱ぐと後ろ手に投げた。
推定Cカップのブラが俺の頭に乗り、俺の手には今まさに脱いだ脱ぎたてのおパンティが乗っかった。
ホッカホカだ。
そう、全裸になった・・・いや違う。首輪をしている。
手には生暖かい下着、目の前には裸の女。
意味が分からんぞ・・・
そしてゆっくりとこちらを向き、その靭やかな体をくねくねさせながら俺に近付く。
18歳前後の美女だ。
俺の首に腕を回すと俺の顔を舐め始め、ディープキスをしてきた。
俺は目を見開くが、完全に固まり、ナスがママにざれて行く・・・
そして押し倒され、表着を剥ぎ取られる。
そして股間に手が伸びて来る。
「御主人様!その逞しいXXで私を女にしてください!」
ズボンを降ろされ、下着のみにされようやく我に返った。
隣には皆がいる?
俺はブラを被りパンティーをギュッと握りしめたまま慌てて寝室を出る。
「ご、ごめんなさい!間違えました!」
執務室に行くとヤーナ、マリニア、スニシスがいたが、俺の格好を見て真っ赤になりつつ短くキャッ!と悲鳴をあげた。
「残念です。この方ならと思ったのに、変態!最低ね!」
「ち、違うんだ!女が、女がいたんだ!」
その女が俺を追ってきた。
皆裸の女に釘付だ。
「御主人様!お情けを!ちゃんと生娘だから、お情けをください!」
「お、俺はお前の御主人様ではないぞ!」
「いえ!首輪の反応は間違いなく御主人様です!捨てないで!男爵様のお帰りに合わせてお情けを頂けず返品されたら娼館送りなの!娼館なんて嫌よ!」
俺は皆がジト目で見るのをよそにため息をつく。
「話を聞くから、一旦服を着てくれ」
「あっ!ごめんなさい!御主人様は女の服を脱がせるのが好きなのね!いきなり裸になり申し訳ありませんでした!」
流石に3人もこれが俺の所為ではなく、男爵と勘違いしての行動だと理解してくれたようだ。
マリニアが寝室に行き、メイド服を取って来て着るのを手伝い始めた。俺は机に腰掛け、どうするかなぁと悩む。
どうやらあの男爵に充てがわれたか買った性奴隷だ。
取り敢えず応接セットには長ソファーが2つあり、片方にその女、女の両脇にマリニアとスニシスを座らせ、俺が向かいのソファーに腰掛けるとヤーナが隣に座る。
「すまないが俺は男爵ではないが、ちゃんと話をしたい。娼館に売ったりしないし、犯したりもしないから先ずは落ち着こうか」
「でもアタシの御主人様だよ?さっき抱きついた時にびびびときたから間違いないよ?」
「俺はその男爵を討伐したんだ。奴は赤文字だったぞ。つまり殺したんだ。その討伐報酬にこの館を荷物共々頂いたんだ。君は男爵の奴隷なのか?」
「うん。この前オークションでアタシを買ったのが御主人様なの。お情けを頂く前に何とかいう町に行ったの。主人の登録だけして時間がないからとお顔も見れなかったの。その後ね、奴隷商が早ければ今日辺りに帰ってくるから、ああやれば御主人様は喜ばれるからちゃんとお情けを頂くようにと言われたの。彼は初夜の所作が気に入らなかったら直ぐに娼館に売る人だから頑張れって言われたの。御主人様には王都の屋敷にて待つように言われて私は奴隷商に連れられて王都に来たの」
「ヤーナさん。この子の権利は俺にあるのか?」
「奴隷持ちの主人を殺すと、殺した者が新たな主人になります。しかも赤文字の討伐ですから、ランスタッドさんの所有奴隷になります」
「はあ。因みにいつからこの館にいたんだ?」
「2日前になります」
「でも昨日ギルトの職員が来た時には誰もいませんでしたよ」
「はい。昨日の夕方から御主人様をお待ちしていましたが、御主人様以外の気配がしたので、あの箱に隠れてやり過ごしました」
「お前はメイド服を着ているが、それは実用的なのか?それとも男爵の趣味か?」
「男爵様は本物のメイドかエルフが好きだと聞いています。勿論メイドとしてもご奉仕出来ます!」
メイドか。
必要だし奴隷から開放してやるか?
貴族って奴はこんな変態が多いのか、奴がそうなのか?
もう少し詳しく話を聞くとするか・・・
ミニスカメイドは固まっている俺をよそに踊りながら服を脱いで行く。
後ろ姿だが、見事なくびれ、燃えるような腰までの赤い髪。
異常事態にも関わらずそのしなやかな動きに見惚れていた。
遂に下着のみとなり、下着を脱ぐと後ろ手に投げた。
推定Cカップのブラが俺の頭に乗り、俺の手には今まさに脱いだ脱ぎたてのおパンティが乗っかった。
ホッカホカだ。
そう、全裸になった・・・いや違う。首輪をしている。
手には生暖かい下着、目の前には裸の女。
意味が分からんぞ・・・
そしてゆっくりとこちらを向き、その靭やかな体をくねくねさせながら俺に近付く。
18歳前後の美女だ。
俺の首に腕を回すと俺の顔を舐め始め、ディープキスをしてきた。
俺は目を見開くが、完全に固まり、ナスがママにざれて行く・・・
そして押し倒され、表着を剥ぎ取られる。
そして股間に手が伸びて来る。
「御主人様!その逞しいXXで私を女にしてください!」
ズボンを降ろされ、下着のみにされようやく我に返った。
隣には皆がいる?
俺はブラを被りパンティーをギュッと握りしめたまま慌てて寝室を出る。
「ご、ごめんなさい!間違えました!」
執務室に行くとヤーナ、マリニア、スニシスがいたが、俺の格好を見て真っ赤になりつつ短くキャッ!と悲鳴をあげた。
「残念です。この方ならと思ったのに、変態!最低ね!」
「ち、違うんだ!女が、女がいたんだ!」
その女が俺を追ってきた。
皆裸の女に釘付だ。
「御主人様!お情けを!ちゃんと生娘だから、お情けをください!」
「お、俺はお前の御主人様ではないぞ!」
「いえ!首輪の反応は間違いなく御主人様です!捨てないで!男爵様のお帰りに合わせてお情けを頂けず返品されたら娼館送りなの!娼館なんて嫌よ!」
俺は皆がジト目で見るのをよそにため息をつく。
「話を聞くから、一旦服を着てくれ」
「あっ!ごめんなさい!御主人様は女の服を脱がせるのが好きなのね!いきなり裸になり申し訳ありませんでした!」
流石に3人もこれが俺の所為ではなく、男爵と勘違いしての行動だと理解してくれたようだ。
マリニアが寝室に行き、メイド服を取って来て着るのを手伝い始めた。俺は机に腰掛け、どうするかなぁと悩む。
どうやらあの男爵に充てがわれたか買った性奴隷だ。
取り敢えず応接セットには長ソファーが2つあり、片方にその女、女の両脇にマリニアとスニシスを座らせ、俺が向かいのソファーに腰掛けるとヤーナが隣に座る。
「すまないが俺は男爵ではないが、ちゃんと話をしたい。娼館に売ったりしないし、犯したりもしないから先ずは落ち着こうか」
「でもアタシの御主人様だよ?さっき抱きついた時にびびびときたから間違いないよ?」
「俺はその男爵を討伐したんだ。奴は赤文字だったぞ。つまり殺したんだ。その討伐報酬にこの館を荷物共々頂いたんだ。君は男爵の奴隷なのか?」
「うん。この前オークションでアタシを買ったのが御主人様なの。お情けを頂く前に何とかいう町に行ったの。主人の登録だけして時間がないからとお顔も見れなかったの。その後ね、奴隷商が早ければ今日辺りに帰ってくるから、ああやれば御主人様は喜ばれるからちゃんとお情けを頂くようにと言われたの。彼は初夜の所作が気に入らなかったら直ぐに娼館に売る人だから頑張れって言われたの。御主人様には王都の屋敷にて待つように言われて私は奴隷商に連れられて王都に来たの」
「ヤーナさん。この子の権利は俺にあるのか?」
「奴隷持ちの主人を殺すと、殺した者が新たな主人になります。しかも赤文字の討伐ですから、ランスタッドさんの所有奴隷になります」
「はあ。因みにいつからこの館にいたんだ?」
「2日前になります」
「でも昨日ギルトの職員が来た時には誰もいませんでしたよ」
「はい。昨日の夕方から御主人様をお待ちしていましたが、御主人様以外の気配がしたので、あの箱に隠れてやり過ごしました」
「お前はメイド服を着ているが、それは実用的なのか?それとも男爵の趣味か?」
「男爵様は本物のメイドかエルフが好きだと聞いています。勿論メイドとしてもご奉仕出来ます!」
メイドか。
必要だし奴隷から開放してやるか?
貴族って奴はこんな変態が多いのか、奴がそうなのか?
もう少し詳しく話を聞くとするか・・・
0
お気に入りに追加
173
あなたにおすすめの小説
タイトル:『フェス サマーソニック 食中毒 蔓延後にゴシップ報道か。』
すずりはさくらの本棚
現代文学
タイトル:『フェス サマーソニック 食中毒 蔓延後にゴシップ報道か。』
ゴシップ報道の真実
夏フェス、それは音楽と情熱の祭典であるべきものだ。サマーソニックも例外ではない。熱狂的なファンが集い、アーティストたちのパフォーマンスに酔いしれ、夏の暑さを忘れさせる音楽の魔法。だが、2024年のサマーソニックは少し違ったものとなった。その理由は意外なところにあった――食中毒だ。
フェスの現場で食中毒が蔓延したというニュースが飛び交うや否や、SNS上では「自己管理ができていない参加者が悪い」「フェス運営側の怠慢だ」といった批判の声があふれた。まるで音楽の喜びがかき消され、健康問題が主役となってしまったようだ。だが、ゴシップ報道とは常にこうした出来事を大げさに伝え、世間の注目を集めるものだ。実際には、何が起こったのだろうか?
食中毒の原因が判明する前に、メディアは「危険なフェス」や「責任を問われるべき運営」などと煽り立てる記事を連発し、フェスの楽しさそのものを疑問視するような印象を与えていた。しかし、真実はもっとシンプルなものであった。原因は運営の不手際ではなく、ただ一部の出店が提供した食事に問題があっただけである。すべての来場者が被害を受けたわけではないにもかかわらず、報道はまるで全員が危険にさらされたかのように描かれていた。
このゴシップ報道の裏には、何があるのだろうか?フェスに出席するセレブリティや著名アーティストたちのプライベートが少しでも露出すれば、それをネタにするメディアが存在する。そして、そのメディアは視聴率やクリック数を稼ぐために、話題性のある情報を無理にでも作り出すのだ。結果として、食中毒の問題はフェス全体の評判を傷つけ、無関係なアーティストまでもが巻き込まれてしまった。
音楽フェスが持つ本来の魅力、そして人々を繋ぐ場であるはずのイベントが、メディアのゴシップによって歪められる――それが現代の報道の現実である。食中毒の蔓延は事実だったかもしれないが、その影響がどこまで広がるかは、ゴシップ報道の手に委ねられてしまったのだ。
ほらやっぱり、結局貴方は彼女を好きになるんでしょう?
望月 或
恋愛
ベラトリクス侯爵家のセイフィーラと、ライオロック王国の第一王子であるユークリットは婚約者同士だ。二人は周りが羨むほどの相思相愛な仲で、通っている学園で日々仲睦まじく過ごしていた。
ある日、セイフィーラは落馬をし、その衝撃で《前世》の記憶を取り戻す。ここはゲームの中の世界で、自分は“悪役令嬢”だということを。
転入生のヒロインにユークリットが一目惚れをしてしまい、セイフィーラは二人の仲に嫉妬してヒロインを虐め、最後は『婚約破棄』をされ修道院に送られる運命であることを――
そのことをユークリットに告げると、「絶対にその彼女に目移りなんてしない。俺がこの世で愛しているのは君だけなんだ」と真剣に言ってくれたのだが……。
その日の朝礼後、ゲームの展開通り、ヒロインのリルカが転入してくる。
――そして、セイフィーラは見てしまった。
目を見開き、頬を紅潮させながらリルカを見つめているユークリットの顔を――
※作者独自の世界設定です。ゆるめなので、突っ込みは心の中でお手柔らかに願います……。
※たまに第三者視点が入ります。(タイトルに記載)
罪ほろぼし〜奴隷のあなたに全て捧げます
花野はる
恋愛
前世持ちで伯爵令嬢のアーシャは10歳の時、下働きの少年レンシーと出会う。
アーシャがレンシーの境遇を知って関わったせいで、レンシーは奴隷に落とされてしまった。アーシャは大人になったら必ずレンシーを助けだし、罪を償うと誓う。一方でレンシーはただひとり優しくしてくれた女の子の思い出を宝物にして、過酷な日々を送るのだった。
*ムーンライトノベルズさんの方に、改稿版を載せています。
あらすじはほとんど変わらないですが、最後の方のエピソードを増やしています。
良かったら、そちらも読んでいただけると嬉しいです。
モブだった私、今日からヒロインです!
まぁ
恋愛
かもなく不可もない人生を歩んで二十八年。周りが次々と結婚していく中、彼氏いない歴が長い陽菜は焦って……はいなかった。
このまま人生静かに流れるならそれでもいいかな。
そう思っていた時、突然目の前に金髪碧眼のイケメン外国人アレンが…… アレンは陽菜を気に入り迫る。
だがイケメンなだけのアレンには金持ち、有名会社CEOなど、とんでもないセレブ様。まるで少女漫画のような付属品がいっぱいのアレン……
モブ人生街道まっしぐらな自分がどうして?
※モブ止まりの私がヒロインになる?の完全R指定付きの姉妹ものですが、単品で全然お召し上がりになれます。
※印はR部分になります。
今さら、私に構わないでください
ましゅぺちーの
恋愛
愛する夫が恋をした。
彼を愛していたから、彼女を側妃に迎えるように進言した。
愛し合う二人の前では私は悪役。
幸せそうに微笑み合う二人を見て、私は彼への愛を捨てた。
しかし、夫からの愛を完全に諦めるようになると、彼の態度が少しずつ変化していって……?
タイトル変更しました。
腐男子、転生したら最強冒険者に溺愛されてる
リョンコ
BL
僕は、カースト底辺の嫌われ者。
趣味は読書にゲーム、それと最近嵌ってるのがBL。
所謂腐男子ってヤツだ。
自分がゲイな訳じゃない。
ただ、美麗な絵や
物語の切ない描写が好きなだけだ。
そんな僕が、まさか異世界に……
しかも、女の人が1割しかいない世界に...
そしてあんなに愛されるなんて、
誰が予想出来ますか!?
<冒険者×主人公>
異世界転生して冒険者やりながらたまにイチャイチャしてます。
後半、ファンタジー要素強めです。
色んな神様が登場します。
※主人公はチートです。
※BL作品です。女の人は出て来ません。
※R-18はちょこちょこ有るかも?
※★ガッツリ性描写有りかな!
※☆ソフト性描写。
※不定期更新です!
※人物紹介にイラストを掲載しました。
※なろう小説でも投稿しています。
【R18】溺愛される公爵令嬢は鈍すぎて王子の腹黒に気づかない
かぐや
恋愛
公爵令嬢シャルロットは、まだデビューしていないにも関わらず社交界で噂になる程美しいと評判の娘であった。それは子供の頃からで、本人にはその自覚は全く無いうえ、純真過ぎて幾度も簡単に拐われかけていた。幼少期からの婚約者である幼なじみのマリウス王子を始め、周りの者が
シャルロットを護る為いろいろと奮闘する。そんなお話になる予定です。溺愛系えろラブコメです。
女性が少なく子を増やす為、性に寛容で一妻多夫など婚姻の形は多様。女性大事の世界で、体も中身もかなり早熟の為13歳でも16.7歳くらいの感じで、主人公以外の女子がイケイケです。全くもってえっちでけしからん世界です。
設定ゆるいです。
出来るだけ深く考えず気軽〜に読んで頂けたら助かります。コメディなんです。
ちょいR18には※を付けます。
本番R18には☆つけます。
※直接的な表現や、ちょこっとお下品な時もあります。あとガッツリ近親相姦や、複数プレイがあります。この世界では家族でも親以外は結婚も何でもありなのです。ツッコミ禁止でお願いします。
苦手な方はお戻りください。
基本、溺愛えろコメディなので主人公が辛い事はしません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる