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幼少編
魔法が使えない!
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灰色の体毛をしている猫が俺にすり寄る。。
俺は草を適当に丸めて作ったボールを転がすと、猫は喜んでボールにじゃれついた。
とたんに感じる喜びの感情。言葉こそないが、その猫が俺のことを遊び相手だと求め、そして感謝しているのが理解できた。
更に深く探ろうと意識を向ける。若干何かにぶつかったような感覚はするも、それを無視してすり抜ける。例えるなら水に潜るような感覚だ。
感じた感情は人間についての認識。どうやらこの猫は人間のことを快く思っており、友達のように接しているらしい。
更に潜る。次は人間に対する嫌なところ。
更に潜る。今度はこの間食べた夕飯のこと。
更に潜る。次は過去の出来事……。
「うッ!?」
「にゃ?」
突如何か硬いものにぶつかったような感覚が襲う。これが拒絶されるという感覚か?
そこまでにしておいて俺は思考潜りをやめた。
いくら猫でも思考を全部読まれるのは不愉快だろう。それは動物だろうが人間だろうが関係ない。
それに、何かしっぺ返しが来ても困る。だから今日はここまでにしておこう。
「じゃあな~」
猫を外に逃がす。少し残念そうな感情を感じたが、すぐに機嫌を取り戻して何処かいってしまった。
「お、ライトじゃん。何してんの?」
「ああ、猫と遊んでたんだ」
声のした方向に振り返る。そこには俺の姉さん、アウラーロウェンベルトが立っていた。
「ところでアウラ姉さん、その本は何?」
「ん? これか? これはねぇ、魔法についての本だよ」
「魔法!? ちょっと見せて!」
この世界は魔法が存在するというファンタジー世界だ。火とか水とか風とか扱えるのであろうか。
今までは強化魔法だけだったがそろそろ別の魔法も覚えたいとこだったんだ。これを機会に覚えてみるか。
「いや、見てもライトに理解できるワケないじゃん」
馬鹿にするかのように、姉は本をひらひらと手を振る。
相変わらずムカつくなこの姉。この人を小馬鹿にした態度。そのせいでよく父さん母さんにお仕置きされるのに。……本当に懲りない姉だ。
それに俺は既に文字を習得している。だからこの国の言葉なら理解出来るはずだ。
「いいから見せてよ」
「あ、ちょっと! ……もう、ちょっとだけだからな!」
ひったくって本を開く。
よく漫画などで見るかのような図鑑並みの厚さはないが、内容はかなり濃い。5歳児はもちろん、11歳の子も読めるような内容ではなかった。
「……サルでも分かる魔術初級編?」
しかし内容はそんな簡単ではない。前世で言えば中学レベルは超えてるんじゃないのか?
「あれ?お前もう文字が読めんの?」
「いや、だって俺一緒に授業出てたじゃん」
「といってもそれは赤ん坊の時だろ」
ごめんなさい。もう素字も組字も全て理解できます。
「さっすが天才ライト!誰よりも成長の早いライト様は脳みその成長も早いんだね!」
なんか嫌味ったらしく言うアウラ姉さん。その癖直さないから昨日も母さんに尻叩かれたんだよ。
そんなことを思いながら、俺はページを開いた。
他にも細かく理論みたいなものが乗っていたが、俺はパラパラと紙をおくっていく。
「魔法はただ呪文を唱えればいいってものじゃないの。まずは魔力を生み出す。といっても魔力の生成方法は数多くあって、一番使われているのはチャクラよ」
それからアウラ姉さんの授業が始まった。
魔法とは自身の身体から溢れる力や大気に溢れる力を自在に使いこなす力のことだ。
あらゆる生物がその力を使えるが、使いこなせる者はごくわずかに限られており、常識では考えられない力を発揮できるので魔法使いや魔物は一般人から超人として特別視されている。
修行次第では誰にでも、極論を言えば動物や虫ですら理論上では可能。ただしこれは理論上というだけで、そのための修行によって挫折する者が多いという。
「だからまずは魔力を生み出す魔力核を活性化させ、魔力の通路を開く必要があるの」
「なるほど。つまりこんな感じか?」
俺は魔法を使ってみた。お馴染みの強化魔法だ
「はあぁぁ!!?」
アウラ姉さんはあごが外れるほど驚いた。
俺の肩を掴んで強く揺らす。俺はそれを振り払って離れた。
「それって強化魔法!? お前、いつの間に!?」
「……な、なんか身体の温かいものを流してると出来るようになった」
「マジ!? それってかなりの高等技術だぞ!」
アウラ姉さんが言うに、強化魔法は属性魔法よりも才能がいるらしい。
魔法は誰でも使えるが、どんな魔法が使えるかは本人の才能次第。全てを使うのは100年に一人現れるかどうか分からないぐらい稀有で、おとぎ話の主人公ぐらいらしい。
ちなみにアウラ姉さんは風と水と火の三つ。これでも多い方で世間では才能溢れると言われているらしい。
「じゃあ俺は他の術は使えないってこと?」
「そうとは言い切れないよ。まあ使っていれば分かるんじゃない?」
嫌味そうに言う姉。俺は魔法を使ってみる。
手を前に突き出し、魔術の行使を助けるための儀式、詠唱をしてみせた。
「……ライヤ」
そう言葉を呟くと、俺の手から……指から電気の線が出た。
「……ップ! 可愛い電撃」
「う、うるさい!」
俺の電撃を笑う姉。
「どうやら使えるおとは使えるけど大した威力じゃないみたいね」
「う……うるさい!」
「アハハハ! 別にいいんじゃない? こういうのはあまり多すぎても使いこなせない方が多いの。だから一つのことに集中することが強くなることの一つよ」
「………」
そう言われて俺は電撃に強化魔法をかけた。すると電撃は何倍も大きくなり、近くの木に炸裂した。
「お、なかなかの威力じゃん。じゃあ他も使ってみて」
言われた通り全ての属性を使ってみる。
全て問題なく使えたのだが、ライガ同様に威力が弱い魔力強化してやっとマトモといったところだ。
「けどいちいち強化使ってちゃ隙だらけになるね。それに魔力も倍に消費するし。戦いに出ると役立たずだね!」
「……インクリーズドライヤ」
「あばばばばばば!」
失礼なことをいう姉に電撃を流した。
「何すんの!? 魔法は人に向けたらだめなんだよ!?」
「姉さんがムカついてやった後悔はしてない」
「シャラップ! ファイカ!」
姉さんが炎の玉を出してきた。俺は強化した腕の手刀で無効化。むしろチョップから出た斬撃波で姉を吹っ飛ばした。
「……ま、魔力には余裕あるっぽいね」
「ああ、まだまだ撃てそうだ。たぶん百発はいける」
「な、なるほどね。魔力は大分高いのね…‥ガクッ」
「……全部の才能はあるけどそれだけ。強化以外は一つ一つの力が弱い。器用貧乏っていったところか」
俺、魔法の才能ないみたいです。
俺は草を適当に丸めて作ったボールを転がすと、猫は喜んでボールにじゃれついた。
とたんに感じる喜びの感情。言葉こそないが、その猫が俺のことを遊び相手だと求め、そして感謝しているのが理解できた。
更に深く探ろうと意識を向ける。若干何かにぶつかったような感覚はするも、それを無視してすり抜ける。例えるなら水に潜るような感覚だ。
感じた感情は人間についての認識。どうやらこの猫は人間のことを快く思っており、友達のように接しているらしい。
更に潜る。次は人間に対する嫌なところ。
更に潜る。今度はこの間食べた夕飯のこと。
更に潜る。次は過去の出来事……。
「うッ!?」
「にゃ?」
突如何か硬いものにぶつかったような感覚が襲う。これが拒絶されるという感覚か?
そこまでにしておいて俺は思考潜りをやめた。
いくら猫でも思考を全部読まれるのは不愉快だろう。それは動物だろうが人間だろうが関係ない。
それに、何かしっぺ返しが来ても困る。だから今日はここまでにしておこう。
「じゃあな~」
猫を外に逃がす。少し残念そうな感情を感じたが、すぐに機嫌を取り戻して何処かいってしまった。
「お、ライトじゃん。何してんの?」
「ああ、猫と遊んでたんだ」
声のした方向に振り返る。そこには俺の姉さん、アウラーロウェンベルトが立っていた。
「ところでアウラ姉さん、その本は何?」
「ん? これか? これはねぇ、魔法についての本だよ」
「魔法!? ちょっと見せて!」
この世界は魔法が存在するというファンタジー世界だ。火とか水とか風とか扱えるのであろうか。
今までは強化魔法だけだったがそろそろ別の魔法も覚えたいとこだったんだ。これを機会に覚えてみるか。
「いや、見てもライトに理解できるワケないじゃん」
馬鹿にするかのように、姉は本をひらひらと手を振る。
相変わらずムカつくなこの姉。この人を小馬鹿にした態度。そのせいでよく父さん母さんにお仕置きされるのに。……本当に懲りない姉だ。
それに俺は既に文字を習得している。だからこの国の言葉なら理解出来るはずだ。
「いいから見せてよ」
「あ、ちょっと! ……もう、ちょっとだけだからな!」
ひったくって本を開く。
よく漫画などで見るかのような図鑑並みの厚さはないが、内容はかなり濃い。5歳児はもちろん、11歳の子も読めるような内容ではなかった。
「……サルでも分かる魔術初級編?」
しかし内容はそんな簡単ではない。前世で言えば中学レベルは超えてるんじゃないのか?
「あれ?お前もう文字が読めんの?」
「いや、だって俺一緒に授業出てたじゃん」
「といってもそれは赤ん坊の時だろ」
ごめんなさい。もう素字も組字も全て理解できます。
「さっすが天才ライト!誰よりも成長の早いライト様は脳みその成長も早いんだね!」
なんか嫌味ったらしく言うアウラ姉さん。その癖直さないから昨日も母さんに尻叩かれたんだよ。
そんなことを思いながら、俺はページを開いた。
他にも細かく理論みたいなものが乗っていたが、俺はパラパラと紙をおくっていく。
「魔法はただ呪文を唱えればいいってものじゃないの。まずは魔力を生み出す。といっても魔力の生成方法は数多くあって、一番使われているのはチャクラよ」
それからアウラ姉さんの授業が始まった。
魔法とは自身の身体から溢れる力や大気に溢れる力を自在に使いこなす力のことだ。
あらゆる生物がその力を使えるが、使いこなせる者はごくわずかに限られており、常識では考えられない力を発揮できるので魔法使いや魔物は一般人から超人として特別視されている。
修行次第では誰にでも、極論を言えば動物や虫ですら理論上では可能。ただしこれは理論上というだけで、そのための修行によって挫折する者が多いという。
「だからまずは魔力を生み出す魔力核を活性化させ、魔力の通路を開く必要があるの」
「なるほど。つまりこんな感じか?」
俺は魔法を使ってみた。お馴染みの強化魔法だ
「はあぁぁ!!?」
アウラ姉さんはあごが外れるほど驚いた。
俺の肩を掴んで強く揺らす。俺はそれを振り払って離れた。
「それって強化魔法!? お前、いつの間に!?」
「……な、なんか身体の温かいものを流してると出来るようになった」
「マジ!? それってかなりの高等技術だぞ!」
アウラ姉さんが言うに、強化魔法は属性魔法よりも才能がいるらしい。
魔法は誰でも使えるが、どんな魔法が使えるかは本人の才能次第。全てを使うのは100年に一人現れるかどうか分からないぐらい稀有で、おとぎ話の主人公ぐらいらしい。
ちなみにアウラ姉さんは風と水と火の三つ。これでも多い方で世間では才能溢れると言われているらしい。
「じゃあ俺は他の術は使えないってこと?」
「そうとは言い切れないよ。まあ使っていれば分かるんじゃない?」
嫌味そうに言う姉。俺は魔法を使ってみる。
手を前に突き出し、魔術の行使を助けるための儀式、詠唱をしてみせた。
「……ライヤ」
そう言葉を呟くと、俺の手から……指から電気の線が出た。
「……ップ! 可愛い電撃」
「う、うるさい!」
俺の電撃を笑う姉。
「どうやら使えるおとは使えるけど大した威力じゃないみたいね」
「う……うるさい!」
「アハハハ! 別にいいんじゃない? こういうのはあまり多すぎても使いこなせない方が多いの。だから一つのことに集中することが強くなることの一つよ」
「………」
そう言われて俺は電撃に強化魔法をかけた。すると電撃は何倍も大きくなり、近くの木に炸裂した。
「お、なかなかの威力じゃん。じゃあ他も使ってみて」
言われた通り全ての属性を使ってみる。
全て問題なく使えたのだが、ライガ同様に威力が弱い魔力強化してやっとマトモといったところだ。
「けどいちいち強化使ってちゃ隙だらけになるね。それに魔力も倍に消費するし。戦いに出ると役立たずだね!」
「……インクリーズドライヤ」
「あばばばばばば!」
失礼なことをいう姉に電撃を流した。
「何すんの!? 魔法は人に向けたらだめなんだよ!?」
「姉さんがムカついてやった後悔はしてない」
「シャラップ! ファイカ!」
姉さんが炎の玉を出してきた。俺は強化した腕の手刀で無効化。むしろチョップから出た斬撃波で姉を吹っ飛ばした。
「……ま、魔力には余裕あるっぽいね」
「ああ、まだまだ撃てそうだ。たぶん百発はいける」
「な、なるほどね。魔力は大分高いのね…‥ガクッ」
「……全部の才能はあるけどそれだけ。強化以外は一つ一つの力が弱い。器用貧乏っていったところか」
俺、魔法の才能ないみたいです。
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