17 / 61
新生Glanz
相変わらずの解説
しおりを挟む
第三戦、スーパーフェニックスはスカイウォーカーズから移籍した宇田川、Glanzは片山と両左腕の先発。
スタメンはスーパーフェニックスが
1ライト 刀根 32
2セカンド 兼本 12
3レフト 足達 1
4指名打者 フォスター 55
5ファースト 清武 8
6キャッチャー 丸藤 2
7センター 橋本 5
8ショート 五十嵐 31
9サード 横川 25
P 宇田川 29
セカンドは兼本、ファーストは清武、ショートは五十嵐とオーダーを変えた。
清武は昨年ドラフト1位に指名された大学ナンバーワンのスラッガー。
3球団競合の末、スーパーフェニックスが交渉権を獲得、契約金1億5000万 年俸1200万で入団。
開幕三戦目で早くも初スタメンは新興球団だから出来る事なのか。
後攻Glanzのスタメンは、
1レフト藤村 46
2ショート石川 8
3センター唐澤 1
4セカンド森高 7
5サード吉岡 33
6ライト中山 2
7キャッチャー毒島 6
8指名打者ジョーンズ 49
9ファースト徳川 23
P 片山 19
Glanzのスタメンは初戦から変わらず。
「さぁ、間もなくここさいたま S Villageより、SAITAMA Glanz対京都スーパーフェニックスの開幕三戦目が始まろうとしています!
解説はさいたまテレビ専属解説者の玉井尻臭生さん、そして実況はワタクシ、亀頭白之助(かめあたましろのすけ)が試合終了までお送りいたします!
玉井尻さん、今日もヨロシクお願いします!」
ハテ…確か玉井尻は武蔵野テレビ専属の解説者だったような。
「おう、シクヨロな…昨日は一軍半の連中に負けやがって、ブザマだな」
「さすが、武蔵野テレビからさいたまテレビの解説者に鞍替えした玉井尻さんならではの辛口解説です」
本拠地移設と同時に玉井尻もさいたまテレビへ移ったみたいだ。
「今日の先発は…宇田川って、コイツは去年までスカイウォーカーズのピッチャーだったろ?
コイツが三戦目の先発かよ」
「えぇ、宇田川は分配ドラフトによってスーパーフェニックスに入団しました。
かつてはスカイウォーカーズの先発ローテーションだったんですが、以降は二軍暮らしでプロテクトから外れてスーパーフェニックスへ移ったというワケです」
「去年まで鳴かず飛ばずのヤツが先発とは、相当戦力が弱いんだろうな」
「まぁ、それが新球団のウィークポイントでもあるんですが、逆を言えば今まで一軍に縁が無かった選手が活躍出来る可能性が高いんですから、チャンスじゃないですか」
「力が無いから二軍にいたんだろ?いくら新しいチームだからって、おいそれと一軍には上げねぇだろ!」
「では玉井尻さんは今日の試合のポイントはどこでしょうか?」
「ポイント?ンなもんねぇよ!フツーにやりゃ、Glanzの方が勝つだろ」
大雑把な解説だ。
「さぁ、間もなく時計の針は午後6時を迎えます。
マウンド上には左の片山がバッテリーを組む毒島と何やら言葉を交わしています」
「サインの確認だろ、それよか毒島がまたキャッチャーって…コイツを正捕手にしようってのか、櫻井は?」
「何せ、去年トレードで正捕手だった保坂がドジャースに移籍しましたし、滝沢はまだ2年目でリードに若干不安があるとの事で毒島がマスクを被るそうです」
「ホントに大丈夫なのか、コイツで?」
「さぁ、午後6時!主審の手が挙がり、プレイボールです!」
前置きが長くなったが、とにかく試合はスタートした。
「トップバッターの刀根が左バッターボックスに入りました。
今年から京都スーパーフェニックスという新たなチームで心機一転をはかりたいところです!」
「コイツも今まで二軍だったんだろ?」
「えぇ、札幌ウォーリアーズから移籍ですね」
「どれどれ…プロ通算成績が23打数2安打…コイツプロになって何年目だ?」
「えぇーっと、刀根は今年でプロ6年目の23才になりますね」
「高卒で入ったのかよ」
「ドラフト5位でウォーリアーズに入団しました」
「こんなヤツ、使えねぇよ!」
「おぉーっと、刀根!初球を打ってライト前へヒット!」
「ウソっ!初球打ったの?」
いつまで経ってもいい加減な解説者だ。
片山の143km/hのストレートを物の見事にライト前へ打ち返した。
【2番セカンド兼本。背番号12】
「僅か初球で早くもランナー一塁!続いて2番の兼本です。兼本は初戦、二戦目はショートですが、今日はセカンドで出場です」
「兼本ってのは、何処が本職なんだ?」
「兼本は本来のポジションはサードですが、ショートもセカンドも守れる選手ですね」
「要は便利屋だろ。守備固めで使われるタイプじゃねぇのか」
「去年まで所属していたドジャースでは、ユーティリティープレイヤーとして色んなポジションを守っていた選手です」
「そんなのがスタメンかよ」
文句の多いヤツだ。
そんなこんなでグダグダな解説は続く。
スタメンはスーパーフェニックスが
1ライト 刀根 32
2セカンド 兼本 12
3レフト 足達 1
4指名打者 フォスター 55
5ファースト 清武 8
6キャッチャー 丸藤 2
7センター 橋本 5
8ショート 五十嵐 31
9サード 横川 25
P 宇田川 29
セカンドは兼本、ファーストは清武、ショートは五十嵐とオーダーを変えた。
清武は昨年ドラフト1位に指名された大学ナンバーワンのスラッガー。
3球団競合の末、スーパーフェニックスが交渉権を獲得、契約金1億5000万 年俸1200万で入団。
開幕三戦目で早くも初スタメンは新興球団だから出来る事なのか。
後攻Glanzのスタメンは、
1レフト藤村 46
2ショート石川 8
3センター唐澤 1
4セカンド森高 7
5サード吉岡 33
6ライト中山 2
7キャッチャー毒島 6
8指名打者ジョーンズ 49
9ファースト徳川 23
P 片山 19
Glanzのスタメンは初戦から変わらず。
「さぁ、間もなくここさいたま S Villageより、SAITAMA Glanz対京都スーパーフェニックスの開幕三戦目が始まろうとしています!
解説はさいたまテレビ専属解説者の玉井尻臭生さん、そして実況はワタクシ、亀頭白之助(かめあたましろのすけ)が試合終了までお送りいたします!
玉井尻さん、今日もヨロシクお願いします!」
ハテ…確か玉井尻は武蔵野テレビ専属の解説者だったような。
「おう、シクヨロな…昨日は一軍半の連中に負けやがって、ブザマだな」
「さすが、武蔵野テレビからさいたまテレビの解説者に鞍替えした玉井尻さんならではの辛口解説です」
本拠地移設と同時に玉井尻もさいたまテレビへ移ったみたいだ。
「今日の先発は…宇田川って、コイツは去年までスカイウォーカーズのピッチャーだったろ?
コイツが三戦目の先発かよ」
「えぇ、宇田川は分配ドラフトによってスーパーフェニックスに入団しました。
かつてはスカイウォーカーズの先発ローテーションだったんですが、以降は二軍暮らしでプロテクトから外れてスーパーフェニックスへ移ったというワケです」
「去年まで鳴かず飛ばずのヤツが先発とは、相当戦力が弱いんだろうな」
「まぁ、それが新球団のウィークポイントでもあるんですが、逆を言えば今まで一軍に縁が無かった選手が活躍出来る可能性が高いんですから、チャンスじゃないですか」
「力が無いから二軍にいたんだろ?いくら新しいチームだからって、おいそれと一軍には上げねぇだろ!」
「では玉井尻さんは今日の試合のポイントはどこでしょうか?」
「ポイント?ンなもんねぇよ!フツーにやりゃ、Glanzの方が勝つだろ」
大雑把な解説だ。
「さぁ、間もなく時計の針は午後6時を迎えます。
マウンド上には左の片山がバッテリーを組む毒島と何やら言葉を交わしています」
「サインの確認だろ、それよか毒島がまたキャッチャーって…コイツを正捕手にしようってのか、櫻井は?」
「何せ、去年トレードで正捕手だった保坂がドジャースに移籍しましたし、滝沢はまだ2年目でリードに若干不安があるとの事で毒島がマスクを被るそうです」
「ホントに大丈夫なのか、コイツで?」
「さぁ、午後6時!主審の手が挙がり、プレイボールです!」
前置きが長くなったが、とにかく試合はスタートした。
「トップバッターの刀根が左バッターボックスに入りました。
今年から京都スーパーフェニックスという新たなチームで心機一転をはかりたいところです!」
「コイツも今まで二軍だったんだろ?」
「えぇ、札幌ウォーリアーズから移籍ですね」
「どれどれ…プロ通算成績が23打数2安打…コイツプロになって何年目だ?」
「えぇーっと、刀根は今年でプロ6年目の23才になりますね」
「高卒で入ったのかよ」
「ドラフト5位でウォーリアーズに入団しました」
「こんなヤツ、使えねぇよ!」
「おぉーっと、刀根!初球を打ってライト前へヒット!」
「ウソっ!初球打ったの?」
いつまで経ってもいい加減な解説者だ。
片山の143km/hのストレートを物の見事にライト前へ打ち返した。
【2番セカンド兼本。背番号12】
「僅か初球で早くもランナー一塁!続いて2番の兼本です。兼本は初戦、二戦目はショートですが、今日はセカンドで出場です」
「兼本ってのは、何処が本職なんだ?」
「兼本は本来のポジションはサードですが、ショートもセカンドも守れる選手ですね」
「要は便利屋だろ。守備固めで使われるタイプじゃねぇのか」
「去年まで所属していたドジャースでは、ユーティリティープレイヤーとして色んなポジションを守っていた選手です」
「そんなのがスタメンかよ」
文句の多いヤツだ。
そんなこんなでグダグダな解説は続く。
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
お知らせ有り※※束縛上司!~溺愛体質の上司の深すぎる愛情~
ひなの琴莉
恋愛
イケメンで完璧な上司は自分にだけなぜかとても過保護でしつこい。そんな店長に秘密を握られた。秘密をすることに交換条件として色々求められてしまう。 溺愛体質のヒーロー☓地味子。ドタバタラブコメディ。
2021/3/10
しおりを挟んでくださっている皆様へ。
こちらの作品はすごく昔に書いたのをリメイクして連載していたものです。
しかし、古い作品なので……時代背景と言うか……いろいろ突っ込みどころ満載で、修正しながら書いていたのですが、やはり難しかったです(汗)
楽しい作品に仕上げるのが厳しいと判断し、連載を中止させていただくことにしました。
申しわけありません。
新作を書いて更新していきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
お詫びに過去に書いた原文のママ載せておきます。
修正していないのと、若かりし頃の作品のため、
甘めに見てくださいm(__)m
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる