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チームの紹介

他チームの戦力 4

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次に紹介するのは、昨年5位の長州レボリューションズ。


開幕三連戦で優勝候補のマーリンズに三連勝し、今年のレボリューションズは勢いが違うと思わせたのも束の間、気づけば定位置のBクラスに転落。


去年から指揮を執る織田監督が機動力を掲げ、積極的に走塁で相手にプレッシャーを与えるハズだったが、思った以上に得点には結びつかず、今年は機動力プラス長打力で上位にくい込む。


そんなレボリューションズの注目選手は、昨年ルーキーながら10勝7敗、防御率4.03の金城。

ゴロを打たせるグラウンドボーラータイプのピッチャーで、一試合の平均91.3球で完投勝利を挙げる。


Glanzの唐澤が一番苦手にしているピッチャーでもあり、去年8打数の1安打、そのうち3三振を喫している。


もう一人の先発はプロ7年目の佐野。

先発では珍しい左のサイドスローで、横の揺さぶりからシンカーで打ち取る軟投派。


特に左バッターの背中越しから来るようなストレートにタイミングが合わず、左バッターには絶対の自信を持つ。


レボリューションズは財政難でもあり、大金をはたいて戦力補強というワケにはいかず、マイナーからの選手を獲得してファームで育てるというシステムをとる。


そのファームで才能が開花したのは、来日3年目のミック・ジェファーソン。


最速148km/hとそれ程速いスピードではないが、リリースポイントが遅く、タイミングが合わずに打ち取られてしまう。


球の回転数も高く、打席では球速以上の速さを感じる。


抑えでは、プロ16年目のベテラン江口が今年もクローザーとして君臨する。


江口は球速よりも制球力や投球術で相手を打ち取る頭脳派。


相手の心理を上手く読み取り、コースに投げ分けるピッチングで204セーブを挙げる。



野手ではレボリューションズのリードオフマンでヒットメーカーの結城 司が今年も1番を打つ。


結城 千聖の実弟で、兄譲りのバットコントロールでヒットを量産する。


毎年200本前後のヒットを放ち、盗塁も30を超える。


トレードマークのこけしバットを短く持ち、難しいコースでも上手く対応するバッティングでテーブルセッターの役割を担う。


3番村上、4番木下のコンビが活躍すればAクラス入りも夢ではない。




レボリューションズの次は去年最下位に沈んだ北陸レッズ。


FAで浅倉がキングダムに移籍し、戦力は大幅にダウン。


今年は戦力補強を積極的に行い、上位チームを脅かす存在になりそうだ。


去年エースの与謝野が右脇腹を痛め戦線を離脱すると、代わりに韓国を代表する本格派、金 鍾範(キムジョンボム)


スカイウォーカーズには滅法強く、これまで12勝を挙げ、スカイウォーカーズキラーと呼ばれる。


150を超えるストレートとカーブ、スライダー、チェンジアップどれをとってもフィニッシュとして使用出来る。



もう一人は昨年ドラフトで5球団競合の末、レッズが指名権を獲得した左腕の古畑 光輝(ふるはたこうき)が開幕一軍を目指す。


140km/hにも満たないストレートにカットボール、スライダー、決め球のスクリューボールで相手を打ち取る。


タイプ的には真咲の様に緩急で翻弄させるピッチングが持ち味。



野手では昨年リーグ最多の47本塁打を放つデヴィッド・ウィリー・ジョーイが今年も4番を打つ。


メジャー通算267本塁打のスラッガーはメジャーよりも日本残留を選択。

レッズは彼の打棒で勝敗が左右される。


そのジョーイの前を打つ右の大砲、馬場 洋輔(ばばようすけ)は去年28本塁打をマーク、長距離砲としての才能を開花させた。


以上がレッズの戦力だが、最下位は無いにしても、Aクラス入りは現時点では非常に難しい状況だ。




そして、今年から新たにプロ野球界に参入した2チーム、京都スーパーフェニックスと甲府ブレーブスの戦力分析だが、新興球団とあって、他球団のプロテクト漏れした選手を獲得したとあって、寄せ集め感が否めない。


致し方ないと言えば致し方ないのだが、一軍に昇格するチャンスは他球団よりも高い。


京都スーパーフェニックスの投手陣は、スカイウォーカーズから北乃翔と宇田川紫苑を獲得。

札幌ウォーリアーズからは6年前の最多勝、鈴木拓朗を獲得。


野手では元メジャーリーガーの足達慎太郎、キングダムの正捕手だった丸藤 稔がスーパーフェニックスの一員となってもう一花咲かせるつもりだ。


戦力的に見ても、最下位を免れれば御の字という感じだろうか。



一方の甲府ブレーブスは北九州ドジャースから鴻池悠を、大阪ドルフィンズからは加勢清春を獲得。


ドラフトでは、社会人ナンバーワン左腕の高山 誉志幸(たかやまよしゆき)を獲得。


140後半のストレートと縦に割れるカーブ、縦のスライダーで奪三振率の高いピッチングが持ち味。


野手ではスカイウォーカーズからFA移籍した結城千聖が一番の注目。


安打製造機と呼ばれるバッティングは健在。


11年連続ゴールドグラブ賞を受賞し、捕球の上手さには定評がある。


4番というタイプでは無いが、この戦力では結城が4番に座るしかないという雰囲気だ。


結城以外に注目する野手は、長野ニックス時代に打点王に輝いた原田 大地(はらだたいち)

今年15年目のベテランは新天地で復活に懸ける。


以上が甲府ブレーブスの戦力だ。


このチームもスーパーフェニックス同様、優勝戦線にくい込むにはしばらくの期間を要するだろう。



これがネプチューンリーグ8球団の戦力となる。



最後に予想順位だが、評論家やマスコミが予想する順位は次の通り。


西地区

1名古屋99ers
2長州レボリューションズ
3北陸レッズ
4京都スーパーフェニックス


東地区

1東北マーリンズ
2SAITAMA Glanz
3東京キングダム
4甲府ブレーブス


さぁ、どうなるか。


以上で戦力分析を終了する。
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