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レンタルボーイ、金持ちの玩具

これ以上ない程の羞恥心

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ゲイの次は女装…
オレは女優に渡されたミニのスカートを履き、黒のニーハイ、上はパーカーを着せられ、髪は黒のロングヘアーのウィッグを被り、黒縁のメガネをかけた。

鏡に映ったオレの姿は、腐女子っぽい格好で、何だか情けなくなってきた。

「さぁ、これから散歩に行きましょう」


「えっ??」


この格好で散歩?
何が悲しくてこんな女装して外に出なきゃならないんだ…

屈辱的な事ばかりだ。

女優と一緒に外に出て、夜の街を歩いた。

女装だとバレてないだろうか、変なヤツだと思われてないだろうか…
周囲の目が気になって仕方ない。

女優はサングラスにつばの大きめな帽子を被り、並んで歩いた。

この先は確か繁華街だ。
まさかその繁華街に行くつもりじゃないだろうな?

「…あの」

とても恥ずかしくてこれ以上先に行くのは無理だ。

「ん、なぁに?」

女優はおっとりとした口調だ。
たまにバラエティー番組に出るが、その時と同じように口調がワンテンポ遅れぎみの話し方だ。

「この格好で繁華街に行くんですか…?」

「うん、もちろんそうよ~、イヤなの?」

「恥ずかしいっす…」

「ウッソ~、そんな事ないよ、すんごく似合ってるょ」

…イヤだ。しかしNOと言えないのがレンタル会員の掟だ。

オレは顔を下に俯いたまま、繁華街を歩いた。

行き交う人の視線が気になる。
オレを見て、コイツ、男じゃないのか!と言われないだろうか。

横には女優がにこやかにして手を繋ぎながら歩いている。

こんな趣味があるのか、この女優は…

芸能界ってアブノーマルな連中の集まりなのだろうか。

オレたちはただ繁華街をブラブラと歩いた。
どのくらい歩いたのだろうか。

ただひたすら歩き、どこの店にも立ち寄らず、マンションに戻った。

部屋に入ると、女優はスケスケのランジェリーを持ってきた。

「部屋の中ではこの格好ですごしてね」

…これ以上の羞恥心はないというぐらい、恥ずかしい格好だ。

しかも面積の小さいスケスケのランジェリーを身に付けろって。

こんな小さいの履いたら、オレの肉棒がはみ出すじゃないか。

でも着るしかないのだ。

スケスケの上下のランジェリーを着て、鏡の前に立たされた。

…アホか、おれは。
横から肉棒がはみ出して、マヌケな格好をしている。

「うん、すごく似合ってる、かわいいゎ」

ただの変態じゃないか、これじゃ!

「家の中ではこの格好になること。わかったぁ?」

「…はい」

従うしかない。


女優はオレを下着姿にさせ、特に何かをさせようとする事は無かった。

「今日から一週間はぁ、外に出るときは女装、部屋にいる時は下着姿ね。あぁ、そうそう、私はエッチしないからね。この2つを守ってね、ウフ」

一週間女装しっ放しか…

一週間が長く感じる。

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