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オープン戦開幕
もうすぐ開幕
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Glanzの先発は左の片山。
片山は安定したピッチングでSuper Phoenix打線をゼロに抑える。
2回の表、Glanzの攻撃は今年4番を任される白石。
椎名はここでは左投げを選択。
初球ストレートでストライクを取ると、2球目は緩いカーブでタイミングを外す。
これでツーストライクと追い込んだが、3球目アウトローのストレートを打たれ、センター前ヒットを許す。
だが、椎名は5番クロフォードを左で投じたスライダーでゲッツーに打ち取りツーアウト。
6番森高は5球目のストレートを見逃しの三振で抑えスリーアウト。
その裏、Super Phoenixは4番清武がフォアボールで出塁するも、後続が抑えられ、またもやゼロに抑えられる。
結局両先発共に3回を投げ、無得点に抑えてマウンドを降りた。
試合は6回にGlanzの三連打で2点を先制し、最終回は新守護神の東山がSuper Phoenix打線を三者凡退に抑えて2対0の完封勝利を飾る。
オープン戦残り1試合。
来週からはいよいよシーズンが開幕する。
開幕戦は新球場の横浜シーサイドパーク。
Glanzの第2球場なのだが、メインのスタジアムにしてもおかしくない程のグリーンの芝生が美しい球場だ。
「う~~~~~ん…」
榊が唸るような声を出しながら悩んでいる。
選手の起用法か、それともパチンコやスロットで何を打とうかと考えているのか。
「ヨシ、打ちながら考えよう!」
ママチャリに乗って行きつけのパチ屋に向かった。
席に着くと、早速咥えタバコでスロットを打つ。
「100ゲーム以内でBIG引いたら、Aパターンの起用法に決めよう!」
一応、AからCまでのパターンを考案しているらしい。
慣れた手つきでメダルを入れてレバーを叩く。
流れるような指の動きで左からボタンを押す。
「おっ?コリャ、もしかして…」
何ならアツイ演出らしき動きが。
「入ったか、これは?」
もう一度メダルを投入してレバーを叩く。
キュインキュイン…
「ぃよっし!確定音だ!」
大当たり確定の音が鳴った。
スタートして83ゲーム目だ。
「やったぜ~っ、それじゃ今年はAパターンの起用法に決めたっ!」
画面にはボーナス確定と表示されている。
後は7を揃えるだけ。
だが、榊は目押しが苦手だ。
「え~っと…ヨシ、ヨシ、…最後は…だァァァァァァっ!何で揃わねぇんだよ!」
最後の7が揃えられない。
「チクショー、これじゃボーナスの意味ないじゃんかよ!」
10回程チャレンジしたが、7が揃わない。
「クソ~、みっともねぇが…」
隣を見ると、20代前半らしき青年がコチラを見ている。
「お、おいっ、頼むから7揃えてくんないかな?」
「へ?アァ、いいすよ」
青年はあっという間に7を揃えた。
「おぉ~っ、サンキューっ!悪ぃなアンちゃん!これはほんの気持ちだ!」
自販機で買ったコーヒーを青年にあげた。
「あ、どうもっす」
「ヨッシャ、ヨッシャ!これで万枚出すぞ~っ!」
珍しく連チャンが続き、万枚とまではいかなかったが、七千枚を叩き出し爆勝。
「コレで、今年もリーグ制覇だな、ギャハハハハハハハハハハハハハ!」
浮かれ気分でママチャリを漕いだ。
片山は安定したピッチングでSuper Phoenix打線をゼロに抑える。
2回の表、Glanzの攻撃は今年4番を任される白石。
椎名はここでは左投げを選択。
初球ストレートでストライクを取ると、2球目は緩いカーブでタイミングを外す。
これでツーストライクと追い込んだが、3球目アウトローのストレートを打たれ、センター前ヒットを許す。
だが、椎名は5番クロフォードを左で投じたスライダーでゲッツーに打ち取りツーアウト。
6番森高は5球目のストレートを見逃しの三振で抑えスリーアウト。
その裏、Super Phoenixは4番清武がフォアボールで出塁するも、後続が抑えられ、またもやゼロに抑えられる。
結局両先発共に3回を投げ、無得点に抑えてマウンドを降りた。
試合は6回にGlanzの三連打で2点を先制し、最終回は新守護神の東山がSuper Phoenix打線を三者凡退に抑えて2対0の完封勝利を飾る。
オープン戦残り1試合。
来週からはいよいよシーズンが開幕する。
開幕戦は新球場の横浜シーサイドパーク。
Glanzの第2球場なのだが、メインのスタジアムにしてもおかしくない程のグリーンの芝生が美しい球場だ。
「う~~~~~ん…」
榊が唸るような声を出しながら悩んでいる。
選手の起用法か、それともパチンコやスロットで何を打とうかと考えているのか。
「ヨシ、打ちながら考えよう!」
ママチャリに乗って行きつけのパチ屋に向かった。
席に着くと、早速咥えタバコでスロットを打つ。
「100ゲーム以内でBIG引いたら、Aパターンの起用法に決めよう!」
一応、AからCまでのパターンを考案しているらしい。
慣れた手つきでメダルを入れてレバーを叩く。
流れるような指の動きで左からボタンを押す。
「おっ?コリャ、もしかして…」
何ならアツイ演出らしき動きが。
「入ったか、これは?」
もう一度メダルを投入してレバーを叩く。
キュインキュイン…
「ぃよっし!確定音だ!」
大当たり確定の音が鳴った。
スタートして83ゲーム目だ。
「やったぜ~っ、それじゃ今年はAパターンの起用法に決めたっ!」
画面にはボーナス確定と表示されている。
後は7を揃えるだけ。
だが、榊は目押しが苦手だ。
「え~っと…ヨシ、ヨシ、…最後は…だァァァァァァっ!何で揃わねぇんだよ!」
最後の7が揃えられない。
「チクショー、これじゃボーナスの意味ないじゃんかよ!」
10回程チャレンジしたが、7が揃わない。
「クソ~、みっともねぇが…」
隣を見ると、20代前半らしき青年がコチラを見ている。
「お、おいっ、頼むから7揃えてくんないかな?」
「へ?アァ、いいすよ」
青年はあっという間に7を揃えた。
「おぉ~っ、サンキューっ!悪ぃなアンちゃん!これはほんの気持ちだ!」
自販機で買ったコーヒーを青年にあげた。
「あ、どうもっす」
「ヨッシャ、ヨッシャ!これで万枚出すぞ~っ!」
珍しく連チャンが続き、万枚とまではいかなかったが、七千枚を叩き出し爆勝。
「コレで、今年もリーグ制覇だな、ギャハハハハハハハハハハハハハ!」
浮かれ気分でママチャリを漕いだ。
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