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キャンプイン
他球団の戦力
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今年のネプチューンリーグほGlanz包囲網となっている。
二連覇を狙うGlanzに対し、それを阻止する他球団。
その他球団の戦力はどうなっているか。
まずはGlanzと同じ東地区でしのぎを削る東北マーリンズ。
絶対的エースの天海が抜けた投手陣はかなり痛手だ。
現時点でのエースは左腕のベテラン中澤。
今年33歳を迎える中澤は、150を越える速球は鳴りを潜めたが、落差十分のフォークにスライダー、カットボールを駆使して熟練したピッチングにシフトチェンジ。
昨シーズン9勝に終わった夏目は武器のカットボールに磨きをかけ、今年は二桁勝利を目指す。
中澤、夏目の両左腕に続くは去年8勝を挙げ、先発ローテーション入りした4年目の右腕、佐々木 芳樹(ささきよしき)23歳。
佐々木はアンダースローから投げる130 km/h台のストレートにスライダー、シンカーを武器に打たせてとるグラウンドボーラーピッチャー。
コントロールが良く、アンダースロー独特の浮き上がる軌道はバッターが手こずる。
リリーフ陣では新外国人のギース、左のアクーニャ、155 km/h右腕の藤田が中盤から終盤にかけて継投し、最後は今年からクローザーに転向した左の橋本が締めくくる。
橋本は中継ぎだったが、抑え不在により白羽の矢が立った。
140前半と決して速くはないが、コーナーを突くキレのあるストレートと大きく曲がるスイーパーで相手を打ち取る。
野手陣では、今年もクリーンアップを担う仙道、羽田、斐川の三人の打棒がカギとなる。
仙道は昨年3割 25本 95打点をマーク。
斐川は本塁打こそ14本と少なめだが、打率は4年連続の3割をマーク。
そしてミスターマーリンの羽田は6年連続3割 30本 100打点を記録。
この三人と共に、球界を代表するリードオフマンの高野。
下位打線の中心でもある武藤、扇の要川上が今年もレギュラーとなる。
新しい存在としては、新外国人のケリー、去年は代打専門だった藤田の活躍に期待したいところ。
とは言え、昨年と比較して明らかに戦力ダウンは否めない。
今年地区優勝を果たすには、選手個人が期待以上の活躍をしなければ厳しい。
続いては古豪の千葉ヤンキース。
近年は低迷しており、千葉のヤンキー達のストレスが溜まりに溜まりまくっている状況。
監督、ヘッドコーチはご存知ミスターヤンキーの守山龍也と台湾の狂犬と恐れられてきた陳朕宝の二人。
この二人、何だかんだで10年近くチームを率いているのだが、OBの誰もが監督を拒否しているのが実情。
仕方なく守山が監督を続けているという有様。
選手よりも監督やヘッドコーチの知名度が高い。
投手では、ベテランの域に差し掛かった小橋や左腕の澁谷。
牧田は今年も抑えを担う。
野手では、リードオフマンの国分、キャッチャー与那嶺、ショートの久住の得点力に期待がかかる。
とは言え、東地区を制覇するにはもう少し時間がかかりそうだ。
そして最後はGlanz最大のライバルでもある甲府ブレーブス。
昨年最多勝と最高勝率の二冠に輝いた齋藤に、ファントムスプリットと呼ばれる150 km/hのスプリットで三振を奪う山本の両エースに、左腕の高山。
この中に昨年ドラフト1位で入団した與田 忍(よだしのぶ)に注目が集まる。
與田は3球団競合の末、ブレーブスが交渉権を獲得。
契約金1億5千万 年俸1800万で入団。
左腕から繰り出す157 km/hのストレートに2種類のカーブ、スライダー、手元で大きく沈むチェンジアップを武器に三振を獲るタイプ。
中継ぎでは、昨年24ホールドを挙げた松本。
左の羽山は今年もワンポイントで存在感を示す。
最後は守護神の尹(ユン)のスライダーで締めくくる。
問題は野手陣だ。
切り込み隊長の室井を皮切りに、唐澤、鬼束、結城とかつてのチームメイトはどんな状況からでも得点が取れる。
更にはもう1人のチームメイトで、メジャーリーグ バージニア・パイロッツを退団した中山数人が今年からブレーブスの一員となる。
これによって、2番唐澤 3番鬼束 4番結城 5番中山と、いずれも3割 25本 90打点が可能なクリーンアップが完成。
オマケに、4人とも15~20盗塁をマークする程の俊足揃い。
Glanz最大のライバルと言っても過言では無い。
次回は西地区について書いてみようと思う。
二連覇を狙うGlanzに対し、それを阻止する他球団。
その他球団の戦力はどうなっているか。
まずはGlanzと同じ東地区でしのぎを削る東北マーリンズ。
絶対的エースの天海が抜けた投手陣はかなり痛手だ。
現時点でのエースは左腕のベテラン中澤。
今年33歳を迎える中澤は、150を越える速球は鳴りを潜めたが、落差十分のフォークにスライダー、カットボールを駆使して熟練したピッチングにシフトチェンジ。
昨シーズン9勝に終わった夏目は武器のカットボールに磨きをかけ、今年は二桁勝利を目指す。
中澤、夏目の両左腕に続くは去年8勝を挙げ、先発ローテーション入りした4年目の右腕、佐々木 芳樹(ささきよしき)23歳。
佐々木はアンダースローから投げる130 km/h台のストレートにスライダー、シンカーを武器に打たせてとるグラウンドボーラーピッチャー。
コントロールが良く、アンダースロー独特の浮き上がる軌道はバッターが手こずる。
リリーフ陣では新外国人のギース、左のアクーニャ、155 km/h右腕の藤田が中盤から終盤にかけて継投し、最後は今年からクローザーに転向した左の橋本が締めくくる。
橋本は中継ぎだったが、抑え不在により白羽の矢が立った。
140前半と決して速くはないが、コーナーを突くキレのあるストレートと大きく曲がるスイーパーで相手を打ち取る。
野手陣では、今年もクリーンアップを担う仙道、羽田、斐川の三人の打棒がカギとなる。
仙道は昨年3割 25本 95打点をマーク。
斐川は本塁打こそ14本と少なめだが、打率は4年連続の3割をマーク。
そしてミスターマーリンの羽田は6年連続3割 30本 100打点を記録。
この三人と共に、球界を代表するリードオフマンの高野。
下位打線の中心でもある武藤、扇の要川上が今年もレギュラーとなる。
新しい存在としては、新外国人のケリー、去年は代打専門だった藤田の活躍に期待したいところ。
とは言え、昨年と比較して明らかに戦力ダウンは否めない。
今年地区優勝を果たすには、選手個人が期待以上の活躍をしなければ厳しい。
続いては古豪の千葉ヤンキース。
近年は低迷しており、千葉のヤンキー達のストレスが溜まりに溜まりまくっている状況。
監督、ヘッドコーチはご存知ミスターヤンキーの守山龍也と台湾の狂犬と恐れられてきた陳朕宝の二人。
この二人、何だかんだで10年近くチームを率いているのだが、OBの誰もが監督を拒否しているのが実情。
仕方なく守山が監督を続けているという有様。
選手よりも監督やヘッドコーチの知名度が高い。
投手では、ベテランの域に差し掛かった小橋や左腕の澁谷。
牧田は今年も抑えを担う。
野手では、リードオフマンの国分、キャッチャー与那嶺、ショートの久住の得点力に期待がかかる。
とは言え、東地区を制覇するにはもう少し時間がかかりそうだ。
そして最後はGlanz最大のライバルでもある甲府ブレーブス。
昨年最多勝と最高勝率の二冠に輝いた齋藤に、ファントムスプリットと呼ばれる150 km/hのスプリットで三振を奪う山本の両エースに、左腕の高山。
この中に昨年ドラフト1位で入団した與田 忍(よだしのぶ)に注目が集まる。
與田は3球団競合の末、ブレーブスが交渉権を獲得。
契約金1億5千万 年俸1800万で入団。
左腕から繰り出す157 km/hのストレートに2種類のカーブ、スライダー、手元で大きく沈むチェンジアップを武器に三振を獲るタイプ。
中継ぎでは、昨年24ホールドを挙げた松本。
左の羽山は今年もワンポイントで存在感を示す。
最後は守護神の尹(ユン)のスライダーで締めくくる。
問題は野手陣だ。
切り込み隊長の室井を皮切りに、唐澤、鬼束、結城とかつてのチームメイトはどんな状況からでも得点が取れる。
更にはもう1人のチームメイトで、メジャーリーグ バージニア・パイロッツを退団した中山数人が今年からブレーブスの一員となる。
これによって、2番唐澤 3番鬼束 4番結城 5番中山と、いずれも3割 25本 90打点が可能なクリーンアップが完成。
オマケに、4人とも15~20盗塁をマークする程の俊足揃い。
Glanz最大のライバルと言っても過言では無い。
次回は西地区について書いてみようと思う。
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