Baseball Freak 主砲の一振り 7

梅雨入り 6月後半

オールスター投票 途中経過

ペナント再開の初戦を白星で飾ったGlanzはその後も順調に勝ち星を重ね、2位のブレーブスとは1.5ゲーム差まで広がった。


もうすぐオールスターの投票が終わってしまう。



Glanzの選手では、一塁手部門では徳川が2位の結城に僅差で首位に、二塁手部門では石川が2位に、遊撃手部門では白石がブッチギリの首位を独走。


外野手部門では、クロフォードと森高が上位の投票を集めている。


投手部門では、中邑と反町が出場圏内にランクインしている。




そして舞台は名古屋に移し、今日から西地区首位の名古屋99ersとの三連戦がスタートする。


今やネプチューンリーグの盟主とも言える99ersだが、今年も吉川プレイングマネージャーの手腕によって、2位のFukuoka Dodgersとのゲーム差は4.5とガッチリ首位をキープ。


本拠地ナゴヤ99ドームは本日も50000人を越える観客で超満員だ。


99ersは16球団中、最も観客動員数の多いチームでもある。


そのせいか、高額な年俸の選手も多く、現在球界最高年俸を誇るのは、監督と選手の二刀流をこなす吉川の8億4千万だ。



吉川にはその年俸を支払ってもお釣りがくるくらいの活躍をしている。


選手としては勿論、監督としてもリーグ優勝を果たし、日本一にまで登りつめた。


そんな吉川が今宵の先発に任命したのは、メジャーから復帰して三年目の畝。


対するGlanzは、昨年ドラフト3位の高卒ルーキー篁が初先発。



夏の甲子園大会予選では、視界から消えると言われるスライダーを武器に1試合19奪三振を記録。


左腕という事もあって、Glanzは将来のエースとして期待している。



そのGlanzのスターティングメンバー


1 (二) 石川 8
2 (中) ｸﾛﾌｫｰﾄﾞ24
3 (遊) 白石 5
4 (一) 徳川 23
5 (右) 森高 7
6 (指) 麻生 22
7 (左) 南方 1
8 (三) 吉岡 2
9 (補) 滝沢 9

(投) 篁 38


Glanzは万全のスタメン。

ただ、麻生の代わりに南方がレフトを守るのが唯一の懸念。

守備力で言えば、麻生もしくは城戸あたりがレフトを守ればいいのだが。

首脳陣は南方をレフト兼サードでしばらく様子を見て判断するらしい。



対する99ersのスターティングメンバー。


1 (三) 比嘉 1
2 (遊) 飛鳥 5
3 (中) 吉川 3
4 (指) 毒島 7
5 (一) ホセ 44
6 (補) 外崎 27
7 (二) 秋山 4
8 (右) 稲葉 9
9 (左) 篠原 25

(投) 畝 18


99ersはかつてのチームメイトで正捕手だった毒島を4番指名打者で起用。

毒島は、城戸をFAで獲得する為の人的補償として99ersに移籍。


昨年は外崎に次ぐ二番手捕手として43試合に出場。


今年は主に指名打者として、打率.267 本塁打11 打点48をマーク。


古巣対決とあって、吉川は毒島のモチベーションを上げるために4番に据えた。


今年も99ers打線は手強い。


トップバッターでスコーピオン打法の比嘉から始まり、今や白石と並んでリーグを代表するショートストップとなった万能プレイヤーの飛鳥が2番に座り、3番吉川、4番毒島の長打に加え、新外国人のホセ・エストラーダのパワフルな打棒が火を吹き、外崎、秋山といった巧打のバッターが下位に座る。


8番稲葉、9番篠原の左バッターは選球眼の良さで出塁して上位に繋ぐ。


ソツのない攻めでどの打順からでも点を取れるのが持ち味。


そんな打線を相手に、初先発となる篁はどう抑えるか。