The Baseball 主砲の一振り 続編1

交渉

来季の戦力

優勝して数日が経過した。

スカイウォーカーズナインはチャンピオンズカップに向けて順調な仕上がりを見せた。


シーズンが終了し、個人タイトルが発表された。

ネプチューンリーグ

首位打者 結城（武蔵野）0.356

本塁打王 毒島（武蔵野） 40

打点王 結城（武蔵野） 109

盗塁王 結城（武蔵野） 42

最多安打 唐澤 206

最高出塁率 唐澤（武蔵野） 0.418


最優秀防御率 真咲 2.41

最多勝利 真咲（武蔵野） 18

最多奪三振 真咲（武蔵野） 207

最高勝率 中澤（東北） 0.781


最多セーブ ジェイク（武蔵野） 43

最多ホールド 中島（北陸） 36


スカイウォーカーズが独占し、結城と真咲は共に三冠に輝く。


アポロリーグでは


首位打者 比嘉（琉球） 0.337

本塁打王 矢幡（奈良） 46

打点王 ボーン（琉球） 113

盗塁王 伊藤（奈良） 39

最多安打 外崎（千葉） 198

最高出塁率 比嘉（琉球） 0.437


最優秀防御率 那須川（札幌） 3.07

最多勝利 ルーガー（琉球） 19

最多奪三振 シャムロック（長野） 208

最高勝率 ルーガー（琉球）0.695

最多セーブ 山村（札幌） 37

最多ホールド 近藤（北九州） 34


アポロリーグでは優勝した琉球マシンガンズの比嘉が首位打者と最高出塁率を獲得。

MVP候補にも挙げられている。


スカイウォーカーズ主力選手の成績は

ラファエル

打率0.304
本塁打15
打点55
盗塁34（3位）
出塁率0.386
長打率0.497
OPS0.883


唐澤


打率0.336（2位）
本塁打18
打点83
盗塁24
出塁率0.418（1位）
長打率0.504
OPS0.922


結城

打率0.356（1位）
本塁打23
打点109（1位）
盗塁42（1位）
出塁率0.409（2位）
長打率0.603
OPS1.012（1位）


鬼束

打率306
本塁打32（3位）
打点103（2位）
盗塁16
出塁率0.376
長打率0.617（1位）
OPS0.993（2位）


毒島

打率0.284
本塁打40（1位）
打点95
盗塁3
出塁率0.373
長打率0.586
OPS0.959（3位）


中山

打率304
本塁打14
打点73
盗塁18
出塁率0.384
長打率0.499
OPS0.883


保坂

打率0.252
本塁打9
打点53
盗塁2
出塁率0.327
長打率0.467
OPS0.794


筧

打率0.274
本塁打7
打点48
盗塁27
出塁率0.364
長打率0.437
OPS0.801



中邑

防御率3.06（3位）
16勝7敗（3位）
奪三振197（2位）
勝率0.695（3位）
WHIP1.17

サンピエール

防御率3.68
10勝8敗
奪三振163
勝率0.555
WHIP1.34

真咲

防御率2.41（1位）
18勝6敗（1位）
奪三振207（1位）
勝率0.75（2位）
WHIP1.04（1位）


片山


防御率3.47
11勝7敗
奪三振173
勝率0.611
WHIP1.28


北乃

防御率4.27
9勝9敗
奪三振106
勝率0.50
WHIP1.45


加勢

防御率3.61
3勝1敗27ホールド
奪三振37


山本

防御率4.64
2勝5敗21ホールド
奪三振31


東雲

防御率3.37
4勝3敗17ホールド12セーブ
奪三振26


ジェイク

防御率1.67
0勝0敗43セーブ（1位）
奪三振83




各球団は来季に向け戦力を補強の準備を始める。


その中でも、今年も最下位に沈んだ愛媛ブラックスは松岡監督を解任。

後任はかつて埼玉ギャランドゥのスタープレイヤーでスカイウォーカーズの前身、静岡ピストルズの監督でもある、ナダウ・ヤマオカこと宇棚珍太郎が就任。

同時に息子のひろしはゼネラルマネージャーとして来季から親子鷹でブラックスを建て直す。



更に注目は千葉ヤンキースの主砲で、球界最高の捕手と呼ばれる外崎がFA権を取得。

今シーズン4位と失速したヤンキースだが、外崎が抜けると戦力が大幅にダウンする。


外崎は残留か、それとも移籍か。


選手の動向も気になるが、数日後にはドラフト会議が始まる。


今年の注目ナンバーワン選手は、大学野球選手権で成都大学優勝の原動力となった、森高 祐樹（もりたかゆうき）外野手。

大学通算27本塁打の新記録を更新させた右の長距離砲は、プロのスカウトが絶賛する程の卓越したバッティングセンスを持つ。


バッティングだけではなく、遠投120mという強肩に50mを5.73秒という速さで駆け抜け、10年に1人の逸材と言われる。

森高争奪戦は必至で、1位指名をする球団はキングダムをはじめとする6球団が指名するだろうと予想される。


スカイウォーカーズも森高獲得に意欲を示しているが、投手と違い野手は即戦力になるケースは少ない。


榊としては、森高よりも高校ナンバーワンと呼ばれる、桐生 元春（きりゅうもとはる）を獲得したいらしい。


桐生は右の本格派として今年の夏の甲子園を制覇。


MAX155km／hのストレートに、スラッター、ナックルカーブ、シュートを操り、そのどれもが一級品で空振りを取れる。

特にナックルカーブとスラッターのキレはプロでも十分通用すると評価が高い。


地元は調布というだけあって、スカイウォーカーズ以外の指名なら大学へ進学と宣言しており、相思相愛な関係でスカイウォーカーズが指名するであろうと予想。

そのドラフト会議を翌日に迎え、榊と櫻井、チーフスカウトの土方と球団社長の垣原が集まり、球団事務所で会議を行った。