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開幕
スタートダッシュ
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去年の開幕戦は財前が史上初のサイクルホームランをやってのけ、チームは圧勝した。
今年は唐澤のサイクルヒットでスカイウォーカーズが開幕戦を制した。
第1打席に先頭打者本塁打を放つと、第2打席はランナー二塁の場面で登坂のスライダーをレフトフェンス直撃の二塁打で2打点目を挙げる。
第3打席は、2番手ピッチャー左の矢島からセンターオーバーの三塁打を打つと、第4打席は4番手ピッチャー堺のツーシームをセンター前に運んでサイクルヒット達成となった。
開幕戦でのサイクルヒットは史上初で、唐澤は球史に残る偉業を成し遂げた。
勝利に貢献したのは唐澤だけではない。
今年から2番を打つ石川は、3打席連続の二塁打で3打点を稼ぐと、今年4番を打つ森高は4回にランナー2人を置いて登坂のカットボールをレフトスタンドへ今シーズン第1号のスリーランを放つ。
下位打線では、今年から採用された指名打者のジョーンズが第2打席で第1号ソロを。
育成出身の庵野は2安打1打点の活躍。
そして、開幕投手を任されたマクダウェルは僅か89球で2安打無四球の完封勝利をやってのけた。
終わってみれば、0対10のワンサイドゲームでスカイウォーカーズが開幕戦を初陣で飾った。
「去年はサイクルホームランで、今年はサイクルヒットかよ…こりゃ、随分と幸先の良いスタートじゃないか!」
新GMの榊が能天気にはしゃぐ。
「まぁ、そうなんですが…始まったばかりですし、気を引き締めていかないと」
櫻井にとっても、監督となって初勝利を挙げたが、油断は禁物といったところか。
「何だよ、勝ったんだからもっと喜べよ!監督になって初めての勝利じゃないか」
「喜ぶのは優勝してからですよ。これから140試合を戦い抜くんですから、浮かれてなんかいられないですよ」
1試合終わっただけで喜ぶのは気が早いという事だ。
「大丈夫だって、明日も勝つに決まってるだろ」
「勿論勝ちにいきますよ。ただ、開幕戦だというのに、翔田くんは何故投げなかったのだろうか…それが引っ掛かるんですよ」
何度も開幕投手を経験している翔田が先発すると予想していたのだが、蓋を開けてみると翔田ではなく登坂が開幕投手だった。
櫻井はそれを疑問に思う。
「アレだろ、去年財前のピッチャー返しを受けてケガが完治してないんだろ」
「いえ、ケガはとっくに完治してますよ」
「エッ、そうなの?」
GMのクセにそんな事すら知らないとは。
「ましてや、キングダムは去年最下位に沈んだじゃないですか。
フツーならば、開幕戦は何が何でも勝ちにいくはずなのに、翔田くんではなく登坂くんが開幕投手だなんて」
「考えすぎだっつーの!翔田の采配ミスだろ、どーせ」
「翔田くんがそんな初歩的なミスをすると思います?」
「あのなぁ、翔田はプレイングマネージャーなんだぞ!選手やりながら監督として采配を振るんだ、頭の中がとっちらかって、いっぱいいっぱいだったんだろ」
そうだろうか。
「とにかく、今日の勝利は忘れて明日も勝てるよう全力を尽くさないと」
勝って兜の緒を締めよじゃないが、櫻井は慎重に捉える。
翌日の第2戦は、キングダムがアンダースローの井上。
スカイウォーカーズはエースナンバーの中邑が先発と発表された。
キングダムのスタメンに変更は無し。
スカイウォーカーズのスタメンは、
1ライト 唐澤 1
2ショート 石川 8
3ファースト 結城 23
4セカンド 森高 7
5サード 鬼束 5
6レフト 庵野 4
7キャッチャー 七海 36
8指名打者 ジョーンズ 49
9センター 財前 3
P 中邑 18
今日は中邑が投げるとあって、去年からバッテリーを組む七海がマスクを被る。
手首を負傷している保坂は今日もベンチスタートだ。
「理想のオーダーにするには、もう少し時間が掛かりそうだな」
櫻井はこのオーダーが理想とは思ってない。
理想のオーダーにするには時間が必要だと言うが、どんなオーダーなのか。
マウンド上では中邑が投球練習を終え、試合開始を待つ。
「さぁ、今日がオレたちの開幕戦だ。
ヨシヒコ、頼んだぞ!」
「ハイっ」
キャッチャーミットで中邑の背中をパンと叩き、マスクを被って守備についた。
エスタディオ・ジーマ・ブリューイングは今日も大観衆で埋め尽くされ、ポカポカと春の陽気で過ごしやすい気温だ。
「プレイボール!」
午後1時、主審の手が挙がり試合はスタートした。
【1回の表、キングダムの攻撃は…1番セカンド湯原。背番号4】
トップバッターの湯原が打席に入り、バッティンググローブを直してバットを構える。
エース中邑は昨季12勝7敗、防御率3.84。
一昨年に比べると些か物足りない成績だけに、今年は巻き返しをはかる。
ノーワインドアップから第1球を投げた。
「っ!…」
ドロンとした緩いカーブがアウトコースに決まる。
「ストライク!」
89km/hのスローカーブで先ずはワンストライクをとる。
「初球に緩い球投げてくるとは…」
湯原はバットが出なかった。
七海は素早くボールを返し、これまた速いテンポでサインを出す。
中邑に2球目は初球よりも速いカーブで湯原のタイミングを外す。
「ストライクツー!」
所謂パワーカーブと呼ばれる132km/hのカーブであっという間にツーストライクと追い込んだ。
1球外すか、それとも3球勝負で攻めるか。
速いテンポから3球目を投げた。
一転して糸を引いたようなノビのあるストレートが決まる。
「ストライクアウト!」
スローカーブからパワーカーブ、最後は157km/hのストレートで三球三振に抑えた。
「三球三振とはな…しかし、このカーブ効果バツグンたな」
スローカーブに加え、今年から新たにパワーカーブを覚えた。
まだコントロールはイマイチだが、スローカーブとのコンビネーションは効果的だ。
【2番指名打者…稲葉。背番号9】
稲葉がバッターボックスに入る。
バットの先端をコンコンとベースに叩いて肩口に構える。
「今日は調子良いな…肩の具合も問題無いし、オレも完封狙おうかな」
肩をグルグルと回し、サインを見た。
今年は唐澤のサイクルヒットでスカイウォーカーズが開幕戦を制した。
第1打席に先頭打者本塁打を放つと、第2打席はランナー二塁の場面で登坂のスライダーをレフトフェンス直撃の二塁打で2打点目を挙げる。
第3打席は、2番手ピッチャー左の矢島からセンターオーバーの三塁打を打つと、第4打席は4番手ピッチャー堺のツーシームをセンター前に運んでサイクルヒット達成となった。
開幕戦でのサイクルヒットは史上初で、唐澤は球史に残る偉業を成し遂げた。
勝利に貢献したのは唐澤だけではない。
今年から2番を打つ石川は、3打席連続の二塁打で3打点を稼ぐと、今年4番を打つ森高は4回にランナー2人を置いて登坂のカットボールをレフトスタンドへ今シーズン第1号のスリーランを放つ。
下位打線では、今年から採用された指名打者のジョーンズが第2打席で第1号ソロを。
育成出身の庵野は2安打1打点の活躍。
そして、開幕投手を任されたマクダウェルは僅か89球で2安打無四球の完封勝利をやってのけた。
終わってみれば、0対10のワンサイドゲームでスカイウォーカーズが開幕戦を初陣で飾った。
「去年はサイクルホームランで、今年はサイクルヒットかよ…こりゃ、随分と幸先の良いスタートじゃないか!」
新GMの榊が能天気にはしゃぐ。
「まぁ、そうなんですが…始まったばかりですし、気を引き締めていかないと」
櫻井にとっても、監督となって初勝利を挙げたが、油断は禁物といったところか。
「何だよ、勝ったんだからもっと喜べよ!監督になって初めての勝利じゃないか」
「喜ぶのは優勝してからですよ。これから140試合を戦い抜くんですから、浮かれてなんかいられないですよ」
1試合終わっただけで喜ぶのは気が早いという事だ。
「大丈夫だって、明日も勝つに決まってるだろ」
「勿論勝ちにいきますよ。ただ、開幕戦だというのに、翔田くんは何故投げなかったのだろうか…それが引っ掛かるんですよ」
何度も開幕投手を経験している翔田が先発すると予想していたのだが、蓋を開けてみると翔田ではなく登坂が開幕投手だった。
櫻井はそれを疑問に思う。
「アレだろ、去年財前のピッチャー返しを受けてケガが完治してないんだろ」
「いえ、ケガはとっくに完治してますよ」
「エッ、そうなの?」
GMのクセにそんな事すら知らないとは。
「ましてや、キングダムは去年最下位に沈んだじゃないですか。
フツーならば、開幕戦は何が何でも勝ちにいくはずなのに、翔田くんではなく登坂くんが開幕投手だなんて」
「考えすぎだっつーの!翔田の采配ミスだろ、どーせ」
「翔田くんがそんな初歩的なミスをすると思います?」
「あのなぁ、翔田はプレイングマネージャーなんだぞ!選手やりながら監督として采配を振るんだ、頭の中がとっちらかって、いっぱいいっぱいだったんだろ」
そうだろうか。
「とにかく、今日の勝利は忘れて明日も勝てるよう全力を尽くさないと」
勝って兜の緒を締めよじゃないが、櫻井は慎重に捉える。
翌日の第2戦は、キングダムがアンダースローの井上。
スカイウォーカーズはエースナンバーの中邑が先発と発表された。
キングダムのスタメンに変更は無し。
スカイウォーカーズのスタメンは、
1ライト 唐澤 1
2ショート 石川 8
3ファースト 結城 23
4セカンド 森高 7
5サード 鬼束 5
6レフト 庵野 4
7キャッチャー 七海 36
8指名打者 ジョーンズ 49
9センター 財前 3
P 中邑 18
今日は中邑が投げるとあって、去年からバッテリーを組む七海がマスクを被る。
手首を負傷している保坂は今日もベンチスタートだ。
「理想のオーダーにするには、もう少し時間が掛かりそうだな」
櫻井はこのオーダーが理想とは思ってない。
理想のオーダーにするには時間が必要だと言うが、どんなオーダーなのか。
マウンド上では中邑が投球練習を終え、試合開始を待つ。
「さぁ、今日がオレたちの開幕戦だ。
ヨシヒコ、頼んだぞ!」
「ハイっ」
キャッチャーミットで中邑の背中をパンと叩き、マスクを被って守備についた。
エスタディオ・ジーマ・ブリューイングは今日も大観衆で埋め尽くされ、ポカポカと春の陽気で過ごしやすい気温だ。
「プレイボール!」
午後1時、主審の手が挙がり試合はスタートした。
【1回の表、キングダムの攻撃は…1番セカンド湯原。背番号4】
トップバッターの湯原が打席に入り、バッティンググローブを直してバットを構える。
エース中邑は昨季12勝7敗、防御率3.84。
一昨年に比べると些か物足りない成績だけに、今年は巻き返しをはかる。
ノーワインドアップから第1球を投げた。
「っ!…」
ドロンとした緩いカーブがアウトコースに決まる。
「ストライク!」
89km/hのスローカーブで先ずはワンストライクをとる。
「初球に緩い球投げてくるとは…」
湯原はバットが出なかった。
七海は素早くボールを返し、これまた速いテンポでサインを出す。
中邑に2球目は初球よりも速いカーブで湯原のタイミングを外す。
「ストライクツー!」
所謂パワーカーブと呼ばれる132km/hのカーブであっという間にツーストライクと追い込んだ。
1球外すか、それとも3球勝負で攻めるか。
速いテンポから3球目を投げた。
一転して糸を引いたようなノビのあるストレートが決まる。
「ストライクアウト!」
スローカーブからパワーカーブ、最後は157km/hのストレートで三球三振に抑えた。
「三球三振とはな…しかし、このカーブ効果バツグンたな」
スローカーブに加え、今年から新たにパワーカーブを覚えた。
まだコントロールはイマイチだが、スローカーブとのコンビネーションは効果的だ。
【2番指名打者…稲葉。背番号9】
稲葉がバッターボックスに入る。
バットの先端をコンコンとベースに叩いて肩口に構える。
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