574 / 598
【番外編3】伝説が生まれるまで
カウント13 会いたがっているのは―――
しおりを挟む
オレはターニャの手を引き、大学から歩いて十五分ほどの位置にあるショッピングモールへと向かった。
ここは駅から近くて施設が充実しているし、一日では見きれないくらいに広い。
きっとターニャは行きたい場所を絞れないだろう思って、ここを目的地にすることはオレの中でほぼ決定事項だった。
初めて建物の中に足を踏み入れたターニャは、まるで遊園地に初めて来た子供のように目を輝かせていた。
そのあまりの浮かれようはさすがに周りから浮いてしまい、彼女に気付かれないように周囲の目をごまかすのは、少しばかり骨が折れた。
でも、心底楽しそうなターニャの顔を見ているとそんな苦労もなかったことにできるんだから、大概オレも単純な奴ですよね。
いくつかの店を回り、ターニャが様々な商品を手に取って悩ましげに眉を寄せる様子を傍で見守る。
そして、とりわけターニャが気に入ったらしい物をいくつか買ってやることにした。
ターニャは金は自分で出すと言って焦ったが、そこは強引に辞退しておいた。
単純にオレが何かを買ってあげたかったというのもあるけど、買った物を渡した時にターニャがする、申し訳ないと思いながらも嬉しそうな顔を見るのが面白かったのである。
映画館に行けば、大画面の迫力に気圧されてオレにしがみつく。
ゲームセンターに行けば、単純なゲームほどできなくてパニックになる。
向かった先々で百面相を見せるターニャに、オレは笑いのツボを刺激されてばかりだった。
おしゃれなカフェや雰囲気のあるレストランも出てこない、まるで高校生の遊びみたいな時間。
オレにとっては当たり前すぎる時間だったが、ターニャにとっては、そんな当たり前の一つ一つが輝いて見えるようだった。
一喜一憂しながら全身で楽しむ彼女を見ていると、そんな当たり前が実はものすごく幸せなことだったんだと感じられた。
「いやあ、買いすぎたね。」
「……すみません。」
両手に大量の袋をぶら下げることになったオレを見て、ターニャは申し訳なさそうに身を縮こまらせた。
「楽しかった?」
「はい。時間が過ぎるのがあっという間でした。」
名残惜しそうに眉を下げるターニャ。
そんな彼女にくすりと微笑み、オレはその頭を優しくなでる。
「次があるって。次は遊園地にでも行く?」
「―――っ!! い、行きたいです!!」
ぱっと顔を上げたターニャは、期待に満ちた表情でオレの腕を掴んだ。
「……やっと素直になった。」
ちょっと嬉しかった。
遠慮がちだったターニャがこんな風に即答で自分の望みを言えるようになったということは、オレは少しでも彼女の気持ちを和らげてあげられたということだろう。
心なしか、表情も以前より柔らかくなったように見える。
「あ…」
オレの言葉で自分の言動を思い返したのか、途端にターニャが顔を真っ赤にする。
こうして見ていると、宮殿にいる時のターニャの方が違和感だらけだ。
宮殿が彼女にもっと寛容的であれたなら、彼女だって普段からこうして色んな顔を見せられただろうに。
(……でも、ターニャのこんな顔を知ってるのはオレだけでいいかな。)
ふと、無意識にそんなことを思ってしまう自分がいた。
「オッケー。じゃ、今度空いてる日が見つかったら電話なりメールなりして。チケットを取っておくから。」
話しているうちに到着したドアを開き、オレは両手に持っていた荷物の三分の一をターニャに持たせた。
「一度で持って帰るのは大変だろうから、今日はこれだけ。残りは、授業の時に少しずつ持ってくる。じゃ、今日はオレも少し急いで帰るわ。こんな大荷物なのが見つかったら、周りから質問攻めにされちゃう。こんな美人と出かけてきましたーなんて、自慢できないでしょ?」
片目をつぶって調子よく言うと、ただでさえ赤かったターニャの顔がさらに赤くなる。
「あ、あの……」
「じゃあ、また今度ね。」
動揺しているターニャをあえて放置し、オレはくるりと踵を返した。
本当ならちょっとフォローしてあげた方がいいんだけど、ごめん。
今のオレは、笑いをこらえるので精一杯だ。
「待って!」
後ろから、大声で呼び止められる。
それに半身だけ振り向くと、ターニャが震える唇を必死に動かそうとしていた。
「こ、これ……」
ターニャが指し示したのは、朝にオレが被せた帽子。
「あー…」
そういえば、すっかり忘れていた。
「んー……あげる。いらないなら捨てて。」
元々、あれはターニャの目を隠すために持ってきたもの。
お気に入りと言うわけでもないし、捨てられたところでオレの心はちっとも傷つかない。
だけど……
「くれるんですか?」
「うん。」
さらりと頷いたオレに―――ターニャは、今日一番の笑顔を見せた。
「ありがとうございます。大事に、しますね。」
ぎゅっと帽子を握り、ターニャは照れ臭そうに小さな笑い声をあげた。
(それは、いくらなんでも……)
今度は、オレが頬を熱くする番だった。
別に、大事にしていた物ではなかった。
思い入れがあるわけでもなかった。
それなのに、そんなくだらない物をもらって、そこまで嬉しそうな顔をするなんて……
「今日は、本当にありがとうございました。」
ターニャはオレに頭を下げて、ドアの向こうへと消えていく。
「……マジかよ。」
立ち尽くしていたオレは、思わず片手で目を覆って頭上を仰いだ。
どうしてくれるんだ。
余裕ぶって去っていくのはオレの方だったはずなのに、何もかもあの笑顔に持っていかれてしまったじゃないか。
少しばかり悔しくて、なのに胸は馬鹿みたいに嬉しさで暴れている。
―――どうしてだろう。
一緒に過ごす時間が長くなれば長くなるほど、余裕がなくなっていくのはオレの方なんだ。
オレの言葉一つでターニャは面白いくらい転がされるのに、そんなターニャに振り回されるのはいつだってオレで。
「参ったな。大学を卒業したら、こんな風に会えなくなるのに……」
ターニャと出会ったからといって、教師への希望が揺れているわけではない。
オレはこの大学を卒業して、ここから離れたどこかで教壇に立つ。
宮殿とはほど遠い世界で生きていくのだ。
でも……その中でも、どうやったら彼女との繋がりを保てるだろうか、なんて。
そんなことを考え始めている自分がいた。
(ターニャに会いたがっているのは……もう、オレの方か。)
否応なしに、そのことを理解させられる。
この時のオレは、まだまだ浅はかだった。
今日のことがきっかけで、とんでもない連中に目をつけられることになる。
そんな未来を、全く予期せずにいられたのだから―――
ここは駅から近くて施設が充実しているし、一日では見きれないくらいに広い。
きっとターニャは行きたい場所を絞れないだろう思って、ここを目的地にすることはオレの中でほぼ決定事項だった。
初めて建物の中に足を踏み入れたターニャは、まるで遊園地に初めて来た子供のように目を輝かせていた。
そのあまりの浮かれようはさすがに周りから浮いてしまい、彼女に気付かれないように周囲の目をごまかすのは、少しばかり骨が折れた。
でも、心底楽しそうなターニャの顔を見ているとそんな苦労もなかったことにできるんだから、大概オレも単純な奴ですよね。
いくつかの店を回り、ターニャが様々な商品を手に取って悩ましげに眉を寄せる様子を傍で見守る。
そして、とりわけターニャが気に入ったらしい物をいくつか買ってやることにした。
ターニャは金は自分で出すと言って焦ったが、そこは強引に辞退しておいた。
単純にオレが何かを買ってあげたかったというのもあるけど、買った物を渡した時にターニャがする、申し訳ないと思いながらも嬉しそうな顔を見るのが面白かったのである。
映画館に行けば、大画面の迫力に気圧されてオレにしがみつく。
ゲームセンターに行けば、単純なゲームほどできなくてパニックになる。
向かった先々で百面相を見せるターニャに、オレは笑いのツボを刺激されてばかりだった。
おしゃれなカフェや雰囲気のあるレストランも出てこない、まるで高校生の遊びみたいな時間。
オレにとっては当たり前すぎる時間だったが、ターニャにとっては、そんな当たり前の一つ一つが輝いて見えるようだった。
一喜一憂しながら全身で楽しむ彼女を見ていると、そんな当たり前が実はものすごく幸せなことだったんだと感じられた。
「いやあ、買いすぎたね。」
「……すみません。」
両手に大量の袋をぶら下げることになったオレを見て、ターニャは申し訳なさそうに身を縮こまらせた。
「楽しかった?」
「はい。時間が過ぎるのがあっという間でした。」
名残惜しそうに眉を下げるターニャ。
そんな彼女にくすりと微笑み、オレはその頭を優しくなでる。
「次があるって。次は遊園地にでも行く?」
「―――っ!! い、行きたいです!!」
ぱっと顔を上げたターニャは、期待に満ちた表情でオレの腕を掴んだ。
「……やっと素直になった。」
ちょっと嬉しかった。
遠慮がちだったターニャがこんな風に即答で自分の望みを言えるようになったということは、オレは少しでも彼女の気持ちを和らげてあげられたということだろう。
心なしか、表情も以前より柔らかくなったように見える。
「あ…」
オレの言葉で自分の言動を思い返したのか、途端にターニャが顔を真っ赤にする。
こうして見ていると、宮殿にいる時のターニャの方が違和感だらけだ。
宮殿が彼女にもっと寛容的であれたなら、彼女だって普段からこうして色んな顔を見せられただろうに。
(……でも、ターニャのこんな顔を知ってるのはオレだけでいいかな。)
ふと、無意識にそんなことを思ってしまう自分がいた。
「オッケー。じゃ、今度空いてる日が見つかったら電話なりメールなりして。チケットを取っておくから。」
話しているうちに到着したドアを開き、オレは両手に持っていた荷物の三分の一をターニャに持たせた。
「一度で持って帰るのは大変だろうから、今日はこれだけ。残りは、授業の時に少しずつ持ってくる。じゃ、今日はオレも少し急いで帰るわ。こんな大荷物なのが見つかったら、周りから質問攻めにされちゃう。こんな美人と出かけてきましたーなんて、自慢できないでしょ?」
片目をつぶって調子よく言うと、ただでさえ赤かったターニャの顔がさらに赤くなる。
「あ、あの……」
「じゃあ、また今度ね。」
動揺しているターニャをあえて放置し、オレはくるりと踵を返した。
本当ならちょっとフォローしてあげた方がいいんだけど、ごめん。
今のオレは、笑いをこらえるので精一杯だ。
「待って!」
後ろから、大声で呼び止められる。
それに半身だけ振り向くと、ターニャが震える唇を必死に動かそうとしていた。
「こ、これ……」
ターニャが指し示したのは、朝にオレが被せた帽子。
「あー…」
そういえば、すっかり忘れていた。
「んー……あげる。いらないなら捨てて。」
元々、あれはターニャの目を隠すために持ってきたもの。
お気に入りと言うわけでもないし、捨てられたところでオレの心はちっとも傷つかない。
だけど……
「くれるんですか?」
「うん。」
さらりと頷いたオレに―――ターニャは、今日一番の笑顔を見せた。
「ありがとうございます。大事に、しますね。」
ぎゅっと帽子を握り、ターニャは照れ臭そうに小さな笑い声をあげた。
(それは、いくらなんでも……)
今度は、オレが頬を熱くする番だった。
別に、大事にしていた物ではなかった。
思い入れがあるわけでもなかった。
それなのに、そんなくだらない物をもらって、そこまで嬉しそうな顔をするなんて……
「今日は、本当にありがとうございました。」
ターニャはオレに頭を下げて、ドアの向こうへと消えていく。
「……マジかよ。」
立ち尽くしていたオレは、思わず片手で目を覆って頭上を仰いだ。
どうしてくれるんだ。
余裕ぶって去っていくのはオレの方だったはずなのに、何もかもあの笑顔に持っていかれてしまったじゃないか。
少しばかり悔しくて、なのに胸は馬鹿みたいに嬉しさで暴れている。
―――どうしてだろう。
一緒に過ごす時間が長くなれば長くなるほど、余裕がなくなっていくのはオレの方なんだ。
オレの言葉一つでターニャは面白いくらい転がされるのに、そんなターニャに振り回されるのはいつだってオレで。
「参ったな。大学を卒業したら、こんな風に会えなくなるのに……」
ターニャと出会ったからといって、教師への希望が揺れているわけではない。
オレはこの大学を卒業して、ここから離れたどこかで教壇に立つ。
宮殿とはほど遠い世界で生きていくのだ。
でも……その中でも、どうやったら彼女との繋がりを保てるだろうか、なんて。
そんなことを考え始めている自分がいた。
(ターニャに会いたがっているのは……もう、オレの方か。)
否応なしに、そのことを理解させられる。
この時のオレは、まだまだ浅はかだった。
今日のことがきっかけで、とんでもない連中に目をつけられることになる。
そんな未来を、全く予期せずにいられたのだから―――
0
お気に入りに追加
60
あなたにおすすめの小説
悪役令嬢にざまぁされた王子のその後
柚木崎 史乃
ファンタジー
王子アルフレッドは、婚約者である侯爵令嬢レティシアに窃盗の濡れ衣を着せ陥れようとした罪で父王から廃嫡を言い渡され、国外に追放された。
その後、炭鉱の町で鉱夫として働くアルフレッドは反省するどころかレティシアや彼女の味方をした弟への恨みを募らせていく。
そんなある日、アルフレッドは行く当てのない訳ありの少女マリエルを拾う。
マリエルを養子として迎え、共に生活するうちにアルフレッドはやがて自身の過去の過ちを猛省するようになり改心していった。
人生がいい方向に変わったように見えたが……平穏な生活は長く続かず、事態は思わぬ方向へ動き出したのだった。
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
4層世界の最下層、魔物の森で生き残る~生存率0.1%未満の試練~
TOYA
ファンタジー
~完結済み~
「この世界のルールはとても残酷だ。10歳の洗礼の試練は避ける事が出来ないんだ」
この世界で大人になるには、10歳で必ず発生する洗礼の試練で生き残らなければならない。
その試練はこの世界の最下層、魔物の巣窟にたった一人で放り出される残酷な内容だった。
生存率は1%未満。大勢の子供たちは成す術も無く魔物に食い殺されて行く中、
生き延び、帰還する為の魔法を覚えなければならない。
だが……魔法には帰還する為の魔法の更に先が存在した。
それに気がついた主人公、ロフルはその先の魔法を習得すべく
帰還せず魔物の巣窟に残り、奮闘する。
いずれ同じこの地獄へと落ちてくる、妹弟を救うために。
※あらすじは第一章の内容です。
―――
本作品は小説家になろう様 カクヨム様でも連載しております。
【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?
グライフトゥルム戦記~微笑みの軍師マティアスの救国戦略~
愛山雄町
ファンタジー
エンデラント大陸最古の王国、グライフトゥルム王国の英雄の一人である、マティアス・フォン・ラウシェンバッハは転生者である。
彼は類い稀なる知力と予知能力を持つと言われるほどの先見性から、“知将マティアス”や“千里眼のマティアス”と呼ばれることになる。
彼は大陸最強の軍事国家ゾルダート帝国や狂信的な宗教国家レヒト法国の侵略に対し、優柔不断な国王や獅子身中の虫である大貴族の有形無形の妨害にあいながらも、旧態依然とした王国軍の近代化を図りつつ、敵国に対して謀略を仕掛け、危機的な状況を回避する。
しかし、宿敵である帝国には軍事と政治の天才が生まれ、更に謎の暗殺者集団“夜(ナハト)”や目的のためなら手段を選ばぬ魔導師集団“真理の探究者”など一筋縄ではいかぬ敵たちが次々と現れる。
そんな敵たちとの死闘に際しても、絶対の自信の表れとも言える余裕の笑みを浮かべながら策を献じたことから、“微笑みの軍師”とも呼ばれていた。
しかし、マティアスは日本での記憶を持った一般人に過ぎなかった。彼は情報分析とプレゼンテーション能力こそ、この世界の人間より優れていたものの、軍事に関する知識は小説や映画などから得たレベルのものしか持っていなかった。
更に彼は生まれつき身体が弱く、武術も魔導の才もないというハンディキャップを抱えていた。また、日本で得た知識を使った技術革新も、世界を崩壊させる危険な技術として封じられてしまう。
彼の代名詞である“微笑み”も単に苦し紛れの策に対する苦笑に過ぎなかった。
マティアスは愛する家族や仲間を守るため、大賢者とその配下の凄腕間者集団の力を借りつつ、優秀な友人たちと力を合わせて強大な敵と戦うことを決意する。
彼は情報の重要性を誰よりも重視し、巧みに情報を利用した謀略で敵を混乱させ、更に戦場では敵の意表を突く戦術を駆使して勝利に貢献していく……。
■■■
あらすじにある通り、主人公にあるのは日本で得た中途半端な知識のみで、チートに類する卓越した能力はありません。基本的には政略・謀略・軍略といったシリアスな話が主となる予定で、恋愛要素は少なめ、ハーレム要素はもちろんありません。前半は裏方に徹して情報収集や情報操作を行うため、主人公が出てくる戦闘シーンはほとんどありません。
■■■
小説家になろう、カクヨム、ノベルアップ+でも掲載しております。
家族で突然異世界転移!?パパは家族を守るのに必死です。
3匹の子猫
ファンタジー
社智也とその家族はある日気がつけば家ごと見知らぬ場所に転移されていた。
そこは俺の持ちうる知識からおそらく異世界だ!確かに若い頃は異世界転移や転生を願ったことはあったけど、それは守るべき家族を持った今ではない!!
こんな世界でまだ幼い子供たちを守りながら生き残るのは酷だろ…だが、俺は家族を必ず守り抜いてみせる!!
感想やご意見楽しみにしております!
尚、作中の登場人物、国名はあくまでもフィクションです。実在する国とは一切関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる