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8章:エルフの国のエロフ!
旅立ちです!
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「ふわぁ~~!」
昨日は夜更かしをした為、寝不足である。大人の女性を交えてのガールズトークはヤバかったデス。いわゆる18禁的な。
取り敢えず支度を整え、目的地である国境へ向かいます。
「あれ?どうしたの二人とも?」
何故かアイオス王子とイーリス王女が一緒に付いてきました。
「今回は俺達も一緒に行くぞ!」
「私も一緒に行きますわ!」
なんだってーーーー!!!!?
「ちょっ!危険なんだよ!?」
「だったらシオンも危険だろう!婚約者が危険な目に合うのは嫌なんだ!」
あう…………!?
急に言うからキュッンとしちゃったよ。
「あらあら♪愛されているわね♪良いわ!連れていきましょう。このメンバーなら大丈夫でしょう!」
光さんが能天気にそう言って同行する事になりました。
「取り敢えず国境の交易都市へ向かおう!」
私達が向かったのは王国、帝国、神国の三ヶ国の交わる『国境の街・クロスバーン』
各国が交わり、この都市では各国の税が『免税』されており、一律の少量の販売税のみで取引できるとあって、大陸でも有数の物流を担っていた。
数多くの商人や旅人が立ち寄り、1発当てようと野心に燃えて日々取引をしている。
シオン達は数日、馬車に揺られながらその交易都市へとたどり着いた。
「ここで、各国の『情報』を集めつつ辺境の村へ向かいます」
人の集まる所で聞き込みをするのが目的なのだが─
「まぁ!なんて素敵な所なんでしょう!?」
光さんのこの一声でお気付きだろうか?
そう、ここは三ヶ国の文化、物資が集まる場所!と、いうことは…………
「珍しい料理で溢れているわーーーーー!!!!!!」
光さんは止める間もなく、屋台へ突入していった。
「あの馬鹿精霊が!!!」
シオンは慌てて追いかけようとしたが、他のメンバーに引き留められた。
「シオンお嬢様、光さんはいつもの事ですので私が見守りますよ。シオンお嬢様も初めての街を観光お楽しみ下さい」
騎士団長の1人であるサクラさんが言った。流石はできる女は違うね♪
「まぁ、光さんが食い逃げをしなければ良いかな?」
光の精霊王が食い逃げ犯なんて洒落にならんからね。
「シオン!ここは珍しい物で溢れている!行行こう!」
ラフな格好………というか、冒険者の格好をしている。アイオス王子も剣士風の格好できていた。うん、カッコいいよ!
「うん!行こう!」
イーリスに手を引かれながら走っていく後ろ姿は9歳の少女そのものであった。
それから色々な出店や店舗を周り楽しんだ。
「みてみてー!」
「なにそれ♪おもしろーい!」
楽しむ二人を見てアイオス王子は生き生きしている二人に顔がほころぶ。
「アイオス王子も御一緒しないのですか?」
護衛の騎士団長リーゼンが尋ねた。
「いや、ここで見ているだけで楽しいよ。それに女の子の買い物に男が出ていくと悲惨な目に合うからな?」
クスッとリーゼンが笑った。
「よくご存知で!」
アイオス王子も好きな女の子の楽しむ姿を見ているだけで満足していたのだ。
各々が交易都市を堪能し、宿屋で合流すると、満足顔の光さんがやってきた。
「いやー、余は満足じゃ!」
お前は何様だ!?
いや、本当に何様!?殿様?馬鹿殿様!?
「遅くなって申し訳ありません。まさか、1日でこの交易都市の料理を食べ尽くすとは思っておらず………」
光さんに付いていったサクラさんが申し訳なさそうにしていた。
「全ての種類の料理を食べたの!?」
流石に呆れましたよ!?
「大変美味しゅうございました♪」
いや、感想なんて聞いてねーし!?しかも言葉遣い!なんか変だぞ!?
「え~と、そろそろ情報共有に移りましょうか?」
取り敢えず話題を変えました。ってか、私達もショッピングを楽しんだだけで、騎士団長達に任せてたからなー。
「それなら私から発表するわね♪」
光さんが話し始めました。
えっ…………?
まさか光さん、食べている時に屋台の亭主から情報を仕入れていたの!?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
【後書き】
愚者の声
「シオンはダメダメだねー?」
シオン
「なによ!」
愚者の声
「光さんがしっかり働いていたのになー?」
グサッ!!!?
シオン
「そ、それは……………」
愚者の声
「なにかな?」
シオン
うわぁーん!!!!
愚者の声
「逃げた!?」
昨日は夜更かしをした為、寝不足である。大人の女性を交えてのガールズトークはヤバかったデス。いわゆる18禁的な。
取り敢えず支度を整え、目的地である国境へ向かいます。
「あれ?どうしたの二人とも?」
何故かアイオス王子とイーリス王女が一緒に付いてきました。
「今回は俺達も一緒に行くぞ!」
「私も一緒に行きますわ!」
なんだってーーーー!!!!?
「ちょっ!危険なんだよ!?」
「だったらシオンも危険だろう!婚約者が危険な目に合うのは嫌なんだ!」
あう…………!?
急に言うからキュッンとしちゃったよ。
「あらあら♪愛されているわね♪良いわ!連れていきましょう。このメンバーなら大丈夫でしょう!」
光さんが能天気にそう言って同行する事になりました。
「取り敢えず国境の交易都市へ向かおう!」
私達が向かったのは王国、帝国、神国の三ヶ国の交わる『国境の街・クロスバーン』
各国が交わり、この都市では各国の税が『免税』されており、一律の少量の販売税のみで取引できるとあって、大陸でも有数の物流を担っていた。
数多くの商人や旅人が立ち寄り、1発当てようと野心に燃えて日々取引をしている。
シオン達は数日、馬車に揺られながらその交易都市へとたどり着いた。
「ここで、各国の『情報』を集めつつ辺境の村へ向かいます」
人の集まる所で聞き込みをするのが目的なのだが─
「まぁ!なんて素敵な所なんでしょう!?」
光さんのこの一声でお気付きだろうか?
そう、ここは三ヶ国の文化、物資が集まる場所!と、いうことは…………
「珍しい料理で溢れているわーーーーー!!!!!!」
光さんは止める間もなく、屋台へ突入していった。
「あの馬鹿精霊が!!!」
シオンは慌てて追いかけようとしたが、他のメンバーに引き留められた。
「シオンお嬢様、光さんはいつもの事ですので私が見守りますよ。シオンお嬢様も初めての街を観光お楽しみ下さい」
騎士団長の1人であるサクラさんが言った。流石はできる女は違うね♪
「まぁ、光さんが食い逃げをしなければ良いかな?」
光の精霊王が食い逃げ犯なんて洒落にならんからね。
「シオン!ここは珍しい物で溢れている!行行こう!」
ラフな格好………というか、冒険者の格好をしている。アイオス王子も剣士風の格好できていた。うん、カッコいいよ!
「うん!行こう!」
イーリスに手を引かれながら走っていく後ろ姿は9歳の少女そのものであった。
それから色々な出店や店舗を周り楽しんだ。
「みてみてー!」
「なにそれ♪おもしろーい!」
楽しむ二人を見てアイオス王子は生き生きしている二人に顔がほころぶ。
「アイオス王子も御一緒しないのですか?」
護衛の騎士団長リーゼンが尋ねた。
「いや、ここで見ているだけで楽しいよ。それに女の子の買い物に男が出ていくと悲惨な目に合うからな?」
クスッとリーゼンが笑った。
「よくご存知で!」
アイオス王子も好きな女の子の楽しむ姿を見ているだけで満足していたのだ。
各々が交易都市を堪能し、宿屋で合流すると、満足顔の光さんがやってきた。
「いやー、余は満足じゃ!」
お前は何様だ!?
いや、本当に何様!?殿様?馬鹿殿様!?
「遅くなって申し訳ありません。まさか、1日でこの交易都市の料理を食べ尽くすとは思っておらず………」
光さんに付いていったサクラさんが申し訳なさそうにしていた。
「全ての種類の料理を食べたの!?」
流石に呆れましたよ!?
「大変美味しゅうございました♪」
いや、感想なんて聞いてねーし!?しかも言葉遣い!なんか変だぞ!?
「え~と、そろそろ情報共有に移りましょうか?」
取り敢えず話題を変えました。ってか、私達もショッピングを楽しんだだけで、騎士団長達に任せてたからなー。
「それなら私から発表するわね♪」
光さんが話し始めました。
えっ…………?
まさか光さん、食べている時に屋台の亭主から情報を仕入れていたの!?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
【後書き】
愚者の声
「シオンはダメダメだねー?」
シオン
「なによ!」
愚者の声
「光さんがしっかり働いていたのになー?」
グサッ!!!?
シオン
「そ、それは……………」
愚者の声
「なにかな?」
シオン
うわぁーん!!!!
愚者の声
「逃げた!?」
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