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8章:エルフの国のエロフ!
本当にすみません…………
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あの地獄から一時間ほど経った。
お母様を寝室へ寝かせて、侍女のAさんが部屋を片付けて、エレンミアさんを空部屋へ連れて行き、そしてお兄様に事情を説明したの!
「シオン…………君ってヤツは」
乱痴騒ぎを知り手で顔を覆って頭を抱える兄レインがいた。
「ま、待って!私は悪くないのよ!だってそうでしょう?誰が少量お酒で酔っ払って、酒癖の悪い変態に変身するなんてわかるものですか!」
必死に弁解するシオンであった。
(ひーん!お母様の目が覚めたら何をされるのか怖いよー!)
必死である。必死であるのだ。必死に兄レインにかばってもらおうと必死なのである!
「と、被告人は申しておりますが?」
「ギルティで決定ですね」
ひかりさんとAさんがシオンいじりを始めました。
「うわぁ~ん!本当に誤解なんだよ~!!!」
ひかりさんに抱き付き、ポカポカと殴るシオンであった。御愁傷様である。
「はぁ~、シオンだしなぁ~?それでエルフのエレンミアさんはまだ寝ているのかな?」
「はい。危険なので、サクラさんに見張ってもらっています」
「えっ?大丈夫なの?」
目が覚めたらヤバイんじゃ………?
「大丈夫です。我々が受けた恥ずかしめをサクラさんにも…………なんて思っていませんよ?目が覚めてもロープで、す巻きにしているので動けませんので」
おい!こいつ、被害者を増やそうとしてないか?
「そうか。もうすぐ親父も帰って来るし、エレンミアさんの行動はともかく、神国との仲介はしっかりやっておこう」
!?
『そうだわ!国王様の報告とお願いに使者として出掛ければ、しばらくは大丈夫じゃないかしら!?』
お母様が怖いシオンはどうでも良い事を考えて、現実逃避しようとした。
「あらあら、シオン?夕飯を気合いを入れて作ってくれたらお母様に取り成してあげるわよ♪」
な、なんだと!?
バッとひかりさんを見るとニコニコと女神の笑みを浮かべていた。
「マジで?」
「マジよ♪」
……
…………
………………
……………………………
ガシッ!
二人の利害が一致してがっちりと手を交わすのであった。
よーし!やったるぞぉ~!!!
急いで厨房へと向かうのであった。
厨房へ入ったシオンは鬼気迫る顔で現時点である調味料や食材を使い、最高の料理を作った。
そして─
「……………どういう状況?」
厨房から部屋に戻ると縄でグルグル巻きの状態でエレンミアが正座していた。
「目が覚めたので連れてきました」
サクラさんが淡々と言いました。
「この度は申し訳ありませんでした!!!!」
床に頭を打ち付けながら謝るエレンミアさんにシオンは慌てた。
「い、いえ…………あの~?エレンミアさんがおかしくなったのは………」
エレンミアは申し訳なさそうにチョコボールを見つめた。
「…………スミマセン。私はお酒に弱くて少しでも口にすると性格が変わってしまうんです」
おふぅ………マジかー!
「あんなチョコボールに入っていたぐらいのお酒の量で………」
「ううぅ………すみません!」
そこで私は思ってしまった。エレンミアさんがエルフ国を出たのって………まさか─
「も、もしかしてエルフ国を追い出されたのって………」
!?
「…………………はい。御想像の通りデス」
消え去りそうな声で呟いた。エレンミアさんはかつてエルフ国の族長主催パーティー(王族の様なもの)で、お酒を大量に飲んでしまいパーティー会場中の人々『全員』を【剥いた】らしい。
流石に有力貴族に準ずる者達を辱しめてしまったため、国外追放という事になったそうだ。
ただし、神国が攻めてくる気配があるため他国に助力を求める密命を命じられた。
「ううぅ………」
静かに鳴き始めたエレンミアさんをみていたたまれなくなったシオンは、まぁ食事を取って元気を出しなさいと励ますのであった。
そして夕方になり、シオンの父親であるカインも帰ってきてお母様も立ち直り部屋から出てきました。
「なるほど………いやー!エレンミアさんがエルフの女性で良かった」
昼間の話を聞いたお父様は和やかに言いました。流石は懐が深いね!
「こ、この度は本当に申し訳なく………」
「ええ、気にしないで下さい。もし貴女が男でしたら殺していました♪」
えっ?
「それはもう生きているのが嫌になるくらいの絶望と痛みを与え続けて、狂い死にさせるくらいには……………」
「ひっ!本当に申し訳ありませんでした!!!!」
エレンミアさんが跳び跳ねて頭を下げた。
「親父!あんまりエレンミアさんを責めないで下さい。シオンがやらかしたのが悪いんですから」
ちょっとーーーー!!!!私は無罪!私はワルクナイヨ?
シオンがぷくーと頬を膨らませてレインを見つめた。
「まぁまぁ、シオンが悪くてエレンミアさんも反省していますから」
ひかりさんがお父様を嗜めて、悪い空気を払拭しようとシオンが気合いの入った料理を持ってくるように指示を出したのだった。
ってか、私が悪いのか!?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
【後書き】
愚者の声
「エレンミアさん!またお酒飲ませるからね!!!!」
シオン
「なんてことを言いますの!?」
愚者の声
「エレンミアさんにお酒を飲ませれば毎回お色気シーンが出せるんだよ!素晴らしいキャラを作ったぜぃ!」
ガシッ!?
???
「我が愛する妻と娘の醜態が見たいと?」
ガタガタッ
愚者の声
「そ、ソンナノトハアリマセン!」
ふんっ!!!?
グシャッ
チーン
お母様を寝室へ寝かせて、侍女のAさんが部屋を片付けて、エレンミアさんを空部屋へ連れて行き、そしてお兄様に事情を説明したの!
「シオン…………君ってヤツは」
乱痴騒ぎを知り手で顔を覆って頭を抱える兄レインがいた。
「ま、待って!私は悪くないのよ!だってそうでしょう?誰が少量お酒で酔っ払って、酒癖の悪い変態に変身するなんてわかるものですか!」
必死に弁解するシオンであった。
(ひーん!お母様の目が覚めたら何をされるのか怖いよー!)
必死である。必死であるのだ。必死に兄レインにかばってもらおうと必死なのである!
「と、被告人は申しておりますが?」
「ギルティで決定ですね」
ひかりさんとAさんがシオンいじりを始めました。
「うわぁ~ん!本当に誤解なんだよ~!!!」
ひかりさんに抱き付き、ポカポカと殴るシオンであった。御愁傷様である。
「はぁ~、シオンだしなぁ~?それでエルフのエレンミアさんはまだ寝ているのかな?」
「はい。危険なので、サクラさんに見張ってもらっています」
「えっ?大丈夫なの?」
目が覚めたらヤバイんじゃ………?
「大丈夫です。我々が受けた恥ずかしめをサクラさんにも…………なんて思っていませんよ?目が覚めてもロープで、す巻きにしているので動けませんので」
おい!こいつ、被害者を増やそうとしてないか?
「そうか。もうすぐ親父も帰って来るし、エレンミアさんの行動はともかく、神国との仲介はしっかりやっておこう」
!?
『そうだわ!国王様の報告とお願いに使者として出掛ければ、しばらくは大丈夫じゃないかしら!?』
お母様が怖いシオンはどうでも良い事を考えて、現実逃避しようとした。
「あらあら、シオン?夕飯を気合いを入れて作ってくれたらお母様に取り成してあげるわよ♪」
な、なんだと!?
バッとひかりさんを見るとニコニコと女神の笑みを浮かべていた。
「マジで?」
「マジよ♪」
……
…………
………………
……………………………
ガシッ!
二人の利害が一致してがっちりと手を交わすのであった。
よーし!やったるぞぉ~!!!
急いで厨房へと向かうのであった。
厨房へ入ったシオンは鬼気迫る顔で現時点である調味料や食材を使い、最高の料理を作った。
そして─
「……………どういう状況?」
厨房から部屋に戻ると縄でグルグル巻きの状態でエレンミアが正座していた。
「目が覚めたので連れてきました」
サクラさんが淡々と言いました。
「この度は申し訳ありませんでした!!!!」
床に頭を打ち付けながら謝るエレンミアさんにシオンは慌てた。
「い、いえ…………あの~?エレンミアさんがおかしくなったのは………」
エレンミアは申し訳なさそうにチョコボールを見つめた。
「…………スミマセン。私はお酒に弱くて少しでも口にすると性格が変わってしまうんです」
おふぅ………マジかー!
「あんなチョコボールに入っていたぐらいのお酒の量で………」
「ううぅ………すみません!」
そこで私は思ってしまった。エレンミアさんがエルフ国を出たのって………まさか─
「も、もしかしてエルフ国を追い出されたのって………」
!?
「…………………はい。御想像の通りデス」
消え去りそうな声で呟いた。エレンミアさんはかつてエルフ国の族長主催パーティー(王族の様なもの)で、お酒を大量に飲んでしまいパーティー会場中の人々『全員』を【剥いた】らしい。
流石に有力貴族に準ずる者達を辱しめてしまったため、国外追放という事になったそうだ。
ただし、神国が攻めてくる気配があるため他国に助力を求める密命を命じられた。
「ううぅ………」
静かに鳴き始めたエレンミアさんをみていたたまれなくなったシオンは、まぁ食事を取って元気を出しなさいと励ますのであった。
そして夕方になり、シオンの父親であるカインも帰ってきてお母様も立ち直り部屋から出てきました。
「なるほど………いやー!エレンミアさんがエルフの女性で良かった」
昼間の話を聞いたお父様は和やかに言いました。流石は懐が深いね!
「こ、この度は本当に申し訳なく………」
「ええ、気にしないで下さい。もし貴女が男でしたら殺していました♪」
えっ?
「それはもう生きているのが嫌になるくらいの絶望と痛みを与え続けて、狂い死にさせるくらいには……………」
「ひっ!本当に申し訳ありませんでした!!!!」
エレンミアさんが跳び跳ねて頭を下げた。
「親父!あんまりエレンミアさんを責めないで下さい。シオンがやらかしたのが悪いんですから」
ちょっとーーーー!!!!私は無罪!私はワルクナイヨ?
シオンがぷくーと頬を膨らませてレインを見つめた。
「まぁまぁ、シオンが悪くてエレンミアさんも反省していますから」
ひかりさんがお父様を嗜めて、悪い空気を払拭しようとシオンが気合いの入った料理を持ってくるように指示を出したのだった。
ってか、私が悪いのか!?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
【後書き】
愚者の声
「エレンミアさん!またお酒飲ませるからね!!!!」
シオン
「なんてことを言いますの!?」
愚者の声
「エレンミアさんにお酒を飲ませれば毎回お色気シーンが出せるんだよ!素晴らしいキャラを作ったぜぃ!」
ガシッ!?
???
「我が愛する妻と娘の醜態が見たいと?」
ガタガタッ
愚者の声
「そ、ソンナノトハアリマセン!」
ふんっ!!!?
グシャッ
チーン
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