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7章:コラボ小説なのです!
誤解が解ければマブダチです!
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誤解があったようで、お互いの状況整理の為に唖然としているミスレイン公国の女性には、お父様とお母様が説明を行った。
「なっ!?なななななっ!!!!?」
ミスレイン公国の女性は、先程の凛々しい姿とは考えられないほどアワアワしていた。………なんか可愛いな♪
「この度は、早とちりをして申し訳ありませんでした!」
なんと!土下座をしましたよ!?流石のお父様とお母様も慌てていますね。
「か、顔お上げ下さい!こちらに被害はありませんでしたので大丈夫です!」
「そうですわ!こちらを心配して下さったのですから。ありがたく思っております!」
女性を立ち上がらせて、落ち着かせる!
「それより【王妃様】が単身で乗り込んで来て何を考えているのですか!?」
んん?なんか気になる単語が出たような………?!
「ねぇ、王妃様って言わなかった?」
「まさか!聞き間違えよね?」
ひかりさんも耳を疑っているようだ。それにしても公爵家としてのお父様とお母様が慌てる相手って………
あっ!女性が近付いて来ましたよ!?
「フィリアス公爵の娘さんですね?怖い思いをさせて申し訳ありません!」
ミスレイン公国の女性は私にも深々と頭を下げた。
「いえいえ!?そんなに謝らないで下さい!誰にでも間違いはあります!私なんていつもやらかしてばかりなんですよ!?」
シオンの言葉に周囲がうんうんと頷いた。よし、お前達!メシ抜きで良いんだな?そのケンカ買ってやんよ!
シオンはきっ!と周囲に威嚇するとみんな目を反らした。
すると女性が抱き付いてきた。
「キャー!良く見ると可愛いわ!?お人形さんみたいね♪銀髪も珍しいしお持ち帰りしたーい!」
えっえっ!?殺気と……違った、さっきとキャラ違い過ぎません?
「あ、あの!あなたは一体………?」
「ああ!ごめんなさい!自己紹介がまだだったわね。私はミスレイン公国の王妃を務めているシリカ・ミスレインよ!よろしくね♪」
おおぅ………マジで王妃様だったのか。ってか、王妃様が海の上を走るか普通!?私も自己紹介しないと……
「私はフィリアス公爵家長女、シオン・フィリアスと申します。以後、お見知りおき下さい」
私の必殺技【猫かぶり10枚】を発動したのよ♪私はできる女(笑)だからね!
「あら?あなたが噂のシオンちゃんなのね!うちにも同じ名前の娘がいるのよ。きっと良い友達になれるわ!お互い【やらかす】同士……ね」
なんか、最後の方に不穏な言葉が聞こえたけど………気のせいですね。
「それより、そんな堅苦しい言葉なんてしなくて良いわよ?身内しか居ない時はフレンドリーに呼んでね」
一国の国母である王妃様をフレンドリーにって………
「あらあら、面白い王妃様ねー!しかも精霊の気配を感じるわ」
へぇ~、この大陸にも精霊が生まれつつあるのね!ちょっと楽しみ♪
「貴女は………人間は違う気配を感じるわ?」
王妃様が尋ねてきた。
「この方は私と契約している光の精霊王で、ひかりさんです!」
「どうも~光の精霊王をやってまーす!」
軽い女子高生ノリで答えるひかりさん。
誰だよお前!?他国に恥を振り撒くな!!!?
軽いノリのひかりさんに脱力感を覚えながら王妃様を見ると王妃様も握手しながら挨拶していた。
「あっ、どうも!私の事はシリカって呼んでね♪」
「じゃぁ、私の事もひかりって呼んでね♪」
何だろうか………この二人は会わせてはいかんやつだったのでは!?と思いました。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
【後書き】
愚者の声
「いやいや、誤解が解けて良かったねー」
シオン
「王妃様が土下座って何やらせるのよ!」
愚者の声
「ちょっとおっちょこちょいの方が親しみもてるでしょう?」
シオン
「………確かに」
愚者の声
「次回はようやく二人のシオンのご対面です!」
「なっ!?なななななっ!!!!?」
ミスレイン公国の女性は、先程の凛々しい姿とは考えられないほどアワアワしていた。………なんか可愛いな♪
「この度は、早とちりをして申し訳ありませんでした!」
なんと!土下座をしましたよ!?流石のお父様とお母様も慌てていますね。
「か、顔お上げ下さい!こちらに被害はありませんでしたので大丈夫です!」
「そうですわ!こちらを心配して下さったのですから。ありがたく思っております!」
女性を立ち上がらせて、落ち着かせる!
「それより【王妃様】が単身で乗り込んで来て何を考えているのですか!?」
んん?なんか気になる単語が出たような………?!
「ねぇ、王妃様って言わなかった?」
「まさか!聞き間違えよね?」
ひかりさんも耳を疑っているようだ。それにしても公爵家としてのお父様とお母様が慌てる相手って………
あっ!女性が近付いて来ましたよ!?
「フィリアス公爵の娘さんですね?怖い思いをさせて申し訳ありません!」
ミスレイン公国の女性は私にも深々と頭を下げた。
「いえいえ!?そんなに謝らないで下さい!誰にでも間違いはあります!私なんていつもやらかしてばかりなんですよ!?」
シオンの言葉に周囲がうんうんと頷いた。よし、お前達!メシ抜きで良いんだな?そのケンカ買ってやんよ!
シオンはきっ!と周囲に威嚇するとみんな目を反らした。
すると女性が抱き付いてきた。
「キャー!良く見ると可愛いわ!?お人形さんみたいね♪銀髪も珍しいしお持ち帰りしたーい!」
えっえっ!?殺気と……違った、さっきとキャラ違い過ぎません?
「あ、あの!あなたは一体………?」
「ああ!ごめんなさい!自己紹介がまだだったわね。私はミスレイン公国の王妃を務めているシリカ・ミスレインよ!よろしくね♪」
おおぅ………マジで王妃様だったのか。ってか、王妃様が海の上を走るか普通!?私も自己紹介しないと……
「私はフィリアス公爵家長女、シオン・フィリアスと申します。以後、お見知りおき下さい」
私の必殺技【猫かぶり10枚】を発動したのよ♪私はできる女(笑)だからね!
「あら?あなたが噂のシオンちゃんなのね!うちにも同じ名前の娘がいるのよ。きっと良い友達になれるわ!お互い【やらかす】同士……ね」
なんか、最後の方に不穏な言葉が聞こえたけど………気のせいですね。
「それより、そんな堅苦しい言葉なんてしなくて良いわよ?身内しか居ない時はフレンドリーに呼んでね」
一国の国母である王妃様をフレンドリーにって………
「あらあら、面白い王妃様ねー!しかも精霊の気配を感じるわ」
へぇ~、この大陸にも精霊が生まれつつあるのね!ちょっと楽しみ♪
「貴女は………人間は違う気配を感じるわ?」
王妃様が尋ねてきた。
「この方は私と契約している光の精霊王で、ひかりさんです!」
「どうも~光の精霊王をやってまーす!」
軽い女子高生ノリで答えるひかりさん。
誰だよお前!?他国に恥を振り撒くな!!!?
軽いノリのひかりさんに脱力感を覚えながら王妃様を見ると王妃様も握手しながら挨拶していた。
「あっ、どうも!私の事はシリカって呼んでね♪」
「じゃぁ、私の事もひかりって呼んでね♪」
何だろうか………この二人は会わせてはいかんやつだったのでは!?と思いました。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
【後書き】
愚者の声
「いやいや、誤解が解けて良かったねー」
シオン
「王妃様が土下座って何やらせるのよ!」
愚者の声
「ちょっとおっちょこちょいの方が親しみもてるでしょう?」
シオン
「………確かに」
愚者の声
「次回はようやく二人のシオンのご対面です!」
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