25 / 61
戦勝記念パーティーです!
しおりを挟む
遂にパーティーの日になりました。
この日の為に、お城にあったドレスを貸出しされてドレスアップしています。
流石に、2日で新しいドレスを作る事は出来ないですからね。
「キャー!今度はこちらをお試し下さい♪」
「なに言っているのよ!こちらの方が似合いますわ!」
「いえいえ、こちらの方がチャーミングですよ♪」
………現在、わたくしシオンはお城のメイドさん達の着せ替え人形となっていますorz
「何をしてますの!」
そこにメイド長さんがやってきました。
おおっ!神様!?
「もう時間がありませんよ!………あら?、聖女様にはこちらが似合いそうですわね♪」
うぎゃーーーー!!!!
味方だと思ったら向こう側だったーーー!!!?
こうしてシオンは朝早くからぐったりするのでした。
・
・
・
・
・
・
・
「おや?シオン、お疲れのようだね?」
顔に出ていたようで、お兄様に指摘されました。
「ええ………朝から疲れましたわ」
ふっ…………と、遠い目をするシオンにカストルはシオンを労って褒める事にした。
「ええっ~と、シオン綺麗だよ?」
「ありがとうございます。お兄様。朝から全身隅々まで磨かれただけはありますわよ………」
またシオンの目から光が消えた。
いかん!話題を逸らさなければ!?
「そ、それはお疲れ様」
脳筋のカストルにそんな話術は無かった。そこに頼もしい援軍がやってきました。
「あら♪とても綺麗よ。シオン」
お母様がやってきました。薄い緑色の透き通る色合いのドレスがお母様の魅力を引き出しています。
「お母様こそ綺麗です!」
「あら♪ありがとう♪」
遅くなりましたが、お兄様も黒い燕服がとてもよくお似合いでした。広間に向かう途中で、必ずメイドさんがお兄様をみて顔を赤くしていました。
「あらあら♪流石は私の子供達ね。ここで気に入った子がいたら連れて帰るかしら?」
「お母様、それは冗談でもシャレになっていませんわ」
魔物が弱体化したと言っても、また活性化することもあるのだから最低限、自分の身を守れる人じゃないとね!
お城の裏庭にある王室の薔薇庭園に着きました。
「おおっ♪」
「昨日の薔薇園とは違った美しさがあるわ♪」
王室の薔薇園は、右側の生垣には赤色の薔薇が、左側には黄色と白色の薔薇が鮮やかな色を咲かせていました。そして、中央の柱には各色の薔薇が見事な調和で様々な花を咲かせていました。
「凄いな。こんな複数の薔薇を同じ場所で組み合わせて咲かせるなんて………」
私達は少しの間、見とれていました。
「どうですかな?我が国が誇る薔薇達は?」
この国の国王陛下が現れました。
「御世辞抜きで、本当に素晴らしいですわ♪」
「ええ、心が洗われるようです」
私達の言葉に国王様も満足に頷きました。
「ありがとうございます。その美しい薔薇園を守って頂いたのは英雄様であるグリーンウッド家のおかげです。重ねてこの国を救って頂きありがとう!」
国王様の心からの感謝に、私達も守って良かったと思ったのでした。
そして、少ししてお父様がやってきて時間になりました。すでに大勢の人達が集まってきています。
「この度は忙しい中、集まってくれて感謝する!まだ戦後のゴタゴタが続いているが、我が国を救ってくれた英雄達には滞在期間があるため、急遽戦勝記念パーティーを開く事になった。まずは、我が祖国を守る為に散っていった勇敢なる兵達に黙祷を捧げる。黙祷!」
私達は目を瞑りました。時間にして5秒ほどでしょうか、出席者の中には涙を流している方もいました。
「しばらくは手痛い打撃を受けた帝国は手を出してはこないだろう。また国難になった時には皆の力を貸して欲しいと思う。では、この度の戦勝を祝して、そしてユグドラの英雄一家にカンパーイ!!!」
「「「カンパーイ!!!」」」
こうして楽しいパーティーが始まりました。
豪勢な料理にも薔薇の花びらが使われていたりと、とても綺麗で美味しかったです♪
『シオン、ここは霊的な魔力に満ちています。私の眷属が住んでいるようです。ここなら門(ゲート)を繋げられるわ』
脳内で森の精霊ドリアードが話掛けてきましたよ!?
この日の為に、お城にあったドレスを貸出しされてドレスアップしています。
流石に、2日で新しいドレスを作る事は出来ないですからね。
「キャー!今度はこちらをお試し下さい♪」
「なに言っているのよ!こちらの方が似合いますわ!」
「いえいえ、こちらの方がチャーミングですよ♪」
………現在、わたくしシオンはお城のメイドさん達の着せ替え人形となっていますorz
「何をしてますの!」
そこにメイド長さんがやってきました。
おおっ!神様!?
「もう時間がありませんよ!………あら?、聖女様にはこちらが似合いそうですわね♪」
うぎゃーーーー!!!!
味方だと思ったら向こう側だったーーー!!!?
こうしてシオンは朝早くからぐったりするのでした。
・
・
・
・
・
・
・
「おや?シオン、お疲れのようだね?」
顔に出ていたようで、お兄様に指摘されました。
「ええ………朝から疲れましたわ」
ふっ…………と、遠い目をするシオンにカストルはシオンを労って褒める事にした。
「ええっ~と、シオン綺麗だよ?」
「ありがとうございます。お兄様。朝から全身隅々まで磨かれただけはありますわよ………」
またシオンの目から光が消えた。
いかん!話題を逸らさなければ!?
「そ、それはお疲れ様」
脳筋のカストルにそんな話術は無かった。そこに頼もしい援軍がやってきました。
「あら♪とても綺麗よ。シオン」
お母様がやってきました。薄い緑色の透き通る色合いのドレスがお母様の魅力を引き出しています。
「お母様こそ綺麗です!」
「あら♪ありがとう♪」
遅くなりましたが、お兄様も黒い燕服がとてもよくお似合いでした。広間に向かう途中で、必ずメイドさんがお兄様をみて顔を赤くしていました。
「あらあら♪流石は私の子供達ね。ここで気に入った子がいたら連れて帰るかしら?」
「お母様、それは冗談でもシャレになっていませんわ」
魔物が弱体化したと言っても、また活性化することもあるのだから最低限、自分の身を守れる人じゃないとね!
お城の裏庭にある王室の薔薇庭園に着きました。
「おおっ♪」
「昨日の薔薇園とは違った美しさがあるわ♪」
王室の薔薇園は、右側の生垣には赤色の薔薇が、左側には黄色と白色の薔薇が鮮やかな色を咲かせていました。そして、中央の柱には各色の薔薇が見事な調和で様々な花を咲かせていました。
「凄いな。こんな複数の薔薇を同じ場所で組み合わせて咲かせるなんて………」
私達は少しの間、見とれていました。
「どうですかな?我が国が誇る薔薇達は?」
この国の国王陛下が現れました。
「御世辞抜きで、本当に素晴らしいですわ♪」
「ええ、心が洗われるようです」
私達の言葉に国王様も満足に頷きました。
「ありがとうございます。その美しい薔薇園を守って頂いたのは英雄様であるグリーンウッド家のおかげです。重ねてこの国を救って頂きありがとう!」
国王様の心からの感謝に、私達も守って良かったと思ったのでした。
そして、少ししてお父様がやってきて時間になりました。すでに大勢の人達が集まってきています。
「この度は忙しい中、集まってくれて感謝する!まだ戦後のゴタゴタが続いているが、我が国を救ってくれた英雄達には滞在期間があるため、急遽戦勝記念パーティーを開く事になった。まずは、我が祖国を守る為に散っていった勇敢なる兵達に黙祷を捧げる。黙祷!」
私達は目を瞑りました。時間にして5秒ほどでしょうか、出席者の中には涙を流している方もいました。
「しばらくは手痛い打撃を受けた帝国は手を出してはこないだろう。また国難になった時には皆の力を貸して欲しいと思う。では、この度の戦勝を祝して、そしてユグドラの英雄一家にカンパーイ!!!」
「「「カンパーイ!!!」」」
こうして楽しいパーティーが始まりました。
豪勢な料理にも薔薇の花びらが使われていたりと、とても綺麗で美味しかったです♪
『シオン、ここは霊的な魔力に満ちています。私の眷属が住んでいるようです。ここなら門(ゲート)を繋げられるわ』
脳内で森の精霊ドリアードが話掛けてきましたよ!?
0
お気に入りに追加
77
あなたにおすすめの小説
転生したら赤ん坊だった 奴隷だったお母さんと何とか幸せになっていきます
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
転生したら奴隷の赤ん坊だった
お母さんと離れ離れになりそうだったけど、何とか強くなって帰ってくることができました。
全力でお母さんと幸せを手に入れます
ーーー
カムイイムカです
今製作中の話ではないのですが前に作った話を投稿いたします
少しいいことがありましたので投稿したくなってしまいました^^
最後まで行かないシリーズですのでご了承ください
23話でおしまいになります
転生したら死にそうな孤児だった
佐々木鴻
ファンタジー
過去に四度生まれ変わり、そして五度目の人生に目覚めた少女はある日、生まれたばかりで捨てられたの赤子と出会う。
保護しますか? の選択肢に【はい】と【YES】しかない少女はその子を引き取り妹として育て始める。
やがて美しく育ったその子は、少女と強い因縁があった。
悲劇はありません。難しい人間関係や柵はめんどく(ゲフンゲフン)ありません。
世界は、意外と優しいのです。
拝啓、お父様お母様 勇者パーティをクビになりました。
ちくわ feat. 亜鳳
ファンタジー
弱い、使えないと勇者パーティをクビになった
16歳の少年【カン】
しかし彼は転生者であり、勇者パーティに配属される前は【無冠の帝王】とまで謳われた最強の武・剣道者だ
これで魔導まで極めているのだが
王国より勇者の尊厳とレベルが上がるまではその実力を隠せと言われ
渋々それに付き合っていた…
だが、勘違いした勇者にパーティを追い出されてしまう
この物語はそんな最強の少年【カン】が「もう知るか!王命何かくそ食らえ!!」と実力解放して好き勝手に過ごすだけのストーリーである
※タイトルは思い付かなかったので適当です
※5話【ギルド長との対談】を持って前書きを廃止致しました
以降はあとがきに変更になります
※現在執筆に集中させて頂くべく
必要最低限の感想しか返信できません、ご理解のほどよろしくお願いいたします
※現在書き溜め中、もうしばらくお待ちください
魔境に捨てられたけどめげずに生きていきます
ツバキ
ファンタジー
貴族の子供として産まれた主人公、五歳の時の魔力属性検査で魔力属性が無属性だと判明したそれを知った父親は主人公を魔境へ捨ててしまう
どんどん更新していきます。
ちょっと、恨み描写などがあるので、R15にしました。
あの、神様、普通の家庭に転生させてって言いましたよね?なんか、森にいるんですけど.......。
▽空
ファンタジー
テンプレのトラックバーンで転生したよ......
どうしようΣ( ̄□ ̄;)
とりあえず、今世を楽しんでやる~!!!!!!!!!
R指定は念のためです。
マイペースに更新していきます。
全能で楽しく公爵家!!
山椒
ファンタジー
平凡な人生であることを自負し、それを受け入れていた二十四歳の男性が交通事故で若くして死んでしまった。
未練はあれど死を受け入れた男性は、転生できるのであれば二度目の人生も平凡でモブキャラのような人生を送りたいと思ったところ、魔神によって全能の力を与えられてしまう!
転生した先は望んだ地位とは程遠い公爵家の長男、アーサー・ランスロットとして生まれてしまった。
スローライフをしようにも公爵家でできるかどうかも怪しいが、のんびりと全能の力を発揮していく転生者の物語。
※少しだけ設定を変えているため、書き直し、設定を加えているリメイク版になっています。
※リメイク前まで投稿しているところまで書き直せたので、二章はかなりの速度で投稿していきます。
よくある父親の再婚で意地悪な義母と義妹が来たけどヒロインが○○○だったら………
naturalsoft
恋愛
なろうの方で日間異世界恋愛ランキング1位!ありがとうございます!
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
最近よくある、父親が再婚して出来た義母と義妹が、前妻の娘であるヒロインをイジメて追い出してしまう話………
でも、【権力】って婿養子の父親より前妻の娘である私が持ってのは知ってます?家を継ぐのも、死んだお母様の直系の血筋である【私】なのですよ?
まったく、どうして多くの小説ではバカ正直にイジメられるのかしら?
少女はパタンッと本を閉じる。
そして悪巧みしていそうな笑みを浮かべて──
アタイはそんな無様な事にはならねぇけどな!
くははははっ!!!
静かな部屋の中で、少女の笑い声がこだまするのだった。
悪役令嬢は大好きな絵を描いていたら大変な事になった件について!
naturalsoft
ファンタジー
『※タイトル変更するかも知れません』
シオン・バーニングハート公爵令嬢は、婚約破棄され辺境へと追放される。
そして失意の中、悲壮感漂う雰囲気で馬車で向かって─
「うふふ、計画通りですわ♪」
いなかった。
これは悪役令嬢として目覚めた転生少女が無駄に能天気で、好きな絵を描いていたら周囲がとんでもない事になっていったファンタジー(コメディ)小説である!
最初は幼少期から始まります。婚約破棄は後からの話になります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる