41 / 94
修行開始だよ!(あれ?楽しい臨海学校はどこ行った?)
しおりを挟む
おかしい………
何かが違うような?
シオンは漠然とした違和感を覚えていた。
「なんか思っていた『臨海学校』と違うんだけど?」
シオンは器用に水弾を撃ちながら喋っていた。
「そう?課外授業なんだからこんなもんじゃ無いかしら?」
ミレイユは水流を滝に撃ち込みながら言った。
ババババッ!!!!!
「クリスはどう思う?」
「僕も初めてだからこういうものだと思ったけど……?」
クラスメイト達は遠巻きでシオン達を見ていた。気軽に喋べりながら跳ね返ってきた水魔法を相殺していたからだ。無駄にスペックの高い人達である。
しかしシオンはう~んと考えていた。
臨海学校とは?臨海学校???
臨海学校臨海学校臨海学校臨海学校…………………
はっ!?
「ようやくわかったよ!違和感な正体に!?」
いやー!喉に詰まった小骨が取れた感じだわ♪
シオンは清々しい顔になった。
「シオン、何がわかったの?」
「違和感の正体よ!臨海学校って、『海』でするもんじゃない?まぁ、山奥の温泉旅館でもいいんだけど、なんか変だなーと思っていたのよ!」
!?
これには愚者の声こと、作者も書いていて、しまったーーーーーー!!!!!!!と、なりましたよ。ええ、もう完璧にうっかりしてましたとも!?これは別小説を書いていて頭がどうかしていたとしか思えません!
どうする!?今から書き直すか!?いや、そんなめんど……コホンッ、そんな時間はない!どうする私!どうするシオン!?締め切りが迫る!?
焦るナレーションにシオン………ではなく、ウンディーネが脳内で言ってきた。
『何を騒いでおるのか?貴様はそんな事を気にせずともよい。最初から臨海学校のスケジュールを考えておるのじゃ。愚者なお主は妾に任せるがよい』
ぴっかーーーー!!!!!
流石はウンディーネ先生だよ!愚者な作者を導いて下さいまし!?ウンディーネ先生の背中から後光が見えるようデス。
(ToT)
とまぁ、作者のミスをウンディーネ先生がフォローしてくれることになり、安心の愚者の声でした。
そんな中、優等生のミレイユが第一の課題をクリアしました。
「皆さん、『水弾』ではなく『水流』の魔法を使って下さい!滝に撃ち込んだ後、水流を操作するんです!」
ミレイユが水流を撃ち込んでいるが、反射されていなかった。
ミレイユに言われて他のクラスメイトも水流を撃ち込んだ。だが、ほとんどの生徒は跳ね返ってきた水流を受けてしまった。
「ああ!?そういう事ね!」
セリスもコツを掴んだのか跳ね返って来なかった。そして意外な事にシオンやクリスも上手くいったようだった
「なるほどね。滝の中では魔術的な強力な水の動きがあって、これが撃ち込んだ水魔法を跳ね返えしていたのね」
撃ち込んだ水魔法は回転するかの様に外側へ弾かれる仕組みのようだった。シオン達は外に弾かれる水流を上手く操り、滝の中で循環させたのだった。
そして、火炎魔法の得意なフレイだけがシオンの仲間で出来なかった。
「むう!難しい!!!」
「フレイさん、落ち着いて。心を静めて水の流れに身をゆだねるようにして下さい」
説明の上手いミレイユとセリスの指導の元、時間ギリギリでフレイも上手く出来たのだった。
他の生徒も半分くらいは成功していました。
流石は大陸から集まった優秀な生徒達である。
「うむ、上出来であるのぅ?上手く出来なかった者も悲観しなくてよい。夕食のオカズが一品減るだけじゃ。次で挽回するがよい」
!?
な…………なんだと!?
そういうことは先に言いなさいよ!
ウンディーネは甘く見ていたのだ。生徒達の美味しい食事の執着について………
「みんな、死ぬ気で課題をクリアするわよ!上手く出来ない生徒は『仲間』を頼りなさい!これより我々は死地で戦う戦友(仲間)よ!」
クラスメイト達は歴戦の勇者のような目付きで頷くのだった。まったく仲間を乗せるのが上手いシオンである。
なんかもう、良い(悪い?)意味で毒されてきている一年生達であった。
クラスメイトと呼んではいるが、他のクラスの生徒もいるのだが、全員がこの空気に触れて変わってきているのはウンディーネの気のせいではないだろう。
やる気を出す為に言った一言をウンディーネは後悔するのであった。
何かが違うような?
シオンは漠然とした違和感を覚えていた。
「なんか思っていた『臨海学校』と違うんだけど?」
シオンは器用に水弾を撃ちながら喋っていた。
「そう?課外授業なんだからこんなもんじゃ無いかしら?」
ミレイユは水流を滝に撃ち込みながら言った。
ババババッ!!!!!
「クリスはどう思う?」
「僕も初めてだからこういうものだと思ったけど……?」
クラスメイト達は遠巻きでシオン達を見ていた。気軽に喋べりながら跳ね返ってきた水魔法を相殺していたからだ。無駄にスペックの高い人達である。
しかしシオンはう~んと考えていた。
臨海学校とは?臨海学校???
臨海学校臨海学校臨海学校臨海学校…………………
はっ!?
「ようやくわかったよ!違和感な正体に!?」
いやー!喉に詰まった小骨が取れた感じだわ♪
シオンは清々しい顔になった。
「シオン、何がわかったの?」
「違和感の正体よ!臨海学校って、『海』でするもんじゃない?まぁ、山奥の温泉旅館でもいいんだけど、なんか変だなーと思っていたのよ!」
!?
これには愚者の声こと、作者も書いていて、しまったーーーーーー!!!!!!!と、なりましたよ。ええ、もう完璧にうっかりしてましたとも!?これは別小説を書いていて頭がどうかしていたとしか思えません!
どうする!?今から書き直すか!?いや、そんなめんど……コホンッ、そんな時間はない!どうする私!どうするシオン!?締め切りが迫る!?
焦るナレーションにシオン………ではなく、ウンディーネが脳内で言ってきた。
『何を騒いでおるのか?貴様はそんな事を気にせずともよい。最初から臨海学校のスケジュールを考えておるのじゃ。愚者なお主は妾に任せるがよい』
ぴっかーーーー!!!!!
流石はウンディーネ先生だよ!愚者な作者を導いて下さいまし!?ウンディーネ先生の背中から後光が見えるようデス。
(ToT)
とまぁ、作者のミスをウンディーネ先生がフォローしてくれることになり、安心の愚者の声でした。
そんな中、優等生のミレイユが第一の課題をクリアしました。
「皆さん、『水弾』ではなく『水流』の魔法を使って下さい!滝に撃ち込んだ後、水流を操作するんです!」
ミレイユが水流を撃ち込んでいるが、反射されていなかった。
ミレイユに言われて他のクラスメイトも水流を撃ち込んだ。だが、ほとんどの生徒は跳ね返ってきた水流を受けてしまった。
「ああ!?そういう事ね!」
セリスもコツを掴んだのか跳ね返って来なかった。そして意外な事にシオンやクリスも上手くいったようだった
「なるほどね。滝の中では魔術的な強力な水の動きがあって、これが撃ち込んだ水魔法を跳ね返えしていたのね」
撃ち込んだ水魔法は回転するかの様に外側へ弾かれる仕組みのようだった。シオン達は外に弾かれる水流を上手く操り、滝の中で循環させたのだった。
そして、火炎魔法の得意なフレイだけがシオンの仲間で出来なかった。
「むう!難しい!!!」
「フレイさん、落ち着いて。心を静めて水の流れに身をゆだねるようにして下さい」
説明の上手いミレイユとセリスの指導の元、時間ギリギリでフレイも上手く出来たのだった。
他の生徒も半分くらいは成功していました。
流石は大陸から集まった優秀な生徒達である。
「うむ、上出来であるのぅ?上手く出来なかった者も悲観しなくてよい。夕食のオカズが一品減るだけじゃ。次で挽回するがよい」
!?
な…………なんだと!?
そういうことは先に言いなさいよ!
ウンディーネは甘く見ていたのだ。生徒達の美味しい食事の執着について………
「みんな、死ぬ気で課題をクリアするわよ!上手く出来ない生徒は『仲間』を頼りなさい!これより我々は死地で戦う戦友(仲間)よ!」
クラスメイト達は歴戦の勇者のような目付きで頷くのだった。まったく仲間を乗せるのが上手いシオンである。
なんかもう、良い(悪い?)意味で毒されてきている一年生達であった。
クラスメイトと呼んではいるが、他のクラスの生徒もいるのだが、全員がこの空気に触れて変わってきているのはウンディーネの気のせいではないだろう。
やる気を出す為に言った一言をウンディーネは後悔するのであった。
0
お気に入りに追加
76
あなたにおすすめの小説
一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!
当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。
しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。
彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。
このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。
しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。
好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。
※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*)
※他のサイトにも重複投稿しています。
懐妊を告げずに家を出ます。最愛のあなた、どうかお幸せに。
梅雨の人
恋愛
最愛の夫、ブラッド。
あなたと共に、人生が終わるその時まで互いに慈しみ、愛情に溢れる時を過ごしていけると信じていた。
その時までは。
どうか、幸せになってね。
愛しい人。
さようなら。
異世界は『一妻多夫制』!?溺愛にすら免疫がない私にたくさんの夫は無理です!?
すずなり。
恋愛
ひょんなことから異世界で赤ちゃんに生まれ変わった私。
一人の男の人に拾われて育ててもらうけど・・・成人するくらいから回りがなんだかおかしなことに・・・。
「俺とデートしない?」
「僕と一緒にいようよ。」
「俺だけがお前を守れる。」
(なんでそんなことを私にばっかり言うの!?)
そんなことを思ってる時、父親である『シャガ』が口を開いた。
「何言ってんだ?この世界は男が多くて女が少ない。たくさん子供を産んでもらうために、何人とでも結婚していいんだぞ?」
「・・・・へ!?」
『一妻多夫制』の世界で私はどうなるの!?
※お話は全て想像の世界になります。現実世界とはなんの関係もありません。
※誤字脱字・表現不足は重々承知しております。日々精進いたしますのでご容赦ください。
ただただ暇つぶしに楽しんでいただけると幸いです。すずなり。
お姉さまが家を出て行き、婚約者を譲られました
さこの
恋愛
姉は優しく美しい。姉の名前はアリシア私の名前はフェリシア
姉の婚約者は第三王子
お茶会をすると一緒に来てと言われる
アリシアは何かとフェリシアと第三王子を二人にしたがる
ある日姉が父に言った。
アリシアでもフェリシアでも婚約者がクリスタル伯爵家の娘ならどちらでも良いですよね?
バカな事を言うなと怒る父、次の日に姉が家を、出た
転生したらただの女子生徒Aでしたが、何故か攻略対象の王子様から溺愛されています
平山和人
恋愛
平凡なOLの私はある日、事故にあって死んでしまいました。目が覚めるとそこは知らない天井、どうやら私は転生したみたいです。
生前そういう小説を読みまくっていたので、悪役令嬢に転生したと思いましたが、実際はストーリーに関わらないただの女子生徒Aでした。
絶望した私は地味に生きることを決意しましたが、なぜか攻略対象の王子様や悪役令嬢、更にヒロインにまで溺愛される羽目に。
しかも、私が聖女であることも判明し、国を揺るがす一大事に。果たして、私はモブらしく地味に生きていけるのでしょうか!?
婚約者が他の女性に興味がある様なので旅に出たら彼が豹変しました
Karamimi
恋愛
9歳の時お互いの両親が仲良しという理由から、幼馴染で同じ年の侯爵令息、オスカーと婚約した伯爵令嬢のアメリア。容姿端麗、強くて優しいオスカーが大好きなアメリアは、この婚約を心から喜んだ。
順風満帆に見えた2人だったが、婚約から5年後、貴族学院に入学してから状況は少しずつ変化する。元々容姿端麗、騎士団でも一目置かれ勉学にも優れたオスカーを他の令嬢たちが放っておく訳もなく、毎日たくさんの令嬢に囲まれるオスカー。
特に最近は、侯爵令嬢のミアと一緒に居る事も多くなった。自分より身分が高く美しいミアと幸せそうに微笑むオスカーの姿を見たアメリアは、ある決意をする。
そんなアメリアに対し、オスカーは…
とても残念なヒーローと、行動派だが周りに流されやすいヒロインのお話です。
転生した悪役令嬢は破滅エンドを避けるため、魔法を極めたらなぜか攻略対象から溺愛されました
平山和人
恋愛
悪役令嬢のクロエは八歳の誕生日の時、ここが前世でプレイしていた乙女ゲーム『聖魔と乙女のレガリア』の世界であることを知る。
クロエに割り振られたのは、主人公を虐め、攻略対象から断罪され、破滅を迎える悪役令嬢としての人生だった。
そんな結末は絶対嫌だとクロエは敵を作らないように立ち回り、魔法を極めて断罪フラグと破滅エンドを回避しようとする。
そうしていると、なぜかクロエは家族を始め、周りの人間から溺愛されるのであった。しかも本来ならば主人公と結ばれるはずの攻略対象からも
深く愛されるクロエ。果たしてクロエの破滅エンドは回避できるのか。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる