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あれから─(身体は成長しても思考回路は成長してません!)
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はぁはぁ………
「に、逃げないと…………殺される!」
真夜中に、暗闇に紛れて逃げている人影があった。
「逃がすな!追えっ!!!」
!?
ザザザッ……………
ダッダッダッ!!!
「いいか!絶対に逃がすなよ!お前はあっちを探せ!お前は逆を!残りは私に付いてこい!」
人影を追う人物はニタ~と、薄気味悪い笑い顔で言った。
「クククッ…………ここは私の結界の中だ。得意の魔法で逃げられんぞ!」
そう言って、多くの兵隊を連れて逃げた人影を追ったのだった。
・
・
・
・
・
・
「クソッ!ここも行き止まりか!?」
ヤバい!追手はすぐそこまで来ている!すでに包囲網も敷いているだろう。早く距離を取らないと!?
闇夜に紛れて森の中を逃げていた人影は、目の前の崖を見上げて引き返そうとした。
そこへ─
「見つけたぞっ!!!!」
その声に振り返ると、崖の上に月明かりを背に今回の『元凶』が腕を組んでたたずんでいた。
そしてだんだんと、月明かりで姿が見えてきた。
「ゆ、許して…………?ちょっとした出来心だったのよ!」
追手のリーダーは親指で首を切る動作をして言った。
「ギルティ!!!死刑だ!!!!」
行け!ウッドゴーレム達!!!!
「ちょっ!!!!!」
ウッドゴーレムを操れる人物は1人しかいない!?
そう、我らがヒロイン!シオンである。
シオンの掛け声で、数十体ものウッドゴーレムが、逃げていた人影に殺到する!
「捕まって堪るか!精霊魔術『土流』」
土の魔法で、辺りが泥濘になりウッドゴーレム達は地面に沈んで、身動きが取れなくなる。
「ちょっと!シオン!!!これはやり過ぎでしょう!夕食の『プリン』をつまみ食いしただけじゃない!」
ワナワナ!!!
ワナワナ!!!
「はぁ?ふざけないでよノーム!!!あのプリンは最近シルクード領に出店したばかりの、3つ星プリンだったのよ!しかも蜂蜜が少量掛かっていて、プリンとは思えないほどの滑かさのある至高のプリンなのよ!出店記念の数量限定品だったのに!」
シオンはその場でむきーと地団駄を踏んで、悔しがった!
「だからって─」
「黙れ……………」
シオンは低い声で黙らせると再度言った。
「…………食べ物の怨みは怖いのよ~?」
ノームはシオンの、目の笑っていない顔を見て青くなった。
「ゆ、許し─」
「安心して逝って♪」
また大量のウッドゴーレムが押し掛けるのだった。
その夜、森の中から女性の悲鳴が響いたという…………
・
・
・
・
・
・
・
・
─翌朝─
「ふわぁ~~~」
昨夜はノームのお仕置きで余り眠れなかったのよね。まったく!
大きな欠伸をしながら着替え始めた。
四大精霊を見つけてから何年も経ち、シオンは14歳になっていた。
あれ?14歳?幼少期の時と余り変わってないような?
ふっ、お子ちゃまめ!
チョンチョン
うん?
余計なお世話よ!
ヘブシッ!!!?
………シオンはここ数年でとても魅力的な美少女になっていた。出るとこでるボッ・キュン・ボンな女性の理想的な体型であった。
王国では貴族は14歳になると国立の学園に入り、18歳までの4年間を過ごす事になる。
そこで、派閥を作ったり人脈を作ったり、はたまた、剣術を磨いて騎士団に入隊や、魔術を学んで宮廷魔術師を目指したりするのだ。
しかし、数年前から四大精霊が目覚めた事により事情が変わった。
シオンのシルクード領を独立させて、そこに学園を新しく作ったのだ。
そして、最大の魅力はその学園の講師として各四大精霊が授業を持つ事で、世界に激震が走った!
各国の実力者達や、各国の有力貴族、王族達がこの学園に子供達を入学させようと躍起になったのである。
そこで、各国の入学希望者を振るいに掛ける為に、国王などの王族が推薦状を書いてくれた者のみ入学を認められるように落ち着いたのだった。
そしてバランスを取る為に、教職員は各国からほぼ同じ人数が集められた。
すでに数年前から開校しており、今年からシオンも入学するのである!
「に、逃げないと…………殺される!」
真夜中に、暗闇に紛れて逃げている人影があった。
「逃がすな!追えっ!!!」
!?
ザザザッ……………
ダッダッダッ!!!
「いいか!絶対に逃がすなよ!お前はあっちを探せ!お前は逆を!残りは私に付いてこい!」
人影を追う人物はニタ~と、薄気味悪い笑い顔で言った。
「クククッ…………ここは私の結界の中だ。得意の魔法で逃げられんぞ!」
そう言って、多くの兵隊を連れて逃げた人影を追ったのだった。
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「クソッ!ここも行き止まりか!?」
ヤバい!追手はすぐそこまで来ている!すでに包囲網も敷いているだろう。早く距離を取らないと!?
闇夜に紛れて森の中を逃げていた人影は、目の前の崖を見上げて引き返そうとした。
そこへ─
「見つけたぞっ!!!!」
その声に振り返ると、崖の上に月明かりを背に今回の『元凶』が腕を組んでたたずんでいた。
そしてだんだんと、月明かりで姿が見えてきた。
「ゆ、許して…………?ちょっとした出来心だったのよ!」
追手のリーダーは親指で首を切る動作をして言った。
「ギルティ!!!死刑だ!!!!」
行け!ウッドゴーレム達!!!!
「ちょっ!!!!!」
ウッドゴーレムを操れる人物は1人しかいない!?
そう、我らがヒロイン!シオンである。
シオンの掛け声で、数十体ものウッドゴーレムが、逃げていた人影に殺到する!
「捕まって堪るか!精霊魔術『土流』」
土の魔法で、辺りが泥濘になりウッドゴーレム達は地面に沈んで、身動きが取れなくなる。
「ちょっと!シオン!!!これはやり過ぎでしょう!夕食の『プリン』をつまみ食いしただけじゃない!」
ワナワナ!!!
ワナワナ!!!
「はぁ?ふざけないでよノーム!!!あのプリンは最近シルクード領に出店したばかりの、3つ星プリンだったのよ!しかも蜂蜜が少量掛かっていて、プリンとは思えないほどの滑かさのある至高のプリンなのよ!出店記念の数量限定品だったのに!」
シオンはその場でむきーと地団駄を踏んで、悔しがった!
「だからって─」
「黙れ……………」
シオンは低い声で黙らせると再度言った。
「…………食べ物の怨みは怖いのよ~?」
ノームはシオンの、目の笑っていない顔を見て青くなった。
「ゆ、許し─」
「安心して逝って♪」
また大量のウッドゴーレムが押し掛けるのだった。
その夜、森の中から女性の悲鳴が響いたという…………
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─翌朝─
「ふわぁ~~~」
昨夜はノームのお仕置きで余り眠れなかったのよね。まったく!
大きな欠伸をしながら着替え始めた。
四大精霊を見つけてから何年も経ち、シオンは14歳になっていた。
あれ?14歳?幼少期の時と余り変わってないような?
ふっ、お子ちゃまめ!
チョンチョン
うん?
余計なお世話よ!
ヘブシッ!!!?
………シオンはここ数年でとても魅力的な美少女になっていた。出るとこでるボッ・キュン・ボンな女性の理想的な体型であった。
王国では貴族は14歳になると国立の学園に入り、18歳までの4年間を過ごす事になる。
そこで、派閥を作ったり人脈を作ったり、はたまた、剣術を磨いて騎士団に入隊や、魔術を学んで宮廷魔術師を目指したりするのだ。
しかし、数年前から四大精霊が目覚めた事により事情が変わった。
シオンのシルクード領を独立させて、そこに学園を新しく作ったのだ。
そして、最大の魅力はその学園の講師として各四大精霊が授業を持つ事で、世界に激震が走った!
各国の実力者達や、各国の有力貴族、王族達がこの学園に子供達を入学させようと躍起になったのである。
そこで、各国の入学希望者を振るいに掛ける為に、国王などの王族が推薦状を書いてくれた者のみ入学を認められるように落ち着いたのだった。
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