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2:成長期編
お城の中は異世界の技術だった!
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ミスレイン公国のお城にて─
「これはっ!?」
「なんという建築技術だ!」
前世の知識を生かしたお城の建築技術に、ドワーフのガルムやシルフィーは驚きを隠せなかった。1番の驚きはエレベーターとエスカレーターでした。魔力を原動力に動くエスカレーターにトネリコの面々は驚きの連続で辺りをキョロキョロするのだった。
「はっはっはっ!初めてこの城に来た人々は皆、そうなりますね」
愉快そうに笑うミスレイン国王に、反論出来ずに少し俯くシルフィーだった。
「まさか、ここまで技術力に差が出ているとは思いませんでした」
「いえいえ、うちの国が特殊なだけですよ?他の国でもここまでの建造物はないでしょうね」
「国王様、失礼致します。どうやってこのような物をお造りに?」
相手が国王ともあり、ドワーフのガルムは敬意を持って尋ねた。
「この国を建国する前から、学校を作り民衆の学力を底上げしたんですよ。今や公国の若い世代の文字普及率は90%を越え、それに伴い計算出来る人材がここ10年で急激に増えました。それに並行して技術専門学院を建設し、より高度な知識を高める学校を作り日々、グループで別れるが【学校に通う全ての生徒が同じ目的に向かって邁進する】事をやっているんだ」
!?
「なんと!?」
ガルムの驚きが理解出来なかったシルフィーは尋ねた。
「ガルム?どうしたのですか?国王様はそんなに凄い事をおっしゃったのですか!?」
「シルフィー殿、我々ドワーフは鍛冶を生業にしより良い物を作る為に日々研鑽している。弟子に技術を教える事はあっても、結局は自分で考えて自分で技術を磨くのが当たり前なのだ。ここまではいいかな?」
「ええ………」
「しかし、公国の学校では1つの目的に向かって、【大勢の知恵】を集めて行動しているという。と、言う事は同じ技術やアイデアを【共有する】と言う事になる。同じ力を持つ技術者が多く産まれれば国全体の発展に繋がると言うことじゃ!」
!?
ここまで説明されて初めてミスレイン公国の急激な発展に気付いたシルフィーは目を開いて驚愕した。ミスレイン国王は恥ずかしそうに言った。
「いえいえ、そんなに大層な物じゃありませんよ。みんなが新しい発見に感動を覚えて、日々研究に尽力しているだけですよ。人の暮らしが楽になるように、街の人々から意見を募ってね」
「人々から意見を………?」
「そうですよ。国王は人々の暮らしを良くする義務があります。しかし、上の者が考えている政策と人々が必要な政策が違っている事は多々あります。人々から意見を募って1つ1つ、可能なものを確認し、依頼を上げていっているんです」
「なんて素晴らしい!」
シルフィーも国を運営する上で苦労しているのだ。そうこう言ううちに玉座の間に着きました。
「歓迎致します!これを期にトネリコとの交流をもっとしていきたいと考えております」
「こちらこそ、よろしくお願いしたいと思います。それとお願いがあります!どうか聞いて頂きたいのです!」
突然、切迫詰まったシルフィーの懇願にアルフォードは話を聞くのだった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
【後書き】
愚者の声
「はやくコラボ小説をこちらでも追い付かないとなー」
シオン
「早く書きなさいよ!」
愚者の声
「リアルが忙しくてですね………」
シオン
「言い訳するな!」
愚者の声
「はい!すみません!」
シオン
「さぁにビシビシしごくわよ!」
愚者の声
ヽ(ヽ゜ロ゜)ヒイィィィ!
「これはっ!?」
「なんという建築技術だ!」
前世の知識を生かしたお城の建築技術に、ドワーフのガルムやシルフィーは驚きを隠せなかった。1番の驚きはエレベーターとエスカレーターでした。魔力を原動力に動くエスカレーターにトネリコの面々は驚きの連続で辺りをキョロキョロするのだった。
「はっはっはっ!初めてこの城に来た人々は皆、そうなりますね」
愉快そうに笑うミスレイン国王に、反論出来ずに少し俯くシルフィーだった。
「まさか、ここまで技術力に差が出ているとは思いませんでした」
「いえいえ、うちの国が特殊なだけですよ?他の国でもここまでの建造物はないでしょうね」
「国王様、失礼致します。どうやってこのような物をお造りに?」
相手が国王ともあり、ドワーフのガルムは敬意を持って尋ねた。
「この国を建国する前から、学校を作り民衆の学力を底上げしたんですよ。今や公国の若い世代の文字普及率は90%を越え、それに伴い計算出来る人材がここ10年で急激に増えました。それに並行して技術専門学院を建設し、より高度な知識を高める学校を作り日々、グループで別れるが【学校に通う全ての生徒が同じ目的に向かって邁進する】事をやっているんだ」
!?
「なんと!?」
ガルムの驚きが理解出来なかったシルフィーは尋ねた。
「ガルム?どうしたのですか?国王様はそんなに凄い事をおっしゃったのですか!?」
「シルフィー殿、我々ドワーフは鍛冶を生業にしより良い物を作る為に日々研鑽している。弟子に技術を教える事はあっても、結局は自分で考えて自分で技術を磨くのが当たり前なのだ。ここまではいいかな?」
「ええ………」
「しかし、公国の学校では1つの目的に向かって、【大勢の知恵】を集めて行動しているという。と、言う事は同じ技術やアイデアを【共有する】と言う事になる。同じ力を持つ技術者が多く産まれれば国全体の発展に繋がると言うことじゃ!」
!?
ここまで説明されて初めてミスレイン公国の急激な発展に気付いたシルフィーは目を開いて驚愕した。ミスレイン国王は恥ずかしそうに言った。
「いえいえ、そんなに大層な物じゃありませんよ。みんなが新しい発見に感動を覚えて、日々研究に尽力しているだけですよ。人の暮らしが楽になるように、街の人々から意見を募ってね」
「人々から意見を………?」
「そうですよ。国王は人々の暮らしを良くする義務があります。しかし、上の者が考えている政策と人々が必要な政策が違っている事は多々あります。人々から意見を募って1つ1つ、可能なものを確認し、依頼を上げていっているんです」
「なんて素晴らしい!」
シルフィーも国を運営する上で苦労しているのだ。そうこう言ううちに玉座の間に着きました。
「歓迎致します!これを期にトネリコとの交流をもっとしていきたいと考えております」
「こちらこそ、よろしくお願いしたいと思います。それとお願いがあります!どうか聞いて頂きたいのです!」
突然、切迫詰まったシルフィーの懇願にアルフォードは話を聞くのだった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
【後書き】
愚者の声
「はやくコラボ小説をこちらでも追い付かないとなー」
シオン
「早く書きなさいよ!」
愚者の声
「リアルが忙しくてですね………」
シオン
「言い訳するな!」
愚者の声
「はい!すみません!」
シオン
「さぁにビシビシしごくわよ!」
愚者の声
ヽ(ヽ゜ロ゜)ヒイィィィ!
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