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ゴミはブタ箱に!名場面再び!☆
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前に出たシオンが再度、問ただした。
「領主の屋敷には違法カジノがあり、違法な薬物も所持しております。それと、報告がありませんでしたか?不法に奴隷にされて売られた女性がいると」
憲兵の全員ではないが、何人かキョロキョロして同僚の顔色を伺いヤツがいた。
「おや、知っている方がいるみたいですね。でも、情報共有が出来てないようにお見受けされますが、どうなんですか?」
ギクッっと、目が合ったヤツは視線を逸らした。
「う、うるさい!サッサとお縄につけっ!」
「ならあのゴミクズ領主も一緒にですね。一緒に屋敷に入れば、一階の奥に違法カジノがありますので」
憲兵は鼻で嗤うと首を振った。
「残念だが、逮捕されるのはお前達だけだ。領主様には非はないからな」
眉を潜めて再度尋ねる。
「違法カジノに違法薬物を所持しているのに?」
「フンッ、我々の目にはそんなものはないのだ!」
ブチッ
流石のシオンもキレた。
憲兵だけは後々、問題になるかも知れないので、暴力を振るわず権力で黙らせようと思っていたからだ。
「流石に憲兵だけは見逃そうと思いましたが、これは許せませんね。あなた達も違法カジノに出入りしているのでしょう?だから見て見ぬ振りをするのです」
「黙れっ!もうよい!皆の者!皇帝陛下の名の下に、コイツらを捕縛せよ!貴様も抵抗すれば帝国中のお尋ね者になると心得よ!」
憲兵が強気なのは、抵抗しても、帝国のお尋ね者になるので、逆らえないと思っているからだ。
シオンは深いため息を付くと言葉を述べた。
「貴方達は腐り過ぎました。悪女より悪名い高いなんて許せませんわ。お覚悟よろしくて?ハルさん、アキさん、懲らしめてあげなさい!」
「「はっ!」」
「抵抗すると言うのか!帝国中のお尋ね者になれば、一生逃げ回るか、隠れて暮らさないといけないのだぞ!」
まさか抵抗するとは思っていなかったらしく、焦りながら叫ぶ。
「大丈夫よ。そんな心配は要らないから、少し痛い目に会いなさいそれに、ギャラリーも増えて来たわよ?」
「な、なに?」
振り返ると街の人々も集まってきていた。
ハルとアキは嬉々として憲兵を倒していく。
護衛騎士達はやることがないので、ゴミクズ領主を逃げないよう捕まえて、倒れている衛兵に動けないよう縛っていく。
ロープが足りねぇ!?元気なヤツだけ縛るか。
ほとんどの衛兵が目覚めていたが、打撲や骨折しており、ろくに動けない状態であった。一部はミノムシの様に動いて、逃げようとしている者がいたぐらいだ。
「弱すぎね。鍛錬も行っていなかったようね。さて、ハルさん、アキさん、もう良いでしょう!」
ザワザワ
ザワザワ
大立ち回りを見ていた民衆と、憲兵のリーダーっぽい人を残して立っている者はいなかった。
憲兵達には素手で叩きのめすだけで、大きな怪我は負わせていない。
ハル「静まれ~~!」
アキ「静まれ!静まれ~~~!!!!」
一呼吸置いて、ハルが懐から金のメダルを取り出し手を突き出して見せた。そして、隣にアキが任命書を取り出して、みんなに見える様に広げて前に掲げた。
「この皇室の紋所【金のメダルの紋様】が目に入らぬか~~!この御方と誰と心得る!この度、皇帝陛下の妃になられたシオン・オリオン王妃様であらせられるぞ!皇帝陛下が正式に命名された皇帝代理人である!この場に置いて皇帝陛下と同一の立場の御方である!頭が高~~~い!控えおろう~~~~!!!!」
!?
ザワザワッ!!!
ザワザワッ!!!
後ろにいた街の人達が一瞬驚いた様子を見せたが、直ぐに土下座の態勢を取った。それを見て憲兵のリーダーもそれに倣って土下座した。
「憲兵である貴方なら、この皇室の紋様が刻まれた金のメダルと、任命書が本物だとわかりますよね?」
よく見える様に目の前に持っていき、見せびらかした。
「は、はひ!間違いございません……」
憲兵は顔を真っ青にして、全身から冷や汗を垂れ流しながら、頭を上下に揺らしていた。
憲兵が認めた事で、民衆達も目の前にいるのが王妃様だと、ようやくこの事態を信じ始めた。
「ば、バカな………どうしてこんな所に……」
信じられない様子で呟いた。
「さて、粗大ゴミクズドラ息子………名前なんだったかしら?」
コソッ、ハルが耳打ちする。
「コホンッ、エチゴーヤ・ワルノヨー伯爵子息!貴方には数多くの罪状があります!
貴様は美しい顔立ちの女性がいると、配下の者に拐わせ乱暴した罪!そのせいで自殺した女性がいたり、婚約破棄された女性、引き籠もって今でも恐怖に怯えている女性が数多くいます。同じ女性として断じで許しがたい!
さらに、屋敷内には違法カジノがあり、そこで違法薬物の所持と売買の罪!
そして、薬物を使い、違法奴隷とわかりながら、女性を購入し、その奴隷に薬物を使って乱暴した罪!
(いやマジで罪状が多いな!)
全て、断じて許しがたい所業である!
その他の余罪も多々あるが、今回は省かせてもらう!
以上を持って、ワルノヨー伯爵家はお取潰しとなり、貴様の貴族籍を剥奪、そして平民となったエチゴーヤよ!ただで死ねると思うなよ?帝国で最も重い刑罰、街中引き摺りの上、3日間の間、磔(はりつけ)にした上で、火あぶりの刑に処す!」
シーーーーン!!!!!
シオンの言葉に辺りは静まり返った。
「ふ、巫山戯るなっ!どうしてオレが平民となって死ななければならないんだ!平民をどうしようと領主であるオレの勝手だろがっ!親父が黙っていないぞ!親父は帝国の官僚なんだぞ!そんな事は許されないからな!」
ツバを吐きながら吠えるエチゴーヤを護衛騎士が地面に力尽くで押し付けた。
「無礼者!皇帝陛下の代理人であらせられる王妃様に、何と言う口をきくのだ!恥を知れっ!」
この時、護衛騎士は、間違えずに畏まった言葉遣いができた事に安堵したという。
(by騎士リオン談)
「領主の屋敷には違法カジノがあり、違法な薬物も所持しております。それと、報告がありませんでしたか?不法に奴隷にされて売られた女性がいると」
憲兵の全員ではないが、何人かキョロキョロして同僚の顔色を伺いヤツがいた。
「おや、知っている方がいるみたいですね。でも、情報共有が出来てないようにお見受けされますが、どうなんですか?」
ギクッっと、目が合ったヤツは視線を逸らした。
「う、うるさい!サッサとお縄につけっ!」
「ならあのゴミクズ領主も一緒にですね。一緒に屋敷に入れば、一階の奥に違法カジノがありますので」
憲兵は鼻で嗤うと首を振った。
「残念だが、逮捕されるのはお前達だけだ。領主様には非はないからな」
眉を潜めて再度尋ねる。
「違法カジノに違法薬物を所持しているのに?」
「フンッ、我々の目にはそんなものはないのだ!」
ブチッ
流石のシオンもキレた。
憲兵だけは後々、問題になるかも知れないので、暴力を振るわず権力で黙らせようと思っていたからだ。
「流石に憲兵だけは見逃そうと思いましたが、これは許せませんね。あなた達も違法カジノに出入りしているのでしょう?だから見て見ぬ振りをするのです」
「黙れっ!もうよい!皆の者!皇帝陛下の名の下に、コイツらを捕縛せよ!貴様も抵抗すれば帝国中のお尋ね者になると心得よ!」
憲兵が強気なのは、抵抗しても、帝国のお尋ね者になるので、逆らえないと思っているからだ。
シオンは深いため息を付くと言葉を述べた。
「貴方達は腐り過ぎました。悪女より悪名い高いなんて許せませんわ。お覚悟よろしくて?ハルさん、アキさん、懲らしめてあげなさい!」
「「はっ!」」
「抵抗すると言うのか!帝国中のお尋ね者になれば、一生逃げ回るか、隠れて暮らさないといけないのだぞ!」
まさか抵抗するとは思っていなかったらしく、焦りながら叫ぶ。
「大丈夫よ。そんな心配は要らないから、少し痛い目に会いなさいそれに、ギャラリーも増えて来たわよ?」
「な、なに?」
振り返ると街の人々も集まってきていた。
ハルとアキは嬉々として憲兵を倒していく。
護衛騎士達はやることがないので、ゴミクズ領主を逃げないよう捕まえて、倒れている衛兵に動けないよう縛っていく。
ロープが足りねぇ!?元気なヤツだけ縛るか。
ほとんどの衛兵が目覚めていたが、打撲や骨折しており、ろくに動けない状態であった。一部はミノムシの様に動いて、逃げようとしている者がいたぐらいだ。
「弱すぎね。鍛錬も行っていなかったようね。さて、ハルさん、アキさん、もう良いでしょう!」
ザワザワ
ザワザワ
大立ち回りを見ていた民衆と、憲兵のリーダーっぽい人を残して立っている者はいなかった。
憲兵達には素手で叩きのめすだけで、大きな怪我は負わせていない。
ハル「静まれ~~!」
アキ「静まれ!静まれ~~~!!!!」
一呼吸置いて、ハルが懐から金のメダルを取り出し手を突き出して見せた。そして、隣にアキが任命書を取り出して、みんなに見える様に広げて前に掲げた。
「この皇室の紋所【金のメダルの紋様】が目に入らぬか~~!この御方と誰と心得る!この度、皇帝陛下の妃になられたシオン・オリオン王妃様であらせられるぞ!皇帝陛下が正式に命名された皇帝代理人である!この場に置いて皇帝陛下と同一の立場の御方である!頭が高~~~い!控えおろう~~~~!!!!」
!?
ザワザワッ!!!
ザワザワッ!!!
後ろにいた街の人達が一瞬驚いた様子を見せたが、直ぐに土下座の態勢を取った。それを見て憲兵のリーダーもそれに倣って土下座した。
「憲兵である貴方なら、この皇室の紋様が刻まれた金のメダルと、任命書が本物だとわかりますよね?」
よく見える様に目の前に持っていき、見せびらかした。
「は、はひ!間違いございません……」
憲兵は顔を真っ青にして、全身から冷や汗を垂れ流しながら、頭を上下に揺らしていた。
憲兵が認めた事で、民衆達も目の前にいるのが王妃様だと、ようやくこの事態を信じ始めた。
「ば、バカな………どうしてこんな所に……」
信じられない様子で呟いた。
「さて、粗大ゴミクズドラ息子………名前なんだったかしら?」
コソッ、ハルが耳打ちする。
「コホンッ、エチゴーヤ・ワルノヨー伯爵子息!貴方には数多くの罪状があります!
貴様は美しい顔立ちの女性がいると、配下の者に拐わせ乱暴した罪!そのせいで自殺した女性がいたり、婚約破棄された女性、引き籠もって今でも恐怖に怯えている女性が数多くいます。同じ女性として断じで許しがたい!
さらに、屋敷内には違法カジノがあり、そこで違法薬物の所持と売買の罪!
そして、薬物を使い、違法奴隷とわかりながら、女性を購入し、その奴隷に薬物を使って乱暴した罪!
(いやマジで罪状が多いな!)
全て、断じて許しがたい所業である!
その他の余罪も多々あるが、今回は省かせてもらう!
以上を持って、ワルノヨー伯爵家はお取潰しとなり、貴様の貴族籍を剥奪、そして平民となったエチゴーヤよ!ただで死ねると思うなよ?帝国で最も重い刑罰、街中引き摺りの上、3日間の間、磔(はりつけ)にした上で、火あぶりの刑に処す!」
シーーーーン!!!!!
シオンの言葉に辺りは静まり返った。
「ふ、巫山戯るなっ!どうしてオレが平民となって死ななければならないんだ!平民をどうしようと領主であるオレの勝手だろがっ!親父が黙っていないぞ!親父は帝国の官僚なんだぞ!そんな事は許されないからな!」
ツバを吐きながら吠えるエチゴーヤを護衛騎士が地面に力尽くで押し付けた。
「無礼者!皇帝陛下の代理人であらせられる王妃様に、何と言う口をきくのだ!恥を知れっ!」
この時、護衛騎士は、間違えずに畏まった言葉遣いができた事に安堵したという。
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