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無自覚な天才(バカともいう)
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シオンとアメリアはシオンが購入した商品を一緒に見る事にした。シオンは購入はしていないが、使えそうなものを鉛筆で書いて、絵と用途を記したノートも見せた。
「えっ!?何ですかこれは!!!?」
シオンはアメリアが何に驚いているのか首を傾げた。アメリアがシオンの書いたノートに驚いていたからだ。
「何を驚いているの?」
シオンの首を傾げる態度にアメリアはプルプルと震えた。
「何をって!こんな正確な絵なんてみた事ありませんか!しかも………えっ、嘘っ!?消せるの!??」
ノートには紐で縛った消しゴムも付けてあったのだ。正確には消しゴムもどきであるが、文字を消せれば問題ないのだ。
木の樹脂から天然ゴムっぽい物を発見していたので、何かに使えないかと模索している時に発見した使い方である。
????
シオンは首を傾げるばかりである。
アメリアは深いため息をついて答えた。
「シオンお嬢様が何処のどなたか知りませんが、相当な箱入り娘だという事がわかりました」
失礼ね!プンプンッと軽く怒るシオンだったが、アメリアの説明で納得した。
この時代───いや、世界では、まだ羽ペンや万年筆の様に液体の黒いインクを使って文字を書くのだ。重要な書類ではない場合は、書き仕損じた場合の時は横線で消して文章を書くのが普通なのである。
「へぇ~そうなのね~~」
「何を呑気な事を言っているんですか!書いた文字が消せると言うことは画期的なんですよっ!」
そこまで言われて、シオンもピンッときた。
「なるほど!ならば画家の方などにも売れるわね!デッサンの時に鉛筆の文字が消せるなら重宝するかも♪」
「いやいやいやっ!無論、そのような使い方もできますが、これは日常生活に直結するものなので、大げさに言えば、国民全てに必要な物ですよっ!」
「あっ、そうね。商人の帳簿や学校の授業にやら、なんでも使えるわね~」
何処か抜けているシオンの態度にアメリアは何度目かの深いため息を付いた。
「ちなみに、この消しゴムって言うんだけど、身近にない場合はちょっと勿体無いけど、固いパンで擦っても消せるわよ?」
鉛筆は早い段階で作っていたから、昔の時代の様に固いパンを消しゴム代わりに使っていたのだ。
それを聞いたアメリアは両手を顔に当てて、この人はもう!何なのよ!!!と叫ぶのだった。
「不思議ね~~、どうしてか私の発見した物や作った物を見た人達って同じポーズをするのよね~」
シオンは人差し指を頬に当ててどうしてかしら?みたいに首を傾げた。
ハルやアキ達もシオンが幼い頃に【自分様】に作った鉛筆を使っていたため、それが標準化されており、他には無い事に気付かなかったのである。
「いやー勉強になりますわ。買った商品より、こんな書き留めたノートの方が価値があるなんてねー?」
ダメだこの人!?
まさか、本来もっと価値のある物がいっぱいあるのにそれを気付かず無駄にしていたのでは?
アメリアの中では、シオンはお金持ちの商人の娘、もしくは末端の貴族だろうと予想した。しかし、貴族のお嬢様が格闘技などできるだろうか?
故に、護身術を学んだお金持ちのお嬢様だろうと思ったのだ。
「それより、この中でアメリアなら商売になりそうな商品はあるかしら?」
シオンに言われて慌ててノートに目を通した。
目の前にある実物も確認しながら話をして言った。
そしてにある植物に目が行くのだった。
「えっ!?何ですかこれは!!!?」
シオンはアメリアが何に驚いているのか首を傾げた。アメリアがシオンの書いたノートに驚いていたからだ。
「何を驚いているの?」
シオンの首を傾げる態度にアメリアはプルプルと震えた。
「何をって!こんな正確な絵なんてみた事ありませんか!しかも………えっ、嘘っ!?消せるの!??」
ノートには紐で縛った消しゴムも付けてあったのだ。正確には消しゴムもどきであるが、文字を消せれば問題ないのだ。
木の樹脂から天然ゴムっぽい物を発見していたので、何かに使えないかと模索している時に発見した使い方である。
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シオンは首を傾げるばかりである。
アメリアは深いため息をついて答えた。
「シオンお嬢様が何処のどなたか知りませんが、相当な箱入り娘だという事がわかりました」
失礼ね!プンプンッと軽く怒るシオンだったが、アメリアの説明で納得した。
この時代───いや、世界では、まだ羽ペンや万年筆の様に液体の黒いインクを使って文字を書くのだ。重要な書類ではない場合は、書き仕損じた場合の時は横線で消して文章を書くのが普通なのである。
「へぇ~そうなのね~~」
「何を呑気な事を言っているんですか!書いた文字が消せると言うことは画期的なんですよっ!」
そこまで言われて、シオンもピンッときた。
「なるほど!ならば画家の方などにも売れるわね!デッサンの時に鉛筆の文字が消せるなら重宝するかも♪」
「いやいやいやっ!無論、そのような使い方もできますが、これは日常生活に直結するものなので、大げさに言えば、国民全てに必要な物ですよっ!」
「あっ、そうね。商人の帳簿や学校の授業にやら、なんでも使えるわね~」
何処か抜けているシオンの態度にアメリアは何度目かの深いため息を付いた。
「ちなみに、この消しゴムって言うんだけど、身近にない場合はちょっと勿体無いけど、固いパンで擦っても消せるわよ?」
鉛筆は早い段階で作っていたから、昔の時代の様に固いパンを消しゴム代わりに使っていたのだ。
それを聞いたアメリアは両手を顔に当てて、この人はもう!何なのよ!!!と叫ぶのだった。
「不思議ね~~、どうしてか私の発見した物や作った物を見た人達って同じポーズをするのよね~」
シオンは人差し指を頬に当ててどうしてかしら?みたいに首を傾げた。
ハルやアキ達もシオンが幼い頃に【自分様】に作った鉛筆を使っていたため、それが標準化されており、他には無い事に気付かなかったのである。
「いやー勉強になりますわ。買った商品より、こんな書き留めたノートの方が価値があるなんてねー?」
ダメだこの人!?
まさか、本来もっと価値のある物がいっぱいあるのにそれを気付かず無駄にしていたのでは?
アメリアの中では、シオンはお金持ちの商人の娘、もしくは末端の貴族だろうと予想した。しかし、貴族のお嬢様が格闘技などできるだろうか?
故に、護身術を学んだお金持ちのお嬢様だろうと思ったのだ。
「それより、この中でアメリアなら商売になりそうな商品はあるかしら?」
シオンに言われて慌ててノートに目を通した。
目の前にある実物も確認しながら話をして言った。
そしてにある植物に目が行くのだった。
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