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微笑み9
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騒がしい昼食の後の翌日
待ちに待った選択科目の授業になりました!
ドンドンパフパフー!!!
私は魔法科です!魔法科高校の劣等生ではありませんよ?私の魔法科学園の優等生ですよ?
ちなみに今日は馬車で来ました。………何か文句でも?
ワクワク!ワクワク!
私は授業が楽しみで、そわそわしていました。
ちょっとテンション高いですよ!そこにレオン王子とアーレスト様がいらしゃいました。
「シオン嬢、そんなに魔法科目楽しみなのかい?」
コクコクッ!
「シオン様の魔法技術は王国でも指折りですからね。最初は基礎技術からの練習ですから物足りないかも知れませんね」
ガッーーーーーン!!!!
そうなの!?普通は学園に入る前から基礎は出来ていて、ここでは高等魔術を習うと思っていたのに!!!?
まだ見ぬ伝説的魔法!
【禁書目録】とかないのかなー?普通の初級、中級、上級までの魔法はあらかた覚えたのよ?今さら初級の基礎なんか嫌だわ。
どうしよう…………
「シオン様はどんな魔法が使えるのですか?」
隣からユーリさんが聞いてきたの。
「………初級、中級、上級の魔法の殆ど使える」
!?
「そ、それはまた凄いね!?」
「規格外にも程があるな」
「流石はシオン様……」
三人とも呆れた感じで呟いた。
「私も光魔法が使えるから教会で人々を癒すお手伝いをしてたから治癒魔法はちょっと自信あるんだー」
「ユーリ嬢も光魔法が使えるのか!?使える者が少ない属性だぞ?」
「ああ、だから大聖堂の教会から推薦状が来たのか」
アーレストは無論、イケメンズ達はシオンの事を調べていた。シオンに関わりのある人物も含めてだ。まだ学園に入学して数日しか経っていないので、まだまだ身辺の情報収集は終わっていない。ユーリの情報だけは少しずつ集まっていた所だった。
(これってストーカーじゃないよね?ね?)
「大聖堂では司祭様のミサの後に、貧しい人々の炊き出しや病気や怪我で苦しんでいる人々を癒すイベント……じゃなくて、行事が週に1度あったから多くの人を癒す内に上達したのよ」
「……ユーリ、えらい!」
シオンはユーリの頭を撫でた。
はうわっ!!!
はにゃーーーーーん♪
ユーリは幸せの余り倒れ込んだ。そんなユーリを羨ましそうに眺めるクラスメイト達がいた。
どうやらこれが日々の日常と、認識しはじめたようだ。
いやいや、おかしいと誰か突っ込もうよ!
そんなこんなで、魔法科目の時間になりました!
なんと!イケメンズとセーラ王女、ユーリさん全員が選択していました。………いや、アーレスト様のみ内政科目を選択して居ません。将来、宰相になられるなら当然ですね。
「皆さん揃いましたね?」
魔法科目の先生がやってきたようだ。あれ?そこに居たのは……
「クリス・マクライ先生!どうしてここに?」
ユーリさんが私も思った疑問を答えてくれた。
「Sクラスの生徒は知っての通り、Sクラスの担任をやっていますクリス・マクライです。本日より魔法科目を担当させて頂きます」
落ち着いた感じの大人の余裕ある自己紹介に別のクラス生徒が騒ぎだす。
まぁ、クリス先生はカッコいいもんね!先生もアーレスト様みたいにロングヘヤーでアーレスト様と違い、ストレートに髪を流して縛っています。
先生の微笑みもなかなかの破壊力がありそうです。
(あれ?微笑みが兵器な感じの紹介になってしまったぞ?)
「さて、自己紹介も兼ねて自分の得意な魔法を向こうにある【的】に順番に放って貰います!的には魔術測定器が備え付けてありますので皆さんの魔力を測る器械にもなっています。魔法の種類によっては、攻撃系ではなく幻影系や治癒魔法なども的に向けて使えば測定出来ますので、精神統一をして最高の1発を放って下さい」
各々が準備運動を初めた時、先生に呼ばれた。
「シオン君は規格外も良いところですからね。最後にやって貰いますね」
ええーーー!!!!
目立つのが嫌だから最初にやらせて欲しいのに!?
まだ自分が目立ち撒くっているのに気付いていないシオンだった。
さぁ、魔法の授業が始まる。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
【後書き】
愚者の声
「シオンお嬢様の魔法の威力はどうなんでしょうか?」
シオン
「………我が名はシオりん。王国随一の魔法の使い手にして、爆裂魔法を操りし者。我が力、見るがいい!エクス◯◯ージョン!」
愚者の声
「アウトーーーー!!!!アウト!アウト!!!スリーアウトチェンジです!何を某有名な魔法をパクっているの!運営さんに見つかったら消されるじゃない!物理的に!?」
シオン
「チッ!めんどう………」
愚者の声
「主人公が舌打ちしちゃダメ!!!」
注文……多い…
シオン
「黄昏よりも暗き存在(もの)、血の流れよりも赤き存在(もの)
時間(とき)の流れに埋もれし偉大なる汝の名において、
我ここに闇に誓わん、我らが前に立ち塞がりし
全ての愚かなるものに、我と汝が力もて、等しく滅びを与えんことを
ドラグ・○レイブ!!!!」
愚者の声
「いっやーーーー!!!!止めてーーー!!!!消されちゃうーーーー!!!!」
(今どきの若い世代にはわかるまい。我が青春のアニメを)
ちゅどーーーーーん!!!!!
ガクッ!
(い、いい加減に………バタン)
待ちに待った選択科目の授業になりました!
ドンドンパフパフー!!!
私は魔法科です!魔法科高校の劣等生ではありませんよ?私の魔法科学園の優等生ですよ?
ちなみに今日は馬車で来ました。………何か文句でも?
ワクワク!ワクワク!
私は授業が楽しみで、そわそわしていました。
ちょっとテンション高いですよ!そこにレオン王子とアーレスト様がいらしゃいました。
「シオン嬢、そんなに魔法科目楽しみなのかい?」
コクコクッ!
「シオン様の魔法技術は王国でも指折りですからね。最初は基礎技術からの練習ですから物足りないかも知れませんね」
ガッーーーーーン!!!!
そうなの!?普通は学園に入る前から基礎は出来ていて、ここでは高等魔術を習うと思っていたのに!!!?
まだ見ぬ伝説的魔法!
【禁書目録】とかないのかなー?普通の初級、中級、上級までの魔法はあらかた覚えたのよ?今さら初級の基礎なんか嫌だわ。
どうしよう…………
「シオン様はどんな魔法が使えるのですか?」
隣からユーリさんが聞いてきたの。
「………初級、中級、上級の魔法の殆ど使える」
!?
「そ、それはまた凄いね!?」
「規格外にも程があるな」
「流石はシオン様……」
三人とも呆れた感じで呟いた。
「私も光魔法が使えるから教会で人々を癒すお手伝いをしてたから治癒魔法はちょっと自信あるんだー」
「ユーリ嬢も光魔法が使えるのか!?使える者が少ない属性だぞ?」
「ああ、だから大聖堂の教会から推薦状が来たのか」
アーレストは無論、イケメンズ達はシオンの事を調べていた。シオンに関わりのある人物も含めてだ。まだ学園に入学して数日しか経っていないので、まだまだ身辺の情報収集は終わっていない。ユーリの情報だけは少しずつ集まっていた所だった。
(これってストーカーじゃないよね?ね?)
「大聖堂では司祭様のミサの後に、貧しい人々の炊き出しや病気や怪我で苦しんでいる人々を癒すイベント……じゃなくて、行事が週に1度あったから多くの人を癒す内に上達したのよ」
「……ユーリ、えらい!」
シオンはユーリの頭を撫でた。
はうわっ!!!
はにゃーーーーーん♪
ユーリは幸せの余り倒れ込んだ。そんなユーリを羨ましそうに眺めるクラスメイト達がいた。
どうやらこれが日々の日常と、認識しはじめたようだ。
いやいや、おかしいと誰か突っ込もうよ!
そんなこんなで、魔法科目の時間になりました!
なんと!イケメンズとセーラ王女、ユーリさん全員が選択していました。………いや、アーレスト様のみ内政科目を選択して居ません。将来、宰相になられるなら当然ですね。
「皆さん揃いましたね?」
魔法科目の先生がやってきたようだ。あれ?そこに居たのは……
「クリス・マクライ先生!どうしてここに?」
ユーリさんが私も思った疑問を答えてくれた。
「Sクラスの生徒は知っての通り、Sクラスの担任をやっていますクリス・マクライです。本日より魔法科目を担当させて頂きます」
落ち着いた感じの大人の余裕ある自己紹介に別のクラス生徒が騒ぎだす。
まぁ、クリス先生はカッコいいもんね!先生もアーレスト様みたいにロングヘヤーでアーレスト様と違い、ストレートに髪を流して縛っています。
先生の微笑みもなかなかの破壊力がありそうです。
(あれ?微笑みが兵器な感じの紹介になってしまったぞ?)
「さて、自己紹介も兼ねて自分の得意な魔法を向こうにある【的】に順番に放って貰います!的には魔術測定器が備え付けてありますので皆さんの魔力を測る器械にもなっています。魔法の種類によっては、攻撃系ではなく幻影系や治癒魔法なども的に向けて使えば測定出来ますので、精神統一をして最高の1発を放って下さい」
各々が準備運動を初めた時、先生に呼ばれた。
「シオン君は規格外も良いところですからね。最後にやって貰いますね」
ええーーー!!!!
目立つのが嫌だから最初にやらせて欲しいのに!?
まだ自分が目立ち撒くっているのに気付いていないシオンだった。
さぁ、魔法の授業が始まる。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
【後書き】
愚者の声
「シオンお嬢様の魔法の威力はどうなんでしょうか?」
シオン
「………我が名はシオりん。王国随一の魔法の使い手にして、爆裂魔法を操りし者。我が力、見るがいい!エクス◯◯ージョン!」
愚者の声
「アウトーーーー!!!!アウト!アウト!!!スリーアウトチェンジです!何を某有名な魔法をパクっているの!運営さんに見つかったら消されるじゃない!物理的に!?」
シオン
「チッ!めんどう………」
愚者の声
「主人公が舌打ちしちゃダメ!!!」
注文……多い…
シオン
「黄昏よりも暗き存在(もの)、血の流れよりも赤き存在(もの)
時間(とき)の流れに埋もれし偉大なる汝の名において、
我ここに闇に誓わん、我らが前に立ち塞がりし
全ての愚かなるものに、我と汝が力もて、等しく滅びを与えんことを
ドラグ・○レイブ!!!!」
愚者の声
「いっやーーーー!!!!止めてーーー!!!!消されちゃうーーーー!!!!」
(今どきの若い世代にはわかるまい。我が青春のアニメを)
ちゅどーーーーーん!!!!!
ガクッ!
(い、いい加減に………バタン)
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