107 / 237
第102話 米軍VS異世界人(10)
しおりを挟む
「こういうのは大抵うまくいかないんだ。俺は知ってるさ」
「へえ、でこういうのってどういう意味だよ?」
-アメリカ合衆国 バージニア州 州間高速道路95号線とI-64通り合流地点-
「いいか俺達は兵士だ。その前にヴィランが現れた映画では俺達はどうなってる?」
「はあ?…よく分かんねぇけどまあ負ける…まさか俺達の相手ってそんな奴らなんじゃあ…」
「そうだ。だから俺達はヘマをこいたとしても上官からの叱責だけで済むわけさ。すみません、でも俺達がヴィランに勝てるわけないじゃないですかってな」
「でもそれって俺達死ぬかもしれないわけだろ?やばいじゃねぇかよ。クソッ…確かに兵士として死は覚悟してたがまさかドラゴンに殺されるとはたまったもんじゃねぇぞ」
「ノーフォークとフォートブラッグにいた兵士のほとんどがここにいるわけだ。ヴィランを捕まえる極秘任務のためにな」
「俺は軍に入って5年目だぞ…極秘任務とかこの年になって与えられるもんなのかよ…」
「急な呼び出しをするほど余裕がないってことじゃないか?第二次世界恐慌も起きてるわけだしな」
「ニューヨークドラゴンがここに現れないことを祈…おいまて、今あそこに何かいなかったか?」
「何…?何もいないが、一応上官に報告だ。こういう時映画では気のせいだって言うのはお約束だが俺はそうはいかんぞ」
「そうなのかっておい、今近くで音g…」
「ん?なっ!?おi…」
《二人の兵士は直立した姿勢のまま透明化されたマンホールを投げられ気絶する》
「おい!敵だ!姿が見えない!」
「二人やられた!至急応援を頼む!」
「衛生兵を呼べ!敵数不明!」
「サーマルを使え!訓練の成果を見せろ!」
ゴン!ガン!
「またやられた!どこにいやがる!?」
「分からない!」
「全員下がれ!」
ビリリリ!
「bbbbbbbb!!」
「電気ショックだ。全員gyaaa!!」
「全員サーマルを付けろ!捕捉するんだ!」
「分かった……なんだ?サーマルの反応がないぞ!なんでだ!?」
「僅かな動きに注目しろ!そこにいるはずだ!…今そこで動いたぞ!構えろ!」
チャキッ!
《全員が銃を装填し、レーザーサイトを付ける。光の反射で見つけようとする。全員が道路を封鎖するように配置されたJLTVのもとへと後退する》
「見当たりません!異常なし!」
「後方、同じく異常なし!」
「なんだ騒がしいな。どうした!?何かあったか!?」
「機銃席に誰か!敵が来ている!」
「なんだと!?本当か!?すぐに応援を…」
「おい待て、こっちに温度差がgiyaaa!!」
「いたぞそっちだ!撃て!」
ダダダダダダ!
「敵影確認できません!痕跡見当たらず!」
「どこに行きやがっguwaaa!!」
「…はっ!上だ!上にいるぞ!サーマルに影が!」
「こっちだ!撃て!」
ダダダダダダ!
「やったか!?」
「馬鹿!その言葉は…bbbb!!」
「どこ行きがあっ!!、」
ドサッ!
バタン!
「早いなあ、もう時間切れかよ…」
シュン
《光の反射を利用した透明化の魔法が熔ける》
チャキッ!チャキッ!
《JLTVの後ろから銃を向ける兵士が4人現れる》
「まずいな。ホイッ!とね」
「おい!どこに行った!?」
「上d…guwaaa!」
《キルアは兵士の頭に乗って兵士の首にスタンガンを当てた後、その兵士の体を利用して飛んで別の兵士の首にスタンガンを当てる》
凄まじい速さで兵士達を全滅させる。闇夜にババババと風を切る音が近づいて来る。
「…にしてもこのスタンガンとか言う物は便利だな。あたしの魔法より使い勝手がいいや」
キルアはやってくる兵士達に背を向け、逃げ出す。彼女からしたら銃弾は意外と避けれるものであるが、さすがにこの数は無理である。
「あたしが気を引き付けるから…今のうちに逃げてよ…って作戦だったけ?えーっと?そうだなうん。よし!頑張るぞ!」
キルアはヒカルが言ってた囮作戦を思い出しながらトンッ!と足を踏み出した。
「へえ、でこういうのってどういう意味だよ?」
-アメリカ合衆国 バージニア州 州間高速道路95号線とI-64通り合流地点-
「いいか俺達は兵士だ。その前にヴィランが現れた映画では俺達はどうなってる?」
「はあ?…よく分かんねぇけどまあ負ける…まさか俺達の相手ってそんな奴らなんじゃあ…」
「そうだ。だから俺達はヘマをこいたとしても上官からの叱責だけで済むわけさ。すみません、でも俺達がヴィランに勝てるわけないじゃないですかってな」
「でもそれって俺達死ぬかもしれないわけだろ?やばいじゃねぇかよ。クソッ…確かに兵士として死は覚悟してたがまさかドラゴンに殺されるとはたまったもんじゃねぇぞ」
「ノーフォークとフォートブラッグにいた兵士のほとんどがここにいるわけだ。ヴィランを捕まえる極秘任務のためにな」
「俺は軍に入って5年目だぞ…極秘任務とかこの年になって与えられるもんなのかよ…」
「急な呼び出しをするほど余裕がないってことじゃないか?第二次世界恐慌も起きてるわけだしな」
「ニューヨークドラゴンがここに現れないことを祈…おいまて、今あそこに何かいなかったか?」
「何…?何もいないが、一応上官に報告だ。こういう時映画では気のせいだって言うのはお約束だが俺はそうはいかんぞ」
「そうなのかっておい、今近くで音g…」
「ん?なっ!?おi…」
《二人の兵士は直立した姿勢のまま透明化されたマンホールを投げられ気絶する》
「おい!敵だ!姿が見えない!」
「二人やられた!至急応援を頼む!」
「衛生兵を呼べ!敵数不明!」
「サーマルを使え!訓練の成果を見せろ!」
ゴン!ガン!
「またやられた!どこにいやがる!?」
「分からない!」
「全員下がれ!」
ビリリリ!
「bbbbbbbb!!」
「電気ショックだ。全員gyaaa!!」
「全員サーマルを付けろ!捕捉するんだ!」
「分かった……なんだ?サーマルの反応がないぞ!なんでだ!?」
「僅かな動きに注目しろ!そこにいるはずだ!…今そこで動いたぞ!構えろ!」
チャキッ!
《全員が銃を装填し、レーザーサイトを付ける。光の反射で見つけようとする。全員が道路を封鎖するように配置されたJLTVのもとへと後退する》
「見当たりません!異常なし!」
「後方、同じく異常なし!」
「なんだ騒がしいな。どうした!?何かあったか!?」
「機銃席に誰か!敵が来ている!」
「なんだと!?本当か!?すぐに応援を…」
「おい待て、こっちに温度差がgiyaaa!!」
「いたぞそっちだ!撃て!」
ダダダダダダ!
「敵影確認できません!痕跡見当たらず!」
「どこに行きやがっguwaaa!!」
「…はっ!上だ!上にいるぞ!サーマルに影が!」
「こっちだ!撃て!」
ダダダダダダ!
「やったか!?」
「馬鹿!その言葉は…bbbb!!」
「どこ行きがあっ!!、」
ドサッ!
バタン!
「早いなあ、もう時間切れかよ…」
シュン
《光の反射を利用した透明化の魔法が熔ける》
チャキッ!チャキッ!
《JLTVの後ろから銃を向ける兵士が4人現れる》
「まずいな。ホイッ!とね」
「おい!どこに行った!?」
「上d…guwaaa!」
《キルアは兵士の頭に乗って兵士の首にスタンガンを当てた後、その兵士の体を利用して飛んで別の兵士の首にスタンガンを当てる》
凄まじい速さで兵士達を全滅させる。闇夜にババババと風を切る音が近づいて来る。
「…にしてもこのスタンガンとか言う物は便利だな。あたしの魔法より使い勝手がいいや」
キルアはやってくる兵士達に背を向け、逃げ出す。彼女からしたら銃弾は意外と避けれるものであるが、さすがにこの数は無理である。
「あたしが気を引き付けるから…今のうちに逃げてよ…って作戦だったけ?えーっと?そうだなうん。よし!頑張るぞ!」
キルアはヒカルが言ってた囮作戦を思い出しながらトンッ!と足を踏み出した。
0
お気に入りに追加
9
あなたにおすすめの小説
わし七十歳定年退職者、十七歳冒険者と魂だけが入れ替わる ~17⇔70は地球でも異世界でも最強です~
天宮暁
ファンタジー
東京郊外で定年後の穏やかな生活を送る元会社員・桜塚猛(さくらづかたける)、70歳。
辺境の街サヴォンに暮らす万年D級冒険者ロイド・クレメンス、17歳。
冒険者ランク昇格をかけて遺跡の奥に踏み込んだロイドは、東京・桜塚家で目を覚ます。
一方、何事もなく眠りについたはずの桜塚猛は、冒険者の街サヴォンの宿屋で目を覚ました。
目覚めた二人は、自分の姿を見て驚愕する。ロイドはまったく見覚えのない老人の身体に、桜塚は若く精悍な冒険者の身体に変わっていたのだ。
何の接点もなかったはずの二人の意識が、世界を跨いで入れ替わってしまったのだ!
七十歳が十七歳に、十七歳が七十歳に――
いきなり常識の通じない「異世界」に放り出された二人の冒険が、今始まる!
※ 異世界、地球側並行で話が進みます。
完結まで毎日更新の予定です。
面白そう!と思ってもらえましたら、ご応援くださいませ。
【完結】ヒトリぼっちの陰キャなEランク冒険者
コル
ファンタジー
人間、亜人、獣人、魔物といった様々な種族が生きる大陸『リトーレス』。
中央付近には、この大地を統べる国王デイヴィッド・ルノシラ六世が住む大きくて立派な城がたたずんでいる『ルノシラ王国』があり、王国は城を中心に城下町が広がっている。
その城下町の一角には冒険者ギルドの建物が建っていた。
ある者は名をあげようと、ある者は人助けの為、ある者は宝を求め……様々な想いを胸に冒険者達が日々ギルドを行き交っている。
そんなギルドの建物の一番奥、日が全くあたらず明かりは吊るされた蝋燭の火のみでかなり薄暗く人が寄りつかない席に、笑みを浮かべながらナイフを磨いている1人の女冒険者の姿があった。
彼女の名前はヒトリ、ひとりぼっちで陰キャでEランク冒険者。
ヒトリは目立たず、静かに、ひっそりとした暮らしを望んでいるが、その意思とは裏腹に時折ギルドの受付嬢ツバメが上位ランクの依頼の話を持ってくる。意志の弱いヒトリは毎回押し切られ依頼を承諾する羽目になる……。
ひとりぼっちで陰キャでEランク冒険者の彼女の秘密とは――。
※この作品は「小説家になろう」さん、「カクヨム」さん、「ノベルアップ+」さん、「ノベリズム」さん、「ネオページ」さんとのマルチ投稿です。
私(僕)達は同じ過ちを繰り返さないために・・・
ちょこあいす
ファンタジー
世界中で起きた異変
バケモノがはびこる世界
必死に生き延びる人達
命のやり取りが当たり前の世界
不定期更新なので気長に待ってください
前世で八十年。今世で二十年。合わせて百年分の人生経験を基に二週目の人生を頑張ります
京衛武百十
ファンタジー
俺の名前は阿久津安斗仁王(あくつあんとにお)。いわゆるキラキラした名前のおかげで散々苦労もしたが、それでも人並みに幸せな家庭を築こうと仕事に精を出して精を出して精を出して頑張ってまあそんなに経済的に困るようなことはなかったはずだった。なのに、女房も娘も俺のことなんかちっとも敬ってくれなくて、俺が出張中に娘は結婚式を上げるわ、定年を迎えたら離婚を切り出されれるわで、一人寂しく老後を過ごし、2086年4月、俺は施設で職員だけに看取られながら人生を終えた。本当に空しい人生だった。
なのに俺は、気付いたら五歳の子供になっていた。いや、正確に言うと、五歳の時に危うく死に掛けて、その弾みで思い出したんだ。<前世の記憶>ってやつを。
今世の名前も<アントニオ>だったものの、幸い、そこは中世ヨーロッパ風の世界だったこともあって、アントニオという名もそんなに突拍子もないものじゃなかったことで、俺は今度こそ<普通の幸せ>を掴もうと心に決めたんだ。
しかし、二週目の人生も取り敢えず平穏無事に二十歳になるまで過ごせたものの、何の因果か俺の暮らしていた村が戦争に巻き込まれて家族とは離れ離れ。俺は難民として流浪の身に。しかも、俺と同じ難民として戦火を逃れてきた八歳の女の子<リーネ>と行動を共にすることに。
今世では結婚はまだだったものの、一応、前世では結婚もして子供もいたから何とかなるかと思ったら、俺は育児を女房に任せっきりでほとんど何も知らなかったことに愕然とする。
とは言え、前世で八十年。今世で二十年。合わせて百年分の人生経験を基に、何とかしようと思ったのだった。
勇者現代へ帰る。でも、国ごと付いてきちゃいました。
Azanasi
ファンタジー
突然召喚された卒業間近の中学生、直人
召喚の途中で女神の元へ……女神から魔神の討伐を頼まれる。
断ればそのまま召喚されて帰るすべはないと女神は言い、討伐さえすれば元の世界の元の時間軸へ帰してくれると言う言葉を信じて異世界へ。
直人は魔神を討伐するが帰れない。実は魔神は元々そんなに力があるわけでもなくただのハリボテだった。そう、魔法で強く見せていただけだったのだが、女神ともなればそれくらい簡単に見抜けるはずなおだが見抜けなかった。女神としては責任問題だここでも女神は隠蔽を施す。
帰るまで数年かかると直人に伝える、直人は仕方なくも受け入れて現代の知識とお買い物スキルで国を発展させていく
ある時、何の前触れもなく待望していた帰還が突然がかなってしまう。
それには10年の歳月がかかっていた。おまけにあろうことか国ごと付いてきてしまったのだ。
現代社会に中世チックな羽毛の国が現れた。各国ともいろんな手を使って取り込もうとするが直人は抵抗しアルスタン王国の将来を模索して行くのだった。
■小説家になろうにも掲載
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ダンジョンで有名モデルを助けたら公式配信に映っていたようでバズってしまいました。
夜兎ましろ
ファンタジー
高校を卒業したばかりの少年――夜見ユウは今まで鍛えてきた自分がダンジョンでも通用するのかを知るために、はじめてのダンジョンへと向かう。もし、上手くいけば冒険者にもなれるかもしれないと考えたからだ。
ダンジョンに足を踏み入れたユウはとある女性が魔物に襲われそうになっているところに遭遇し、魔法などを使って女性を助けたのだが、偶然にもその瞬間がダンジョンの公式配信に映ってしまっており、ユウはバズってしまうことになる。
バズってしまったならしょうがないと思い、ユウは配信活動をはじめることにするのだが、何故か助けた女性と共に配信を始めることになるのだった。
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる