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22 何?その魔法って?
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目覚め寝室を出たら 部屋に蘭華さんが来ていた。
蓮と桜が 私を見て安堵したようにホッと息を漏らした。
「どうしたの? 蓮君 桜君 何か元気ない?」
蓮と桜は私の指摘に慌てた。
「「何でもない!! 大丈夫!」」
「杏樹様。 お身体のお加減はいかがですか?
昨夜と今朝がた 蓮と桜の二人によってご無体な夜伽を強制されたのでは
ありませんか? 本当のことをお話下さい。 場合によっては
仕置きの加減を変えねばなりません。」
蘭華さんが蓮と桜の二人を睨みながら 私に声をかけてきた。
蓮と桜はまっすぐ蘭華を見返していた。
「あっ あの 蘭華さん? 何を知っているの?
色々と突っ込みどころ満載だけど 何が起こってるのか知りたいです。」
「杏樹様。たぶんですが全容は把握出来ているかと・・・。」
ため息で返事を返す形になり 何でこの状況になったのか聞いたが
蓮も桜も蘭華さんを睨むことに忙しいようで返答はなかった。
再度ため息を漏らした時 扉のノック音がした。
返答すると扉が開き空牙が部屋に入ってきた。
「失礼します。 おはようございます。杏樹様。 蓮司様。 桜花様。」
「おはよう! 空牙。朝からどうしたの?」
「蘭華様! やり過ぎはよくないかと・・・ 撤収させて頂きます。」
「何の話? やり過ぎって何? 撤収って? ・・・・答えてくれる?
蘭華さん。 空牙。」
「杏樹様。 あなた様をお守りするために この部屋にある魔法による
仕掛けがしてあります。
間違った捉え方をされる前に弁明させていただくと 我々は 常々杏樹様
あなた様をお守りする為だけにしたことをご理解下さい。」
「魔法? 何それ? 説明してほしい!」
「分かりました。 ですが杏樹様!
怒らないと約束を頂けないでしょうか?」
「誰に私が怒るの? 空牙がかけた魔法ではないのでしょう?」
「それは勿論でございます。ですが知っていて止めさせなかったとか?
貴方も全部内容を知っているの?とかですかね?」
「空牙は内容を把握してるの?」
「はい!」
「そう!それで?どんな魔法が仕掛けてあるのかしら?
誰の魔法?」
「本当にお怒りにならないで下さいね?
簡単に言いますとのぞきの魔法です。この部屋と寝室とバスルームに
魔法がかかっています。
そしてこの魔法をかけたのは 蘭華様でございます。」
「昨夜から今朝のことすべて見ていたと言うこと?
どうして? 昨日から蓮君と桜君が一緒だから心配することはなかったのでは?
・・・・ずっと見ていたの?なぜ?
私のことが心配と言ってたけど 度を越してない?
今後一切この魔法は禁止です。いいですね?蘭華さん?」
「申し訳ありません。杏樹様は誘拐されて帰って来たばかりです。
また何かあってはと思い魔法をかけました。
私は心配でなりません。どうかこの蘭華に約束してください。
どんな些細なことでも私にお話しくださることを!」
「分かったわ!蘭華さんが安心出来るのなら約束は守るようにします。
だけど蓮君と桜君が一緒の時や空牙と一緒の時はこの約束はほぼ無効です。
いいですか?」
渋々ながら蘭華さんは了承してくれた。
「空牙もありがとう!」
「いいえ!私のことは気遣い無用です。
杏樹様!気に掛けていただきありがとうございます。」
「今後もよろしくね!」
蓮と桜が 私を見て安堵したようにホッと息を漏らした。
「どうしたの? 蓮君 桜君 何か元気ない?」
蓮と桜は私の指摘に慌てた。
「「何でもない!! 大丈夫!」」
「杏樹様。 お身体のお加減はいかがですか?
昨夜と今朝がた 蓮と桜の二人によってご無体な夜伽を強制されたのでは
ありませんか? 本当のことをお話下さい。 場合によっては
仕置きの加減を変えねばなりません。」
蘭華さんが蓮と桜の二人を睨みながら 私に声をかけてきた。
蓮と桜はまっすぐ蘭華を見返していた。
「あっ あの 蘭華さん? 何を知っているの?
色々と突っ込みどころ満載だけど 何が起こってるのか知りたいです。」
「杏樹様。たぶんですが全容は把握出来ているかと・・・。」
ため息で返事を返す形になり 何でこの状況になったのか聞いたが
蓮も桜も蘭華さんを睨むことに忙しいようで返答はなかった。
再度ため息を漏らした時 扉のノック音がした。
返答すると扉が開き空牙が部屋に入ってきた。
「失礼します。 おはようございます。杏樹様。 蓮司様。 桜花様。」
「おはよう! 空牙。朝からどうしたの?」
「蘭華様! やり過ぎはよくないかと・・・ 撤収させて頂きます。」
「何の話? やり過ぎって何? 撤収って? ・・・・答えてくれる?
蘭華さん。 空牙。」
「杏樹様。 あなた様をお守りするために この部屋にある魔法による
仕掛けがしてあります。
間違った捉え方をされる前に弁明させていただくと 我々は 常々杏樹様
あなた様をお守りする為だけにしたことをご理解下さい。」
「魔法? 何それ? 説明してほしい!」
「分かりました。 ですが杏樹様!
怒らないと約束を頂けないでしょうか?」
「誰に私が怒るの? 空牙がかけた魔法ではないのでしょう?」
「それは勿論でございます。ですが知っていて止めさせなかったとか?
貴方も全部内容を知っているの?とかですかね?」
「空牙は内容を把握してるの?」
「はい!」
「そう!それで?どんな魔法が仕掛けてあるのかしら?
誰の魔法?」
「本当にお怒りにならないで下さいね?
簡単に言いますとのぞきの魔法です。この部屋と寝室とバスルームに
魔法がかかっています。
そしてこの魔法をかけたのは 蘭華様でございます。」
「昨夜から今朝のことすべて見ていたと言うこと?
どうして? 昨日から蓮君と桜君が一緒だから心配することはなかったのでは?
・・・・ずっと見ていたの?なぜ?
私のことが心配と言ってたけど 度を越してない?
今後一切この魔法は禁止です。いいですね?蘭華さん?」
「申し訳ありません。杏樹様は誘拐されて帰って来たばかりです。
また何かあってはと思い魔法をかけました。
私は心配でなりません。どうかこの蘭華に約束してください。
どんな些細なことでも私にお話しくださることを!」
「分かったわ!蘭華さんが安心出来るのなら約束は守るようにします。
だけど蓮君と桜君が一緒の時や空牙と一緒の時はこの約束はほぼ無効です。
いいですか?」
渋々ながら蘭華さんは了承してくれた。
「空牙もありがとう!」
「いいえ!私のことは気遣い無用です。
杏樹様!気に掛けていただきありがとうございます。」
「今後もよろしくね!」
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