132 / 144
第三章
ヨシュアはハイトを逃がしたい
しおりを挟む
最初アイラから聞いた時の感想は「流石ハイト!やっぱ人間じゃなかったか、ハハ!」だった。
「ヨシュア様。私、真面目にお話しているのですけれど?」
「いや、わかってんだけどよ?ハイトが大樹の核から出来てて、ハイトの家はその核をずっと封印してた一族で?アイラの家も実はハイトの家を代々守って来てたとか言われても、リアクションのしようがなぁ?大昔からの話だろ?それ。なんで今更、核が人間になるんだよ」
「それが、一度封印が解かれそうになった事があったらしく、その時ハイト様のお母様が術をかけ直したらしいのですが、結界内で流産しかけたらしいのです。その時何故か彼女の体に核が入り込んだようで。20年前この国から魔力が一時的になくなったのも、この核がその魔力を吸い込んだからではと考えられています」
へぇ?じゃあ別にハイト人間なんじゃねぇの?
まぁでも大体話はわかった。
「で、それを俺も守れと?嫌だね!」
「・・・ヨシュア様」
「今問題なのは、その事をずっと皇家に隠していた所為でセルシス様が危険な目にあっている事だ。陛下のここ最近の変わりようは普通じゃない。あれは操られてるだろ?原因はなんだと思う?」
「仮説に過ぎませんが。大樹の木に触れたか、その一部を所有しているのではないかと。実は、その代の皇帝陛下は一時期大樹に精神を蝕まれたと噂されていたと、父が教えてくれました」
全く。セルシス様もヤンチャだからなぁ。どうすっかな。
「この話。仲間に話す」
「ヨシュア様?」
「アイラ。悪ぃな?ずっと隠してたのによ?俺自分の事もそうだけどよ。生まれがどうとか、体が普通と違うとか関係ねぇんだよ」
そうだよな?きっと逆でも同じだろ?俺の事、魔力持ちだからってお前ら手加減なんかしねぇもんな?鬼畜共め!
「アイツはサンチコア騎士団の副団長ハイト・ゼクトリアム。それだけだ、それ以上もそれ以下もない。もし、仲間に危害を加えるなら俺達も容赦はしない。その為に俺は最善を尽くしたい」
「・・・・はい」
「ハイトは、渡さない。陛下も助ける」
「・・・・はい」
ハイト、お前が隠したいなら好きにしてろ。
こっちはこっちで好きにするからな?
「陛下のあの様子だと時間がねぇな。急がねぇと。フィクスは事情を全部知ってるのか?」
「陛下が操られている事には気付いてないかと、ただセルシス様が大樹に疑問を持たれていた事は気がついておりました」
「・・・・デズロ様でもあの木をどうにも出来ないならハイトがここから離れるしかないな。一度ハイトをこの国から逃す」
「ハイト様が、了承するでしょうか?」
しないかもな?でも、関係ねぇぞ?アイツの意見は聞くつもりねぇから?
「ハイトにバレないように監視する。陛下は必ずハイトに接触してくる。そのタイミングでハイトを逃す」
「何故そのタイミングで?もっと早くてもいいのでは?」
「出来るだけ成功率を上げたい。後、準備も。アイツ追い詰めないと絶対動かねぇだろ?」
そこからの俺の働きっぷりを皆んなにも、お見せしたかった。俺、ここ一年分ぐらいの働きをしたと思うぞ?
丁度ギャドもハイトの事情をどっからか仕入れてたから、かなりスムーズに準備は出来てたんだ。
それなのに。それなのによお?
「マジかー!!大樹の根が襲って来るとか、なんなんマジでぇぇぇ!」
「コレは怒らせちゃったかもね?強奪、拘束、長年の放置で大樹もかなり限界みたいだったしね?」
ハイトお前!呑気だな?やっぱお前はお前だな?心配なんかしてねぇけど心配して損した!!
「うお!!ヤベェな!住民避難させねぇと!」
「さっきラットとエリスが異変を察知して避難させてたよ?でもこりゃ街が潰れちゃうね?あーあ。減給だなコレ」
「あのぉ?突然の事でよく分からないんですけど取り敢えずハイトさん外に逃げればいいんですよね?この枝どうしましょ?」
「げ!持って来ちゃったのか?ラットかエリス見つけてパスしようぜ!うわっと!!」
しつけえ!!てか、なんでいきなり襲いかかってくんだよ!今まで大人しくしてただろうが!!
「おーい!何遊んでんだお前ら。俺も混ぜろや」
「あ!ラット!はい!」
「は?何?げ!!」
ティファ、躊躇ねぇな?やっぱお前実は性格悪いだろ?
「ティファ!そのままハイトと国境目指せ!街の外に馬用意してあるぞ!」
「了解です!ハイトさん!一度カスバールに避難しましょう!ササラさんが相手の国に連絡してくれてたみたいです!」
「ちょっと僕、事態が飲み込めてないんだけど?え?僕この国を出るの?」
「はい!でも一時的です!私も一緒に行きますので!」
そうそう。ティファがそう言えばハイト拒否出来ねぇだろ?有り難く思えよ?あとデズロ様に殺されない様にな!
「もしかして、皆んな知ってたの?いつから?」
「私はついさっき聞きました。ハイトさんって植物から出来てたんですね?驚きです!」
ん?んー?ティファそれは違うと思うんだが、まぁいいか。
「まぁ?俺達も最近知った。ハイト、人間離れしてると思ってたけど、やっぱ人間じゃなかったんだな?」
「今更驚かねえな。見た目も俺達と変わんねぇしなぁ?」
「なぁなぁ?ティファと上手くいったって本当なのか?そこだけ教えてくれよ!!俺達頑張ったご褒美としてさ!」
「メルローさん?私、今剣を装備してますが?」
おいおい緊張感ねぇな?お前ら遊んでんじゃねぇぞ?
ほら、ハイト怒るぞ!ここで揉めてる暇は・・・・・。
「ハッ!アハハハハハハハ!!」
え!?ハイト?ど、どうした?何故そこで爆笑?
「あーあ。おかしい。本当めちゃくちゃだよ!なんなの?お前ら!」
あれ?ハイト壊れた?お、おい!足を止めんなよ!
「ティファ」
「はい!どうしました?」
ちょっと待てハイト!ここは公衆の面前だぞ!!一体ティファに何を!!ぎゃあああああ!!お、おまー!!
「僕を信じて。ティファ」
「・・・・・え?」
ーーーーーーーーードッ!
・・・・・・は?
「「「ハイト!!!」」」
なんだそれ?・・・・・なんだよ、なんで。
なんでお前・・・・・胸貫かれてんの?
「は、は?・・・・ハイトさ・・・・・」
「くそ!!待て!離しやがれ!連れていくな!」
「マジかよ!!洒落になんねぇぞ!ハイト!起きろ!!」
「コイツ!!硬い!!」
どうなってんだよ?途中まで確かに上手くいってただろ?
陛下も元に戻って、お前はしばらく国を離れて、その間に大樹をなんとかすれば、それで良かったんじゃねぇのかよ?
「・・・・待って・・・ハイト、さん・・・」
なんであそこで止まったりしたんだよ。なんで・・・・。
「いやです!!連れて行かないで!!!やだぁぁぁ!!」
一度ぐらい俺の言う事聞けよ!!本当に、本当にお前は、自分勝手だよな!!!・・・・・くそったれが!!!
「ヨシュア様。私、真面目にお話しているのですけれど?」
「いや、わかってんだけどよ?ハイトが大樹の核から出来てて、ハイトの家はその核をずっと封印してた一族で?アイラの家も実はハイトの家を代々守って来てたとか言われても、リアクションのしようがなぁ?大昔からの話だろ?それ。なんで今更、核が人間になるんだよ」
「それが、一度封印が解かれそうになった事があったらしく、その時ハイト様のお母様が術をかけ直したらしいのですが、結界内で流産しかけたらしいのです。その時何故か彼女の体に核が入り込んだようで。20年前この国から魔力が一時的になくなったのも、この核がその魔力を吸い込んだからではと考えられています」
へぇ?じゃあ別にハイト人間なんじゃねぇの?
まぁでも大体話はわかった。
「で、それを俺も守れと?嫌だね!」
「・・・ヨシュア様」
「今問題なのは、その事をずっと皇家に隠していた所為でセルシス様が危険な目にあっている事だ。陛下のここ最近の変わりようは普通じゃない。あれは操られてるだろ?原因はなんだと思う?」
「仮説に過ぎませんが。大樹の木に触れたか、その一部を所有しているのではないかと。実は、その代の皇帝陛下は一時期大樹に精神を蝕まれたと噂されていたと、父が教えてくれました」
全く。セルシス様もヤンチャだからなぁ。どうすっかな。
「この話。仲間に話す」
「ヨシュア様?」
「アイラ。悪ぃな?ずっと隠してたのによ?俺自分の事もそうだけどよ。生まれがどうとか、体が普通と違うとか関係ねぇんだよ」
そうだよな?きっと逆でも同じだろ?俺の事、魔力持ちだからってお前ら手加減なんかしねぇもんな?鬼畜共め!
「アイツはサンチコア騎士団の副団長ハイト・ゼクトリアム。それだけだ、それ以上もそれ以下もない。もし、仲間に危害を加えるなら俺達も容赦はしない。その為に俺は最善を尽くしたい」
「・・・・はい」
「ハイトは、渡さない。陛下も助ける」
「・・・・はい」
ハイト、お前が隠したいなら好きにしてろ。
こっちはこっちで好きにするからな?
「陛下のあの様子だと時間がねぇな。急がねぇと。フィクスは事情を全部知ってるのか?」
「陛下が操られている事には気付いてないかと、ただセルシス様が大樹に疑問を持たれていた事は気がついておりました」
「・・・・デズロ様でもあの木をどうにも出来ないならハイトがここから離れるしかないな。一度ハイトをこの国から逃す」
「ハイト様が、了承するでしょうか?」
しないかもな?でも、関係ねぇぞ?アイツの意見は聞くつもりねぇから?
「ハイトにバレないように監視する。陛下は必ずハイトに接触してくる。そのタイミングでハイトを逃す」
「何故そのタイミングで?もっと早くてもいいのでは?」
「出来るだけ成功率を上げたい。後、準備も。アイツ追い詰めないと絶対動かねぇだろ?」
そこからの俺の働きっぷりを皆んなにも、お見せしたかった。俺、ここ一年分ぐらいの働きをしたと思うぞ?
丁度ギャドもハイトの事情をどっからか仕入れてたから、かなりスムーズに準備は出来てたんだ。
それなのに。それなのによお?
「マジかー!!大樹の根が襲って来るとか、なんなんマジでぇぇぇ!」
「コレは怒らせちゃったかもね?強奪、拘束、長年の放置で大樹もかなり限界みたいだったしね?」
ハイトお前!呑気だな?やっぱお前はお前だな?心配なんかしてねぇけど心配して損した!!
「うお!!ヤベェな!住民避難させねぇと!」
「さっきラットとエリスが異変を察知して避難させてたよ?でもこりゃ街が潰れちゃうね?あーあ。減給だなコレ」
「あのぉ?突然の事でよく分からないんですけど取り敢えずハイトさん外に逃げればいいんですよね?この枝どうしましょ?」
「げ!持って来ちゃったのか?ラットかエリス見つけてパスしようぜ!うわっと!!」
しつけえ!!てか、なんでいきなり襲いかかってくんだよ!今まで大人しくしてただろうが!!
「おーい!何遊んでんだお前ら。俺も混ぜろや」
「あ!ラット!はい!」
「は?何?げ!!」
ティファ、躊躇ねぇな?やっぱお前実は性格悪いだろ?
「ティファ!そのままハイトと国境目指せ!街の外に馬用意してあるぞ!」
「了解です!ハイトさん!一度カスバールに避難しましょう!ササラさんが相手の国に連絡してくれてたみたいです!」
「ちょっと僕、事態が飲み込めてないんだけど?え?僕この国を出るの?」
「はい!でも一時的です!私も一緒に行きますので!」
そうそう。ティファがそう言えばハイト拒否出来ねぇだろ?有り難く思えよ?あとデズロ様に殺されない様にな!
「もしかして、皆んな知ってたの?いつから?」
「私はついさっき聞きました。ハイトさんって植物から出来てたんですね?驚きです!」
ん?んー?ティファそれは違うと思うんだが、まぁいいか。
「まぁ?俺達も最近知った。ハイト、人間離れしてると思ってたけど、やっぱ人間じゃなかったんだな?」
「今更驚かねえな。見た目も俺達と変わんねぇしなぁ?」
「なぁなぁ?ティファと上手くいったって本当なのか?そこだけ教えてくれよ!!俺達頑張ったご褒美としてさ!」
「メルローさん?私、今剣を装備してますが?」
おいおい緊張感ねぇな?お前ら遊んでんじゃねぇぞ?
ほら、ハイト怒るぞ!ここで揉めてる暇は・・・・・。
「ハッ!アハハハハハハハ!!」
え!?ハイト?ど、どうした?何故そこで爆笑?
「あーあ。おかしい。本当めちゃくちゃだよ!なんなの?お前ら!」
あれ?ハイト壊れた?お、おい!足を止めんなよ!
「ティファ」
「はい!どうしました?」
ちょっと待てハイト!ここは公衆の面前だぞ!!一体ティファに何を!!ぎゃあああああ!!お、おまー!!
「僕を信じて。ティファ」
「・・・・・え?」
ーーーーーーーーードッ!
・・・・・・は?
「「「ハイト!!!」」」
なんだそれ?・・・・・なんだよ、なんで。
なんでお前・・・・・胸貫かれてんの?
「は、は?・・・・ハイトさ・・・・・」
「くそ!!待て!離しやがれ!連れていくな!」
「マジかよ!!洒落になんねぇぞ!ハイト!起きろ!!」
「コイツ!!硬い!!」
どうなってんだよ?途中まで確かに上手くいってただろ?
陛下も元に戻って、お前はしばらく国を離れて、その間に大樹をなんとかすれば、それで良かったんじゃねぇのかよ?
「・・・・待って・・・ハイト、さん・・・」
なんであそこで止まったりしたんだよ。なんで・・・・。
「いやです!!連れて行かないで!!!やだぁぁぁ!!」
一度ぐらい俺の言う事聞けよ!!本当に、本当にお前は、自分勝手だよな!!!・・・・・くそったれが!!!
0
お気に入りに追加
89
あなたにおすすめの小説
好きでした、さようなら
豆狸
恋愛
「……すまない」
初夜の床で、彼は言いました。
「君ではない。私が欲しかった辺境伯令嬢のアンリエット殿は君ではなかったんだ」
悲しげに俯く姿を見て、私の心は二度目の死を迎えたのです。
なろう様でも公開中です。
《勘違い》で婚約破棄された令嬢は失意のうちに自殺しました。
友坂 悠
ファンタジー
「婚約を考え直そう」
貴族院の卒業パーティーの会場で、婚約者フリードよりそう告げられたエルザ。
「それは、婚約を破棄されるとそういうことなのでしょうか?」
耳を疑いそう聞き返すも、
「君も、その方が良いのだろう?」
苦虫を噛み潰すように、そう吐き出すフリードに。
全てに絶望し、失意のうちに自死を選ぶエルザ。
絶景と評判の観光地でありながら、自殺の名所としても知られる断崖絶壁から飛び降りた彼女。
だったのですが。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
「お前を愛するつもりはない」な仮面の騎士様と結婚しました~でも白い結婚のはずなのに溺愛してきます!~
卯月ミント
恋愛
「お前を愛するつもりはない」
絵を描くのが趣味の侯爵令嬢ソールーナは、仮面の英雄騎士リュクレスと結婚した。
だが初夜で「お前を愛するつもりはない」なんて言われてしまい……。
ソールーナだって好きでもないのにした結婚である。二人はお互いカタチだけの夫婦となろう、とその夜は取り決めたのだが。
なのに「キスしないと出られない部屋」に閉じ込められて!?
「目を閉じてくれるか?」「えっ?」「仮面とるから……」
書き溜めがある内は、1日1~話更新します
それ以降の更新は、ある程度書き溜めてからの投稿となります
*仮面の俺様ナルシスト騎士×絵描き熱中令嬢の溺愛ラブコメです。
*ゆるふわ異世界ファンタジー設定です。
*コメディ強めです。
*hotランキング14位行きました!お読みいただき&お気に入り登録していただきまして、本当にありがとうございます!
【完結】記憶を失くした貴方には、わたし達家族は要らないようです
たろ
恋愛
騎士であった夫が突然川に落ちて死んだと聞かされたラフェ。
お腹には赤ちゃんがいることが分かったばかりなのに。
これからどうやって暮らしていけばいいのか……
子供と二人で何とか頑張って暮らし始めたのに……
そして………
冷宮の人形姫
りーさん
ファンタジー
冷宮に閉じ込められて育てられた姫がいた。父親である皇帝には関心を持たれず、少しの使用人と母親と共に育ってきた。
幼少の頃からの虐待により、感情を表に出せなくなった姫は、5歳になった時に母親が亡くなった。そんな時、皇帝が姫を迎えに来た。
※すみません、完全にファンタジーになりそうなので、ファンタジーにしますね。
※皇帝のミドルネームを、イント→レントに変えます。(第一皇妃のミドルネームと被りそうなので)
そして、レンド→レクトに変えます。(皇帝のミドルネームと似てしまうため)変わってないよというところがあれば教えてください。
【完結】言いたいことがあるなら言ってみろ、と言われたので遠慮なく言ってみた
杜野秋人
ファンタジー
社交シーズン最後の大晩餐会と舞踏会。そのさなか、第三王子が突然、婚約者である伯爵家令嬢に婚約破棄を突き付けた。
なんでも、伯爵家令嬢が婚約者の地位を笠に着て、第三王子の寵愛する子爵家令嬢を虐めていたというのだ。
婚約者は否定するも、他にも次々と証言や証人が出てきて黙り込み俯いてしまう。
勝ち誇った王子は、最後にこう宣言した。
「そなたにも言い分はあろう。私は寛大だから弁明の機会をくれてやる。言いたいことがあるなら言ってみろ」
その一言が、自らの破滅を呼ぶことになるなど、この時彼はまだ気付いていなかった⸺!
◆例によって設定ナシの即興作品です。なので主人公の伯爵家令嬢以外に固有名詞はありません。頭カラッポにしてゆるっとお楽しみ下さい。
婚約破棄ものですが恋愛はありません。もちろん元サヤもナシです。
◆全6話、約15000字程度でサラッと読めます。1日1話ずつ更新。
◆この物語はアルファポリスのほか、小説家になろうでも公開します。
◆9/29、HOTランキング入り!お読み頂きありがとうございます!
10/1、HOTランキング最高6位、人気ランキング11位、ファンタジーランキング1位!24h.pt瞬間最大11万4000pt!いずれも自己ベスト!ありがとうございます!
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる