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第三章
ティファ目撃する
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「お!ティファちゃん!珍しいお肉入ってるよ!」
「え?どんなお肉ですか!!」
「少し焼いてあげようか?味知りたいでしょ?」
「良いんですか!わーい!」
皆さんお久しぶりです!今日も絶好調のティファです!
今日は食料品を買いに来ています!イノリさんからも買わせて頂いてますが、こちらの商店さんにも毎回お世話になってますよ!!
「この前ティファちゃんが持って来てくれたマフィン?美味しかったー!家族全員、涙目で食べちゃったよ?ハハ!」
そうですか?それは良かったです!でもマフィンで涙目なんて大袈裟な褒め言葉ですよ?そんな大したものではないですからぁ。あ、お肉ありがとうございます!
「ほうほう?結構弾力がありますね?煮込み料理に向いてますかね?」
「そうだねぇ?細かく切って焼いても良いと思うよ?」
「ハイト様ー!お待ちになってぇー!」
ふむ?細かく切ってですか?味付け次第ですかね?
ん?ハイト様?聞き覚えがある名前ですが?
「なんでしょう?僕急いでるんですが?」
「まぁ?冷たい目で見ないで下さいまし?そんな貴方も素敵ですが」
「それはどうも。お褒め頂きありがとうございます」
「ティ、ティファちゃん?そんな柱の影に隠れてどうしたんだ?」
皆さん、見ましたか?
私はバッチリ見ました!!アイラさんより派手なドレスを着たご令嬢がハイトさんの腕にまとわりつく様を。
「これは・・・・・事件です!」
これは、紛れもなくハイトさんのモテ期!!
モテ期到来です!!
「おじさん!!このお肉とこちらを頂けますか?」
「お!まいど!いつもと同じ量でいいかい?」
「はい!!お願いします!」
ハイトさん今まで他の方達と違って、全く女性の影がありませんでした。ハイトさん態度には出しませんが、そういう事を結構気にしてる気配を感じるんですよ?フィクスさんが綺麗な方ですから、ハイトさんその影に隠れがちですが、ハイトさんも充分、その、顔は整ってると思いますよ?長身ですし?あれ?何故それで今まで女性に好かれなかったのでしょう?
「それにしても、あの方はどなたでしょう?見かけた事ない方ですね?」
元々私庶民ですから、貴族の方達との関わりは宿舎の皆さんとしかありませんので当たり前ですが。
「おーい。ティファ!食材の買い出しか?」
「あ、フィクスさんとベロニカ!今日はもう終わりですか?」
「ええ。何か持ちましょうか?」
「「ベロニカは何もしなくてよろしい」」
全く。この子ちゃんと自覚してるんですかね?
ベロニカは体が弱っているのですから大人しくしていて下さい!!プンプン!
「片方持つよ。今日はハイト、ティファの買い出しの時間に間に合わなかったんだな?まぁ、無理もないか」
「ハイトさんさっき見かけましたよ?お仕事大変なんですか?」
「そうだね。ほら、魔術団を作るって話があっただろ?あれでさぁ沢山の応募があって、今選定中なんだけど、魔力を持ってても戦えない人間もいるだろ?その中に厄介な面子もいてね。ハイトはその処理に追われてる」
成る程?もしかして、さっきの方もそうなのでしょうか?
確かに戦場には連れて行け無さそうですね?まずあのヒラヒラのドレスでは無理ですからね?
「どこかのご令嬢などの応募もあったと?それで、それを無下に出来なくて困っているんですか?」
「・・・・・ティファ?なんで知ってるんだ?」
「さっきハイトさんにしがみついて離れないご令嬢を発見したので!見た事ない方でしたから、誰かなー?と、思ってたんですよね?」
「「げっ!?」」
げ?なんです?二人共。息ピッタリですね?
「あ、あのな?ティファ?変な勘違いとか、してないよな?」
「勘違い?ハイトさんにモテ期が到来した事ですか?」
「「んー?」」
そうですよね?よくよく考えてみたら、ハイトさん私がここに来てからの殆どを私と過ごしています。そんな生活を送っていたら、確かに誰かと出会うチャンス無くなってしまいますよね?私また、空気読めなかったです?
「このチャンスにハイトさんもいい出会いがあると良いですね?宿舎に入り浸りでは、そのチャンスを逃してしまいますからね?」
「違う。気の使い方が激しく間違っている」
「ティファ?あんたいい加減にしときなさいよ?まさか余計な事するつもりじゃないわよね?」
「余計な事?まさか!!モテ期到来のお祝いに今日の晩御飯をリッチにしようかと思ったくらいで」
「「お願いだから余計な事するんじゃない!!」」
シンクロ率100パーセント!!
この二人やっぱり相性が良い気がします。
仲良き事は良い事です!!
この後ベロニカの心臓が止まるから止めてくれと言われたので、その日はお肉が安かった事にして、いつもより豪華な晩御飯作らせて頂きました!
「あれは、多分動揺しているんだわ。フィクス。ティファの動向には気を付けて。こんな事間違ってハイトの耳に入ったりしようものなら、ハイト暴走するかもしれないから」
「・・・・・・これ以上の揉め事は回避しないとな」
息ピッタリのそこのお二人が何やらヒソヒソしてますが?
なんでしょう?私、別に動揺なんてしてませんよ?
動揺する理由が、ありませんから?
「え?どんなお肉ですか!!」
「少し焼いてあげようか?味知りたいでしょ?」
「良いんですか!わーい!」
皆さんお久しぶりです!今日も絶好調のティファです!
今日は食料品を買いに来ています!イノリさんからも買わせて頂いてますが、こちらの商店さんにも毎回お世話になってますよ!!
「この前ティファちゃんが持って来てくれたマフィン?美味しかったー!家族全員、涙目で食べちゃったよ?ハハ!」
そうですか?それは良かったです!でもマフィンで涙目なんて大袈裟な褒め言葉ですよ?そんな大したものではないですからぁ。あ、お肉ありがとうございます!
「ほうほう?結構弾力がありますね?煮込み料理に向いてますかね?」
「そうだねぇ?細かく切って焼いても良いと思うよ?」
「ハイト様ー!お待ちになってぇー!」
ふむ?細かく切ってですか?味付け次第ですかね?
ん?ハイト様?聞き覚えがある名前ですが?
「なんでしょう?僕急いでるんですが?」
「まぁ?冷たい目で見ないで下さいまし?そんな貴方も素敵ですが」
「それはどうも。お褒め頂きありがとうございます」
「ティ、ティファちゃん?そんな柱の影に隠れてどうしたんだ?」
皆さん、見ましたか?
私はバッチリ見ました!!アイラさんより派手なドレスを着たご令嬢がハイトさんの腕にまとわりつく様を。
「これは・・・・・事件です!」
これは、紛れもなくハイトさんのモテ期!!
モテ期到来です!!
「おじさん!!このお肉とこちらを頂けますか?」
「お!まいど!いつもと同じ量でいいかい?」
「はい!!お願いします!」
ハイトさん今まで他の方達と違って、全く女性の影がありませんでした。ハイトさん態度には出しませんが、そういう事を結構気にしてる気配を感じるんですよ?フィクスさんが綺麗な方ですから、ハイトさんその影に隠れがちですが、ハイトさんも充分、その、顔は整ってると思いますよ?長身ですし?あれ?何故それで今まで女性に好かれなかったのでしょう?
「それにしても、あの方はどなたでしょう?見かけた事ない方ですね?」
元々私庶民ですから、貴族の方達との関わりは宿舎の皆さんとしかありませんので当たり前ですが。
「おーい。ティファ!食材の買い出しか?」
「あ、フィクスさんとベロニカ!今日はもう終わりですか?」
「ええ。何か持ちましょうか?」
「「ベロニカは何もしなくてよろしい」」
全く。この子ちゃんと自覚してるんですかね?
ベロニカは体が弱っているのですから大人しくしていて下さい!!プンプン!
「片方持つよ。今日はハイト、ティファの買い出しの時間に間に合わなかったんだな?まぁ、無理もないか」
「ハイトさんさっき見かけましたよ?お仕事大変なんですか?」
「そうだね。ほら、魔術団を作るって話があっただろ?あれでさぁ沢山の応募があって、今選定中なんだけど、魔力を持ってても戦えない人間もいるだろ?その中に厄介な面子もいてね。ハイトはその処理に追われてる」
成る程?もしかして、さっきの方もそうなのでしょうか?
確かに戦場には連れて行け無さそうですね?まずあのヒラヒラのドレスでは無理ですからね?
「どこかのご令嬢などの応募もあったと?それで、それを無下に出来なくて困っているんですか?」
「・・・・・ティファ?なんで知ってるんだ?」
「さっきハイトさんにしがみついて離れないご令嬢を発見したので!見た事ない方でしたから、誰かなー?と、思ってたんですよね?」
「「げっ!?」」
げ?なんです?二人共。息ピッタリですね?
「あ、あのな?ティファ?変な勘違いとか、してないよな?」
「勘違い?ハイトさんにモテ期が到来した事ですか?」
「「んー?」」
そうですよね?よくよく考えてみたら、ハイトさん私がここに来てからの殆どを私と過ごしています。そんな生活を送っていたら、確かに誰かと出会うチャンス無くなってしまいますよね?私また、空気読めなかったです?
「このチャンスにハイトさんもいい出会いがあると良いですね?宿舎に入り浸りでは、そのチャンスを逃してしまいますからね?」
「違う。気の使い方が激しく間違っている」
「ティファ?あんたいい加減にしときなさいよ?まさか余計な事するつもりじゃないわよね?」
「余計な事?まさか!!モテ期到来のお祝いに今日の晩御飯をリッチにしようかと思ったくらいで」
「「お願いだから余計な事するんじゃない!!」」
シンクロ率100パーセント!!
この二人やっぱり相性が良い気がします。
仲良き事は良い事です!!
この後ベロニカの心臓が止まるから止めてくれと言われたので、その日はお肉が安かった事にして、いつもより豪華な晩御飯作らせて頂きました!
「あれは、多分動揺しているんだわ。フィクス。ティファの動向には気を付けて。こんな事間違ってハイトの耳に入ったりしようものなら、ハイト暴走するかもしれないから」
「・・・・・・これ以上の揉め事は回避しないとな」
息ピッタリのそこのお二人が何やらヒソヒソしてますが?
なんでしょう?私、別に動揺なんてしてませんよ?
動揺する理由が、ありませんから?
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