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第一章
ティファご飯を作る
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では、まず立派なこのお肉さん達から調理していきましょう。調理と言っても下味をつけるだけですが。
先程色々漁っていたら沢山の香辛料も発見しちゃいました!これだけあれば料理の幅も広がります。
「え?その香辛料使うの?それ、商人から美味しくなるからって買ってきた奴が騙されたって怒ってたやつだ」
「そうなんですか?使い方を間違えたんじゃないです?直接かけちゃ駄目ですよ?刺激が強すぎるので漬け込むのに使います」
肉の塊から脂身を取って綺麗に切り分けていきます。
外側は駄目ですが、やはり中はまだ綺麗ですね!熟成されていい感じです!!これを香辛料や豆を発酵させた調味料と合わせて乾燥ハーブも入れます。暫く置いて焼けば完成ですね!
では、次は具沢山スープを作りましょう!
「・・・・・君。手際がいいね。もしかして、料理得意?」
「はい。私実は料理人目指してたんですけど、飢饉でそれどころではなくなってしまって兵士になったんですよねぇ」
「・・・・・え?」
「あ、内緒にして下さい。また、騎士の癖に~とか言われそうなんで?」
会話をしつつ私の手元は高速で野菜を切ってます。
タイムイズマネー時間は有効に。
私が料理をする様子をハイトさん、さっきからガン見してくるんですけど。
凄く気が散るんですけど。
「あの~お暇でしたら何処かで時間を潰しててもいいですよ?」
「でも、それじゃ監視の意味がないよ?毒を盛られるかもしれないし」
「え?どこの世界に自分のご飯に毒を盛る人がいるんです?」
あら?何故そこで黙るんですか?
おかしな事、言いました?
「これ、全部一人で食べるつもり?」
「え?そうですよ?朝昼晩私はここでご飯を作って食べますので」
なんなんでしょう?
とても微妙な顔をされていますね?
何か言いたげな?私、空気読むとか苦手なんです。
言いたいことあるならハッキリその口で言って貰えませんかね?
そうこうしているうちにスープも出来上がり、隣で湯がいておいたお芋の皮を剥いて潰します!んー美味しそう!
「・・・あのさ。それ、どうするの?」
私が潰しているお芋を不思議そうに見ていますね?
ふふふふ。これはですね、潰して粉と豆をこう入れて、丸めて焼くのです!!
「こうやると、香ばしくてとても美味しくなるんです。食べたことないですか?」
「・・・ない。初めて見た」
しょうがないですね?じゃあ特別に少し分けてあげましょう!これから嫌々ながらお世話になりますからね?
「どうぞ、出来たてですから火傷しないように」
せっかくだからスープもつけてあげますよ?
自分で言うのもなんですが、私、かなり味付けのセンスはあると思うのです。
「じゃあ。いただきます」
さてさて。
他の食材も腐る前に下ごしらえだけしてしまいましょうっと・・・・ん?ハイトさん?どうしました?
「・・・・な、何これ。うま。」
ハイトさんって基本アレですね?テンション低い系男子なんですね?んーと、アンニュイ系?
「お口に合いました?それなら良かった」
「いや、本当に。久しぶりかも、こんな美味しいもの食べたの」
ん?ただの焼き餅に大袈裟では?
でも、褒めてくれたんですよね?有難う御座います!
「じゃあスープも是非。それは自信作なんです」
ハイトさん今度は分かりやすく顔に出ましたね。
よっぽど忙しくてまともな物が食べられなかったんですね?可哀想に。ほろり。
「ハイトさん。ご飯もまともに食べられないほど忙しいんですか?駄目ですよ?どんなに忙しくてもご飯はちゃんと食べないと」
「いや、食べてるには食べてるんだけど・・・そうじゃなくて・・・」
ハッキリしないですね?
まぁ私はよそ者ですからね?あまり詳しいこと言えないですよね。分かります。
「暫くは私に付きっきりですよね?その間は私のご飯でよければ一緒に用意しましょうか?無理にとは言いませんが」
「え?いいの?」
「はい。そのかわり他の方にはあまり言わないで下さい。貴方が揶揄われたりして、きっと嫌な気分になるでしょうから・・・」
本当に人間関係って面倒くさいです。
私は鈍いみたいで余り気にした事ないんですけど周りにいる人に迷惑をかけるのはいけないですからね?うんうん。
「・・・君。本当に、最強騎士なの?」
だから。そうですってば。
先程色々漁っていたら沢山の香辛料も発見しちゃいました!これだけあれば料理の幅も広がります。
「え?その香辛料使うの?それ、商人から美味しくなるからって買ってきた奴が騙されたって怒ってたやつだ」
「そうなんですか?使い方を間違えたんじゃないです?直接かけちゃ駄目ですよ?刺激が強すぎるので漬け込むのに使います」
肉の塊から脂身を取って綺麗に切り分けていきます。
外側は駄目ですが、やはり中はまだ綺麗ですね!熟成されていい感じです!!これを香辛料や豆を発酵させた調味料と合わせて乾燥ハーブも入れます。暫く置いて焼けば完成ですね!
では、次は具沢山スープを作りましょう!
「・・・・・君。手際がいいね。もしかして、料理得意?」
「はい。私実は料理人目指してたんですけど、飢饉でそれどころではなくなってしまって兵士になったんですよねぇ」
「・・・・・え?」
「あ、内緒にして下さい。また、騎士の癖に~とか言われそうなんで?」
会話をしつつ私の手元は高速で野菜を切ってます。
タイムイズマネー時間は有効に。
私が料理をする様子をハイトさん、さっきからガン見してくるんですけど。
凄く気が散るんですけど。
「あの~お暇でしたら何処かで時間を潰しててもいいですよ?」
「でも、それじゃ監視の意味がないよ?毒を盛られるかもしれないし」
「え?どこの世界に自分のご飯に毒を盛る人がいるんです?」
あら?何故そこで黙るんですか?
おかしな事、言いました?
「これ、全部一人で食べるつもり?」
「え?そうですよ?朝昼晩私はここでご飯を作って食べますので」
なんなんでしょう?
とても微妙な顔をされていますね?
何か言いたげな?私、空気読むとか苦手なんです。
言いたいことあるならハッキリその口で言って貰えませんかね?
そうこうしているうちにスープも出来上がり、隣で湯がいておいたお芋の皮を剥いて潰します!んー美味しそう!
「・・・あのさ。それ、どうするの?」
私が潰しているお芋を不思議そうに見ていますね?
ふふふふ。これはですね、潰して粉と豆をこう入れて、丸めて焼くのです!!
「こうやると、香ばしくてとても美味しくなるんです。食べたことないですか?」
「・・・ない。初めて見た」
しょうがないですね?じゃあ特別に少し分けてあげましょう!これから嫌々ながらお世話になりますからね?
「どうぞ、出来たてですから火傷しないように」
せっかくだからスープもつけてあげますよ?
自分で言うのもなんですが、私、かなり味付けのセンスはあると思うのです。
「じゃあ。いただきます」
さてさて。
他の食材も腐る前に下ごしらえだけしてしまいましょうっと・・・・ん?ハイトさん?どうしました?
「・・・・な、何これ。うま。」
ハイトさんって基本アレですね?テンション低い系男子なんですね?んーと、アンニュイ系?
「お口に合いました?それなら良かった」
「いや、本当に。久しぶりかも、こんな美味しいもの食べたの」
ん?ただの焼き餅に大袈裟では?
でも、褒めてくれたんですよね?有難う御座います!
「じゃあスープも是非。それは自信作なんです」
ハイトさん今度は分かりやすく顔に出ましたね。
よっぽど忙しくてまともな物が食べられなかったんですね?可哀想に。ほろり。
「ハイトさん。ご飯もまともに食べられないほど忙しいんですか?駄目ですよ?どんなに忙しくてもご飯はちゃんと食べないと」
「いや、食べてるには食べてるんだけど・・・そうじゃなくて・・・」
ハッキリしないですね?
まぁ私はよそ者ですからね?あまり詳しいこと言えないですよね。分かります。
「暫くは私に付きっきりですよね?その間は私のご飯でよければ一緒に用意しましょうか?無理にとは言いませんが」
「え?いいの?」
「はい。そのかわり他の方にはあまり言わないで下さい。貴方が揶揄われたりして、きっと嫌な気分になるでしょうから・・・」
本当に人間関係って面倒くさいです。
私は鈍いみたいで余り気にした事ないんですけど周りにいる人に迷惑をかけるのはいけないですからね?うんうん。
「・・・君。本当に、最強騎士なの?」
だから。そうですってば。
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