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つかみたいから夢なんだよ
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「すみません……無断で休んでしまって……」
未梨亞は古書店主の寺井に深々と頭を下げた。
未梨亞は寝ていたので連絡できなかったが、愛良が気を利かせて寺井に電話してくれたようだった。
「いいよ、気にしないで。お店はこの通り暇だからさ」
お店はいつもの通り、お客さんはゼロ。
とはいえ、寺井には親の介護があるから、迷惑はかけてしまっただろうと未梨亞は申し訳なく思う。
「まあ、心配はするから、休むときは連絡あったほうが嬉しいですがね」
「はい……」
未梨亞は意気消沈してレジにつく。
うなだれたまま、一言も発しないので、寺井は心配になって声をかける。
「個人的なことかもしれないけど……何かあったの?」
若い子のプライベートに立ち入ったら、急に訴えられたりするかもしれないと、寺井は恐る恐る尋ねる。
「いえ、ショッキングなことが続いてまして。でも、もう大丈夫です!」
未梨亞は笑顔を作ってみせる。
空元気なのは誰が見ても分かる。
「若いうちはいろいろあるからねえ」
「あはは、もう若いってほどじゃないですけどね」
未梨亞は見た目が20歳前後に見えるから、過保護なまでにフォローを受けることがある。
「若い若い。昔は20そこらで、その人の人生は定まっていたようなもんだけど、今は人生の転機は何歳でも起きるからね。終身雇用もなくなって、転職は当たり前。晩婚も離婚も増えたし、寿命も延びた。私のように、老後に第二の人生を歩む人も多いからね」
寺井は普通のサラリーマンだったが、退職後の念願だった古書店を始めた。今は親の介護をしながら、のんびり趣味のような仕事をしている。
「そうかもですね。私も変な人生送ってるから、分かる気がします。この一生にいろんな仕事をするし、いろんな人と出会います。それはこれからもで、このあと何十年もあるでしょうから、そういう意味ではまだまだ若いですね」
「前は声優をやってたんだっけ?」
「はい、声優でした」
採用のとき、前職は特に聞かれなかったが、雑談の中で話したことがあった。
「厳しい世界らしいから、これまでかなり苦労してきたと思うけど、これからもきっと苦労するよ」
「ええっ!? そこ、慰めるところじゃないんですか!?」
「いやぁ、だいぶくたびれてるから、慰められるのにも飽きているかなあと思ってね」
寺井はいたずらっぽく笑う。
「それはそうですけど……」
未梨亞はむすっとする。
「半分冗談だけど、人生は長いから、夢追い人は人一倍苦労するんだよ」
「そ、そうですね……」
「私も変わった仕事してみたかったよ。営業の仕事してたんだけど、つらいことばかりでねえ。もっと輝いている、みんながうらやましがる仕事してみたかったなあ」
「ははぁ……」
「でも、できなかったなあ。奥さんも子供もいたし、仕事は辞められなかった」
「えっ!? 結婚されてたんですか!? あっ、ごめんなさい……」
大声で反応してしまったことを謝る。
「よく言われるよ。こう見えても、三人の子供を育てたんだ。でも、子供が成人して役目を終えたから妻とは離婚し、今はこうして悠々自適な生活をしているよ」
「離婚っ!? あ、またごめんなさい……」
「はは……。声大きいのは声優っぽいね。妻とはそういう約束だったんだ。老後はそれぞれ自由に生きよう、とね」
「え? 仲が悪かったんですか?」
「そうじゃない、そうじゃない。二人とも家族のために自分を犠牲していたから、残りの人生は自分のために生きたほうがいいと、二人で話し合ったんだ。別にケンカしていないし、今でも連絡は取り合っているよ」
「そう……なんですね……」
不思議な関係に、二人にはどのような人生があったのだろうと、未梨亞は首をかしげることしかできない。
「結婚したときは、これで幸せな人生を送れると思ったんだけど、なかなかそうもいかないね。自分一人ならやれたことが、不思議と家族がいるとできなくなってしまうんだ。だいぶ夢を諦めてしまったよ」
「それは分かる気がします……」
自分の夢に誰かを巻き込むわけにはいかない。未梨亞が徹を拒絶したのはそれだった。
それに家族が自分の夢を理解してくれるとは限らない。未梨亞の母のように。
「若けりゃ俳優でも目指してるところだけど、もう老い先短いおっさんだからね。気楽な古本屋やってるいるわけだよ」
「俳優?」
「恥ずかしい話だけど、大学の頃、劇団やっててね。お金のこととか気にしなければ、舞台やっていたかったなあ。ほら、劇団員は日本一食えない職業だからね」
「へえー……」
人は見かけによらないものである。
未梨亞は第一印象から今この瞬間まで、本大好きおじさんだと思っていた。
「まあ、夢を早々に切り捨てた敗者というわけだ!」
寺井は自身を笑い飛ばす。
「だから、夢を叶えて声優になった君がうらやましいな」
「いえ、クビになってますし、店長も夢を叶えたじゃないですか。奥さんのこともそうですし、ちゃんと話し合って人生を決めているのはすごいと思います」
「ははは、周りから見れば敗者にしか見えないんだけどねえ……」
寺井と奥さんの間では計画された離婚だが、周りからは奥さんも仕事も失って、儲からない古本屋をしながら、親の介護をしているさみしいおじさん、なのである。
「君はこれからどうするんだい? いつまでも、こんな寂れた本屋でバイトしていないだろう?」
「寂れたって……。でも、夢はまだ諦めてないです」
「ほう」
「第二の人生、というにはまだアレかもしれないですけど、もう一度、声優になれるよう頑張ってみます」
「なかなか夢は諦められないものだな。特に役者というのは、蜜を吸う生き物だから、一回その甘さを味わってしまうと、麻薬のようにやめられなくなってしまう」
「ははは……。でも、よく分かります」
「だろう? 私もやめるときは悩んだものさ……」
寺井は口を閉じて、当時を思い出しているようだった。
「忘れられませんよね、舞台に立ってお客さんに見てもらったことは」
「ああ」
「私が初めて人前に立ったのは、高校の文化祭でした。クラスの出し物で、演劇をやることになって、たいした役じゃなかったんですけど、見てくれた人によかったよ、って言ってもらえたのが人生で一番嬉しかったです」
「そうだね。そういう小さいきっかけが、役者をする志望の大きな理由となる。舞台の上で大声出して、演じるのも楽しいし、それを見てもらい、感想なんてもらえた日には天にも昇る気持ちだ」
「はい! まさにそれです! 初めは演技するなんて恥ずかしいと思ってましたけど、それを通り過ぎた先にすごい快感があるんですよね! 自分の中にあるエネルギーをすべて放出して、全力疾走する感じ。やりきったときのすがすがしさったらないです! そしてやっぱり、それを見てくれる人がいるのが嬉しいです。普段誰も自分のことなんか気にしてくれないですけど、舞台に立っている間はみんなが私を見てくれます。その人のために、少しでも感動を届けようって気持ちになりますね!」
「ああ、それだよそれ。役者の醍醐味だね。昔を思い出すよ」
寺井は腕を組んで朗らかに笑う。
「だから、頑張れるんですよね。役者はつらく厳しい道だと分かっていたとしても……」
「うんうん。生きてて、なかなか自分を見てくれ、褒めてくれる仕事はないからね。そして感動を与える仕事もない。営業やってたときは怒られてばっかだったなあ。まあ、ときどき褒めてはもらえるけど、舞台立ってたときに比べるとたいしたことない」
「分かります!」
「私も不破さんを褒めたことないしね」
「あはは……」
未梨亞が悪いことをしているわけではないが、ほとんど客のいないレジ番なので特に成果がないのだ。
「まあ、一般の仕事というのはそういうもんだよ。なかなか全力を出して、お客さんに接することがない。役者はそれを普段からしてるから、お客さんに喜んでもらいやすい」
「そうですねー。それ、感じたことあります。ディズニーランドのスタッフさんもまさにそんな感じです。全力でお客さんを迎えてくれ、全力で送り出してくれるんです」
「あんな笑顔で手を振られると、こっちも振り返したくなるね。人の心を動かしてしまうのはまさに役者。ディズニーではスタッフのことをキャストと呼ぶらしいけど、そういうところから名付けられているんだろうね」
「そうなんですかっ!? へーっ!」
未梨亞は、ディズニーのスタッフが自分と同じような役者であることが嬉しかった。
「人生は長い。今うまく行かなくても、いつかうまく行く。それが数年後か数十年後かは分からない。でも、人生は一度きりしかないから、自分で納得できる人生になるといいね」
「はい! 悔いのないよう頑張ってみます!」
未梨亞は古書店主の寺井に深々と頭を下げた。
未梨亞は寝ていたので連絡できなかったが、愛良が気を利かせて寺井に電話してくれたようだった。
「いいよ、気にしないで。お店はこの通り暇だからさ」
お店はいつもの通り、お客さんはゼロ。
とはいえ、寺井には親の介護があるから、迷惑はかけてしまっただろうと未梨亞は申し訳なく思う。
「まあ、心配はするから、休むときは連絡あったほうが嬉しいですがね」
「はい……」
未梨亞は意気消沈してレジにつく。
うなだれたまま、一言も発しないので、寺井は心配になって声をかける。
「個人的なことかもしれないけど……何かあったの?」
若い子のプライベートに立ち入ったら、急に訴えられたりするかもしれないと、寺井は恐る恐る尋ねる。
「いえ、ショッキングなことが続いてまして。でも、もう大丈夫です!」
未梨亞は笑顔を作ってみせる。
空元気なのは誰が見ても分かる。
「若いうちはいろいろあるからねえ」
「あはは、もう若いってほどじゃないですけどね」
未梨亞は見た目が20歳前後に見えるから、過保護なまでにフォローを受けることがある。
「若い若い。昔は20そこらで、その人の人生は定まっていたようなもんだけど、今は人生の転機は何歳でも起きるからね。終身雇用もなくなって、転職は当たり前。晩婚も離婚も増えたし、寿命も延びた。私のように、老後に第二の人生を歩む人も多いからね」
寺井は普通のサラリーマンだったが、退職後の念願だった古書店を始めた。今は親の介護をしながら、のんびり趣味のような仕事をしている。
「そうかもですね。私も変な人生送ってるから、分かる気がします。この一生にいろんな仕事をするし、いろんな人と出会います。それはこれからもで、このあと何十年もあるでしょうから、そういう意味ではまだまだ若いですね」
「前は声優をやってたんだっけ?」
「はい、声優でした」
採用のとき、前職は特に聞かれなかったが、雑談の中で話したことがあった。
「厳しい世界らしいから、これまでかなり苦労してきたと思うけど、これからもきっと苦労するよ」
「ええっ!? そこ、慰めるところじゃないんですか!?」
「いやぁ、だいぶくたびれてるから、慰められるのにも飽きているかなあと思ってね」
寺井はいたずらっぽく笑う。
「それはそうですけど……」
未梨亞はむすっとする。
「半分冗談だけど、人生は長いから、夢追い人は人一倍苦労するんだよ」
「そ、そうですね……」
「私も変わった仕事してみたかったよ。営業の仕事してたんだけど、つらいことばかりでねえ。もっと輝いている、みんながうらやましがる仕事してみたかったなあ」
「ははぁ……」
「でも、できなかったなあ。奥さんも子供もいたし、仕事は辞められなかった」
「えっ!? 結婚されてたんですか!? あっ、ごめんなさい……」
大声で反応してしまったことを謝る。
「よく言われるよ。こう見えても、三人の子供を育てたんだ。でも、子供が成人して役目を終えたから妻とは離婚し、今はこうして悠々自適な生活をしているよ」
「離婚っ!? あ、またごめんなさい……」
「はは……。声大きいのは声優っぽいね。妻とはそういう約束だったんだ。老後はそれぞれ自由に生きよう、とね」
「え? 仲が悪かったんですか?」
「そうじゃない、そうじゃない。二人とも家族のために自分を犠牲していたから、残りの人生は自分のために生きたほうがいいと、二人で話し合ったんだ。別にケンカしていないし、今でも連絡は取り合っているよ」
「そう……なんですね……」
不思議な関係に、二人にはどのような人生があったのだろうと、未梨亞は首をかしげることしかできない。
「結婚したときは、これで幸せな人生を送れると思ったんだけど、なかなかそうもいかないね。自分一人ならやれたことが、不思議と家族がいるとできなくなってしまうんだ。だいぶ夢を諦めてしまったよ」
「それは分かる気がします……」
自分の夢に誰かを巻き込むわけにはいかない。未梨亞が徹を拒絶したのはそれだった。
それに家族が自分の夢を理解してくれるとは限らない。未梨亞の母のように。
「若けりゃ俳優でも目指してるところだけど、もう老い先短いおっさんだからね。気楽な古本屋やってるいるわけだよ」
「俳優?」
「恥ずかしい話だけど、大学の頃、劇団やっててね。お金のこととか気にしなければ、舞台やっていたかったなあ。ほら、劇団員は日本一食えない職業だからね」
「へえー……」
人は見かけによらないものである。
未梨亞は第一印象から今この瞬間まで、本大好きおじさんだと思っていた。
「まあ、夢を早々に切り捨てた敗者というわけだ!」
寺井は自身を笑い飛ばす。
「だから、夢を叶えて声優になった君がうらやましいな」
「いえ、クビになってますし、店長も夢を叶えたじゃないですか。奥さんのこともそうですし、ちゃんと話し合って人生を決めているのはすごいと思います」
「ははは、周りから見れば敗者にしか見えないんだけどねえ……」
寺井と奥さんの間では計画された離婚だが、周りからは奥さんも仕事も失って、儲からない古本屋をしながら、親の介護をしているさみしいおじさん、なのである。
「君はこれからどうするんだい? いつまでも、こんな寂れた本屋でバイトしていないだろう?」
「寂れたって……。でも、夢はまだ諦めてないです」
「ほう」
「第二の人生、というにはまだアレかもしれないですけど、もう一度、声優になれるよう頑張ってみます」
「なかなか夢は諦められないものだな。特に役者というのは、蜜を吸う生き物だから、一回その甘さを味わってしまうと、麻薬のようにやめられなくなってしまう」
「ははは……。でも、よく分かります」
「だろう? 私もやめるときは悩んだものさ……」
寺井は口を閉じて、当時を思い出しているようだった。
「忘れられませんよね、舞台に立ってお客さんに見てもらったことは」
「ああ」
「私が初めて人前に立ったのは、高校の文化祭でした。クラスの出し物で、演劇をやることになって、たいした役じゃなかったんですけど、見てくれた人によかったよ、って言ってもらえたのが人生で一番嬉しかったです」
「そうだね。そういう小さいきっかけが、役者をする志望の大きな理由となる。舞台の上で大声出して、演じるのも楽しいし、それを見てもらい、感想なんてもらえた日には天にも昇る気持ちだ」
「はい! まさにそれです! 初めは演技するなんて恥ずかしいと思ってましたけど、それを通り過ぎた先にすごい快感があるんですよね! 自分の中にあるエネルギーをすべて放出して、全力疾走する感じ。やりきったときのすがすがしさったらないです! そしてやっぱり、それを見てくれる人がいるのが嬉しいです。普段誰も自分のことなんか気にしてくれないですけど、舞台に立っている間はみんなが私を見てくれます。その人のために、少しでも感動を届けようって気持ちになりますね!」
「ああ、それだよそれ。役者の醍醐味だね。昔を思い出すよ」
寺井は腕を組んで朗らかに笑う。
「だから、頑張れるんですよね。役者はつらく厳しい道だと分かっていたとしても……」
「うんうん。生きてて、なかなか自分を見てくれ、褒めてくれる仕事はないからね。そして感動を与える仕事もない。営業やってたときは怒られてばっかだったなあ。まあ、ときどき褒めてはもらえるけど、舞台立ってたときに比べるとたいしたことない」
「分かります!」
「私も不破さんを褒めたことないしね」
「あはは……」
未梨亞が悪いことをしているわけではないが、ほとんど客のいないレジ番なので特に成果がないのだ。
「まあ、一般の仕事というのはそういうもんだよ。なかなか全力を出して、お客さんに接することがない。役者はそれを普段からしてるから、お客さんに喜んでもらいやすい」
「そうですねー。それ、感じたことあります。ディズニーランドのスタッフさんもまさにそんな感じです。全力でお客さんを迎えてくれ、全力で送り出してくれるんです」
「あんな笑顔で手を振られると、こっちも振り返したくなるね。人の心を動かしてしまうのはまさに役者。ディズニーではスタッフのことをキャストと呼ぶらしいけど、そういうところから名付けられているんだろうね」
「そうなんですかっ!? へーっ!」
未梨亞は、ディズニーのスタッフが自分と同じような役者であることが嬉しかった。
「人生は長い。今うまく行かなくても、いつかうまく行く。それが数年後か数十年後かは分からない。でも、人生は一度きりしかないから、自分で納得できる人生になるといいね」
「はい! 悔いのないよう頑張ってみます!」
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