179 / 221
179. わたしの味方
しおりを挟む
このセイオクノモリに 二日間滞在することにした。
いろんな薬草を採って帰りたいからね。
ブレンダに、どこになにがあるのか教わるだけでもためになる。
このセイオクノモリは、湖と同じで強い魔獣がいないそうだ。
でも普通に動物はいるから、安心しきってはいけないと教えてもらう。
「見つけた! 甘い香り! スナップドラゴンだ!」
「パールは、珍しい薬草を知っているね…… そうさ、これがスナップドラゴンだよ」
たしかに、ふっくらしたかわいい花だよね。
いろんな色があるから、抜けがないように全種類を摘んでいく。
スキルマッピングしておいてよかった!
あのドクロが、こんなかわいい花なんて、マッピングしていなかったらわからないよ……
「ここは、すごいな! ピアンタに負けていない。 薬草の森だよ!」
「そうなんだけどね、これをギルドに持って帰ろうとすると、枯れて値打ちが無くなるんだよ。 だから、そう採られないで残っているのさ……」
そうか魔法袋がないんだ。
もし持っていても冒険者ならA級以上か、お貴族様ぐらいだよね。
やっぱり、難しい森なんだ……
「残念だ…… こんなに生えているのにな……」
「そうだね。 仮に魔法袋を持っているとしても、ここの薬草だけでは稼げない 他のモノを優先して持って帰るだろう。 だから、やっぱり仕方ないさ」
「そうだよな。 パールみたいに 金が 一番じゃない冒険者は、珍しいだろうな……」
また、そんな話しを 二人でしてる~ぅ?!
気にせず、いろいろ集めてまわる。
今日は、大収穫だった。
少し早いけど、森に空のテントを出してその中に、テントを 二つ並べその前にテーブルセットを ドンッと おくのが、お決まりの形。
ブレンダが時間があるので先にお風呂に入って、お気に入りのアラクネの服を見せてほしいという。
いつもよりちょっとかわいい感じのアラクネのワンピースを着て、それに合う向こうの靴で食事をすることにした。
ブレンダはわたしを見て、すぐにかわいいねっと、ほめてくれる。
「パール…… そんなのも、あったのか?」
「うん、まだまだ いっぱいあるよ! 向こうの人が、嫁入り道具のつもりで揃えてくれたからね!」
「「嫁入り道具!?」」
「そうだよ! わたしが冒険者をなぜ 九歳でしているのか聞かれたから説明したら、母親がいないならって、向こうのこのテントをくれたお母さんがそう言って、短い時間で揃えてくれたんだ!」
「ハアーっ! パール、それは誰が知っている?」
「えっ、んーっ マークたちが初めてかな?」
「黙っていろ! そんなにたくさんもらっているなんて聞いてないぞ!」
「そうだよ! この子は、あぶないねーっ! うかつになんでもしゃべるもんじゃないよ。 それに、これなんて、半分ドレスじゃないか…… それをこんなときに着てくるなら、もっといいモノがあるといっているようなもんだよ! ハアー これは、たいへんだね」
マークが、ブレンダの意見に大きくうなずいている。
「これが、アラクネの生地かい? 少し触らせてもらうよ」
肩から腰まで、ズルッと触って、またズルッと……
三回繰り返して、目を大きくしてマークを見ていた。
「これは、すごいね…… 王妃様でも、こんなすごい生地のドレスは持っていないよ。 これは誰かにみせたのかい?」
「服は見せてないけど、下着は見せてるかな?」
「マーク! この子にもう少し、いろいろ教えないとダメだよ」
「ああ。 七歳から 十歳近くまで、ひとりで冒険者をしていたから…… 世間の常識にも、うとい。 それに『前世の記憶』なんてのがあるもんだから、ものすごいことになっているんだ……」
「ああ、あの水着だったか? あれもそうだったね…… 用事をできるだけ早く済ませて戻ってくるよ…… ホント危なっかしい子だよ」
もう、二人の話しを無視して腰のマジックバックから料理を出していく。
魔牛のステーキを 三枚。
ベーコンとポテトに豆、色とりどりのパプリカやキノコが入ったこれは、キッシュっていうの?
まわりがパイ生地で、中は卵のオムレツみたいだ。
あと、うわっ 大きなエビビ!
バターで炒めてあるのか? 香草の香りもする。
野菜はミニトマトとブロッコリーをゆがいて コロコロ 赤と緑が、ステキな陶器の入れ物に入っていた。
じゃあ、コロコロ いろんなブドウもだして……
あぁ かわいい!
パンはハードタイプと干しブドウ入りの 二種類。
バター とヤハッシのハチミツを用意する。
あとは、ハーブ水にオレンジ果汁。
マークたちには、ワインを出した。
「パール、ずっと食事が気になっていたんだよ。 なんだい? あったかいし、冷たいし…… いま、そのカバンから出したね……」
マークが、 一言。
「時間停止のマジックバックだ」
「それは、また…… そんな貴重なモノに料理を入れているのかい?」
「えっ!? 一番大切でしょ?」
「時間停止ではないが、パールは魔法袋を数枚持っているんだ」
「なんて子だろう…… 王妃様以上に贅沢な暮らしをしているなんて」
マークが、うなずいている。
「まあまあ、冷める前に食べようよ!」
「あ、お、おいしい!? この肉は、魔牛だね!? エビビの大きさにもおどろいたけど、この肉…… 魔牛でもAランクの肉だよ」
「そうなのか? 魔牛にもランクが…… 知らなかった。 やっぱりこれが、おいしいはずだ」
「パール! このハチミツは、ヤハッシじゃないか!? こんな貴重なモノまで……」
「ブレンダは、すごくあそこのモノに詳しいんだね、じゃあ これなんか好きなんじゃないかな?」
マジックバックから、ブドウ果汁を煮詰めた糖蜜を出してあげる。
「これは! 懐かしい 糖蜜だね!? わたしの祖母と曽祖母はエルフ族だったから、これがたまに出てきたんだよ!」
「よかった! いっぱいあるから、遠慮しないでいっぱい食べてね!」
「マーク、いつもパールはこんなご馳走を食べているのかい?」
「ああ、当たり人になってもらった人が金持ちでな…… そこでいまは暮らしているから、こんな感じだな。 パール付きの侍女も 二人いる。 それでもパールは、夜にはテントで寝たいというんだよ……」
「パールなんで、テントなんだい?」
「えっ、だって……」
「ハアーっ パールは向こうのベッドに、アラクネのシーツでアラクネの寝間着で寝たいんだそうだよ」
「はあ? そうか…… マークが他の人に見せないようにしたから…… テントがいいのか……」
呆れられたけど夕食を食べながら、ブレンダは少しでもわたしのことを知ろうと、いっぱい質問してくれる。
そのとき、ちゃんと自分のことも話してくれるからブレンダのことも詳しくなって、いい感じ!
なんだか、ライの侍女さんたちにいろいろ聞かれていたことを思い出した……
みんな、とっても いい人たちだ。
強くて、長生きなブレンダ。
わたしの味方が、ひとり増えたよっ!
いろんな薬草を採って帰りたいからね。
ブレンダに、どこになにがあるのか教わるだけでもためになる。
このセイオクノモリは、湖と同じで強い魔獣がいないそうだ。
でも普通に動物はいるから、安心しきってはいけないと教えてもらう。
「見つけた! 甘い香り! スナップドラゴンだ!」
「パールは、珍しい薬草を知っているね…… そうさ、これがスナップドラゴンだよ」
たしかに、ふっくらしたかわいい花だよね。
いろんな色があるから、抜けがないように全種類を摘んでいく。
スキルマッピングしておいてよかった!
あのドクロが、こんなかわいい花なんて、マッピングしていなかったらわからないよ……
「ここは、すごいな! ピアンタに負けていない。 薬草の森だよ!」
「そうなんだけどね、これをギルドに持って帰ろうとすると、枯れて値打ちが無くなるんだよ。 だから、そう採られないで残っているのさ……」
そうか魔法袋がないんだ。
もし持っていても冒険者ならA級以上か、お貴族様ぐらいだよね。
やっぱり、難しい森なんだ……
「残念だ…… こんなに生えているのにな……」
「そうだね。 仮に魔法袋を持っているとしても、ここの薬草だけでは稼げない 他のモノを優先して持って帰るだろう。 だから、やっぱり仕方ないさ」
「そうだよな。 パールみたいに 金が 一番じゃない冒険者は、珍しいだろうな……」
また、そんな話しを 二人でしてる~ぅ?!
気にせず、いろいろ集めてまわる。
今日は、大収穫だった。
少し早いけど、森に空のテントを出してその中に、テントを 二つ並べその前にテーブルセットを ドンッと おくのが、お決まりの形。
ブレンダが時間があるので先にお風呂に入って、お気に入りのアラクネの服を見せてほしいという。
いつもよりちょっとかわいい感じのアラクネのワンピースを着て、それに合う向こうの靴で食事をすることにした。
ブレンダはわたしを見て、すぐにかわいいねっと、ほめてくれる。
「パール…… そんなのも、あったのか?」
「うん、まだまだ いっぱいあるよ! 向こうの人が、嫁入り道具のつもりで揃えてくれたからね!」
「「嫁入り道具!?」」
「そうだよ! わたしが冒険者をなぜ 九歳でしているのか聞かれたから説明したら、母親がいないならって、向こうのこのテントをくれたお母さんがそう言って、短い時間で揃えてくれたんだ!」
「ハアーっ! パール、それは誰が知っている?」
「えっ、んーっ マークたちが初めてかな?」
「黙っていろ! そんなにたくさんもらっているなんて聞いてないぞ!」
「そうだよ! この子は、あぶないねーっ! うかつになんでもしゃべるもんじゃないよ。 それに、これなんて、半分ドレスじゃないか…… それをこんなときに着てくるなら、もっといいモノがあるといっているようなもんだよ! ハアー これは、たいへんだね」
マークが、ブレンダの意見に大きくうなずいている。
「これが、アラクネの生地かい? 少し触らせてもらうよ」
肩から腰まで、ズルッと触って、またズルッと……
三回繰り返して、目を大きくしてマークを見ていた。
「これは、すごいね…… 王妃様でも、こんなすごい生地のドレスは持っていないよ。 これは誰かにみせたのかい?」
「服は見せてないけど、下着は見せてるかな?」
「マーク! この子にもう少し、いろいろ教えないとダメだよ」
「ああ。 七歳から 十歳近くまで、ひとりで冒険者をしていたから…… 世間の常識にも、うとい。 それに『前世の記憶』なんてのがあるもんだから、ものすごいことになっているんだ……」
「ああ、あの水着だったか? あれもそうだったね…… 用事をできるだけ早く済ませて戻ってくるよ…… ホント危なっかしい子だよ」
もう、二人の話しを無視して腰のマジックバックから料理を出していく。
魔牛のステーキを 三枚。
ベーコンとポテトに豆、色とりどりのパプリカやキノコが入ったこれは、キッシュっていうの?
まわりがパイ生地で、中は卵のオムレツみたいだ。
あと、うわっ 大きなエビビ!
バターで炒めてあるのか? 香草の香りもする。
野菜はミニトマトとブロッコリーをゆがいて コロコロ 赤と緑が、ステキな陶器の入れ物に入っていた。
じゃあ、コロコロ いろんなブドウもだして……
あぁ かわいい!
パンはハードタイプと干しブドウ入りの 二種類。
バター とヤハッシのハチミツを用意する。
あとは、ハーブ水にオレンジ果汁。
マークたちには、ワインを出した。
「パール、ずっと食事が気になっていたんだよ。 なんだい? あったかいし、冷たいし…… いま、そのカバンから出したね……」
マークが、 一言。
「時間停止のマジックバックだ」
「それは、また…… そんな貴重なモノに料理を入れているのかい?」
「えっ!? 一番大切でしょ?」
「時間停止ではないが、パールは魔法袋を数枚持っているんだ」
「なんて子だろう…… 王妃様以上に贅沢な暮らしをしているなんて」
マークが、うなずいている。
「まあまあ、冷める前に食べようよ!」
「あ、お、おいしい!? この肉は、魔牛だね!? エビビの大きさにもおどろいたけど、この肉…… 魔牛でもAランクの肉だよ」
「そうなのか? 魔牛にもランクが…… 知らなかった。 やっぱりこれが、おいしいはずだ」
「パール! このハチミツは、ヤハッシじゃないか!? こんな貴重なモノまで……」
「ブレンダは、すごくあそこのモノに詳しいんだね、じゃあ これなんか好きなんじゃないかな?」
マジックバックから、ブドウ果汁を煮詰めた糖蜜を出してあげる。
「これは! 懐かしい 糖蜜だね!? わたしの祖母と曽祖母はエルフ族だったから、これがたまに出てきたんだよ!」
「よかった! いっぱいあるから、遠慮しないでいっぱい食べてね!」
「マーク、いつもパールはこんなご馳走を食べているのかい?」
「ああ、当たり人になってもらった人が金持ちでな…… そこでいまは暮らしているから、こんな感じだな。 パール付きの侍女も 二人いる。 それでもパールは、夜にはテントで寝たいというんだよ……」
「パールなんで、テントなんだい?」
「えっ、だって……」
「ハアーっ パールは向こうのベッドに、アラクネのシーツでアラクネの寝間着で寝たいんだそうだよ」
「はあ? そうか…… マークが他の人に見せないようにしたから…… テントがいいのか……」
呆れられたけど夕食を食べながら、ブレンダは少しでもわたしのことを知ろうと、いっぱい質問してくれる。
そのとき、ちゃんと自分のことも話してくれるからブレンダのことも詳しくなって、いい感じ!
なんだか、ライの侍女さんたちにいろいろ聞かれていたことを思い出した……
みんな、とっても いい人たちだ。
強くて、長生きなブレンダ。
わたしの味方が、ひとり増えたよっ!
21
お気に入りに追加
616
あなたにおすすめの小説
追放された引きこもり聖女は女神様の加護で快適な旅を満喫中
四馬㋟
ファンタジー
幸福をもたらす聖女として民に崇められ、何不自由のない暮らしを送るアネーシャ。19歳になった年、本物の聖女が現れたという理由で神殿を追い出されてしまう。しかし月の女神の姿を見、声を聞くことができるアネーシャは、正真正銘本物の聖女で――孤児院育ちゆえに頼るあてもなく、途方に暮れるアネーシャに、女神は告げる。『大丈夫大丈夫、あたしがついてるから』「……軽っ」かくして、女二人のぶらり旅……もとい巡礼の旅が始まる。
異世界リナトリオン〜平凡な田舎娘だと思った私、実は転生者でした?!〜
青山喜太
ファンタジー
ある日、母が死んだ
孤独に暮らす少女、エイダは今日も1人分の食器を片付ける、1人で食べる朝食も慣れたものだ。
そしてそれは母が死んでからいつもと変わらない日常だった、ドアがノックされるその時までは。
これは1人の少女が世界を巻き込む巨大な秘密に立ち向かうお話。
小説家になろう様からの転載です!
老女召喚〜聖女はまさかの80歳?!〜城を追い出されちゃったけど、何か若返ってるし、元気に異世界で生き抜きます!〜
二階堂吉乃
ファンタジー
瘴気に脅かされる王国があった。それを祓うことが出来るのは異世界人の乙女だけ。王国の幹部は伝説の『聖女召喚』の儀を行う。だが現れたのは1人の老婆だった。「召喚は失敗だ!」聖女を娶るつもりだった王子は激怒した。そこら辺の平民だと思われた老女は金貨1枚を与えられると、城から追い出されてしまう。実はこの老婆こそが召喚された女性だった。
白石きよ子・80歳。寝ていた布団の中から異世界に連れてこられてしまった。始めは「ドッキリじゃないかしら」と疑っていた。頼れる知り合いも家族もいない。持病の関節痛と高血圧の薬もない。しかし生来の逞しさで異世界で生き抜いていく。
後日、召喚が成功していたと分かる。王や重臣たちは慌てて老女の行方を探し始めるが、一向に見つからない。それもそのはず、きよ子はどんどん若返っていた。行方不明の老聖女を探す副団長は、黒髪黒目の不思議な美女と出会うが…。
人の名前が何故か映画スターの名になっちゃう天然系若返り聖女の冒険。全14話。
モブで可哀相? いえ、幸せです!
みけの
ファンタジー
私のお姉さんは“恋愛ゲームのヒロイン”で、私はゲームの中で“モブ”だそうだ。
“あんたはモブで可哀相”。
お姉さんはそう、思ってくれているけど……私、可哀相なの?
へぇ。美的感覚が違うんですか。なら私は結婚しなくてすみそうですね。え?求婚ですか?ご遠慮します
如月花恋
ファンタジー
この世界では女性はつり目などのキツい印象の方がいいらしい
全くもって分からない
転生した私にはその美的感覚が分からないよ
夫婦で異世界に召喚されました。夫とすぐに離婚して、私は人生をやり直します
もぐすけ
ファンタジー
私はサトウエリカ。中学生の息子を持つアラフォーママだ。
子育てがひと段落ついて、結婚生活に嫌気がさしていたところ、夫婦揃って異世界に召喚されてしまった。
私はすぐに夫と離婚し、異世界で第二の人生を楽しむことにした。
美味しい料理で村を再建!アリシャ宿屋はじめます
今野綾
ファンタジー
住んでいた村が襲われ家族も住む場所も失ったアリシャ。助けてくれた村に住むことに決めた。
アリシャはいつの間にか宿っていた力に次第に気づいて……
表紙 チルヲさん
出てくる料理は架空のものです
造語もあります11/9
参考にしている本
中世ヨーロッパの農村の生活
中世ヨーロッパを生きる
中世ヨーロッパの都市の生活
中世ヨーロッパの暮らし
中世ヨーロッパのレシピ
wikipediaなど
婚約破棄された上に国外追放された聖女はチート級冒険者として生きていきます~私を追放した王国が大変なことになっている?へぇ、そうですか~
夏芽空
ファンタジー
無茶な仕事量を押し付けられる日々に、聖女マリアはすっかり嫌気が指していた。
「聖女なんてやってられないわよ!」
勢いで聖女の杖を叩きつけるが、跳ね返ってきた杖の先端がマリアの顎にクリーンヒット。
そのまま意識を失う。
意識を失ったマリアは、暗闇の中で前世の記憶を思い出した。
そのことがきっかけで、マリアは強い相手との戦いを望むようになる。
そしてさらには、チート級の力を手に入れる。
目を覚ましたマリアは、婚約者である第一王子から婚約破棄&国外追放を命じられた。
その言葉に、マリアは大歓喜。
(国外追放されれば、聖女という辛いだけの役目から解放されるわ!)
そんな訳で、大はしゃぎで国を出ていくのだった。
外の世界で冒険者という存在を知ったマリアは、『強い相手と戦いたい』という前世の自分の願いを叶えるべく自らも冒険者となり、チート級の力を使って、順調にのし上がっていく。
一方、マリアを追放した王国は、その軽率な行いのせいで異常事態が発生していた……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる