最後までお付き合い頂きありがとうございました!


ま、まあ、そこは彼も男子なので………(￣∀￣;

最後までお付き合い頂きありがとうございました(^.^)



私の作品で描く「西方世界」は現実世界のヨーロッパがモチーフなんですが、実のところ世界史は専攻してなくてヨーロッパ史はあんまり分かってないんですよねえ(爆)。なので現実世界で似たような事件があったとしてもそれは空似です(￣∀￣;

でもまあ、王朝名なり政権なりが倒れるときってだいたい世界のどこでも似たような状況になりますしね。
そういう意味では現実世界の事件をモチーフに話を作っても面白いかも知れませんね！

いつもお読み頂きありがとうございます。


クラウスの最期は潔いというか、最低限そうしなければ「公太子」としても格好がつかないからそうだっただけで、別にカッコよくはないんですよね。前の返信で「公太子として個人の好みより国の方が大事だと分かってる」と書きましたが、今回もそれで、責任取って誰かが死ななければならないから、それ(死)を受け入れるしかないと理解しただけなんです。
彼の最期にあったのは「絶望」でした。自分は何でも見えていて全部分かってるつもりだったのに、長年の婚約者の気持ちひとつ見えてなくて全ては独りよがりの勘違いだった。全部自分の撒いた種で、そのせいで家臣を離叛させ国家の危機を招いてしまった。もう「死んで責任を取ること」しかできる事が残っていない、挽回の余地はないと、最後の最後でようやく理解しましたね。


タマラは確かに無様に書きましたが、自分のやった事がどんな重大な結末をもたらすか、全く解ってないから覚悟も何もなかったでしょうし、覚悟がないなら最後は嫌がって泣きわめくよな、と思ってのあの最期です。
単純に「王妃様を夢見たひとりの女の子」なんですよ彼女は。まだ15歳ですしね、自分の命で償わなきゃいけないような重い責任とか何もまだ分かってないただの女子学生ですから、まああんなもんかなと。よくいる「万引きで逮捕されてビビり上がるJK」みたいな、そういうののガチ犯罪やらかしちゃった子のパターンですね(^_^;

いやあ、別にまだ滅んだわけじゃないんですけどね(^_^;
あんまり詳しくはまだネタバレになるんで言えないですが、要するに王家と臣下が喧嘩して王家が負けたっていう、それだけのことで。他の家臣たちはほとんどが傍観してるだけで、「あ、終わったみたいやな。んじゃ後始末しよか」みたいな雰囲気です(笑)。


マインハルト主人公、ですか。
あの、彼は開発に一切タッチしてないんですよ(爆)。

彼の立ち位置はジークムントと一緒です(笑)。出来上がったものを見て、スゲーカッケェェェェ！貸せ、これ俺が使う！って引っ張り出してきただけなんで(￣∀￣;
開発の素案は辺境伯軍の魔術師たちで、ウルリヒが承認して進めさせていたものです。ヴィクトーリアは魔力がないんで話聞いてるだけ、でもちゃんと聞いてるから扱いに慎重を要することとかも知ってます。けどマインハルトは話すら聞いてなくて「こまけぇこたぁいいんだよ！」って態度でみんなを困らせてる状態ですね(笑)。
なので彼は魔術で拘束されてましたよね。あれ、魔道砲担当の魔術師たちにやられたものです(爆笑)。


まあ魔道砲開発秘話みたいなのは確かに書くと面白そうなんですが、全く考えてなくて深堀してないんで、書くとしたらプロットどころか魔道砲の設計図から起こすハメになりますね。ちょっと難しいかなー(^_^;

あー、やっぱりガチなミリオタの方でしたか(笑)。

まあ正直な話、私はそこまで近代戦史及び兵器開発史に詳しいわけでもないんで、納得頂ける説明になってるのかはなはだ心許ないですが、ひとつお手柔らかにお願いします(^_^;

でもそうですね、あんまり深いところまでは設定してないですが、儀式魔術の術式構築にはもっと多数の魔術師が関わってると思います。魔道砲の随伴要員としてもっと魔術師を帯同している(１台あたり＋３〜４人くらい？)ということにしてもいいかも知れません。試作段階って確かに完成品より多くの人の手が必要ですもんね。
ただ作中の魔道砲は開発草創期の一品なんで、魔道砲同士で砲兵会戦やるのはまだ随分先のような気がします…(￣∀￣;

あー、ということは、この時代の魔道砲はまだまだ技術が未熟で、何発か撃ったら砲身交換みたいな大掛かりなメンテナンスが必要になるから数が撃てない、みたいな感じにした方がいいかも知れないですね。



あんまり意識してなかったですけど、作中の年代は私がこの世界観で作品を書く際の基準年(フェル暦675年)より300年ほど前ということになってるんで、300年後の「現代」ではもっと開発が進んで洗練されてる魔道砲が出てきててもおかしくない(というかそうあるべき)ですね。あるいは性能とコスパの兼ね合いから兵器としてはモノにならなくて、開発が放棄されてる未来もありか？
もっと時代が下れば技術も進んで魔道“人型”兵器とかも出てきていいかも？(笑)

追加のご質問ありがとうございます。


ええとですね、本文中には説明がないのでアレなんですが、この世界の魔術はプログラミングみたいなもので、術式を構築する際に威力、方向、スピード、必要魔力量など全部規定されて詠唱の文言に落とし込まれていて、だから詠唱を唱えて規定されている消費霊力を注ぎ込めば自動発動するんです。
威力や射程、スピードなどを変えたいなら詠唱の該当箇所を必要な分だけ書き出せばいいだけなんですが、そうすると自動計算されて必要な霊力量が跳ね上がる。で、人の持つ霊力量には限りがあるんで、詠唱変更による強化や挙動の追加は「ある程度」までしかできないわけです。
それをカバーするために、複数人で同じ魔術を発動させる「儀式魔術」というものがあり、魔道砲はそれを用いて三人が「威力」と「射程(スピード)」と「方向性」で分担しています。

作中の魔道砲の考え方は、その「儀式魔術の補助」のための魔道具です。儀式魔術自体を「強化」する概念がないのですが、砲身で圧縮することにより威力を上げ、砲身の長さとその中を通る時間(スピード)に[強化](これ自体がひとつの魔術)をかけることで射程を伸ばし、魔道具としての砲台自体が出力補助の役割をすることで消費霊力を抑えます。

作中でクラウスがこれだけの威力と射程なら10人以上必要だと言ってますが正解で、そんなバカげた威力を三人で無理なく実現させていて、そのために必要なのがこの「魔道砲」です。
ただしこの魔道砲はあくまでも試作段階で、試射こそ終えていますが性能に誤差があります。戦場への投入が初(なのでマインハルトが秘密兵器的なことを言ってます)で、ヴィクトーリアが20デジ砲の使用を止めさせたのも運用に不安があるから、という理由があったりもします。10デジ砲を３発(１基１発)しか撃ってないのもそれが理由です。

あと砲身や砲台には[魔術防御(バリア)]という防御魔術がかかっていて、これは直接攻撃魔術を防御する術式です。そのため射出する魔術(これが直接攻撃魔術に該当)によって砲身や砲台自体が損傷することはない(強度計算上は)ということになっています。


本当はこの細かい説明まで作中に落とし込むべきだったんでしょうけど、あんまり難解な魔術理論を長々と書くのもアレかなあと思って雰囲気を優先しています。悪しからずご了承下さい。

毎度感想ありがとうございます♪


そうですね、辺境伯軍の方は日頃から情報収集には余念がないですね。敵国の情報だけでなく味方の情報も持ってないと、いつ裏切られるかも分かりませんし。ていうか今回のように王家と仲違いして内乱になる事も可能性としてきちんと踏まえてます。

対してクラウスはそこのところができてません。軍隊指揮も太子教育で学んではいますが、やっぱり机上の空論というか、リアルに想像できてないので数字の上でしか見れてない部分があります。
そもそもクラウスが率いているのは敗残兵の寄せ集め……それがこの後どういう影響を及ぼすか、彼はこの時まだ分かってませんね(^_^;

感想ありがとうございます。


まあ「実弾」ならそうなんですけどね。ここで撃ってるのは魔術による「魔力の塊」なので。本来は魔術師が自分の身ひとつで撃つものなんで、反動はありません。あったらえらいことになります(笑)。
砲身を備えてるのは飛距離を稼ぐ目的と命中率の補助のためですね。あと本来狙えないような遠距離の目標を狙う目的があるので射出速度を稼ぐ目的もあります。物理法則自体は地球と変わらない設定なので、砲弾を飛ばすのと同じ原理で魔術の弾も飛ばせるわけです。

感想ありがとうございます。


知り合いが被害に遭う可能性ってのもありますけど、ヴィクトーリアが考えてるのは主に戦に勝った後のことですね。
壊すのは簡単だけど、占領したあと使うのは結局自分たちなんで直さないといけなくなりますし(^_^;

ちなみに透視技術みたいなのはないんで、クラウスがどこにいるかなんてのは潜入しないと分かりません。そしてこの城は20万が籠もれるぐらい広いんで(とはいえだいぶギュウ詰めですが)、探せても多分ピンポイントでは狙えないです。

再びありがとうございます♪


いえいえ、お兄ちゃんは妹大好きで他は割とどうでもいいんですが、ヴィクトーリアはこれでも調整指向な性格なので後のことを考えちゃうんですよね〜(^_^;
ただ、クラウスに目にもの見せてやりたいのはヴィクトーリアも同じなんですよね。マインハルトと違うのは、クラウスだけをぶっ飛ばすのかクラウス以外もぶっ飛ばすのか、っていう所ですね。

感想ありがとうございます。


まあクラウスくんはここまで良いところひとつも有りませんね残念ながら。意地っ張りで見栄っ張りで、クズでゲスで浅はかで…っていう(爆)。そのくせチヤホヤされたがるので、自分になびかない手強いヴィクトーリアよりも自分を立ててくれるタマラがいい、っていうどーしょーもない奴です、ハイ。
ただ勉強はできるし魔術は得意ですし、自分の好みよりも国の将来の方が大事なことくらいは理解してるんですね、これでも公太子なので。

ただまあ、気付くのおせーよバーカ！って言いたくなりますよね(￣ꙍ￣;


クラウスくんこのあとまだまだやらかしますし、もっともっとざまぁされますので、どうかお楽しみに！(笑)