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第二章後半【いざ東方へ】
【幕間3】秘密が多めのホワイト嬢(2)
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竜乙女。
それは水辺に好んで住むという希少種の獣人族で、竜人族の亜種と見られている。見た目や体格は人間とさほど変わらず、女性しかいないと言われているが詳しいことは知られていない。月に一度、本来の姿である竜の姿に戻らねばならないが、そのことを知る者は多くなく、見たことのある者はほとんどいない。
決まった集落や国家などは持たず、普段は人目につかないようひっそりと暮らしているか、人間のふりをして人間社会に紛れて生きている。基本的に人間たちには友好的で、彼女たちは人間の男を好んで夫とするという。
ただ人間とは異種族を排斥しがちな種族であり、竜乙女も幾度となく差別や偏見、迫害といった被害に遭ってきていることから、よほど相手を信頼しないと自らの正体を明かすことはない。夫となる男にさえ正体を隠したまま一生添い遂げるのが普通で、だから夫は妻が亡くなって初めてその正体に気付いた、などという昔話がいくつもあり、詩人たちが歌の題材にして残している。
ホワイトの母も竜乙女であった。彼女も一族の慣例に従って正体を隠して生活していたが、幸か不幸かその地を治める大貴族、ストーン侯爵家の当主と出会ってしまった。最初は何とか逃れようとしたものの、彼女の素晴らしい美貌に惚れ込んだ侯爵の熱烈かつ執拗なアプローチを受け、とうとうそれを受け入れて一夜を共にしてしまったのだ。
とはいえ相手は大貴族。人間に紛れ、人間の街で平民として暮らしていた彼女が正式な妻として邸に上げられることは遂になかった。だから彼にとって彼女は「邸の外に作った愛人のひとり」ということになる。
それでも住む家を用意され、時折訪れる夫と一時の逢瀬を楽しむだけでも彼女は充分幸せだっただろうか。そのうちに娘が生まれ、彼女は満ち足りた生活を送っていた。
それが脆くも崩れさったのは、彼女とその娘の存在が正妻に露見したことがきっかけだった。
侯爵は貴族であるため、ひとりで行動するという事があり得ない。だから彼女の元を訪れる際にも、必ず馬車を仕立てて護衛を伴ってやって来ていた。つまり彼の他に御者と数人の護衛がこの密やかな逢瀬のことを知りうる立場にあったわけだ。
そして、その護衛のひとりが正妻に買収され情報を流したのだ。
もともと、侯爵が彼女の元を訪れる頻度はそう多くはなかった。年に二度か三度、ひと晩泊まりに来るだけで、だからホワイトも父の顔をそう何度も見られたわけではない。
そして正妻に関係が露見したのはホワイトがまだ5歳の時のこと。正妻付きの護衛の一部を暗殺者として差し向けられ、住処に押し込みをかけられたのだ。
平民とはいえ、侯爵の大事な愛人である。だから侯爵は彼女にも密かに護衛を付けていた。それがなければ、彼女は娘ともども人知れず殺されていただろう。
彼女に付けられていた護衛はその街の冒険者上がりの男たちだった。冒険者上がりとはいえ信頼できる面々を厳選されていて、だから彼らは彼女に護衛されている事さえ気付かせなかったし、きっと襲撃された時にも、彼女は通りすがりの人が騒ぎを聞きつけて助けに来てくれたのだとしか思わなかったに違いない。
ともあれ、彼女は護衛たちによって襲撃者の手を逃れ、着の身着のまま娘を連れて逃げ出した。助けてくれた者たちの言葉に従って、その街ではない、どこか遠くの街へ。
そして彼女に付いていた護衛は遺体の発見できなかったひとりを除いて全員が殺され、彼女と娘の行方も分からなくなった。どこに向かったか知っているのは、殺された護衛たちだけだったのだ。
侯爵は彼女と愛娘の行方を必死になって探し続けた。正妻のほうでも追手を差し向けているのは分かっていたから、それよりも早く見つけ出して保護しなければならなかった。だが彼女と娘の行方は杳として知れないままだった。
そして、10年あまりが過ぎた。
すっかり老境に差し掛かった侯爵、いや家督を息子に譲った元侯爵が見つけ出した時にはすでに彼女は病を得て亡くなった後で、残された娘だけがひとり孤児院で暮らしていた。海を越えてガリオン王国の辺鄙な田舎町の、近隣都市の神殿が運営する小さな孤児院、そこに預けられて育った娘は、成人して孤児院を出る年齢になってからもその手伝いのために残り、弟妹たちの面倒を見ていたのだ。
元侯爵が自ら会いに行くと、その娘、ホワイトは父の顔を憶えていた。そして父に、母が竜乙女であったこと、自分もまた竜乙女の血を強く引いていること、成人して竜乙女の特徴が強く出始めているから、このまま孤児院で暮らすのは難しくなっていることなど、包み隠さず打ち明けた。だから安心して身を落ち着ける場所に行きたいと、ひとりで生きていけるようにしたいと訴えた。
元侯爵は驚いたが、それ以上に困ってしまった。彼はホワイトを認知して、どこか然るべき貴族の家にでも嫁がせようと考えていたのだ。嫉妬深かった正妻もすでに亡くなっており、今なら彼女の安全は確保できるし楽な生活もさせてやれる。そのはずだった。
だが当のホワイトが異種族となれば話は変わる。ただでさえ平民の子、社交界での礼儀作法も何も学んでいない異種族の彼女を見初めてくれる貴族など、排他的なアルヴァイオンの貴族社会にはいないだろう。自分だって、ホワイトの母が竜乙女だと知っていれば手を出さなかったのに。
結局、元侯爵は自分の持っている領地のうち、一番小さくて辺鄙なニー・ヒューという土地を彼女に分与することにした。その上で継承権だけ保持している子爵株を彼女に相続させ、書類上でのみ彼女を「ニー・ヒュー子爵」ということにして、その上で彼女を自由自治州として知られるスラヴィアに、ラグ市にいる古い友人を頼る形で送り出したのだ。
スラヴィアならば彼女の自由は保証される。そして冒険者の街として知られるラグならば、彼女の安全も担保できるだろう。幸い友人はかつて名の知れた冒険者だったし、彼に任せておけば心配ないだろう。そしてニー・ヒュー領からの税収をそのまま彼女に届くようにしてやれば、少なくとも生活に困ることはないはずだ。
こうして、ラグにやって来たホワイト“ニー・ヒュー”ストーンは、元侯爵との繋がりを隠すためホワイト・ソネットと名を変え、ラグの老舗冒険者の宿、〈黄金の杯〉亭で働くことになったのだ。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
竜乙女に特有の“竜化”も終えて、ホワイトは再び〈黄金の杯〉亭に働きに出るようになった。匿ってくれていたギルドマスターは昨年の暮れに病で亡くなってしまったが、彼女は相変わらず働いていて、辞めるつもりはなかった。
もっとも、自分の素性や正体はギルドマスター以外に知らせていなかったから、もしも露見するようなことになればまた姿をくらまさなければならないかも知れない。
ただ〈黄金の杯〉亭は冒険者ギルドなのだから、もしも自分が人間ではないと知られても即座に迫害されるようなことはないだろう、と彼女は感じている。だって冒険者の中には、エルフやドワーフといった比較的よく目にする異種族や、スプライトやフィルボルグといったあまり見かけない種族だっているのだから。
もちろん竜乙女のような希少種族は見かけないが、それでもその存在自体は知識として知られているのだから、決して悪いことにはならないだろう。
そして彼女の後ろには、相変わらず“見えない護衛”の姿がある。彼女自身は何かした訳ではなく、その“護衛”と会ったこともなかったが、何となくその存在のことは感じていて、おそらく父が何か手配したのだろうと考えている。
彼女は今日も“護衛”を引き連れ仕事へ向かう。今日を生きるため、周囲みんなが与えてくれた自由を精一杯満喫するために──。
それは水辺に好んで住むという希少種の獣人族で、竜人族の亜種と見られている。見た目や体格は人間とさほど変わらず、女性しかいないと言われているが詳しいことは知られていない。月に一度、本来の姿である竜の姿に戻らねばならないが、そのことを知る者は多くなく、見たことのある者はほとんどいない。
決まった集落や国家などは持たず、普段は人目につかないようひっそりと暮らしているか、人間のふりをして人間社会に紛れて生きている。基本的に人間たちには友好的で、彼女たちは人間の男を好んで夫とするという。
ただ人間とは異種族を排斥しがちな種族であり、竜乙女も幾度となく差別や偏見、迫害といった被害に遭ってきていることから、よほど相手を信頼しないと自らの正体を明かすことはない。夫となる男にさえ正体を隠したまま一生添い遂げるのが普通で、だから夫は妻が亡くなって初めてその正体に気付いた、などという昔話がいくつもあり、詩人たちが歌の題材にして残している。
ホワイトの母も竜乙女であった。彼女も一族の慣例に従って正体を隠して生活していたが、幸か不幸かその地を治める大貴族、ストーン侯爵家の当主と出会ってしまった。最初は何とか逃れようとしたものの、彼女の素晴らしい美貌に惚れ込んだ侯爵の熱烈かつ執拗なアプローチを受け、とうとうそれを受け入れて一夜を共にしてしまったのだ。
とはいえ相手は大貴族。人間に紛れ、人間の街で平民として暮らしていた彼女が正式な妻として邸に上げられることは遂になかった。だから彼にとって彼女は「邸の外に作った愛人のひとり」ということになる。
それでも住む家を用意され、時折訪れる夫と一時の逢瀬を楽しむだけでも彼女は充分幸せだっただろうか。そのうちに娘が生まれ、彼女は満ち足りた生活を送っていた。
それが脆くも崩れさったのは、彼女とその娘の存在が正妻に露見したことがきっかけだった。
侯爵は貴族であるため、ひとりで行動するという事があり得ない。だから彼女の元を訪れる際にも、必ず馬車を仕立てて護衛を伴ってやって来ていた。つまり彼の他に御者と数人の護衛がこの密やかな逢瀬のことを知りうる立場にあったわけだ。
そして、その護衛のひとりが正妻に買収され情報を流したのだ。
もともと、侯爵が彼女の元を訪れる頻度はそう多くはなかった。年に二度か三度、ひと晩泊まりに来るだけで、だからホワイトも父の顔をそう何度も見られたわけではない。
そして正妻に関係が露見したのはホワイトがまだ5歳の時のこと。正妻付きの護衛の一部を暗殺者として差し向けられ、住処に押し込みをかけられたのだ。
平民とはいえ、侯爵の大事な愛人である。だから侯爵は彼女にも密かに護衛を付けていた。それがなければ、彼女は娘ともども人知れず殺されていただろう。
彼女に付けられていた護衛はその街の冒険者上がりの男たちだった。冒険者上がりとはいえ信頼できる面々を厳選されていて、だから彼らは彼女に護衛されている事さえ気付かせなかったし、きっと襲撃された時にも、彼女は通りすがりの人が騒ぎを聞きつけて助けに来てくれたのだとしか思わなかったに違いない。
ともあれ、彼女は護衛たちによって襲撃者の手を逃れ、着の身着のまま娘を連れて逃げ出した。助けてくれた者たちの言葉に従って、その街ではない、どこか遠くの街へ。
そして彼女に付いていた護衛は遺体の発見できなかったひとりを除いて全員が殺され、彼女と娘の行方も分からなくなった。どこに向かったか知っているのは、殺された護衛たちだけだったのだ。
侯爵は彼女と愛娘の行方を必死になって探し続けた。正妻のほうでも追手を差し向けているのは分かっていたから、それよりも早く見つけ出して保護しなければならなかった。だが彼女と娘の行方は杳として知れないままだった。
そして、10年あまりが過ぎた。
すっかり老境に差し掛かった侯爵、いや家督を息子に譲った元侯爵が見つけ出した時にはすでに彼女は病を得て亡くなった後で、残された娘だけがひとり孤児院で暮らしていた。海を越えてガリオン王国の辺鄙な田舎町の、近隣都市の神殿が運営する小さな孤児院、そこに預けられて育った娘は、成人して孤児院を出る年齢になってからもその手伝いのために残り、弟妹たちの面倒を見ていたのだ。
元侯爵が自ら会いに行くと、その娘、ホワイトは父の顔を憶えていた。そして父に、母が竜乙女であったこと、自分もまた竜乙女の血を強く引いていること、成人して竜乙女の特徴が強く出始めているから、このまま孤児院で暮らすのは難しくなっていることなど、包み隠さず打ち明けた。だから安心して身を落ち着ける場所に行きたいと、ひとりで生きていけるようにしたいと訴えた。
元侯爵は驚いたが、それ以上に困ってしまった。彼はホワイトを認知して、どこか然るべき貴族の家にでも嫁がせようと考えていたのだ。嫉妬深かった正妻もすでに亡くなっており、今なら彼女の安全は確保できるし楽な生活もさせてやれる。そのはずだった。
だが当のホワイトが異種族となれば話は変わる。ただでさえ平民の子、社交界での礼儀作法も何も学んでいない異種族の彼女を見初めてくれる貴族など、排他的なアルヴァイオンの貴族社会にはいないだろう。自分だって、ホワイトの母が竜乙女だと知っていれば手を出さなかったのに。
結局、元侯爵は自分の持っている領地のうち、一番小さくて辺鄙なニー・ヒューという土地を彼女に分与することにした。その上で継承権だけ保持している子爵株を彼女に相続させ、書類上でのみ彼女を「ニー・ヒュー子爵」ということにして、その上で彼女を自由自治州として知られるスラヴィアに、ラグ市にいる古い友人を頼る形で送り出したのだ。
スラヴィアならば彼女の自由は保証される。そして冒険者の街として知られるラグならば、彼女の安全も担保できるだろう。幸い友人はかつて名の知れた冒険者だったし、彼に任せておけば心配ないだろう。そしてニー・ヒュー領からの税収をそのまま彼女に届くようにしてやれば、少なくとも生活に困ることはないはずだ。
こうして、ラグにやって来たホワイト“ニー・ヒュー”ストーンは、元侯爵との繋がりを隠すためホワイト・ソネットと名を変え、ラグの老舗冒険者の宿、〈黄金の杯〉亭で働くことになったのだ。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
竜乙女に特有の“竜化”も終えて、ホワイトは再び〈黄金の杯〉亭に働きに出るようになった。匿ってくれていたギルドマスターは昨年の暮れに病で亡くなってしまったが、彼女は相変わらず働いていて、辞めるつもりはなかった。
もっとも、自分の素性や正体はギルドマスター以外に知らせていなかったから、もしも露見するようなことになればまた姿をくらまさなければならないかも知れない。
ただ〈黄金の杯〉亭は冒険者ギルドなのだから、もしも自分が人間ではないと知られても即座に迫害されるようなことはないだろう、と彼女は感じている。だって冒険者の中には、エルフやドワーフといった比較的よく目にする異種族や、スプライトやフィルボルグといったあまり見かけない種族だっているのだから。
もちろん竜乙女のような希少種族は見かけないが、それでもその存在自体は知識として知られているのだから、決して悪いことにはならないだろう。
そして彼女の後ろには、相変わらず“見えない護衛”の姿がある。彼女自身は何かした訳ではなく、その“護衛”と会ったこともなかったが、何となくその存在のことは感じていて、おそらく父が何か手配したのだろうと考えている。
彼女は今日も“護衛”を引き連れ仕事へ向かう。今日を生きるため、周囲みんなが与えてくれた自由を精一杯満喫するために──。
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