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14歳と寒菊の…

手探り

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「や……あぁん」
「…………」
「あっ、あっ、そこ――」
「……気が散るのですが」
「だ、だめっ? ぁんっ」
「…………」

 ジゼルのじとーっとした非難がましい視線の先、行為に耽るネロとマリアンヌの姿があった。場所はジゼルの工房内にある応接用ソファの上で、これみよがしある。
 ちなみに初めてというわけでもない。ジゼルの元からスゴスゴと一時は退却したマリアンヌたちであったが、翌日にはけろっとやってきてそれから早数日、色々あって今に至る。

 想定外のことはあったがそれでも最初はマリアンヌも真っ当に誘惑しようとはしていた。しかし、驚くほどに反応しない。頑固にも、反応しないったら意地でも反応しない。
 果てはジゼルに堂々と下半身を露出してもらったまま色々と際どく御触りしたりと、マリアンヌも時には全裸になったりしてたくさん努力したがネロたちの時と違って終始無反応であった。

 ノエルもネロも、少なからず何かしらには反応していた。だからこそ、そこからなんとか突破口を見出してきたマリアンヌであったが、こうまでして何をしてもいつまで経っても全く何も反応されないとなると流石に虚しくもなってくるものだ。
 そんな中、マリアンヌが唯一楽しかったのはジゼルのアレをやけくそで口に咥えた時だった。何とも言えない薄荷のような甘い清涼感と共にいつまでも口に入れていたい飴玉のような感触で、懐かしい味に思わずちゅぱちゅぱし過ぎてアレを咥えているということを忘れてしまったほどであった。
 ちなみに嫉妬か何かからなのかあまりにもアレに夢中になってたマリアンヌを見て何を思ったのか、珍しく同行していたノエルと一緒にネロも加わってジゼルから強制的に引き離された。

 普段はマリアンヌが何をしていても何事も表面上淡泊な二人だったので、その可愛らしい反応にマリアンヌは感動して勿論その日は二人をお持ち帰りした。
 そしてその後、二人から積極的に色々提案されて今に至るというわけである。

 連日下半身を露出させられ色々されまくり生活から解放されてほっと息を吐いたのも束の間、今度は見せつけられるだけの生活に変わってジゼルの対応はかなりぞんざいとなってきていた。
 ……ちなみに何故見せつけているのかとえいば、単にシチュエーションで起たないか試しているからであった。
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