【R18】女帝様のお気に召すまま

ネロのはなし

女神との姦淫18

「――おはようございます」

　ネロの一日は早い。
　女王の起床より早くに待機していなければならないからである。

「では、失礼します」

　ネロの仕事は早い。
　女王の侍女としていつ呼ばれても対応出来るようにしていなければならないからである。

「――ぁ、んぅ……」

　女王はまだ寝ぼけていた。
　ネロは女王の両腿をサッと開き、スッと挟み、コシコシした。気持ちいい。

「ふぁ……はぁ……」

　女王は未だふやけた声のまま微睡んでいた。
　ネロは遠慮なくマ・ッ・サ・ー・ジ・を続けた。とても気持ちいい。
　ここ最近の毎朝の日課であった――。


　――ネロが女王のマッサージを受けた翌日、倦怠感の残る身体を引きずって仕事に赴いたネロへと、明後日を向いたまま、おもむろに女王は言った。

『疲れた時の本気のマッサージっていいわよね。時間があればどこでもいいから毎日何度でも受けたいわ』

　実はこれ、ネロとは別件で行為後にちゃんとしたプロのマッサージを受けていたマリアンヌが漏らしたただの呟きであったのだが、タイミング良くやってきたネロに聞かれていたとはつゆ知らず、マリアンヌが墓穴を掘った結果であった。
　なにせ、そこでネロはおぼろげな記憶を思い出し……そういえば、女王がネロに今後毎日何度もマッサージをやってほしいといったような要望をしていたような記憶が……となったからである。

　仕事だろうか。きっとアレも仕事なのだろう。

　ネロとしては、女王の要望に応えない理由がなかった。しかし、そこにネロ自身の『もう一度』という願望が混じっていることにネロは気付かない。
　これは仕事。仕事なら仕方ない。仕事しよう。

　結果、そういう結論コトに至った。

「んにゃ……ぅん？　……ルネ？」

　女王が起きた。
　ネロの決断は早い。

　女王の腰を対面で持ち上げて密着。気持ちいい。

　そのまま着替えの為に別室に移動した。移動の際の擦れが気持ちいい。

　女王はされるがまま、むしろ自身をネロへと押し付けるように足を絡めてきた。やりにくい。

　ネロは今日の重労働を開始した。