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12歳と薔薇色の…

どうぞ

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 確信を得たマリアンヌは、ベッドの上で足を大きく広げて狼の前に秘所を大胆に晒した。人間臭く気まずげにしていた狼は、突然のマリアンヌのあられもない姿にはさすがにぎょっとしたのか、ぽかーんと口を開いて呆然とした。

「……どうぞ、好きなんでしょう? 舐めていいわ」

 下着はとっくに投げ捨てており、下は何も履いていない状態であった。秘所からはつー、と生理の血が垂れ流しになってシーツに垂れそうになっていた。足を大きく開いたため、力が入らず零れてきたのだ。
 狼は赤い血が緩やかに垂れていく様子を呆然と眺めていたが、それがシーツに落ちる瞬間には反射的に舐めた。

「んふっ、あっ……」

 そのままぴくぴくとする秘所が緩んで次から次へと零れてくる血を残さず舐めとり始めた。マリアンヌはそれをぴくぴく反応して、震えながら受け入れた。
 マリアンヌが舐めるように狼に秘所を晒したのは別に舐められるのが癖になったとか、そういう理由だけではなかった。

 実は毎夜舐められた後、妙に不快感で重苦しかった下半身が日中の間すっきりとしていることに途中で気付いたのである。きっと綺麗に舐められたおかげもあるのだろうが、前世と比べても多い経血量では日中のスッキリ感は説明できないのである。

 前世でも水で直接洗ったり、トイレで拭いたり、ナプキンを何度も変えてとやっても消えない不快感なのだ、舐められただけで経血量が少なかった日より不快感が無いのは異常である。
 ……故に、このファンタジー世界の狼特有の何かがあるに違いないと考えたのである。

 ――そう、どうぞ舐めてと秘所を晒したのは、日中の不快感を払拭したい一心に他ならなかったのであった。
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