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48.雛鳥
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二人でバスルームに行くと、萌は先ほどと同じようにボクを抱きしめるように車椅子から浴槽横のスペースに降ろした。バスルームの明るすぎる照明の下、白く輝く萌の裸身を目の辺りにすると、少し恥ずかしく感じてしまう。
「洗おうね」
それが当たり前のように、自身のカラダにボディーソープを塗りたくる姿は風俗嬢のようだとボクは思った。
「いい?」
一言だけ言い、萌はボクのカラダに密着してカラダを動かした。ボクの胸に萌の乳房が重なってゆく。硬く尖った萌の乳首が、ボクの胸のキャンパスに絵を描くように動いていく。萌は、ボクの足の間に入って密着度を高めてゆく。ボクの耳元で、萌が囁く。
「ねぇ、気持ちいい?」
「こんなことを聞いていいのかわかんないんだけど・・・」
「ん?なに」
「ずっと、おとうさんにこういう風にしてたの?」
「そうね。小さな頃からやらされていたわ」
萌は立ち上がって、ボクの腕を跨いで太ももに挟んで前後に動かした。
「ああ、そうよね。普通の女の子はいきなりこんなことはしないよね。もうカラダに染みついた、思い出したくない嫌なクセだよね」
「うん。いきなり初めての男にはやらない方がいいかな。男としては、して貰ったらうれしいけどね」
「でもね、これだけは瑞樹にわかって欲しいの、わたしは生まれて初めて、自分からしてあげたいって願ってしてるの。あんな変態みたいな話を聞いてくれた、瑞樹だからしてあげたかったし、わたしもしたかったの」
「うん」
「だから、これからやることすべてが、わたしの心からやりたい初めてのことなんだ」
「わかった」
この子は、抑圧され強制された環境から解放されて、自分の歩みを始めたのだ。よちよち歩きで、いかにも不安定で危うさがボクには不安に思えた。初めて見る世界を前に、雛鳥がボクが信頼の置けるいい人だと擦り込まれた責任をボクはどうやって責任を背負っていくのだろう。ボクが、萌を突き放してしまえば、すぐに壊れてしまいそうだ。中途半端なボクの善意は、萌を突き放すことなんて出来ないだろう。逃げられない。そんな感覚がボクを不安にさせている。
「ねぇ、なにを考えてるの。普通じゃないわたしが怖い?」
ボクの心を見透かされたような萌の言葉に、答えを探すがそんなものは見つからない。
「そんなことないよ」
ありきたりな答えに、萌はボクの心が見えたかもしれない。
「そう、わたしは今、しあわせなんだと思う。きっと思いたいんだと願ってるの。だからわたしの初夜を一緒に祝ってよ」
「うん」
ボクは、全身泡だらけになっている萌を抱き寄せた。
「二人とも、ヌルヌルだね」
そう言って笑った萌のカラダに手を這わす。ちょうど良い大きさの乳房を揉みしだき、細いウエストを撫でて、下腹部に手を伸ばす。ツルンとした恥丘を越えて、割れ目に指を入れる。ボディーソープのせいなのか、もうすでに愛液で濡れていたのか、ボクの指はスルスルと膣口に吸い込まれたゆく。
「ここも、きれいにしないとね」
「あー、わたしだってきれいにしたいところあるんだからね」
萌はそう言って、ボクのペニスを手に包み込んだ。二人とも、小刻みに手を動かして快感に溺れてゆく。
「うっ。負けないからね」
「あんっ。わたしだって、負けないから」
キスを交わし舌を絡めながら、お互いの性器をまさぐる時がしばらく続いた。萌は、段々と息が荒くなり太ももの筋肉が震えだしてきていた。
「あーっ、負けたくないけど、逝きそうなのー」
「負けたくないんだ」
ボクは、萌のおまんこをまさぐっていた手の動きを止めた。
「えっ、なんで。もう、いじわるなんだ」
萌は、肩で息をしながら、絶頂を迎え損なったことで怒った顔で睨んだ。
「洗おうね」
それが当たり前のように、自身のカラダにボディーソープを塗りたくる姿は風俗嬢のようだとボクは思った。
「いい?」
一言だけ言い、萌はボクのカラダに密着してカラダを動かした。ボクの胸に萌の乳房が重なってゆく。硬く尖った萌の乳首が、ボクの胸のキャンパスに絵を描くように動いていく。萌は、ボクの足の間に入って密着度を高めてゆく。ボクの耳元で、萌が囁く。
「ねぇ、気持ちいい?」
「こんなことを聞いていいのかわかんないんだけど・・・」
「ん?なに」
「ずっと、おとうさんにこういう風にしてたの?」
「そうね。小さな頃からやらされていたわ」
萌は立ち上がって、ボクの腕を跨いで太ももに挟んで前後に動かした。
「ああ、そうよね。普通の女の子はいきなりこんなことはしないよね。もうカラダに染みついた、思い出したくない嫌なクセだよね」
「うん。いきなり初めての男にはやらない方がいいかな。男としては、して貰ったらうれしいけどね」
「でもね、これだけは瑞樹にわかって欲しいの、わたしは生まれて初めて、自分からしてあげたいって願ってしてるの。あんな変態みたいな話を聞いてくれた、瑞樹だからしてあげたかったし、わたしもしたかったの」
「うん」
「だから、これからやることすべてが、わたしの心からやりたい初めてのことなんだ」
「わかった」
この子は、抑圧され強制された環境から解放されて、自分の歩みを始めたのだ。よちよち歩きで、いかにも不安定で危うさがボクには不安に思えた。初めて見る世界を前に、雛鳥がボクが信頼の置けるいい人だと擦り込まれた責任をボクはどうやって責任を背負っていくのだろう。ボクが、萌を突き放してしまえば、すぐに壊れてしまいそうだ。中途半端なボクの善意は、萌を突き放すことなんて出来ないだろう。逃げられない。そんな感覚がボクを不安にさせている。
「ねぇ、なにを考えてるの。普通じゃないわたしが怖い?」
ボクの心を見透かされたような萌の言葉に、答えを探すがそんなものは見つからない。
「そんなことないよ」
ありきたりな答えに、萌はボクの心が見えたかもしれない。
「そう、わたしは今、しあわせなんだと思う。きっと思いたいんだと願ってるの。だからわたしの初夜を一緒に祝ってよ」
「うん」
ボクは、全身泡だらけになっている萌を抱き寄せた。
「二人とも、ヌルヌルだね」
そう言って笑った萌のカラダに手を這わす。ちょうど良い大きさの乳房を揉みしだき、細いウエストを撫でて、下腹部に手を伸ばす。ツルンとした恥丘を越えて、割れ目に指を入れる。ボディーソープのせいなのか、もうすでに愛液で濡れていたのか、ボクの指はスルスルと膣口に吸い込まれたゆく。
「ここも、きれいにしないとね」
「あー、わたしだってきれいにしたいところあるんだからね」
萌はそう言って、ボクのペニスを手に包み込んだ。二人とも、小刻みに手を動かして快感に溺れてゆく。
「うっ。負けないからね」
「あんっ。わたしだって、負けないから」
キスを交わし舌を絡めながら、お互いの性器をまさぐる時がしばらく続いた。萌は、段々と息が荒くなり太ももの筋肉が震えだしてきていた。
「あーっ、負けたくないけど、逝きそうなのー」
「負けたくないんだ」
ボクは、萌のおまんこをまさぐっていた手の動きを止めた。
「えっ、なんで。もう、いじわるなんだ」
萌は、肩で息をしながら、絶頂を迎え損なったことで怒った顔で睨んだ。
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