2 / 7
エルヴィス・ヴァロアの物語②
しおりを挟むロドリックと出会ったその日の夜、皆が寝静まった頃。
エルヴィスはこっそりと寝室を抜け出して外へ出た。
作りかけの木剣を握り、森の中へ入っていく。
部屋から持ってきた、手提げのランプの灯りがゆらゆらと揺れた。
ロドリックと出会った場所まで辿り着くと、エルヴィスは近くの切り株の上にランプを置く。
「………」
そこに、ロドリックの姿はまだ無い。気配を探ってみたが、まだ来ていないようだ。
本当に来てくれるかどうかも、まだ分からない。
エルヴィスは作りかけの木剣を仕上げることにした。
鍔の部分も作ろうかと、枝を探そうと振り返りーーービクッと肩を跳ねさせた。
「…………っ!!」
「あっはは!驚いたろ!してやったり~」
ニヤニヤとした笑みを浮かべたロドリックが、いつの間にかエルヴィスの背後に立っていたのだ。
「…………」
「いやごめんだからその鋭利な先端突きつけないで」
「……来ると、思わなかった」
ロドリックに向けていた木剣を下げながら、エルヴィスはポツリと呟く。ロドリックは「なんで?」と首を傾げた。
「俺は弱み握られてるじゃん」
「……でも、お前はその気になれば、俺なんて簡単に消せるだろ」
じっと見つめてそう言えば、ロドリックの瞳に陰が落ちる。
けれどそれは一瞬で、すぐにパッと表情を明るくした。
「まぁなぁ!戦いにおいて背後を取られたら終わりだからな~」
「じゃあ、背後を取られない方法を教えてくれ」
「……本気で俺に教わるつもり?」
「そう言っただろ?」
「へいへい、了解です。んじゃコレ、やるわ」
ロドリックに手渡されたのは、手のひらにちょうど収まるサイズの短剣だった。
エルヴィスは驚いてロドリックを見る。
「……どうして…」
「そーんなお手製の木剣じゃ、すぐ壊れるから。教えるならとことん叩き込むから、覚悟しとけよ」
びしっ!と人差し指を向けられ、エルヴィスは短剣を胸の前で抱きしめた。
気分が高揚する。早く剣を振るってみたいと、全身が叫んでいるようだった。
「……よろしく、頼む」
「いやだから、何で上司みたいなの?」
吹き出すようにロドリックが笑い、エルヴィスもつられて笑う。
胡散臭くて、油断ならない男。それでも、ロドリックのそばは居心地が良かった。
それから、エルヴィスは毎晩のように孤児院を抜け出し、森で戦闘の仕方を教わった。
その時間はエルヴィスにとって、とても有意義で楽しい時間だった。
ロドリックも口では文句を言いながら、ちゃんとエルヴィスに教えてくれる。
たまに都合がつかないときは、紙切れに“また明日~”と書いて、いつも律儀に丸太に置いてくれていた。
秘密の特訓が半年ほど続いた頃、エルヴィスは十歳になった。
そして、また新たな変化を迎える。
「……トリシア?」
「そう。三歳の女の子でね、今朝預かったんだけど、エルヴィスに面倒を見て欲しいんだ」
院長のブレットが、中庭で遊ぶ子どもたちの内、一番小さい少女を指差す。銀色の髪を揺らし、笑顔で走り回っている。
「俺が面倒見なくても、早くも馴染んでると思うけど」
「うん、無邪気でとても良い子だね。…でも、本当の心の中は分からないだろう?」
ブレットの瞳が悲しげに揺れる。預けられたということは、親も一緒に来ていたということだ。
突然、知らない場所へ置き去りにされる。その気持ちはエルヴィスには分からないが、平気でいられるはずはないだろう。
エルヴィスが「…分かった」と呟くと、ブレットは優しく微笑んで頭を撫でてくれた。
早速トリシアの元へ向かって足を進める。
「トリシア」
「…………?」
名前を呼べば、トリシアが足を止めてエルヴィスを見た。
金色の大きな瞳でじいっと見つめられ、エルヴィスは視線を泳がせる。
「……あー…、エルヴィスだ。よろしく」
「エル、エルウィ?」
「いや、エルヴィスだ」
「エルビス??」
「いや…」
「~めんどくせぇなぁもう!兄ちゃんとかでいいだろ!」
二人のやり取りを見ていたアーロが、そう言って割って入って来た。トリシアがパアッと顔を輝かせる。
「……にーちゃん!」
「………」
エルヴィスは言葉を詰まらせ、なんとか頷いた。他の皆は名前で呼ぶため、何だか“兄”と呼ばれるのがむず痒かった。
「にーちゃん!にーちゃん!あっそぼー!」
満面の笑みを浮かべ、トリシアがエルヴィスの手を引っ張った。
どうやら気に入られたらしいエルヴィスは、そこからピッタリとトリシアに張り付かれることになる。
一日を終え、エルヴィスの手をぎゅっと握ったまま、トリシアが眠りについた。
すうすうと寝息を立てるその姿を眺めながら、窓の外に視線を向ける。
「………」
そろそろ、いつも抜け出している時間だった。そっと手を解こうとすると、余計にトリシアの小さな手に力が入る。
「………おかあさ…、おとう、さ…」
エルヴィスはピタッと動くのをやめた。静かに息を吐くと、灰色の髪を優しく撫でる。
満足そうに笑うトリシアを見ながら、心の中でロドリックに謝ると、エルヴィスは瞼を閉じた。
***
「へえ~、ガキがガキのお守りしてんのか。大変だな~」
「……ガキじゃない」
エルヴィスの投げた短剣が、手作りの的のど真ん中に刺さる。
ロドリックがパチパチと乾いた拍手を鳴らした。
「十歳だろ?まだまだガキじゃんか」
「俺は捨て子だし、正確な誕生日は分からないから、もしかしたら十一かもしれないし、十二かも…」
「そんな変わらんて。そう生き急ぐな、少年よ」
ケラケラと笑いながら、ロドリックが「いてて」と腹を押さえた。的から短剣を抜きながら、エルヴィスはちらりと視線を向ける。
ーーー腕に包帯。押さえた腹部に、さっき痣のようなものがあるのが見えた。…一体、何のケガだ?
例え訊いたところで、まともな答えが返ってくることはないと分かっていた。
また短剣を構えて投げる姿勢をとっていると、不意にロドリックが名前を呼ぶ。
「……なあ、エルヴィス」
「ん?」
「この先しばらく、ここには来れそうにないんだ」
感情の読めない声でそう言われ、エルヴィスは「……そうか」と返事をして続ける。
「俺はいつも通り続けるから、気が向いたらまた教えてくれ」
「おー。お前吸収早いから、もう教えることあんま無いけどなぁ。……あ、俺に会えないと寂しいかぁ」
ニヤニヤしながらロドリックがエルヴィスを見る。短剣を投げれば、ロドリックのすぐ横を通り過ぎて別の的に刺さった。
「………ちょお!!今俺狙っただろ!?」
「そんなバカな。ちゃんと的を狙った」
しれっとそう言えば、ロドリックがぶーぶーと文句を投げつけてくる。
寂しい。本当にそう感じていた自分に、エルヴィスは驚いていた。もちろん、それを顔には出さない。
「……そのうち、長剣を使ってみたい」
ボソリと聞こえるように呟けば、ロドリックが小さく笑う。
「へいへい。次来るとき調達してきてやる」
「頼んだ」
「……だから何でそんな上から目線なの?」
暗闇の中、二人分の笑い声が響く。
最後に大きく手を振って、ロドリックは笑顔で姿を消した。
ーーーそして、そのあと二年ほど、ロドリックがエルヴィスの前に現れることはなかった。
***
ロドリックが姿を現すことのないまま時が過ぎ、エルヴィスは十二になった。
あの最後に別れた日から、エルヴィスは一日も欠かさず毎晩孤児院を抜け出しては、森の中で鍛錬をしていた。
寂しいと思っていたのは、最初だけだった。
数ヶ月も過ぎれば、エルヴィスの頭の中には諦めに似た感情が浮かぶ。
ーーーああ、また捨てられたんだ。
捨てられるも何も、エルヴィスとロドリックの関係は最初から歪なものだった。
存在を隠したがるロドリックに、無理やり戦うすべを教わっていた。ただそれだけの、一方的な関係。
それでもエルヴィスは、知らない内にロドリックに気を許していた。
だからこそ、自分は見捨てられたのだと強く感じてしまう。
けれど、ほんの僅かな期待から、毎晩森へ抜け出すことはやめられなかった。
「……兄ちゃん!おはよ!」
「おはよう、トリシア」
五歳になったトリシアは、お転婆に育っていた。相変わらずエルヴィスに懐いており、どこに行くにも必ずついてくる。
「お前にベッタベタだな、トリシア。そのうち兄ちゃんと結婚する!とか言い出しそう」
「結婚はいずれできるだろうけど、俺は年下には興味ない」
「いや…まだトリシアは五歳だからな?年下とかいう以前の問題だからな?」
アーロが「冗談通じないな~、これだから貴族は」と呆れたように言う。
貴族といえば、トリシアも生まれはどこかの令嬢だったようだ。前に院長夫妻がこっそりと話していたのを、エルヴィスはたまたま聞いていた。
「エルヴィス、少しいいかな?」
「ブレット院長」
ブレットに手招きされ、エルヴィスは院長室へ入る。後ろをついてきたトリシアは、アーロに止められて騒いでいた。
「はなして、アーロ!アーロのヘンタイッ」
「おま、どこでそんな言葉覚えた!?」
扉を閉めれば、二人の騒ぎ声はほとんど聞こえなくなった。ため息を吐いたエルヴィスを見て、ブレットが笑う。
「ははっ、ずいぶん表情豊かになったね、エルヴィス」
「……振り回されてるだけだと思う」
「良いことだよ。…あと少しでここを出て行くのが、寂しいくらいだ」
その言葉で、エルヴィスにはブレットの話したいことがすぐに分かった。
孤児院の子どもたちは、十三になるまでに仕事を見つけ、ここを出て行く。エルヴィスは今まさに、その歳なのだ。
「どんな仕事をしたいか、決まったかい?アーロは騎士になると言っていたけど」
書類の束を取り出し、ブレットがペラペラと捲る。その様子を眺めながら、エルヴィスは口を開いた。
「……アーロは、騎士に向いてると思う。責任感があるし、口は悪いけど面倒見がいいし」
「そうだね、口調のせいでアーロは誤解されやすいからねー…」
「それで俺は、ここで働こうと思ってるんだけど」
「…………んっ?」
ピタリと手を止めたブレットが、ゆっくりと視線をエルヴィスへ向ける。
その顔には、聞き間違いかな?と分かりやすく書いてあるように思えた。
なので、エルヴィスはもう一度同じ言葉を繰り返す。
「それで俺は、ここで働こうと思ってるんだけど」
「……えっと…待って。どうして?」
ブレットは片手を額に当て、もう片手をエルヴィスに向かって突き出した。
「エルヴィス。君はアーロと一緒に、自由時間には手作りの木剣で鍛錬してるよね?だから私はてっきり、君も騎士を目指しているのかと…」
「鍛錬はしてるけど、別に騎士になりたいわけじゃない」
それは、本当のことだった。いずれ役に立つだろうと鍛錬をしたり、ロドリックに戦い方を教わっていただけで、エルヴィスは騎士になろうと思っていたわけではなかった。
エルヴィスが孤児院で働こうと思ったのは、ここ最近のことだ。
目の前にいるのは、孤児院の院長であり、親のように慕っている人。
ブレットが徐々にやつれていくことに、気付かないわけがなかった。
それはブレットの妻のリーネにも言えることで、孤児院の財政難が続いてることは分かっていた。
それでも、いつもリーネは子どもたちには栄養たっぷりの料理を作ってくれている。リーネ自身は満足に食べられてもいないのに。
そもそも、他に人を雇う余裕がないことがいけないのだ。
この孤児院を建てた顔も見たことのない貴族に、エルヴィスは腹が立って仕方がなかった。
「若い働き手がいれば、院長もリーネさんも少しは楽になるだろ。俺は別に、給料とかいらないし…」
「それは出来ないよ、エルヴィス」
ハッキリとした否定の言葉を口にしたブレットが、眉を下げてエルヴィスを見た。
「私とリーネは、ここの子どもたちにはちゃんとした職場で働いて、夢を見つけて頑張って欲しいと思っているんだ。この場に留まって欲しいわけじゃない」
「………」
ブレットが言いたいことも、エルヴィスにはちゃんと分かる。
ただ、今の二人を置いて孤児院を出て行くなど、考えられなかった。
「……分かった。じゃあこの孤児院の所有者を教えて、院長」
「ええと、全然分かってないことが分かった」
「ちょっとブレット!食材が高騰してて、もう遣り繰りが限界ーーー…」
バァン!と勢い良く扉を開けて入って来たリーネが、エルヴィスを見て固まった。
「……っていう、夢を見たのよ」
「さすがに誤魔化せないよ、リーネ」
ブレットが苦笑しながら頭を抱え、どうしたものかとため息を吐いた。
「……エルヴィスが私たちや孤児院のことを考えてくれているのは、とても嬉しい。でも、この問題は私たち大人に任せて欲しいんだ」
「……院長」
「だから、違う道を考えなさい。分かったね?」
懇願するようにそう言われれば、エルヴィスは頷くほかなかった。
どうしようかと考えながら部屋を出たエルヴィスは、ブレットとリーネが顔を見合わせていたことに気付かなかった。
11
お気に入りに追加
21
あなたにおすすめの小説
転生幼女のチートな悠々自適生活〜伝統魔法を使い続けていたら気づけば賢者になっていた〜
犬社護
ファンタジー
ユミル(4歳)は気がついたら、崖下にある森の中にいた。
馬車が崖下に落下した影響で、前世の記憶を思い出す。周囲には散乱した荷物だけでなく、さっきまで会話していた家族が横たわっており、自分だけ助かっていることにショックを受ける。
大雨の中を泣き叫んでいる時、1体の小さな精霊カーバンクルが現れる。前世もふもふ好きだったユミルは、もふもふ精霊と会話することで悲しみも和らぎ、互いに打ち解けることに成功する。
精霊カーバンクルと仲良くなったことで、彼女は日本古来の伝統に関わる魔法を習得するのだが、チート魔法のせいで色々やらかしていく。まわりの精霊や街に住む平民や貴族達もそれに振り回されるものの、愛くるしく天真爛漫な彼女を見ることで、皆がほっこり心を癒されていく。
人々や精霊に愛されていくユミルは、伝統魔法で仲間たちと悠々自適な生活を目指します。
引きこもり令嬢はやり直しの人生で騎士を目指す
天瀬 澪
ファンタジー
アイラ・タルコットは、魔術師を数多く輩出している男爵家の令嬢である。
生まれ持った高い魔力で、魔術学校に首席合格し、魔術師を目指し充実した毎日を送っていたーーーはずだった。
いつの間にか歯車が狂い出し、アイラの人生が傾いていく。
周囲の悪意に心が折れ、自身の部屋に引きこもるようになってしまった。
そしてある日、部屋は炎に包まれる。
薄れゆく意識の中で、アイラに駆け寄る人物がいたが、はっきりと顔は見えずに、そのまま命を落としてしまう。
ーーーが。
アイラは再び目を覚ました。
「私…私はまだ、魔術学校に入学してはいない…?」
どうやら、三年前に戻ったらしい。
やり直しの機会を与えられたアイラは、魔術師となる道を選ぶことをやめた。
最期のとき、駆け寄ってくれた人物が、騎士の服を身に着けていたことを思い出す。
「決めたわ。私はーーー騎士を目指す」
強さを求めて、アイラは騎士となることを決めた。
やがて見習い騎士となるアイラには、様々な出会いと困難が待ち受けている。
周囲を巻き込み惹きつけながら、仲間と共に強く成長していく。
そして、燻っていた火種が燃え上がる。
アイラの命は最初から、ずっと誰かに狙われ続けていたのだ。
過去に向き合ったアイラは、一つの真実を知った。
「……あなたが、ずっと私を護っていてくれたのですね…」
やり直しの人生で、騎士として自らの運命と戦う少女の物語。
【番外編】貴族令嬢に生まれたからには念願のだらだらニート生活したい。
譚音アルン
ファンタジー
『貴族令嬢に生まれたからには念願のだらだらニート生活したい。』の番外編です。
本編にくっつけるとスクロールが大変そうなので別にしました。
魔物が棲む森に捨てられた私を拾ったのは、私を捨てた王子がいる国の騎士様だった件について。
imu
ファンタジー
病院の帰り道、歩くのもやっとな状態の私、花宮 凛羽 21歳。
今にも倒れそうな体に鞭を打ち、家まで15分の道を歩いていた。
あぁ、タクシーにすればよかったと、後悔し始めた時。
「—っ⁉︎」
私の体は、眩い光に包まれた。
次に目覚めた時、そこは、
「どこ…、ここ……。」
何故かずぶ濡れな私と、きらびやかな人達がいる世界でした。
王子は婚約破棄をし、令嬢は自害したそうです。
七辻ゆゆ
ファンタジー
「アリシア・レッドライア! おまえとの婚約を破棄する!」
公爵令嬢アリシアは王子の言葉に微笑んだ。「殿下、美しい夢をありがとうございました」そして己の胸にナイフを突き立てた。
血に染まったパーティ会場は、王子にとって一生忘れられない景色となった。冤罪によって婚約者を自害させた愚王として生きていくことになる。
10歳で記憶喪失になったけど、チート従魔たちと異世界ライフを楽しみます(リメイク版)
犬社護
ファンタジー
10歳の咲耶(さや)は家族とのキャンプ旅行で就寝中、豪雨の影響で発生した土石流に巻き込まれてしまう。
意識が浮上して目覚めると、そこは森の中。
彼女は10歳の見知らぬ少女となっており、その子の記憶も喪失していたことで、自分が異世界に転生していることにも気づかず、何故深い森の中にいるのかもわからないまま途方に暮れてしまう。
そんな状況の中、森で知り合った冒険者ベイツと霊鳥ルウリと出会ったことで、彼女は徐々に自分の置かれている状況を把握していく。持ち前の明るくてのほほんとしたマイペースな性格もあって、咲耶は前世の知識を駆使して、徐々に異世界にも慣れていくのだが、そんな彼女に転機が訪れる。それ以降、これまで不明だった咲耶自身の力も解放され、様々な人々や精霊、魔物たちと出会い愛されていく。
これは、ちょっぴり天然な《咲耶》とチート従魔たちとのまったり異世界物語。
○○○
旧版を基に再編集しています。
第二章(16話付近)以降、完全オリジナルとなります。
旧版に関しては、8月1日に削除予定なのでご注意ください。
この作品は、ノベルアップ+にも投稿しています。
全能で楽しく公爵家!!
山椒
ファンタジー
平凡な人生であることを自負し、それを受け入れていた二十四歳の男性が交通事故で若くして死んでしまった。
未練はあれど死を受け入れた男性は、転生できるのであれば二度目の人生も平凡でモブキャラのような人生を送りたいと思ったところ、魔神によって全能の力を与えられてしまう!
転生した先は望んだ地位とは程遠い公爵家の長男、アーサー・ランスロットとして生まれてしまった。
スローライフをしようにも公爵家でできるかどうかも怪しいが、のんびりと全能の力を発揮していく転生者の物語。
※少しだけ設定を変えているため、書き直し、設定を加えているリメイク版になっています。
※リメイク前まで投稿しているところまで書き直せたので、二章はかなりの速度で投稿していきます。
社畜おっさんは巻き込まれて異世界!? とにかく生きねばなりません!
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
私の名前はユアサ マモル
14連勤を終えて家に帰ろうと思ったら少女とぶつかってしまった
とても人柄のいい奥さんに謝っていると一瞬で周りの景色が変わり
奥さんも少女もいなくなっていた
若者の間で、はやっている話を聞いていた私はすぐに気持ちを切り替えて生きていくことにしました
いや~自炊をしていてよかったです
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる