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エルヴィス・ヴァロアの物語②

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 ロドリックと出会ったその日の夜、皆が寝静まった頃。


 エルヴィスはこっそりと寝室を抜け出して外へ出た。



 作りかけの木剣を握り、森の中へ入っていく。

 部屋から持ってきた、手提げのランプの灯りがゆらゆらと揺れた。


 ロドリックと出会った場所まで辿り着くと、エルヴィスは近くの切り株の上にランプを置く。



「………」



 そこに、ロドリックの姿はまだ無い。気配を探ってみたが、まだ来ていないようだ。

 本当に来てくれるかどうかも、まだ分からない。


 エルヴィスは作りかけの木剣を仕上げることにした。

 鍔の部分も作ろうかと、枝を探そうと振り返りーーービクッと肩を跳ねさせた。



「…………っ!!」


「あっはは!驚いたろ!してやったり~」



 ニヤニヤとした笑みを浮かべたロドリックが、いつの間にかエルヴィスの背後に立っていたのだ。



「…………」


「いやごめんだからその鋭利な先端突きつけないで」


「……来ると、思わなかった」



 ロドリックに向けていた木剣を下げながら、エルヴィスはポツリと呟く。ロドリックは「なんで?」と首を傾げた。



「俺は弱み握られてるじゃん」


「……でも、お前はその気になれば、俺なんて簡単に消せるだろ」



 じっと見つめてそう言えば、ロドリックの瞳に陰が落ちる。

 けれどそれは一瞬で、すぐにパッと表情を明るくした。



「まぁなぁ!戦いにおいて背後を取られたら終わりだからな~」


「じゃあ、背後を取られない方法を教えてくれ」


「……本気で俺に教わるつもり?」


「そう言っただろ?」


「へいへい、了解です。んじゃコレ、やるわ」



 ロドリックに手渡されたのは、手のひらにちょうど収まるサイズの短剣だった。

 エルヴィスは驚いてロドリックを見る。



「……どうして…」


「そーんなお手製の木剣じゃ、すぐ壊れるから。教えるならとことん叩き込むから、覚悟しとけよ」



 びしっ!と人差し指を向けられ、エルヴィスは短剣を胸の前で抱きしめた。

 気分が高揚する。早く剣を振るってみたいと、全身が叫んでいるようだった。



「……よろしく、頼む」


「いやだから、何で上司みたいなの?」



 吹き出すようにロドリックが笑い、エルヴィスもつられて笑う。

 胡散臭くて、油断ならない男。それでも、ロドリックのそばは居心地が良かった。





 それから、エルヴィスは毎晩のように孤児院を抜け出し、森で戦闘の仕方を教わった。


 その時間はエルヴィスにとって、とても有意義で楽しい時間だった。



 ロドリックも口では文句を言いながら、ちゃんとエルヴィスに教えてくれる。

 たまに都合がつかないときは、紙切れに“また明日~”と書いて、いつも律儀に丸太に置いてくれていた。



 秘密の特訓が半年ほど続いた頃、エルヴィスは十歳になった。

 そして、また新たな変化を迎える。



「……トリシア?」


「そう。三歳の女の子でね、今朝預かったんだけど、エルヴィスに面倒を見て欲しいんだ」



 院長のブレットが、中庭で遊ぶ子どもたちの内、一番小さい少女を指差す。銀色の髪を揺らし、笑顔で走り回っている。



「俺が面倒見なくても、早くも馴染んでると思うけど」


「うん、無邪気でとても良い子だね。…でも、本当の心の中は分からないだろう?」



 ブレットの瞳が悲しげに揺れる。預けられたということは、親も一緒に来ていたということだ。

 突然、知らない場所へ置き去りにされる。その気持ちはエルヴィスには分からないが、平気でいられるはずはないだろう。


 エルヴィスが「…分かった」と呟くと、ブレットは優しく微笑んで頭を撫でてくれた。

 早速トリシアの元へ向かって足を進める。



「トリシア」


「…………?」



 名前を呼べば、トリシアが足を止めてエルヴィスを見た。

 金色の大きな瞳でじいっと見つめられ、エルヴィスは視線を泳がせる。



「……あー…、エルヴィスだ。よろしく」


「エル、エルウィ?」


「いや、エルヴィスだ」


「エルビス??」


「いや…」


「~めんどくせぇなぁもう!兄ちゃんとかでいいだろ!」



 二人のやり取りを見ていたアーロが、そう言って割って入って来た。トリシアがパアッと顔を輝かせる。



「……にーちゃん!」


「………」



 エルヴィスは言葉を詰まらせ、なんとか頷いた。他の皆は名前で呼ぶため、何だか“兄”と呼ばれるのがむず痒かった。



「にーちゃん!にーちゃん!あっそぼー!」



 満面の笑みを浮かべ、トリシアがエルヴィスの手を引っ張った。

 どうやら気に入られたらしいエルヴィスは、そこからピッタリとトリシアに張り付かれることになる。




 一日を終え、エルヴィスの手をぎゅっと握ったまま、トリシアが眠りについた。

 すうすうと寝息を立てるその姿を眺めながら、窓の外に視線を向ける。



「………」



 そろそろ、いつも抜け出している時間だった。そっと手を解こうとすると、余計にトリシアの小さな手に力が入る。



「………おかあさ…、おとう、さ…」



 エルヴィスはピタッと動くのをやめた。静かに息を吐くと、灰色の髪を優しく撫でる。

 満足そうに笑うトリシアを見ながら、心の中でロドリックに謝ると、エルヴィスは瞼を閉じた。






***



「へえ~、ガキがガキのお守りしてんのか。大変だな~」


「……ガキじゃない」



 エルヴィスの投げた短剣が、手作りの的のど真ん中に刺さる。

 ロドリックがパチパチと乾いた拍手を鳴らした。



「十歳だろ?まだまだガキじゃんか」


「俺は捨て子だし、正確な誕生日は分からないから、もしかしたら十一かもしれないし、十二かも…」


「そんな変わらんて。そう生き急ぐな、少年よ」



 ケラケラと笑いながら、ロドリックが「いてて」と腹を押さえた。的から短剣を抜きながら、エルヴィスはちらりと視線を向ける。



 ーーー腕に包帯。押さえた腹部に、さっき痣のようなものがあるのが見えた。…一体、何のケガだ?



 例え訊いたところで、まともな答えが返ってくることはないと分かっていた。

 また短剣を構えて投げる姿勢をとっていると、不意にロドリックが名前を呼ぶ。



「……なあ、エルヴィス」


「ん?」


「この先しばらく、ここには来れそうにないんだ」



 感情の読めない声でそう言われ、エルヴィスは「……そうか」と返事をして続ける。



「俺はいつも通り続けるから、気が向いたらまた教えてくれ」


「おー。お前吸収早いから、もう教えることあんま無いけどなぁ。……あ、俺に会えないと寂しいかぁ」



 ニヤニヤしながらロドリックがエルヴィスを見る。短剣を投げれば、ロドリックのすぐ横を通り過ぎて別の的に刺さった。



「………ちょお!!今俺狙っただろ!?」


「そんなバカな。ちゃんと的を狙った」



 しれっとそう言えば、ロドリックがぶーぶーと文句を投げつけてくる。

 寂しい。本当にそう感じていた自分に、エルヴィスは驚いていた。もちろん、それを顔には出さない。



「……そのうち、長剣を使ってみたい」



 ボソリと聞こえるように呟けば、ロドリックが小さく笑う。



「へいへい。次来るとき調達してきてやる」


「頼んだ」


「……だから何でそんな上から目線なの?」



 暗闇の中、二人分の笑い声が響く。

 最後に大きく手を振って、ロドリックは笑顔で姿を消した。



 ーーーそして、そのあと二年ほど、ロドリックがエルヴィスの前に現れることはなかった。





***


ロドリックが姿を現すことのないまま時が過ぎ、エルヴィスは十二になった。



 あの最後に別れた日から、エルヴィスは一日も欠かさず毎晩孤児院を抜け出しては、森の中で鍛錬をしていた。


 寂しいと思っていたのは、最初だけだった。

 数ヶ月も過ぎれば、エルヴィスの頭の中には諦めに似た感情が浮かぶ。



 ーーーああ、また捨てられたんだ。



 捨てられるも何も、エルヴィスとロドリックの関係は最初から歪なものだった。


 存在を隠したがるロドリックに、無理やり戦うすべを教わっていた。ただそれだけの、一方的な関係。



 それでもエルヴィスは、知らない内にロドリックに気を許していた。

 だからこそ、自分は見捨てられたのだと強く感じてしまう。


 けれど、ほんの僅かな期待から、毎晩森へ抜け出すことはやめられなかった。



「……兄ちゃん!おはよ!」


「おはよう、トリシア」



 五歳になったトリシアは、お転婆に育っていた。相変わらずエルヴィスに懐いており、どこに行くにも必ずついてくる。



「お前にベッタベタだな、トリシア。そのうち兄ちゃんと結婚する!とか言い出しそう」


「結婚はいずれできるだろうけど、俺は年下には興味ない」


「いや…まだトリシアは五歳だからな?年下とかいう以前の問題だからな?」



 アーロが「冗談通じないな~、これだから貴族は」と呆れたように言う。

 貴族といえば、トリシアも生まれはどこかの令嬢だったようだ。前に院長夫妻がこっそりと話していたのを、エルヴィスはたまたま聞いていた。



「エルヴィス、少しいいかな?」


「ブレット院長」



 ブレットに手招きされ、エルヴィスは院長室へ入る。後ろをついてきたトリシアは、アーロに止められて騒いでいた。



「はなして、アーロ!アーロのヘンタイッ」


「おま、どこでそんな言葉覚えた!?」



 扉を閉めれば、二人の騒ぎ声はほとんど聞こえなくなった。ため息を吐いたエルヴィスを見て、ブレットが笑う。



「ははっ、ずいぶん表情豊かになったね、エルヴィス」


「……振り回されてるだけだと思う」


「良いことだよ。…あと少しでここを出て行くのが、寂しいくらいだ」



 その言葉で、エルヴィスにはブレットの話したいことがすぐに分かった。

 孤児院の子どもたちは、十三になるまでに仕事を見つけ、ここを出て行く。エルヴィスは今まさに、その歳なのだ。



「どんな仕事をしたいか、決まったかい?アーロは騎士になると言っていたけど」



 書類の束を取り出し、ブレットがペラペラと捲る。その様子を眺めながら、エルヴィスは口を開いた。



「……アーロは、騎士に向いてると思う。責任感があるし、口は悪いけど面倒見がいいし」


「そうだね、口調のせいでアーロは誤解されやすいからねー…」


「それで俺は、ここで働こうと思ってるんだけど」


「…………んっ?」



 ピタリと手を止めたブレットが、ゆっくりと視線をエルヴィスへ向ける。

 その顔には、聞き間違いかな?と分かりやすく書いてあるように思えた。


 なので、エルヴィスはもう一度同じ言葉を繰り返す。



「それで俺は、ここで働こうと思ってるんだけど」


「……えっと…待って。どうして?」



 ブレットは片手を額に当て、もう片手をエルヴィスに向かって突き出した。



「エルヴィス。君はアーロと一緒に、自由時間には手作りの木剣で鍛錬してるよね?だから私はてっきり、君も騎士を目指しているのかと…」


「鍛錬はしてるけど、別に騎士になりたいわけじゃない」



 それは、本当のことだった。いずれ役に立つだろうと鍛錬をしたり、ロドリックに戦い方を教わっていただけで、エルヴィスは騎士になろうと思っていたわけではなかった。


 エルヴィスが孤児院で働こうと思ったのは、ここ最近のことだ。

 目の前にいるのは、孤児院の院長であり、親のように慕っている人。

 ブレットが徐々にやつれていくことに、気付かないわけがなかった。


 それはブレットの妻のリーネにも言えることで、孤児院の財政難が続いてることは分かっていた。

 それでも、いつもリーネは子どもたちには栄養たっぷりの料理を作ってくれている。リーネ自身は満足に食べられてもいないのに。



 そもそも、他に人を雇う余裕がないことがいけないのだ。

 この孤児院を建てた顔も見たことのない貴族に、エルヴィスは腹が立って仕方がなかった。



「若い働き手がいれば、院長もリーネさんも少しは楽になるだろ。俺は別に、給料とかいらないし…」


「それは出来ないよ、エルヴィス」



 ハッキリとした否定の言葉を口にしたブレットが、眉を下げてエルヴィスを見た。



「私とリーネは、ここの子どもたちにはちゃんとした職場で働いて、夢を見つけて頑張って欲しいと思っているんだ。この場に留まって欲しいわけじゃない」


「………」



 ブレットが言いたいことも、エルヴィスにはちゃんと分かる。

 ただ、今の二人を置いて孤児院を出て行くなど、考えられなかった。



「……分かった。じゃあこの孤児院の所有者を教えて、院長」


「ええと、全然分かってないことが分かった」


「ちょっとブレット!食材が高騰してて、もう遣り繰りが限界ーーー…」



 バァン!と勢い良く扉を開けて入って来たリーネが、エルヴィスを見て固まった。



「……っていう、夢を見たのよ」


「さすがに誤魔化せないよ、リーネ」



 ブレットが苦笑しながら頭を抱え、どうしたものかとため息を吐いた。



「……エルヴィスが私たちや孤児院のことを考えてくれているのは、とても嬉しい。でも、この問題は私たち大人に任せて欲しいんだ」


「……院長」


「だから、違う道を考えなさい。分かったね?」



 懇願するようにそう言われれば、エルヴィスは頷くほかなかった。


 どうしようかと考えながら部屋を出たエルヴィスは、ブレットとリーネが顔を見合わせていたことに気付かなかった。

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