支配者達の遊戯

さてぃー

文字の大きさ
上 下
8 / 40
中等部編

8

しおりを挟む



「ちなみに休みの日はお前も朝からここに集合する。瑠衣はまだ部屋がないから俺の部屋にまず来てくれ。そこでその日の段取りとか教える。今から俺の部屋に案内するわ」


そう言って緋色様と俺は他の人たちと同様にエレベーターで下の階に行った

24階はマンションのような造りで、扉と扉の間隔がとてつもなく大きい

どんだけ広いんだ、、、


緋色様に促されるがまま、2409号室と書かれた部屋に入る


入ってみると想像通り玄関から広い

他の部屋は知らないが白と黒に統一されていて正直俺の好みだ


「部屋数は10個ぐらいあるのか?で、お前が入学したらキッチンとかは共有になるから。従者の部屋はそこを曲がって左の部屋だ。」


案内された将来俺の従者部屋は自宅の自室よりも広く高級感が溢れていた

ひぃぃぃぃ、、
こんなに高そうな家具使えないよ、、、

「棚とかの中の服とかは希望があれば言ってくれ。無ければ俺が勝手に揃える。」


「い、いえ、任せます、、」

「わかった。採寸だけあとで確認するからな」


採寸?サイズ言えばいいんじゃないのか?
お金持ちの考えることってよくわからないな、、


「わ、わかりました。」

「他にも部屋はあるが、勝手に見てくれて構わない。少し仕事をしてくるからちょっと他の部屋とかも見ててくれ」


「はい。」

緋色様は自分の仕事部屋?に入って行ったので俺も部屋を見学することにした


それにしても本当にすごい部屋だな。
一つ一つ部屋を確認していくけどどの部屋もきちんと整理されていてお洒落な部屋ばかりだ


そうして最後に残った部屋を開けてみると、なんだか不気味な物ばかりが置かれていた


他の部屋はお洒落な小物とかだったのに、この部屋の物は椅子に穴が開いていたり、ベッドも異常に広かったり、壁に何種類もの鞭?みたいなものがかかっていたりと用途がよくわからない物ばかりだ


よく見ると、トイレもあったけど何故か透けているし、犬でも飼っているのか首輪もある


この部屋誰が使うんだ?


そんな考えをしていたとき、ガチャっと音がした
振り返ると緋色様がこちらを見ていた


「気に入ったか?」


「気に入ったって、、、、
この部屋なんなんですか?」

「ん~、お前の調教部屋って言えばわかりやすいか?」


「調教部屋?」


調教って動物とかに躾するやつだよな?
なんで俺?


「その顔は分かってないな。さっきも言っただろ。出来ないことがあればお仕置きするって。あと作法とか教えるのも基本この部屋だ。防音性もあるし汚してもすぐ処理できるからな」


汚すって何するつもりなんだ?
しかも普通、防音までいるか?
やばい、俺の知識がないのか全然話が分からない



「今はわからなくてもいい。そのうち嫌と言うほど体験するからな。」


拝啓兄様、本当に俺は大丈夫でしょうか、、
自信がまったくありません、、、、




「さぁ、今日はもう帰ってもいいぞ。明日は放課後にこの部屋へ来てくれ。スペアキーはこれだ。」


ひょいっと渡されたのはカードのような鍵だった


「絶対無くすなよ?あと、お前がノマの従者に選ばれたことも家族以外はまだ誰にも言うな。」

「わかりました、、
では今日はこれで失礼します」

「あぁ。」


緋色様に言われた通り、ノマと関わったことや高等部の寮に行っていることは誰にも教えなかった。

ただ、同じ生徒会の3年生は事情を把握しているため色々聞かれたが当たり障りのないことを言っておいた。


あんな非日常的なことを口外できるはずがない



あの日から俺は放課後や土日はノマの集まりに参加していた。と言っても、何かされるわけではなくただ単に見学のみだ。


ただこの見学もノマの実態を知るには十分すぎるもので、、、、



いきなり奉仕が始まったり、お仕置きが始まったりと気を抜ける暇が全くなかった


従者の人達も見学している俺以上に緊張した雰囲気がでていた

ただ誰も拒否する様子はなく顔を赤らめながら従っていた


あと俺が思っている以上に主人と従者の絆が深い

どんなに無茶な願いでも頑張って熟そうと努力する様子が見られた
主人もそんな従者を見て嬉しそうにしていた

諦められる場面でも決して最後まで諦めず主人に褒められているのを見て凄くいい関係を築いているのだと思った


エロいのは変わらないけど、日々見学する中でノマに対する印象は結構いい方に変わっていった



緋色様への印象も大きく変わった

最初は俺様でやばい人の印象があったけど、一緒に過ごしていく中で多忙な仕事をきっちりこなし意外と他の人達の世話を焼いていることも分かったのだ



舜さんが緋色様がまだ常識のある方だと言った意味がわかった


あと、なんとなくだけど調教部屋の使用方法が分かってきた。
分かりたくなかったけど、、、、

たまに調教部屋にあった物を大部屋で使っている人が何人かいたのだ


最初見た時の衝撃はもう言葉にすることもできず、今まで温室で育ってきた俺には刺激が強すぎた






































 
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

ご主人様に調教される僕

猫又ササ
BL
借金のカタに買われた男の子がご主人様に調教されます。 調教 玩具 排泄管理 射精管理 等 なんでも許せる人向け

おとなのための保育所

あーる
BL
逆トイレトレーニングをしながらそこの先生になるために学ぶところ。 見た目はおとな 排泄は赤ちゃん(お漏らししたら泣いちゃう)

身体検査

RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、 選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。

俺の番が変態で狂愛過ぎる

moca
BL
御曹司鬼畜ドS‪なα × 容姿平凡なツンデレ無意識ドMΩの鬼畜狂愛甘々調教オメガバースストーリー!! ほぼエロです!!気をつけてください!! ※鬼畜・お漏らし・SM・首絞め・緊縛・拘束・寸止め・尿道責め・あなる責め・玩具・浣腸・スカ表現…等有かも!! ※オメガバース作品です!苦手な方ご注意下さい⚠️ 初執筆なので、誤字脱字が多々だったり、色々話がおかしかったりと変かもしれません(><)温かい目で見守ってください◀

【完結】聖アベニール学園

野咲
BL
[注意!]エロばっかしです。イマラチオ、陵辱、拘束、スパンキング、射精禁止、鞭打ちなど。設定もエグいので、ダメな人は開かないでください。また、これがエロに特化した創作であり、現実ではあり得ないことが理解できない人は読まないでください。 学校の寄付金集めのために偉いさんの夜のお相手をさせられる特殊奨学生のお話。

【R-18】クリしつけ

蛙鳴蝉噪
恋愛
男尊女卑な社会で女の子がクリトリスを使って淫らに教育されていく日常の一コマ。クリ責め。クリリード。なんでもありでアブノーマルな内容なので、精神ともに18歳以上でなんでも許せる方のみどうぞ。

ドSな義兄ちゃんは、ドMな僕を調教する

天災
BL
 ドSな義兄ちゃんは僕を調教する。

部室強制監獄

裕光
BL
 夜8時に毎日更新します!  高校2年生サッカー部所属の祐介。  先輩・後輩・同級生みんなから親しく人望がとても厚い。  ある日の夜。  剣道部の同級生 蓮と夜飯に行った所途中からプチッと記憶が途切れてしまう  気づいたら剣道部の部室に拘束されて身動きは取れなくなっていた  現れたのは蓮ともう1人。  1個上の剣道部蓮の先輩の大野だ。  そして大野は裕介に向かって言った。  大野「お前も肉便器に改造してやる」  大野は蓮に裕介のサッカーの練習着を渡すと中を開けて―…  

処理中です...