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五章 テクサイス帝国編 3 帝都テクサイス
734 知りたがるクルエル
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ある夜の事を思い浮かべ、恍惚の表情を見せるアレナリアの頬に、レラがドロップキックをかます。
「聞いとらんわ!」
「ぶへッ。あにすんのよ!」
「思い出すなら、一人でベッドに入ってしろ!」
「してるわよッ!」
「してるのかよッ! このぉ、エロエロアレナリア」
売り言葉に買い言葉で、メリアスの家だというのに、何時も通りの口喧嘩が始まる。
「ちょ、二人ともケンカはあきません。仲良うしい」
仲裁に入ろうとするも、メリアスはどうしたらいいのか困ってしまう。
そこへ仕事を終えたビワとクルエルが戻って来る。
二人が声のするリビングルームに入ると、口喧嘩をするアレナリアとレラのすぐ側で、家主のメリアスがあたふたしている光景が飛び込んてくる。
「アレナリアさんとレラちゃんは、何をしてるんですか?」
「あ、お帰りビワ」
「お帰りじゃない。メリアスさんが困ってるじゃないの。ここではケンカしないって約束したでしょ!」
何時も大人しいビワだが、居候させてもらってる家主のメリアスに、迷惑を掛けたアレナリアとレラを怒る。
「ごめん」
「ごめんなさい。ビワ」
「私に謝ってどうするの!」
「そ、そうよね。ごめんなさいメリアスさん」
「レラも」
「ごめんなさい」
メリアスと親しくなったとはいえ流石に不味かったと、ビワに怒られて反省するアレナリアとレラ。
罰として夕食作りを手伝うようビワに言われ、三人はキッチンに移動する。
リビングルームではどうして口喧嘩になったのか、クルエルが気になりメリアスに聞いてきた。
男女の営みについてとは答えにくく、クルエルから目を逸らして話題を変えようとする。
「そ、それより仕事はどう? パフ姐さんの言うこと聞いてはる?」
「ちゃんと聞いてます。特に問題はないです。パフさんは仕事に対しては厳しいけど、それ以外では優しいです」
「そう。それはええことやね(話を変えられたようやね)」
「それでメリアス姉さま、アレナリアさんとレラちゃんは、なんでケンカしてたの?」
「クルエルにはまだ早いおす」
「なんのことですか? スゴく気になります」
「……」
「私はもう子供じゃないんですよ。メリアス姉さま」
年齢はビワやレラより年上だが、クルエルはまだ子供だという認識のメリアス。
気弱なクルエルにはまた早いと、恋愛話すらメリアスはしない。
ましてやアレナリアが恍惚の表情を浮かべて話そうとした内容は、刺激が強過ぎて聞かせられないと判断した。
「今度はメリアスさんとクルエルが?」
取り皿などの食器を持って来たアレナリアが、気不味そうにしている二人を見て、喧嘩しているのではと尋ねる。
「ケンカなんてしておまへん。そうやろクルエル」
「してませんよ」
「そう、よかったわ。そろそろ夕食が出来るから、テーブルの上を片付けてもらえる」
「ビワさんが作ってくれるようになって、ほんに助かっとります」
「ビワさんの料理おいしくて、毎日が楽しみなんです。私少し太っちゃったかも」
「食べ過ぎだと思ったら、その分動けばいいのよ」
「私、運動って苦手なの。メリアス姉さまみたく強くもなれないし、同年代のアラクネの中では最低」
「でもクルエルは他のアラクネよりも、スゴい糸が作り出せるんでしょ」
「そうみたいだけど、自分の身も守れない弱いアラクネ……」
自分が弱いせいでメリアスに怪我をさせて、アレナリアを巻き込んでしまった事を思い出して気を落とす。
「もう終わったこと。気を落とさんでええよ。うちの怪我はカズさんが、きれいに治してくれはったんやから」
「そうよ。クルエルには他に真似できないことがあるんだから、その長所をのばせばいいことよ」
「私、自分の糸をもっと綺麗に多く作り出せるようがんばる。だからまた寝る時に、旅のお話聞かせて。いいでしょアレナリアさん」
クルエルは過去に二度と、アレナリアに一緒の部屋で寝てもらい、その時に旅の話を聞かせてもらっていた。
「ならクルエルも手伝って」
「は~い(これでメリアス姉さま教えてくれなかったことを、アレナリアさんに聞ける。寝る前が楽しみ!)」
企みを持ったクルエルに気付くことなく、ビワの作った夕食を五人で会話を楽しみながら食べる。
夕食後アレナリアとレラは、先にシャワーを浴びさせてもらい、ビワは夕食の後片付けをしてから一日の汗をシャワーで流す。
アラクネのメリアスとクルエルは体を拭くだけで、シャワーや浴槽に入って全身を濡らすような事はそうはしない。
完全な人型になれるアラクネもいるが、アラクネの姿でいることをメリアスは誇りに思っているので、人型になることができるようにはしないかった。
クルエルは早い段階からバイアスティッチの人族と関わるようになったため、完全な人型への変化に興味は持っている。
だが今は、メリアスのように一人でなんでも出来るようになるため、仕事を優先としている。
シャワーを浴びて寝るまでの間、五人はリビングルームで互いの近況やら他愛無い話をして過ごす。
レラとクルエルが眠そうに、大きなあくびをしたので、それぞれの部屋に行き寝ることに。
メリアスは一人自室で。
レラはビワが借りている部屋で、用意してくれたベッドに入り。
アレナリアは約束したので、クルエルの部屋で一緒に。
アレナリアはベッドではなく、アラクネの糸のハンモックに横になり毛布を掛ける。
部屋の明かりを消し、窓に掛かるカーテンの隙間から入る月明かりの元で、ハンモックに揺られる。
アレナリアは約束通り、旅の話をクルエルに聞かせる。
今回は広大な砂漠を旅した時の事を。
旅の事を話し出して十数分が経った頃、クルエルは寝てしまう前にと、聞きたかった事をアレナリアに尋ねる。
「今日メリアス姉さまが、アレナリアさんが話してた事は、私には早いって」
「今日……! 私とレラがケンカした時の事かしら?」
「何を話してたんですか?」
「メリアスさんの恋愛話と、私とカズの…ムフフ」
「メリアス姉さまの恋愛話と、ムフフ? なんですか?」
「聞きた? ちょっとだけね」
メリアスが刺激が強過ぎると聞かせなかった話を、この夜アレナリアからカズとの営みの一部を聞き、クルエルは顔を真っ赤にして体が火照り、中々寝付けなかった。
翌日の仕事が休みではなければ、寝不足で失敗の連続だったであったろう。
◇◆◇◆◇
キッチンから朝食の作る音と、香ばしいパンの焼ける匂いがすると、レラが目を覚ましてリビングルームに来る。
メリアスはハーブティーを飲み、眠気を覚まして朝食が出来るのを待っていた。
アレナリアとクルエルも、眠い目を擦りながら起きてきた。
昨夜寝る前にアレナリアから聞いた話の刺激が強く、大きなあくびを何度もするクルエル。
「夜遅くまで旅の話を聞いてはったのかい? 今日、仕事が休みだからって、遅くまで起きてたらあきません。寝不足はお肌が荒れるさかい気いつけや」
「はぁい」
「今回はどないな話を聞いたん?」
「どん……さ、砂漠での、砂漠を……」
目を泳がせ歯切れの悪いクルエルに、何か隠してるとメリアスは思い、一緒の部屋で寝たアレナリアに聞いてみることにした。
「アレナリアさん。昨夜クルエルに、何を話したん?」
「昨日ケンカになった原因を聞かれて、私がカズと過ごした日の事をレラが中断させたって」
「それだけですかえ?」
「興味があったみたいだから、ちょっとだけね、話してあげたの」
「クルエルにはまだ早い言うたの、聞いてはったやろ。堪忍してや」
「ごめんなさい。でも、ちょっとだけよ。本当に」
「聞いとらんわ!」
「ぶへッ。あにすんのよ!」
「思い出すなら、一人でベッドに入ってしろ!」
「してるわよッ!」
「してるのかよッ! このぉ、エロエロアレナリア」
売り言葉に買い言葉で、メリアスの家だというのに、何時も通りの口喧嘩が始まる。
「ちょ、二人ともケンカはあきません。仲良うしい」
仲裁に入ろうとするも、メリアスはどうしたらいいのか困ってしまう。
そこへ仕事を終えたビワとクルエルが戻って来る。
二人が声のするリビングルームに入ると、口喧嘩をするアレナリアとレラのすぐ側で、家主のメリアスがあたふたしている光景が飛び込んてくる。
「アレナリアさんとレラちゃんは、何をしてるんですか?」
「あ、お帰りビワ」
「お帰りじゃない。メリアスさんが困ってるじゃないの。ここではケンカしないって約束したでしょ!」
何時も大人しいビワだが、居候させてもらってる家主のメリアスに、迷惑を掛けたアレナリアとレラを怒る。
「ごめん」
「ごめんなさい。ビワ」
「私に謝ってどうするの!」
「そ、そうよね。ごめんなさいメリアスさん」
「レラも」
「ごめんなさい」
メリアスと親しくなったとはいえ流石に不味かったと、ビワに怒られて反省するアレナリアとレラ。
罰として夕食作りを手伝うようビワに言われ、三人はキッチンに移動する。
リビングルームではどうして口喧嘩になったのか、クルエルが気になりメリアスに聞いてきた。
男女の営みについてとは答えにくく、クルエルから目を逸らして話題を変えようとする。
「そ、それより仕事はどう? パフ姐さんの言うこと聞いてはる?」
「ちゃんと聞いてます。特に問題はないです。パフさんは仕事に対しては厳しいけど、それ以外では優しいです」
「そう。それはええことやね(話を変えられたようやね)」
「それでメリアス姉さま、アレナリアさんとレラちゃんは、なんでケンカしてたの?」
「クルエルにはまだ早いおす」
「なんのことですか? スゴく気になります」
「……」
「私はもう子供じゃないんですよ。メリアス姉さま」
年齢はビワやレラより年上だが、クルエルはまだ子供だという認識のメリアス。
気弱なクルエルにはまた早いと、恋愛話すらメリアスはしない。
ましてやアレナリアが恍惚の表情を浮かべて話そうとした内容は、刺激が強過ぎて聞かせられないと判断した。
「今度はメリアスさんとクルエルが?」
取り皿などの食器を持って来たアレナリアが、気不味そうにしている二人を見て、喧嘩しているのではと尋ねる。
「ケンカなんてしておまへん。そうやろクルエル」
「してませんよ」
「そう、よかったわ。そろそろ夕食が出来るから、テーブルの上を片付けてもらえる」
「ビワさんが作ってくれるようになって、ほんに助かっとります」
「ビワさんの料理おいしくて、毎日が楽しみなんです。私少し太っちゃったかも」
「食べ過ぎだと思ったら、その分動けばいいのよ」
「私、運動って苦手なの。メリアス姉さまみたく強くもなれないし、同年代のアラクネの中では最低」
「でもクルエルは他のアラクネよりも、スゴい糸が作り出せるんでしょ」
「そうみたいだけど、自分の身も守れない弱いアラクネ……」
自分が弱いせいでメリアスに怪我をさせて、アレナリアを巻き込んでしまった事を思い出して気を落とす。
「もう終わったこと。気を落とさんでええよ。うちの怪我はカズさんが、きれいに治してくれはったんやから」
「そうよ。クルエルには他に真似できないことがあるんだから、その長所をのばせばいいことよ」
「私、自分の糸をもっと綺麗に多く作り出せるようがんばる。だからまた寝る時に、旅のお話聞かせて。いいでしょアレナリアさん」
クルエルは過去に二度と、アレナリアに一緒の部屋で寝てもらい、その時に旅の話を聞かせてもらっていた。
「ならクルエルも手伝って」
「は~い(これでメリアス姉さま教えてくれなかったことを、アレナリアさんに聞ける。寝る前が楽しみ!)」
企みを持ったクルエルに気付くことなく、ビワの作った夕食を五人で会話を楽しみながら食べる。
夕食後アレナリアとレラは、先にシャワーを浴びさせてもらい、ビワは夕食の後片付けをしてから一日の汗をシャワーで流す。
アラクネのメリアスとクルエルは体を拭くだけで、シャワーや浴槽に入って全身を濡らすような事はそうはしない。
完全な人型になれるアラクネもいるが、アラクネの姿でいることをメリアスは誇りに思っているので、人型になることができるようにはしないかった。
クルエルは早い段階からバイアスティッチの人族と関わるようになったため、完全な人型への変化に興味は持っている。
だが今は、メリアスのように一人でなんでも出来るようになるため、仕事を優先としている。
シャワーを浴びて寝るまでの間、五人はリビングルームで互いの近況やら他愛無い話をして過ごす。
レラとクルエルが眠そうに、大きなあくびをしたので、それぞれの部屋に行き寝ることに。
メリアスは一人自室で。
レラはビワが借りている部屋で、用意してくれたベッドに入り。
アレナリアは約束したので、クルエルの部屋で一緒に。
アレナリアはベッドではなく、アラクネの糸のハンモックに横になり毛布を掛ける。
部屋の明かりを消し、窓に掛かるカーテンの隙間から入る月明かりの元で、ハンモックに揺られる。
アレナリアは約束通り、旅の話をクルエルに聞かせる。
今回は広大な砂漠を旅した時の事を。
旅の事を話し出して十数分が経った頃、クルエルは寝てしまう前にと、聞きたかった事をアレナリアに尋ねる。
「今日メリアス姉さまが、アレナリアさんが話してた事は、私には早いって」
「今日……! 私とレラがケンカした時の事かしら?」
「何を話してたんですか?」
「メリアスさんの恋愛話と、私とカズの…ムフフ」
「メリアス姉さまの恋愛話と、ムフフ? なんですか?」
「聞きた? ちょっとだけね」
メリアスが刺激が強過ぎると聞かせなかった話を、この夜アレナリアからカズとの営みの一部を聞き、クルエルは顔を真っ赤にして体が火照り、中々寝付けなかった。
翌日の仕事が休みではなければ、寝不足で失敗の連続だったであったろう。
◇◆◇◆◇
キッチンから朝食の作る音と、香ばしいパンの焼ける匂いがすると、レラが目を覚ましてリビングルームに来る。
メリアスはハーブティーを飲み、眠気を覚まして朝食が出来るのを待っていた。
アレナリアとクルエルも、眠い目を擦りながら起きてきた。
昨夜寝る前にアレナリアから聞いた話の刺激が強く、大きなあくびを何度もするクルエル。
「夜遅くまで旅の話を聞いてはったのかい? 今日、仕事が休みだからって、遅くまで起きてたらあきません。寝不足はお肌が荒れるさかい気いつけや」
「はぁい」
「今回はどないな話を聞いたん?」
「どん……さ、砂漠での、砂漠を……」
目を泳がせ歯切れの悪いクルエルに、何か隠してるとメリアスは思い、一緒の部屋で寝たアレナリアに聞いてみることにした。
「アレナリアさん。昨夜クルエルに、何を話したん?」
「昨日ケンカになった原因を聞かれて、私がカズと過ごした日の事をレラが中断させたって」
「それだけですかえ?」
「興味があったみたいだから、ちょっとだけね、話してあげたの」
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