714 / 767
五章 テクサイス帝国編 3 帝都テクサイス
693 料理の作り溜め
しおりを挟む
裏庭の地面に並んでいるレンガの一部分を外し、邪魔にならないよう端に並べて積んで置く。
そして土属性魔法の〈アースウォール〉と〈ストーンウォール〉を使用して、風避けと鍋置きを作り火を起こす。
用意したバレルボアのバラ肉とモモ肉の半分を、生姜とネギと一緒に鍋で茹でていき、出てきた灰汁は取って捨てる。
残り半分のバラ肉とモモ肉を金属のボウルに入れ、タレを加えたら重力魔法を使い漬け込み時間を短縮。
漬け込んでる間に、古くなった深い鍋を《加工》スキルで形を変えて底を抜き、中に炭火を入れてタレの染み込んだバラ肉とモモ肉を針金に刺し、落ちないように鍋の縁に引っ掛けて吊るし、蓋をしてじっくりと焼いていく。
レオラが来た時出すように、多く作っておく事にした。
アイテムボックスに入れておけば傷む事はないので、作り過ぎで困るという問題ない。
ビワの手伝いはアレナリアと、レラがプリン作りだからと動き出したので、今のところカズの手伝いはいらない。
裏庭で茹でている肉と、じっくりと焼いている肉が出来上がるまでの約三時間を、ぼ~っとしてるのも時間が勿体ないので、何か作ることにした。
肉にキャベツと白菜にニラっぽい香草あったので、餃子を作ることに決めた。
未だにこの世界に来て米を見てないので、白米が欲しくなる料理を作らないようにしていたが、麦シュワなる酒があるなら、作っても良いんじゃないかと思うようになったので作る事を決めた。
裏庭の鍋は時々様子を見る程度で大丈夫だろうと、家に入り出来ている料理を【アイテムボックス】に入れてからリビングに移動する。
リビングのテーブルに食材と道具を出し、肉を細かくして叩き挽き肉を作り、キャベツと白菜をこまみじん切りにして、余分な水分をしぼる。
キャベツの方にはニラっぽい香草を入れて味付けをし、二種類の餡を先に作る。
次に小麦粉に水を加えてこねこねし、細長く伸ばして切って丸めて潰し、回転させながら円柱状の棒を前後に転がして、円になるように薄く伸ばして皮を作る。
多少の楕円や厚さや、大きさの違いは御愛嬌。
皮が出来上がったところで、裏庭に出て煮込んでいる肉と、焼いている肉の様子を見る。
吹き溢れも焦げもせず問題はなかったが、どちらもまだまだ時間が掛かるので、リビングに戻り餡を皮で包んでいくことにする。
「カズは何を作ってるの。ちっこいパン?」
裏庭からリビング戻ると、レラが何を作っているのか気になるらしく、餡と小さく薄く伸ばした小麦の生地を見ていた。
「餃子だよ」
「ぎょざ?」
「ギョーザ。この小麦粉で作った薄い皮に、こっちの肉と野菜を混ぜて味付けした具を、こうやって中に入れて包む」
実際にレラの前で、一つ餃子を包んで見せた。
「このまま食べるの? なんかにネチョっとして不味そう」
「このままは食べたりはしないよ。これを焼くんだ。茹でたり揚げたりするのもあるけど、俺は焼きが好きかな(魚醤はあるけど、醤油はまだ見つけてないんだよなぁ)」
カズは説明をしながら、皮に餡を包んでいると、アレナリアが見にきて「私もやってみていい」と、カズに教えてもらいながら餡を包んでいく。
用意した半分を包んだところで、手の空いたビワが見にきた。
「ビワもやる? 結構難しいよ」
難しいと言うアレナリアが包んだ餃子は、餡が多く入れ過ぎて皮からはみ出ていたりと歪な物が多い。
ビワは見様見真似で餡を皮で包み、五個も包めばコツを掴み、誰よりも均等に上手く襞を作り包んでいた。
最終的に二種類合わせて百個以上が出来た。
三割は形が崩れていたり中身がはみ出ていたりと、見た目がちょっと残念な物もある。
「試しに何個か焼いて食べてみるか?」
「いいね。食べよ食べよ」
「だったら私のにして」
アレナリアは自分が包んだのをと言ってきた。
形が崩れたり中身がはみ出ているのを、他のと一緒にしておきたくないようだ。
「でしたら少し後にしませんか」
「あと少し? ああ、もう少しでお昼か。じゃあそうしよう。二人ともそれでいいか」
「早く食べてみたいけどいいよ。外で作ってるのは食べれないの?」
「あれは昼飯には少し間に合わないかな」
「そうなんだ」
レラはちょっと残念そうな表情をする。
「そんな顔するな。焼いてる方で、よさそうなのがあったら出してやるから」
「いいの? やったー!」
レラはけろりと表情を変え、蒸しているプリンの様子をビワと見にいった。
カズは包み終えた生の餃子を【アイテムボックス】に入れて使った道具を洗い、裏庭に出て茹でている肉と、焼いている肉の具合いを見る。
茹でている肉は灰汁が出なくなったが、中まで柔らかくなるのは昼食の時間くらいになるだろうから、煮込むためのタレを作っておく。
焼いている肉は小さい物なら、もう少しといったところだったので、昼食に出してやる事にした。
茹でていた肉を取り出し、鍋を洗って少量の水と作ったタレと薄切りした生姜を少し加え、そこに茹でて柔らかくなった肉を入れて、落し蓋をして弱火で煮込む。
じっくり炭火で吊るし焼きしている肉から、小さいのを取り出したところで、アレナリアが昼食だと呼びに来た。
家に入りキッチンで形の崩れた餃子を焼き、吊るし焼きしたバレルボアの肉を5ミリ程度の厚さに切り、皿に盛ってテーブルに出す。
餃子の餡にはしっかりと下味をつけたが、一応タレを用意した。
酢にすり潰した胡椒を加えたのを、お好みでつけるように、と。
「表面パリッとして、中の野菜と肉からジュワ~っと、これ美味しいよ。カズ」
「これはあれね。シュワッとしたお酒が飲みたくなるわね」
「いいね! それ」
「お昼からお酒なんてダメです。まだプリン作りも途中なのに」
「そうだぞ(飲みたい気持ちはわかる)」
餃子を食べたアレナリアの感想にレラが同意する。
内心でカズもそう思ったが、流石にまだ昼ということもありビワが却下したので、カズはそれに同意した。
レラは不満そうな顔をするも、プリンと言われてはビワの言うことを素直に聞くしかなかった。
アレナリアは今酒を飲み特製プリンの量が減るか、酒を飲まずに特製プリンが当初予定した通りの量になるかを考え、後者を取った。
主に主食のパンはをどうするかと話し合い、以前カズがデパートで買ってきた全粒粉を使ったパンが良いという事になった。
そこで夕食に合わせて焼き上がるパンを買いに。
残りのプリンを作り終えたら、四人でデパートに行こうという事になった。
流石に買い占める事は出来ないので、十日分が買えればいいと。
昼食を終えてカズが何時も通り食器を片付けようとした時に「私がやるわ」とアレナリアが代わってくれた。
お言葉に甘えて食器の片付けをアレナリアに任せ、カズは裏庭で煮込んでいる肉と、焼いている肉の様子を見にいく。
ビワはレラと特製プリン作りの続きをする。
裏庭に出たカズは、鍋の落し蓋を外して煮込み具合を確認。
良い感じだったので、蓋をして火から下ろし冷ます。
焼いている方も良さそうだったので、取り出して【アイテムボックス】に入れた。
あとは火を消して、炭は金属製のバケツに水を入れ、その中に浸けておく。
灰を片付けてから、土属性魔法で作った鍋置きと風避けを《解除》し、外して端に並べて置いたレンガを元の場所に戻して終了。
鍋底を触れるくらいまで冷めたら、鍋を持って家に入り、邪魔にならない隅に置いた。
「終わったんですか。ここ使います?」
中身の入ってる鍋を持って来たカズに、コンロを使うかとビワが聞いてきた。
「味をしみ込ませたいだけだから。冷めてからアイテムボックスに入れるよ」
「そうですか。こちらは、あと二時間くらいかかりそうです。大丈夫ですか?」
「夕方に焼き上げるパンを買いに行くから、全然大丈夫だよ。何か手伝おうか」
「レラとアレナリアさんが手伝ってくれてるので大丈夫です」
カズは三人の邪魔にならないように、リビングのソファーに座り終わるのを待つ。
そして土属性魔法の〈アースウォール〉と〈ストーンウォール〉を使用して、風避けと鍋置きを作り火を起こす。
用意したバレルボアのバラ肉とモモ肉の半分を、生姜とネギと一緒に鍋で茹でていき、出てきた灰汁は取って捨てる。
残り半分のバラ肉とモモ肉を金属のボウルに入れ、タレを加えたら重力魔法を使い漬け込み時間を短縮。
漬け込んでる間に、古くなった深い鍋を《加工》スキルで形を変えて底を抜き、中に炭火を入れてタレの染み込んだバラ肉とモモ肉を針金に刺し、落ちないように鍋の縁に引っ掛けて吊るし、蓋をしてじっくりと焼いていく。
レオラが来た時出すように、多く作っておく事にした。
アイテムボックスに入れておけば傷む事はないので、作り過ぎで困るという問題ない。
ビワの手伝いはアレナリアと、レラがプリン作りだからと動き出したので、今のところカズの手伝いはいらない。
裏庭で茹でている肉と、じっくりと焼いている肉が出来上がるまでの約三時間を、ぼ~っとしてるのも時間が勿体ないので、何か作ることにした。
肉にキャベツと白菜にニラっぽい香草あったので、餃子を作ることに決めた。
未だにこの世界に来て米を見てないので、白米が欲しくなる料理を作らないようにしていたが、麦シュワなる酒があるなら、作っても良いんじゃないかと思うようになったので作る事を決めた。
裏庭の鍋は時々様子を見る程度で大丈夫だろうと、家に入り出来ている料理を【アイテムボックス】に入れてからリビングに移動する。
リビングのテーブルに食材と道具を出し、肉を細かくして叩き挽き肉を作り、キャベツと白菜をこまみじん切りにして、余分な水分をしぼる。
キャベツの方にはニラっぽい香草を入れて味付けをし、二種類の餡を先に作る。
次に小麦粉に水を加えてこねこねし、細長く伸ばして切って丸めて潰し、回転させながら円柱状の棒を前後に転がして、円になるように薄く伸ばして皮を作る。
多少の楕円や厚さや、大きさの違いは御愛嬌。
皮が出来上がったところで、裏庭に出て煮込んでいる肉と、焼いている肉の様子を見る。
吹き溢れも焦げもせず問題はなかったが、どちらもまだまだ時間が掛かるので、リビングに戻り餡を皮で包んでいくことにする。
「カズは何を作ってるの。ちっこいパン?」
裏庭からリビング戻ると、レラが何を作っているのか気になるらしく、餡と小さく薄く伸ばした小麦の生地を見ていた。
「餃子だよ」
「ぎょざ?」
「ギョーザ。この小麦粉で作った薄い皮に、こっちの肉と野菜を混ぜて味付けした具を、こうやって中に入れて包む」
実際にレラの前で、一つ餃子を包んで見せた。
「このまま食べるの? なんかにネチョっとして不味そう」
「このままは食べたりはしないよ。これを焼くんだ。茹でたり揚げたりするのもあるけど、俺は焼きが好きかな(魚醤はあるけど、醤油はまだ見つけてないんだよなぁ)」
カズは説明をしながら、皮に餡を包んでいると、アレナリアが見にきて「私もやってみていい」と、カズに教えてもらいながら餡を包んでいく。
用意した半分を包んだところで、手の空いたビワが見にきた。
「ビワもやる? 結構難しいよ」
難しいと言うアレナリアが包んだ餃子は、餡が多く入れ過ぎて皮からはみ出ていたりと歪な物が多い。
ビワは見様見真似で餡を皮で包み、五個も包めばコツを掴み、誰よりも均等に上手く襞を作り包んでいた。
最終的に二種類合わせて百個以上が出来た。
三割は形が崩れていたり中身がはみ出ていたりと、見た目がちょっと残念な物もある。
「試しに何個か焼いて食べてみるか?」
「いいね。食べよ食べよ」
「だったら私のにして」
アレナリアは自分が包んだのをと言ってきた。
形が崩れたり中身がはみ出ているのを、他のと一緒にしておきたくないようだ。
「でしたら少し後にしませんか」
「あと少し? ああ、もう少しでお昼か。じゃあそうしよう。二人ともそれでいいか」
「早く食べてみたいけどいいよ。外で作ってるのは食べれないの?」
「あれは昼飯には少し間に合わないかな」
「そうなんだ」
レラはちょっと残念そうな表情をする。
「そんな顔するな。焼いてる方で、よさそうなのがあったら出してやるから」
「いいの? やったー!」
レラはけろりと表情を変え、蒸しているプリンの様子をビワと見にいった。
カズは包み終えた生の餃子を【アイテムボックス】に入れて使った道具を洗い、裏庭に出て茹でている肉と、焼いている肉の具合いを見る。
茹でている肉は灰汁が出なくなったが、中まで柔らかくなるのは昼食の時間くらいになるだろうから、煮込むためのタレを作っておく。
焼いている肉は小さい物なら、もう少しといったところだったので、昼食に出してやる事にした。
茹でていた肉を取り出し、鍋を洗って少量の水と作ったタレと薄切りした生姜を少し加え、そこに茹でて柔らかくなった肉を入れて、落し蓋をして弱火で煮込む。
じっくり炭火で吊るし焼きしている肉から、小さいのを取り出したところで、アレナリアが昼食だと呼びに来た。
家に入りキッチンで形の崩れた餃子を焼き、吊るし焼きしたバレルボアの肉を5ミリ程度の厚さに切り、皿に盛ってテーブルに出す。
餃子の餡にはしっかりと下味をつけたが、一応タレを用意した。
酢にすり潰した胡椒を加えたのを、お好みでつけるように、と。
「表面パリッとして、中の野菜と肉からジュワ~っと、これ美味しいよ。カズ」
「これはあれね。シュワッとしたお酒が飲みたくなるわね」
「いいね! それ」
「お昼からお酒なんてダメです。まだプリン作りも途中なのに」
「そうだぞ(飲みたい気持ちはわかる)」
餃子を食べたアレナリアの感想にレラが同意する。
内心でカズもそう思ったが、流石にまだ昼ということもありビワが却下したので、カズはそれに同意した。
レラは不満そうな顔をするも、プリンと言われてはビワの言うことを素直に聞くしかなかった。
アレナリアは今酒を飲み特製プリンの量が減るか、酒を飲まずに特製プリンが当初予定した通りの量になるかを考え、後者を取った。
主に主食のパンはをどうするかと話し合い、以前カズがデパートで買ってきた全粒粉を使ったパンが良いという事になった。
そこで夕食に合わせて焼き上がるパンを買いに。
残りのプリンを作り終えたら、四人でデパートに行こうという事になった。
流石に買い占める事は出来ないので、十日分が買えればいいと。
昼食を終えてカズが何時も通り食器を片付けようとした時に「私がやるわ」とアレナリアが代わってくれた。
お言葉に甘えて食器の片付けをアレナリアに任せ、カズは裏庭で煮込んでいる肉と、焼いている肉の様子を見にいく。
ビワはレラと特製プリン作りの続きをする。
裏庭に出たカズは、鍋の落し蓋を外して煮込み具合を確認。
良い感じだったので、蓋をして火から下ろし冷ます。
焼いている方も良さそうだったので、取り出して【アイテムボックス】に入れた。
あとは火を消して、炭は金属製のバケツに水を入れ、その中に浸けておく。
灰を片付けてから、土属性魔法で作った鍋置きと風避けを《解除》し、外して端に並べて置いたレンガを元の場所に戻して終了。
鍋底を触れるくらいまで冷めたら、鍋を持って家に入り、邪魔にならない隅に置いた。
「終わったんですか。ここ使います?」
中身の入ってる鍋を持って来たカズに、コンロを使うかとビワが聞いてきた。
「味をしみ込ませたいだけだから。冷めてからアイテムボックスに入れるよ」
「そうですか。こちらは、あと二時間くらいかかりそうです。大丈夫ですか?」
「夕方に焼き上げるパンを買いに行くから、全然大丈夫だよ。何か手伝おうか」
「レラとアレナリアさんが手伝ってくれてるので大丈夫です」
カズは三人の邪魔にならないように、リビングのソファーに座り終わるのを待つ。
1
お気に入りに追加
522
あなたにおすすめの小説
漫画オタクの俺は『神と一緒に』転生する
寺印乃力
ファンタジー
漫画オタク、ゲームオタク、ファンタジーオタク。
3つのオタク要素を全て兼ね備えたオタクマンこと箕形 篤。
彼は成人してからは建設企業の優良社員として生活していたが、影ではずっと
漫画やゲームを買い漁っていた。しかし、突如として神に殺されてしまい、、、
転生した。その神と共に。
〜作者より〜
何番煎じでしょうか。異世界転生無双物。50?100?
多分もっとありますね(笑)。かな〜〜りご都合な設定で、甘い小説なので
なんでも許せる方向けですね。後、初めての文章なので、文章にミスがあったり
設定に甘さが有るかもしれません。ご了承お願いしますm(_ _)m
ギャクやコメディ的要素も混ざっているかも知れません。
作者は思考回路が単純明快すぎるので、お気に入りしてくれたり優しい感想を
頂けるだけでモチベが爆上がりします。しかし、否定的なコメントを
されるといじけちゃうのでやめてあげてください。
6/28改定しました。
8/11改定しました。←プロット時の設定のままだという事に気が付いた
スベって始まる異世界無双[仮題]
Syahoo.co.jp/はなばさ民
ファンタジー
高校生の神山寒哉は少しダジャレが寒いだけの普通の男の子...だったのだが
まあ、タイトルのように異世界に行ってチート無双したりハーレムしたりしなかったりするかもしれないお話です。
処女作です
色々と話の順序がおかしかったりするかも知れませんし全く書き溜めていないので更新も不定期です
もちろん最後まで頑張るつもりではいますが最悪ゴールできないかも知れません。自分的にはこの話は次へ生かすことができれば良いくらいの感覚ですので、もし書き続けることができそうに無くなった際はいつでも読者の方に納得いただけるようなゴールを目指しつつも、なるべく早く終わらせていただくことになると思います
誤字・脱字はもちろんのことストーリーに関してもここはこうした方が良いと思うよなどありましたらどんどん教えてください
あ、あとこの物語はフィクションです
実在の人物・団体には一切関係がありません(やってみたかった)
よろしくお願いしますm(_ _)m
リセット〜絶対寵愛者〜
まやまや
ファンタジー
悪意だらけの世界で生きてきた少女は、全てを捨てる事にした。そう、自分自身さえ。
終わりを迎えたはずだった少女は、生きる事になる。
別の世界で。
そして、私は気がついた。
私が溺愛していたはずが、逆に崇拝され過保護なまでに自分が溺愛されている事に。
後に『寵愛の王女』と呼ばれる少女の物語。
※少しずつ、編集中。誤字脱字が多いので、ご報告下さればありがたいです。
伯爵家の三男は冒険者を目指す!
おとうふ
ファンタジー
2024年8月、更新再開しました!
佐藤良太はとある高校に通う極普通の高校生である。いつものように彼女の伶奈と一緒に歩いて下校していたところ、信号無視のトラックが猛スピードで突っ込んで来るのが見えた。良太は咄嗟に彼女を突き飛ばしたが、彼は迫り来るトラックを前に為すすべも無く、あっけなくこの世を去った。
彼が最後に見たものは、驚愕した表情で自分を見る彼女と、完全にキメているとしか思えない、トラックの運転手の異常な目だった...
(...伶奈、ごめん...)
異世界に転生した良太は、とりあえず父の勧める通りに冒険者を目指すこととなる。学校での出会いや、地球では体験したことのない様々な出来事が彼を待っている。
初めて投稿する作品ですので、温かい目で見ていただければ幸いです。
誤字・脱字やおかしな表現や展開など、指摘があれば遠慮なくお願い致します。
1話1話はとても短くなっていますので、サクサク読めるかなと思います。
Bless for Travel ~病弱ゲーマーはVRMMOで無双する~
NotWay
SF
20xx年、世に数多くのゲームが排出され数多くの名作が見つかる。しかしどれほどの名作が出ても未だに名作VRMMOは発表されていなかった。
「父さんな、ゲーム作ってみたんだ」
完全没入型VRMMOの発表に世界中は訝、それよりも大きく期待を寄せた。専用ハードの少数販売、そして抽選式のβテストの両方が叶った幸運なプレイヤーはゲームに入り……いずれもが夜明けまでプレイをやめることはなかった。
「第二の現実だ」とまで言わしめた世界。
Bless for Travel
そんな世界に降り立った開発者の息子は……病弱だった。
没落した建築系お嬢様の優雅なスローライフ~地方でモフモフと楽しい仲間とのんびり楽しく生きます~
土偶の友
ファンタジー
優雅な貴族令嬢を目指していたクレア・フィレイア。
しかし、15歳の誕生日を前に両親から没落を宣言されてしまう。
そのショックで日本の知識を思いだし、ブラック企業で働いていた記憶からスローライフをしたいと気付いた。
両親に勧められた場所に逃げ、そこで楽しいモフモフの仲間と家を建てる。
女の子たちと出会い仲良くなって一緒に住む、のんびり緩い異世界生活。
孤児院で育った俺、ある日目覚めたスキル、万物を見通す目と共に最強へと成りあがる
シア07
ファンタジー
主人公、ファクトは親の顔も知らない孤児だった。
そんな彼は孤児院で育って10年が経った頃、突如として能力が目覚める。
なんでも見通せるという万物を見通す目だった。
目で見れば材料や相手の能力がわかるというものだった。
これは、この――能力は一体……なんなんだぁぁぁぁぁぁぁ!?
その能力に振り回されながらも孤児院が魔獣の到来によってなくなり、同じ孤児院育ちで幼馴染であるミクと共に旅に出ることにした。
魔法、スキルなんでもあるこの世界で今、孤児院で育った彼が個性豊かな仲間と共に最強へと成りあがる物語が今、幕を開ける。
※他サイトでも連載しています。
大体21:30分ごろに更新してます。
転生幼女は幸せを得る。
泡沫 ウィルベル
ファンタジー
私は死んだはずだった。だけど何故か赤ちゃんに!?
今度こそ、幸せになろうと誓ったはずなのに、求められてたのは魔法の素質がある跡取りの男の子だった。私は4歳で家を出され、森に捨てられた!?幸せなんてきっと無いんだ。そんな私に幸せをくれたのは王太子だった−−
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる