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五章 テクサイス帝国編 3 帝都テクサイス
596 図書館巡り 11 先の見えない謎解き
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カズは早速アーティファクトの古書に現れた新たな一文を読み上げる。
『幻想は限りのない可能性、ユートピアだけではなくディストピアも』と、今回の一文は現実的な内容ではなかった。
「これは」
「ですね」
カズとビワは向き合って頷き、同じ場所を思い浮かべた。
「ちょっとちょっと、なんで二人してわかったようにしてるのさ。あちしに教えてよ!」
「次は北区の図書館よ。レラ」
「北区の? カズもそう思うの?」
「ああ。幻想にユートピアとディストピアだろ。この街でそんな場所があるのは、北区の図書館だ。作られた物語なら、どちらもあるだろ」
「そんなにすぐ決めていいの? 本当に当たってる?」
「十中八九間違いない。子供向けの絵本じゃなくて物語の方だ。すぐに行こう」
即決したカズは二人と共に、北区の図書館にタクシーで向かう。
カズとビワの二人に速攻で謎解きをされてしまい、レラは少々悔しそうにしていた。
特製プリンをねだる目的を忘れ、この謎解きと本探しを結構楽しんでいるのに気付く。
北区の図書館の絵本がある一階には、先日来た時よりも時間が早い事から、小さい子供が親に連れられて多く来ていた。
「俺とビワは二階へ探しに行くが、レラは一階で子供達と絵本でも見てるか?」
「ちっこいからって子供じゃないもん! さっきはビワに見つかられたけど、今度はあちしが見つけてやるんだから!」
「なら俺は右の奥から、ビワは左の手前から探す。レラは探しやすい所からやってくれ。この階にあると思うが、なければ一階を探す事になるから」
「わかりました」
「あちしが見つけてやるんだ!」
「意気込みはいいが走るなよ」
二階に小さな子供の姿はないが、一階の声が二階も聞こえてくるので、小声でなら会話してても全く問題なさそう。
一文の意味が正しければ、探す範囲は二階だけ。
そこを三人で探しているので、そう時間は掛からない。
そしてビワがカズの元に、レラが見付けたと呼びに来た。
またもやカズが見付ける事が出来なかった。
レラの居る所に行くと、ドヤ顔でカズを見ながら書棚を指していた。
周りには擦り切れてる読み辛いタイトルの本もあったが、レラが指していた本には確かにタイトルが無かった。
カズは書棚から取り出して表紙を確認するが、タイトルも著者も図書館の印字も無い。
開いて中を見ると挿し絵の無い小説。
最初と途中を少しと、最後に目を通した。
内容は二つの宗教から世界を分ける争いになる物語。
何年も続いた争いは、どちらの国も攻め落とせるまでにはいかず、最後の手段に打って出る。
一方の国は国民を使って山を切り崩し、そこに封じられている強大な力を持つドラゴンを兵器として利用しようとし、ドラゴンを封印するための大岩を破壊。
もう一方の国は低級の国民を生贄として、禁忌とされる破滅の魔法を使おうと、巨大な魔法陣を作成。
山を削り切り崩して、封印の大岩を破壊したが、解放しようとしたドラゴンは既に死んでおり、腐敗したドラゴンから発生し、溜まっていた濃い瘴気が流れ出て国全体に。
魔法陣を作成して低級の国民を数万生贄にし、相手国に向けて放たれる筈だった破滅の魔法は、不完全な魔法陣の影響で、溜めた魔力が国全体に流れ、魔法陣が崩壊すると同時に大爆発。
同日に行動を起こした事で、この世界から宗教が消えて人口の九割以上が、たった一日で命を落とした。
「バッドエンドかよ(宗教争いはやだねぇ)」
「そうなの!?」
「気分を悪くするから、読まない方がいい」
カズはタイトルの無い本を、元あった書棚に戻して、肩掛け鞄からアーティファクトの古書を出し、次に現れた一文『その華やかさは心に潤いを与え、時に苦しみも与え命を奪う』を読み上げ二人に聞かせる。
「心が潤って、苦しんで、死ぬって、訳わかんないけどッ!」
「レラ、声が大きいわよ」
「一階から聞こえる子供の声があるから、あまり気にはされないだろう。声の大きさには気をつけろよ。レラ」
「わかった。でも今回のは、じゃなくて、今回もなんなのさ。最初の華やかさだけなら、花のことかと思ったのに」
「それでいいんじゃないか」
「これって、花のことなの?」
「じゃないかと俺は思うぞ」
「私もきれいな花や、その根に毒があるのは知ってるわ。ただ、どれかまでは」
「ってことだから、花の本が多くある西区の図書館に行くぞ」
「いいけど、そろそろお腹空いてきたよ」
昼間近ということで、図書館を出て少し離れた所にある公園で昼食の弁当を食べ、それから西区の図書館に移動した。
そしてタイトルの無い本を見付け、現れた一文が示す図書館に移動してタイトルの無い本を探し、また現れた一文が示す図書館、もしくは同図書館の書棚に移動して探すを繰り返した。
結局この日も謎解きと本探しで一日を費し、隠し部屋に行く方法は分からずじまい。
職人の街クラフト方面に向かう魔導列車が到着するのが、翌日の午後になる。
その次の魔導列車だと、農作の街ウエスト・ファームで食材の買い溜めが出来なくなってしまう。
翌日の昼までにこの謎解きが終わらなければ、今回はここまでとするしかない。
これまでで十の謎解きをして、今回の謎解きで十一度目。
次に行く北区の図書館でタイトルの無い本を見付け、新たな一文が現れると十二度目。(分割されていた一文は、合わせて一つとする)
その謎解きが表す場所が南区の図書館以外なら、更にもう一ヶ所は行けるかも知れない。
だがそこまでで時間切れ、先が見えない謎解きを、これ以上続けるのはビワとレラに負担が掛かると考え、カズは諦めることにした。
◇◆◇◆◇
三日続けて朝食と昼食の弁当を用意をさせるのはどうかと、カズは何時もより少し早く起きた。
だがビワの方が早く起きていた。
流石にまたビワの後ろ姿を眺めて待つのは気が引け、せめて今日くらいはと手伝う。
レラを起こして早く朝食を済ませ、数日滞在した宿屋を引き上げて、北区の図書館に向かう。
十一度目に現れた一文『星降る夜に手を取り合う多くの種族が、三重の丸虹に囲まれた花園で歌う』から、絵本のある北区の図書館だと三人は推測。
理由は前に三度現れた北区の図書館にある本を示した一文が、どれも今回と同じで現実味がないから。
朝早くに北区の図書館に着いたが、既に数組の親子が来ていた。
カズが絵本の書棚を真剣な目をして探しては、小さな子供を怖がらせてしまうかも知れないので、前回来た時と同じ様に、タイトルの無い本探しをビワとレラに任せる。
カズは二階で、これまでの事を考えて待つ。
見た目小さいレラが子供に混じり、絵本が並ぶ書棚を探しても違和感はない。
ビワの方は流石に遠慮して、子供のいない書棚から見て回る。
探し始めて十数分後、カズを呼びにビワか来た事で、今回見付けたのはレラだと分かった。
すぐレラの居る一階に移動する。
幸いレラの周りに子供はいなかったので、急いで見付けた絵本を見る。
各頁に文字は少なく、水性絵の具を使ったような絵が書かれていた。
双子の姉妹が怪我をした子ウサギを家に連れ帰り、両親に怪我の治療をしてもらい、数日間一緒に暮らして、その後元居た森に連れて行き、子ウサギを親ウサギの元に返す、という内容だった。
特に全部読む意味はないのだが、文章が少ないので五分と掛からず読み終えてしまう。(子供相手に読み聞かせてる訳ではないので、ゆっくり読みはしない)
タイトルの無い絵本を書棚に戻し、三人は北区の図書館の外、敷地内に置かれている、複数あるベンチの一台に座る。
『幻想は限りのない可能性、ユートピアだけではなくディストピアも』と、今回の一文は現実的な内容ではなかった。
「これは」
「ですね」
カズとビワは向き合って頷き、同じ場所を思い浮かべた。
「ちょっとちょっと、なんで二人してわかったようにしてるのさ。あちしに教えてよ!」
「次は北区の図書館よ。レラ」
「北区の? カズもそう思うの?」
「ああ。幻想にユートピアとディストピアだろ。この街でそんな場所があるのは、北区の図書館だ。作られた物語なら、どちらもあるだろ」
「そんなにすぐ決めていいの? 本当に当たってる?」
「十中八九間違いない。子供向けの絵本じゃなくて物語の方だ。すぐに行こう」
即決したカズは二人と共に、北区の図書館にタクシーで向かう。
カズとビワの二人に速攻で謎解きをされてしまい、レラは少々悔しそうにしていた。
特製プリンをねだる目的を忘れ、この謎解きと本探しを結構楽しんでいるのに気付く。
北区の図書館の絵本がある一階には、先日来た時よりも時間が早い事から、小さい子供が親に連れられて多く来ていた。
「俺とビワは二階へ探しに行くが、レラは一階で子供達と絵本でも見てるか?」
「ちっこいからって子供じゃないもん! さっきはビワに見つかられたけど、今度はあちしが見つけてやるんだから!」
「なら俺は右の奥から、ビワは左の手前から探す。レラは探しやすい所からやってくれ。この階にあると思うが、なければ一階を探す事になるから」
「わかりました」
「あちしが見つけてやるんだ!」
「意気込みはいいが走るなよ」
二階に小さな子供の姿はないが、一階の声が二階も聞こえてくるので、小声でなら会話してても全く問題なさそう。
一文の意味が正しければ、探す範囲は二階だけ。
そこを三人で探しているので、そう時間は掛からない。
そしてビワがカズの元に、レラが見付けたと呼びに来た。
またもやカズが見付ける事が出来なかった。
レラの居る所に行くと、ドヤ顔でカズを見ながら書棚を指していた。
周りには擦り切れてる読み辛いタイトルの本もあったが、レラが指していた本には確かにタイトルが無かった。
カズは書棚から取り出して表紙を確認するが、タイトルも著者も図書館の印字も無い。
開いて中を見ると挿し絵の無い小説。
最初と途中を少しと、最後に目を通した。
内容は二つの宗教から世界を分ける争いになる物語。
何年も続いた争いは、どちらの国も攻め落とせるまでにはいかず、最後の手段に打って出る。
一方の国は国民を使って山を切り崩し、そこに封じられている強大な力を持つドラゴンを兵器として利用しようとし、ドラゴンを封印するための大岩を破壊。
もう一方の国は低級の国民を生贄として、禁忌とされる破滅の魔法を使おうと、巨大な魔法陣を作成。
山を削り切り崩して、封印の大岩を破壊したが、解放しようとしたドラゴンは既に死んでおり、腐敗したドラゴンから発生し、溜まっていた濃い瘴気が流れ出て国全体に。
魔法陣を作成して低級の国民を数万生贄にし、相手国に向けて放たれる筈だった破滅の魔法は、不完全な魔法陣の影響で、溜めた魔力が国全体に流れ、魔法陣が崩壊すると同時に大爆発。
同日に行動を起こした事で、この世界から宗教が消えて人口の九割以上が、たった一日で命を落とした。
「バッドエンドかよ(宗教争いはやだねぇ)」
「そうなの!?」
「気分を悪くするから、読まない方がいい」
カズはタイトルの無い本を、元あった書棚に戻して、肩掛け鞄からアーティファクトの古書を出し、次に現れた一文『その華やかさは心に潤いを与え、時に苦しみも与え命を奪う』を読み上げ二人に聞かせる。
「心が潤って、苦しんで、死ぬって、訳わかんないけどッ!」
「レラ、声が大きいわよ」
「一階から聞こえる子供の声があるから、あまり気にはされないだろう。声の大きさには気をつけろよ。レラ」
「わかった。でも今回のは、じゃなくて、今回もなんなのさ。最初の華やかさだけなら、花のことかと思ったのに」
「それでいいんじゃないか」
「これって、花のことなの?」
「じゃないかと俺は思うぞ」
「私もきれいな花や、その根に毒があるのは知ってるわ。ただ、どれかまでは」
「ってことだから、花の本が多くある西区の図書館に行くぞ」
「いいけど、そろそろお腹空いてきたよ」
昼間近ということで、図書館を出て少し離れた所にある公園で昼食の弁当を食べ、それから西区の図書館に移動した。
そしてタイトルの無い本を見付け、現れた一文が示す図書館に移動してタイトルの無い本を探し、また現れた一文が示す図書館、もしくは同図書館の書棚に移動して探すを繰り返した。
結局この日も謎解きと本探しで一日を費し、隠し部屋に行く方法は分からずじまい。
職人の街クラフト方面に向かう魔導列車が到着するのが、翌日の午後になる。
その次の魔導列車だと、農作の街ウエスト・ファームで食材の買い溜めが出来なくなってしまう。
翌日の昼までにこの謎解きが終わらなければ、今回はここまでとするしかない。
これまでで十の謎解きをして、今回の謎解きで十一度目。
次に行く北区の図書館でタイトルの無い本を見付け、新たな一文が現れると十二度目。(分割されていた一文は、合わせて一つとする)
その謎解きが表す場所が南区の図書館以外なら、更にもう一ヶ所は行けるかも知れない。
だがそこまでで時間切れ、先が見えない謎解きを、これ以上続けるのはビワとレラに負担が掛かると考え、カズは諦めることにした。
◇◆◇◆◇
三日続けて朝食と昼食の弁当を用意をさせるのはどうかと、カズは何時もより少し早く起きた。
だがビワの方が早く起きていた。
流石にまたビワの後ろ姿を眺めて待つのは気が引け、せめて今日くらいはと手伝う。
レラを起こして早く朝食を済ませ、数日滞在した宿屋を引き上げて、北区の図書館に向かう。
十一度目に現れた一文『星降る夜に手を取り合う多くの種族が、三重の丸虹に囲まれた花園で歌う』から、絵本のある北区の図書館だと三人は推測。
理由は前に三度現れた北区の図書館にある本を示した一文が、どれも今回と同じで現実味がないから。
朝早くに北区の図書館に着いたが、既に数組の親子が来ていた。
カズが絵本の書棚を真剣な目をして探しては、小さな子供を怖がらせてしまうかも知れないので、前回来た時と同じ様に、タイトルの無い本探しをビワとレラに任せる。
カズは二階で、これまでの事を考えて待つ。
見た目小さいレラが子供に混じり、絵本が並ぶ書棚を探しても違和感はない。
ビワの方は流石に遠慮して、子供のいない書棚から見て回る。
探し始めて十数分後、カズを呼びにビワか来た事で、今回見付けたのはレラだと分かった。
すぐレラの居る一階に移動する。
幸いレラの周りに子供はいなかったので、急いで見付けた絵本を見る。
各頁に文字は少なく、水性絵の具を使ったような絵が書かれていた。
双子の姉妹が怪我をした子ウサギを家に連れ帰り、両親に怪我の治療をしてもらい、数日間一緒に暮らして、その後元居た森に連れて行き、子ウサギを親ウサギの元に返す、という内容だった。
特に全部読む意味はないのだが、文章が少ないので五分と掛からず読み終えてしまう。(子供相手に読み聞かせてる訳ではないので、ゆっくり読みはしない)
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