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五章 テクサイス帝国編 3 帝都テクサイス
526 資源の潤沢ダンジョン 1 門と鍵
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クラフトに着いてからの移動手段を考えるカズは、採取した素材をなんで持って来なければならないかと疑問に思った。
「そういやぁ、なんでわざわざ帝都のギルド本部に持って来るの? ダンジョン近くのギルドで鑑定と仕分けをして納めた方が早いでしょ」
「そうしたいのはやまやまなんですが、納める資材を確認してもらわなければならなくて、それが現在帝都中央でしか行ってないんです。さすがにそれでは時間が掛かり、加工現場も遠く納品が間に合わないと掛け合っているのですが、受諾はまだ少し先になりそうなんです」
「一応、掛け合ってはいるんだ(次からは近くのギルドから納品出来るようになってもらわないと、また同じ様に泣き付かれたらたまらない)」
「はい。それでどうしますか? 一応、クラフトで一番速い馬を用意させますか?」
「いや、いい。馬を使っても夜通し走り続けられる訳じゃないから、こっちで何とかする(空間転移魔法を使えばすぐだが、問題はどう説明をするかだ)」
「わかりました。それと資源の潤沢のダンジョンの管理は、フォース・キャニオンの街の冒険者ギルドがしています。ですので入るには、先にギルドに行く必要があります」
「大峡谷まで行かないとならないのか」
「そうなります。急な依頼で申し訳ありません。どうかお願いします」
サイネリアから採取する素材の量と、資源の潤沢ダンジョン内の情報が書かれた新しい資料、それとダンジョンに入る許可証と、魔導列車の乗車券を受け取り、ギルド本部を出て川沿いの家に戻った。
アレナリアとレラには先に、急な依頼で翌朝出掛けると話をした。
あとは『戻って来たら約束を果たす為に伺う』と、カミーリアが来た時の為に、アレナリアに伝言を頼んだ。
夕方ビワの迎えはカズが行き、送りに出て来たカーディナリスにレオラへの言伝てを頼んで、川沿いの家に戻った。
一瞬離れた所からガザニアと顔を合わせる事になったが、無視されただけで敵意を向けられる事はなかった。
少しはマシになった様に思えないでもなかったが、敵意を出さずに面と向かって話せる日は来るのかとカズは感じていた。
◇◆◇◆◇
この日朝食も取らずにビワよりも先に出発したカズは、予定通り職人の街クラフトに一本で行ける魔導列車に乗った。
朝早いという事もあり、カズの乗る二等車両だけではなく、三等車両も空いており余裕で座れる。
車両が混む前に、ビワが用意してくれた三種のサンドイッチをカズは食べる。
空間転移魔法を使って移動すれば速いが、カズが乗る魔導列車の出発と到着時間は知られているので、行きの魔導列車だけは時刻通り乗って行く。
魔導列車に魔力の補給と、一部乗務員の交代で三度大きな駅で停車するだけで、あとは夜通し終点のクラフトを目指して走り続けた。
そして中央駅を出発して一日半、翌日の夕方前には職人の街にクラフトに到着した。
カズは魔導列車を降りて駅を出る前に、最近では全く使わなくなったフード付きの外套で身を隠し、顔見知りと出会う前にクラフトを離れた。
人気が無くなると、大峡谷を渡って着いた街セカンド・キャニオンの近くまで〈ゲート〉で移動した。
目的である資源の潤沢ダンジョンは、セカンド・キャニオンの街から大峡谷沿いを南下した街、フォース・キャニオンの更にに少し南にあるとの事だった。
フォース・キャニオンの街には行った事がないカズは、大峡谷に沿って南下して行き、この日は久し振りに野宿で過ごす。
ここでカズはふとある事に気付いた。
サイネリアが泣き付いて来た今回の依頼、レオラに掛け合っていると言っていたのを思い出した。
ならば国の事業に使う資材が足りなくなる現状を、レオラが知らない訳がない、と。
「やっぱり知ってやがったな!」
またしてもやられたと、平然と話していたレオラの顔を思い浮かべ、少し腹が立った。
◇◆◇◆◇
朝起きて軽い朝食を済ませ、この日も大峡谷沿いを進みフォース・キャニオンの街を目指し歩く。
若干曇ってはいるが、以前に大峡谷を渡った時と比べて気温もそれほど低くもなく、風も穏やかで用事がなければのんびりしたい感じの日和。
空間転移魔法を使って移動したので、時間にはかなり余裕があり、周囲の状況を確かめながら移動した。
時刻が昼に近付くにつれて、すれ違う人々や行商の馬車が増えると、建物が姿を現した。
フォース・キャニオンの街に着くと、その足で冒険者ギルドに行き、資源の潤沢ダンジョンに入る許可証とギルドカードを提示して、本物だと確認が取れたところで、ダンジョンの詳しい場所を教えてもらい、入る為に必要だと鍵を渡され、初めて入る者への注意点を聞かされた。
大峡谷沿いにあるフォース・キャニオンの街を離れ、歩きで資源の潤沢ダンジョンがある南東に移動する。
道らしい道はなく、大きな石や岩がゴツゴツとしている。
フォース・キャニオンの街より南の方面には村や街は無いのか、開拓はされてないようだった。
足場の悪い場所を小一時間移動すると、大きな岩と岩の間に、金属製の分厚い門が備え付けられているのを発見した。
魔力が込めた金属で特殊な作り方をしてあり、無理に壊したり開けようとした場合、管理しているフォース・キャニオンの街の冒険者ギルドに知らせが行くようになっているが《鑑定》して分かった。
ダンジョンに入る際に「決して強い衝撃を加えたりしないように、必ず鍵を使って出入りするように」と、鍵を渡して来たギルド職員言われていた。
渡された鍵にも微小ながら、金属製の分厚い門と同じ魔力が込もっていた。
カズは渡された鍵を使い門を開けて、資源の潤沢ダンジョンに入った。
金属製の分厚い門から手を離すと門は勝手に閉まり、先にある石階段を下りて行く。
出る際にも鍵が必要なので、無くさないように【アイテムボックス】に入れ、サイネリアに渡された資料を出して、簡単な各階層の情報と採取する素材内容を確認する。
・地下一階層は通常よりも効果が高い薬草などが採取出来る草原。
・地下二階層には数種の獣が生息し、川も流れて魚もいる。
・地下三階層は様々な木が生える森林。
・地下四階層では各種の魔素を含んだ魔鉱物や希少金属がある。
・地下五階層はモンスターが生息して、その全てから魔石が取れる。
必要な物リストによると、最重要は線路を造るのに必要な魔素を、できる濃く含んだ魔鉱石を最低300キロ。
次にモンスターの魔石を五十個と、高い効果の回復薬となる薬草を100キロ。
木材は間に合っているので、以上を持ち帰って欲しいと書いてあった。
「……はッ?」
カズは見間違いではないかと、必要な物リストを読み返しが見間違いではなかった。
予定通りの日数で来た場合、ギリギリ採取出来るかどうかの量ではないのか、と。
サイネリアと確認した際には、採取する量は書かれてはいなかった。
口答でこの位だと言っていた量の二、三割は多かった。
ギルド本部を出る直前に渡された資料には、しっかりと重さや個数まで書かれていた。
渡された際に確認しなかった自分も悪いとはいえ、流石にこれはないのではと、カズは少し苛立った。
女の涙を、少し前に第五皇女に使われたのに、また同じ失敗をしてしまったと後悔した。
「いやしかし、今回は俺に有益なダンジョンの情報を得る為であって、決して騙された訳じゃ……」
誰に対しての言い訳なのか、かなり大きな独り言を口にした。
ちょっとむなしくなり、辺りに生える薬草を採取しながら、先ずは魔鉱石がある地下四階層を目指して移動する。
小高い丘になっている草原の中央に、地下二階層に続く石階段を見付けて下りる。
地下二階層に下りると、あの濃厚な卵を産むコロコロ鳥と、とても旨い肉のバレルボアが群れで行動しているのが目に入った。
深さ約2メートル、川幅が20メートル程の流れが穏やかな川には、頭に小指程の角がある80センチ以上の『シルバーホーン・サーモン』が大量に泳ぎ、川底には10センチはある蜆が、これまた大量に沈んでいた。
「よし、必要な物をとっとと取って終わらせたら、ここで食材を大量に確保しよう」
コロコロ鳥の卵の大量に入手出来ると喜び、さっきまでの苛立ちが嘘のように消えた。
気分が良くなったカズは、コロコロ鳥の卵を回収しながら、地下三階層に下りる階段を探し、川の対岸に見付けて下りる。
「そういやぁ、なんでわざわざ帝都のギルド本部に持って来るの? ダンジョン近くのギルドで鑑定と仕分けをして納めた方が早いでしょ」
「そうしたいのはやまやまなんですが、納める資材を確認してもらわなければならなくて、それが現在帝都中央でしか行ってないんです。さすがにそれでは時間が掛かり、加工現場も遠く納品が間に合わないと掛け合っているのですが、受諾はまだ少し先になりそうなんです」
「一応、掛け合ってはいるんだ(次からは近くのギルドから納品出来るようになってもらわないと、また同じ様に泣き付かれたらたまらない)」
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「いや、いい。馬を使っても夜通し走り続けられる訳じゃないから、こっちで何とかする(空間転移魔法を使えばすぐだが、問題はどう説明をするかだ)」
「わかりました。それと資源の潤沢のダンジョンの管理は、フォース・キャニオンの街の冒険者ギルドがしています。ですので入るには、先にギルドに行く必要があります」
「大峡谷まで行かないとならないのか」
「そうなります。急な依頼で申し訳ありません。どうかお願いします」
サイネリアから採取する素材の量と、資源の潤沢ダンジョン内の情報が書かれた新しい資料、それとダンジョンに入る許可証と、魔導列車の乗車券を受け取り、ギルド本部を出て川沿いの家に戻った。
アレナリアとレラには先に、急な依頼で翌朝出掛けると話をした。
あとは『戻って来たら約束を果たす為に伺う』と、カミーリアが来た時の為に、アレナリアに伝言を頼んだ。
夕方ビワの迎えはカズが行き、送りに出て来たカーディナリスにレオラへの言伝てを頼んで、川沿いの家に戻った。
一瞬離れた所からガザニアと顔を合わせる事になったが、無視されただけで敵意を向けられる事はなかった。
少しはマシになった様に思えないでもなかったが、敵意を出さずに面と向かって話せる日は来るのかとカズは感じていた。
◇◆◇◆◇
この日朝食も取らずにビワよりも先に出発したカズは、予定通り職人の街クラフトに一本で行ける魔導列車に乗った。
朝早いという事もあり、カズの乗る二等車両だけではなく、三等車両も空いており余裕で座れる。
車両が混む前に、ビワが用意してくれた三種のサンドイッチをカズは食べる。
空間転移魔法を使って移動すれば速いが、カズが乗る魔導列車の出発と到着時間は知られているので、行きの魔導列車だけは時刻通り乗って行く。
魔導列車に魔力の補給と、一部乗務員の交代で三度大きな駅で停車するだけで、あとは夜通し終点のクラフトを目指して走り続けた。
そして中央駅を出発して一日半、翌日の夕方前には職人の街にクラフトに到着した。
カズは魔導列車を降りて駅を出る前に、最近では全く使わなくなったフード付きの外套で身を隠し、顔見知りと出会う前にクラフトを離れた。
人気が無くなると、大峡谷を渡って着いた街セカンド・キャニオンの近くまで〈ゲート〉で移動した。
目的である資源の潤沢ダンジョンは、セカンド・キャニオンの街から大峡谷沿いを南下した街、フォース・キャニオンの更にに少し南にあるとの事だった。
フォース・キャニオンの街には行った事がないカズは、大峡谷に沿って南下して行き、この日は久し振りに野宿で過ごす。
ここでカズはふとある事に気付いた。
サイネリアが泣き付いて来た今回の依頼、レオラに掛け合っていると言っていたのを思い出した。
ならば国の事業に使う資材が足りなくなる現状を、レオラが知らない訳がない、と。
「やっぱり知ってやがったな!」
またしてもやられたと、平然と話していたレオラの顔を思い浮かべ、少し腹が立った。
◇◆◇◆◇
朝起きて軽い朝食を済ませ、この日も大峡谷沿いを進みフォース・キャニオンの街を目指し歩く。
若干曇ってはいるが、以前に大峡谷を渡った時と比べて気温もそれほど低くもなく、風も穏やかで用事がなければのんびりしたい感じの日和。
空間転移魔法を使って移動したので、時間にはかなり余裕があり、周囲の状況を確かめながら移動した。
時刻が昼に近付くにつれて、すれ違う人々や行商の馬車が増えると、建物が姿を現した。
フォース・キャニオンの街に着くと、その足で冒険者ギルドに行き、資源の潤沢ダンジョンに入る許可証とギルドカードを提示して、本物だと確認が取れたところで、ダンジョンの詳しい場所を教えてもらい、入る為に必要だと鍵を渡され、初めて入る者への注意点を聞かされた。
大峡谷沿いにあるフォース・キャニオンの街を離れ、歩きで資源の潤沢ダンジョンがある南東に移動する。
道らしい道はなく、大きな石や岩がゴツゴツとしている。
フォース・キャニオンの街より南の方面には村や街は無いのか、開拓はされてないようだった。
足場の悪い場所を小一時間移動すると、大きな岩と岩の間に、金属製の分厚い門が備え付けられているのを発見した。
魔力が込めた金属で特殊な作り方をしてあり、無理に壊したり開けようとした場合、管理しているフォース・キャニオンの街の冒険者ギルドに知らせが行くようになっているが《鑑定》して分かった。
ダンジョンに入る際に「決して強い衝撃を加えたりしないように、必ず鍵を使って出入りするように」と、鍵を渡して来たギルド職員言われていた。
渡された鍵にも微小ながら、金属製の分厚い門と同じ魔力が込もっていた。
カズは渡された鍵を使い門を開けて、資源の潤沢ダンジョンに入った。
金属製の分厚い門から手を離すと門は勝手に閉まり、先にある石階段を下りて行く。
出る際にも鍵が必要なので、無くさないように【アイテムボックス】に入れ、サイネリアに渡された資料を出して、簡単な各階層の情報と採取する素材内容を確認する。
・地下一階層は通常よりも効果が高い薬草などが採取出来る草原。
・地下二階層には数種の獣が生息し、川も流れて魚もいる。
・地下三階層は様々な木が生える森林。
・地下四階層では各種の魔素を含んだ魔鉱物や希少金属がある。
・地下五階層はモンスターが生息して、その全てから魔石が取れる。
必要な物リストによると、最重要は線路を造るのに必要な魔素を、できる濃く含んだ魔鉱石を最低300キロ。
次にモンスターの魔石を五十個と、高い効果の回復薬となる薬草を100キロ。
木材は間に合っているので、以上を持ち帰って欲しいと書いてあった。
「……はッ?」
カズは見間違いではないかと、必要な物リストを読み返しが見間違いではなかった。
予定通りの日数で来た場合、ギリギリ採取出来るかどうかの量ではないのか、と。
サイネリアと確認した際には、採取する量は書かれてはいなかった。
口答でこの位だと言っていた量の二、三割は多かった。
ギルド本部を出る直前に渡された資料には、しっかりと重さや個数まで書かれていた。
渡された際に確認しなかった自分も悪いとはいえ、流石にこれはないのではと、カズは少し苛立った。
女の涙を、少し前に第五皇女に使われたのに、また同じ失敗をしてしまったと後悔した。
「いやしかし、今回は俺に有益なダンジョンの情報を得る為であって、決して騙された訳じゃ……」
誰に対しての言い訳なのか、かなり大きな独り言を口にした。
ちょっとむなしくなり、辺りに生える薬草を採取しながら、先ずは魔鉱石がある地下四階層を目指して移動する。
小高い丘になっている草原の中央に、地下二階層に続く石階段を見付けて下りる。
地下二階層に下りると、あの濃厚な卵を産むコロコロ鳥と、とても旨い肉のバレルボアが群れで行動しているのが目に入った。
深さ約2メートル、川幅が20メートル程の流れが穏やかな川には、頭に小指程の角がある80センチ以上の『シルバーホーン・サーモン』が大量に泳ぎ、川底には10センチはある蜆が、これまた大量に沈んでいた。
「よし、必要な物をとっとと取って終わらせたら、ここで食材を大量に確保しよう」
コロコロ鳥の卵の大量に入手出来ると喜び、さっきまでの苛立ちが嘘のように消えた。
気分が良くなったカズは、コロコロ鳥の卵を回収しながら、地下三階層に下りる階段を探し、川の対岸に見付けて下りる。
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