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五章 テクサイス帝国編 3 帝都テクサイス
500 高額査定
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周囲を警戒するあまり、目付きがキツくなるアスターの尻をパンっとレオラが叩いた。
「レオラさ…ん。痛いです」
「お前達はこういう場所で、自然に行動出来るように少しは学ぶべきだ。アタシの側に居るつもりならばだが」
アスターは周囲で楽しげに買い物をする人々を見て、自分達も同じ様に振る舞えるだろえかと考える。
「今度は眉間にしわが寄ってるぞ。警戒ならアタシもしている。カズとアレナリアだって自然としているだろう、冒険者なんだ。休暇だと思って楽にしろ。万が一の事があっても、アスターに責任は問わない」
「万が一が起きない為に、わたしが付いて来てます。レオラ様やカズ殿に比べれば、弱くはありますが」
「はぁ。今度はグラジオラスにも、街中を一般人として行動出来るように教えないとならんか。皇族としての身を隠して、秘密裏に行動するのは第六皇女だけではないぞ」
「……わかりました。自然に振る舞えるように修練します」
「修練……か。だったらアレナリアにでも頼んでみるか。女同士なら気兼ねなく行動出来るだろ。指摘も遠慮なくしてくるはずだ」
「レオラさ…まに、お任せいたします」
「慣れだ、慣れ。もう少し気楽に考えろ。アタシはお前達三人を信頼してる」
レオラとアスターが込み入った話をしているのだと気を使い、買ってもらったカステラを一人で先に頬張るレラを連れて、カズ達は二人から距離を取り商店を見て回った。
少ししてレオラとアスターが合流すると、目的の物を買い家に戻って行く。
屋敷でカーディナリスが作る夕食に間に合えばと、ギリギリまで居座ると思っていたカズだったが、そうはならなかった。
「今日はもう屋敷に戻る。三日後ギルドには、お前達だけで行ってくれ。日にちを指定してきたから、サイネリアが一階の受付に居るだろ」
「わかりました」
「当分はこの辺りを歩いて、周辺の道に慣れておくといい」
「そうします」
橋を渡った辺りで、レオラとアスターの二人と別れた。
家に戻るとカズが【アイテムボックス】から買ってきた布団を出し、それぞれのベッドに運んだ。
それから調理器具や食器を棚に仕舞い、備え付けの冷蔵箱に入るだけの食材を入れ、ビワは夕食作りを始めた。
カズはその間に浴槽に湯を溜めて、風呂に入れるよう準備をする。
アレナリアとレラは自分達の衣服を、アイテムポケットが付与されたバッグから出し、自分の部屋にある収納タンスに片付けた。
部屋割りは既に決めてあった。
アレナリアとビワの部屋は二階に、レラは主にビワと同じ部屋を使うが、気が向けばアレナリアの部屋に移るらしい。
カズは三階の一室を使い、レオラと守護騎士が来た時は、一階のリビングで寝ることにした。
夕食は久し振りにビワの作りたて手料理を食べて、各自お風呂に入り、それぞれの寝室でゆっくりと休んだ。
翌日と翌々日はレオラの言ったように、川のこちら側とあちら側を四人で歩き道を覚えた。
三日目は帝都の冒険者ギルド本部に、渡したモンスター素材の買い取り金を受け取りに向かった。
冒険者ギルドらしからぬ立派な建物の佇まいに、少し緊張するカズをよそに、アレナリアは臆する事なくツカツカと入って行く。
〝ユウヒの片腕〟が来たのに気付いたサイネリアが受付から出てきて、四人を個室へと案内した。
四人が椅子に座ると、買い取り金を書いた紙をカズの前に置いた。
「こちらが先日お持ちくださった素材の買い取り額になります」
「いち…じゅう…ひゃく…せん…万……一桁多くありません?」
サイネリアが提示してきた紙には、47,000,000GLと書かれていた。
あまりの額の多さに間違いかと聞いたカズに、サイネリアが内訳を書いた別紙を見せて説明した。
グラトニィ・ターマイトの卵二個で100,000GL。
グラトニィ・ターマイトポーンが200,000GL。
グラトニィ・ターマイト・ナイトと、グラトニィ・ターマイト・ルークが350,000GL。
グラトニィ・ターマイト・キングが8,000,000GL。
グラトニィ・ターマイト・クイーン・マザーが22,000,000GLで、その魔石が5,000,000GL。
住壁鉱食大百足の一節が11,000,000GLだと。
「今回持ち込まれた素材は大変貴重な素材となりましたので、これだけ高額となりました」
「どうしてそんなに? いくらなんでも高額過ぎない?」
カズより先にアレナリアがその疑問を、サイネリアに問い掛けた。
今は無きセテロンがモンスターを兵器として造り出したとされるグラトニィ・ターマイトが、各種揃っていて状態が良いことだったのと、大きなコアと卵があったことで、研究材料としてだけではなく、素材としても十分な価値があった。
住壁鉱食大百足に関しては、魔力を含んだ様々な鉱物が見つかったのが大きな要因らしい。
中にはミスリルやアダマンタイトも、少量ながら見つかったのだと。
全ての素材が貴重であり、現在素材その物が不足しているから、これだけの金額になったとサイネリアは説明した。
「なるほど(アダマンタイトはダンジョン・ゴーレムから吸収したやつだろうな)」
「これで実力が証明されましたので、パーティー〝ユウヒの片腕〟をギルド本部に登録しました。依頼につきましては、こちらでご要望に添う依頼をご用意いたします。もちろん断ってもらっても構いません。ただし三度続けて断られますと、場合によってはギルド本部での登録を抹消して、ランクが下がる事にもなりかねませんので、ご了承ください」
「ちょっと面倒なのね」
「そうですね。でも報酬は地方のギルドで受ける依頼よりも高額になりますし、貴族の方々とお知り合いになれば、更に高額で指名依頼を受けることが出来ます」
「いえ、俺達は…」
「そうですよね。皆様は既に皇女様であられるレオラ様とお知り合いですもんね」
「ええ。だから今さら貴族と知り合いにならなくてもいいわ」
「次にお伝えすることは、ランクに関してです。パーティーランクをBに、カズ様はAランクに昇格です」
「Aランクになると、確かステータスを」
「それですがレオラ様の要望で、ステータスの開示はしなくて大丈夫です」
「レオラ様が?」
「はい。上の者が、守護者の称号を持つレオラ様が知っているならと」
「そうですか(いつの間にステータスを見られたんだ? それともハッタリか?)」
「買い取り金の方はどうしましょう。ギルド本部に登録された方であれば、お預かりすることも出来ます。もちろんいつでもお引き出し出来ますし、お預かりの手数料なども掛かったりはしません。レオラ様もお預けになられてます。金額の方はお教えすることは出来ませんが」
「それって他の冒険者ギルドでも、引き出せたりします?」
「帝国内でしたら、殆どのギルドで可能です。ただし金額に関しては、そのギルド運営費によって比例してしまいます。もちろん引き出されたお金は、ここ帝都のギルド本部がそのギルドに送ります」
「例えば地方の小さなギルドで、数百万を急に引き出すのは難しいと」
「そうなります。これは一部の冒険者だけが出来る事になりますので、地方の小さなギルドですと、ギルド職員からもやっかみを受ける事もあるかと」
「まあ、そうですよね。例えば装備もしてない冒険者らしからぬ格好をした俺がそれをしたら、なんであんな奴がとなりますよね」
「そうで…そのような事はないかと」
「……(冒険者らしからぬ俺の見た目から、本音が出そうになったな)」
「失礼しました」
一瞬から笑いを浮かべたサイネリアだったが、自分の失言を無かった事にしてはいけないと、反省し謝罪した。
カズは慣れていたので、特に気分を悪くする様なことはなかった。
「ギルドカードを持ってる冒険者の誰もが、それを使えれば便利じゃないの?」
「使う側からしたら便利だろうけど、それをやったら最低でも手数料とか何らかの料金は掛かるだろ。それに冒険者ギルドでそれをやったら、そういった仕…」
「すみません。そこからはわたくしが」
アレナリアの疑問に答えているカズの話を遮り、サイネリアがギルド職員として説明をと買ってでた。
「レオラさ…ん。痛いです」
「お前達はこういう場所で、自然に行動出来るように少しは学ぶべきだ。アタシの側に居るつもりならばだが」
アスターは周囲で楽しげに買い物をする人々を見て、自分達も同じ様に振る舞えるだろえかと考える。
「今度は眉間にしわが寄ってるぞ。警戒ならアタシもしている。カズとアレナリアだって自然としているだろう、冒険者なんだ。休暇だと思って楽にしろ。万が一の事があっても、アスターに責任は問わない」
「万が一が起きない為に、わたしが付いて来てます。レオラ様やカズ殿に比べれば、弱くはありますが」
「はぁ。今度はグラジオラスにも、街中を一般人として行動出来るように教えないとならんか。皇族としての身を隠して、秘密裏に行動するのは第六皇女だけではないぞ」
「……わかりました。自然に振る舞えるように修練します」
「修練……か。だったらアレナリアにでも頼んでみるか。女同士なら気兼ねなく行動出来るだろ。指摘も遠慮なくしてくるはずだ」
「レオラさ…まに、お任せいたします」
「慣れだ、慣れ。もう少し気楽に考えろ。アタシはお前達三人を信頼してる」
レオラとアスターが込み入った話をしているのだと気を使い、買ってもらったカステラを一人で先に頬張るレラを連れて、カズ達は二人から距離を取り商店を見て回った。
少ししてレオラとアスターが合流すると、目的の物を買い家に戻って行く。
屋敷でカーディナリスが作る夕食に間に合えばと、ギリギリまで居座ると思っていたカズだったが、そうはならなかった。
「今日はもう屋敷に戻る。三日後ギルドには、お前達だけで行ってくれ。日にちを指定してきたから、サイネリアが一階の受付に居るだろ」
「わかりました」
「当分はこの辺りを歩いて、周辺の道に慣れておくといい」
「そうします」
橋を渡った辺りで、レオラとアスターの二人と別れた。
家に戻るとカズが【アイテムボックス】から買ってきた布団を出し、それぞれのベッドに運んだ。
それから調理器具や食器を棚に仕舞い、備え付けの冷蔵箱に入るだけの食材を入れ、ビワは夕食作りを始めた。
カズはその間に浴槽に湯を溜めて、風呂に入れるよう準備をする。
アレナリアとレラは自分達の衣服を、アイテムポケットが付与されたバッグから出し、自分の部屋にある収納タンスに片付けた。
部屋割りは既に決めてあった。
アレナリアとビワの部屋は二階に、レラは主にビワと同じ部屋を使うが、気が向けばアレナリアの部屋に移るらしい。
カズは三階の一室を使い、レオラと守護騎士が来た時は、一階のリビングで寝ることにした。
夕食は久し振りにビワの作りたて手料理を食べて、各自お風呂に入り、それぞれの寝室でゆっくりと休んだ。
翌日と翌々日はレオラの言ったように、川のこちら側とあちら側を四人で歩き道を覚えた。
三日目は帝都の冒険者ギルド本部に、渡したモンスター素材の買い取り金を受け取りに向かった。
冒険者ギルドらしからぬ立派な建物の佇まいに、少し緊張するカズをよそに、アレナリアは臆する事なくツカツカと入って行く。
〝ユウヒの片腕〟が来たのに気付いたサイネリアが受付から出てきて、四人を個室へと案内した。
四人が椅子に座ると、買い取り金を書いた紙をカズの前に置いた。
「こちらが先日お持ちくださった素材の買い取り額になります」
「いち…じゅう…ひゃく…せん…万……一桁多くありません?」
サイネリアが提示してきた紙には、47,000,000GLと書かれていた。
あまりの額の多さに間違いかと聞いたカズに、サイネリアが内訳を書いた別紙を見せて説明した。
グラトニィ・ターマイトの卵二個で100,000GL。
グラトニィ・ターマイトポーンが200,000GL。
グラトニィ・ターマイト・ナイトと、グラトニィ・ターマイト・ルークが350,000GL。
グラトニィ・ターマイト・キングが8,000,000GL。
グラトニィ・ターマイト・クイーン・マザーが22,000,000GLで、その魔石が5,000,000GL。
住壁鉱食大百足の一節が11,000,000GLだと。
「今回持ち込まれた素材は大変貴重な素材となりましたので、これだけ高額となりました」
「どうしてそんなに? いくらなんでも高額過ぎない?」
カズより先にアレナリアがその疑問を、サイネリアに問い掛けた。
今は無きセテロンがモンスターを兵器として造り出したとされるグラトニィ・ターマイトが、各種揃っていて状態が良いことだったのと、大きなコアと卵があったことで、研究材料としてだけではなく、素材としても十分な価値があった。
住壁鉱食大百足に関しては、魔力を含んだ様々な鉱物が見つかったのが大きな要因らしい。
中にはミスリルやアダマンタイトも、少量ながら見つかったのだと。
全ての素材が貴重であり、現在素材その物が不足しているから、これだけの金額になったとサイネリアは説明した。
「なるほど(アダマンタイトはダンジョン・ゴーレムから吸収したやつだろうな)」
「これで実力が証明されましたので、パーティー〝ユウヒの片腕〟をギルド本部に登録しました。依頼につきましては、こちらでご要望に添う依頼をご用意いたします。もちろん断ってもらっても構いません。ただし三度続けて断られますと、場合によってはギルド本部での登録を抹消して、ランクが下がる事にもなりかねませんので、ご了承ください」
「ちょっと面倒なのね」
「そうですね。でも報酬は地方のギルドで受ける依頼よりも高額になりますし、貴族の方々とお知り合いになれば、更に高額で指名依頼を受けることが出来ます」
「いえ、俺達は…」
「そうですよね。皆様は既に皇女様であられるレオラ様とお知り合いですもんね」
「ええ。だから今さら貴族と知り合いにならなくてもいいわ」
「次にお伝えすることは、ランクに関してです。パーティーランクをBに、カズ様はAランクに昇格です」
「Aランクになると、確かステータスを」
「それですがレオラ様の要望で、ステータスの開示はしなくて大丈夫です」
「レオラ様が?」
「はい。上の者が、守護者の称号を持つレオラ様が知っているならと」
「そうですか(いつの間にステータスを見られたんだ? それともハッタリか?)」
「買い取り金の方はどうしましょう。ギルド本部に登録された方であれば、お預かりすることも出来ます。もちろんいつでもお引き出し出来ますし、お預かりの手数料なども掛かったりはしません。レオラ様もお預けになられてます。金額の方はお教えすることは出来ませんが」
「それって他の冒険者ギルドでも、引き出せたりします?」
「帝国内でしたら、殆どのギルドで可能です。ただし金額に関しては、そのギルド運営費によって比例してしまいます。もちろん引き出されたお金は、ここ帝都のギルド本部がそのギルドに送ります」
「例えば地方の小さなギルドで、数百万を急に引き出すのは難しいと」
「そうなります。これは一部の冒険者だけが出来る事になりますので、地方の小さなギルドですと、ギルド職員からもやっかみを受ける事もあるかと」
「まあ、そうですよね。例えば装備もしてない冒険者らしからぬ格好をした俺がそれをしたら、なんであんな奴がとなりますよね」
「そうで…そのような事はないかと」
「……(冒険者らしからぬ俺の見た目から、本音が出そうになったな)」
「失礼しました」
一瞬から笑いを浮かべたサイネリアだったが、自分の失言を無かった事にしてはいけないと、反省し謝罪した。
カズは慣れていたので、特に気分を悪くする様なことはなかった。
「ギルドカードを持ってる冒険者の誰もが、それを使えれば便利じゃないの?」
「使う側からしたら便利だろうけど、それをやったら最低でも手数料とか何らかの料金は掛かるだろ。それに冒険者ギルドでそれをやったら、そういった仕…」
「すみません。そこからはわたくしが」
アレナリアの疑問に答えているカズの話を遮り、サイネリアがギルド職員として説明をと買ってでた。
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