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四章 異世界旅行編 2 トカ国
362 叫び と 気絶
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濃い霧の中からすう~っと姿を現したのは、血で真っ赤に染まったドレスを着た顔を伏せた女性の幽霊。
その姿はうっすらと透けており、足はあれど歩いてはおらず、滑るようにゆっくりと三人に近付きながら喋り出す。
「なんで私を置いてくの……」
アスチルは青ざめ、ガタガタと震え声が出ない。
「─らないわよ」
アレナリアが静かに返答すると、現れた幽霊は狂ったように同じ言葉を繰り返す。
「どうしてどうしてどうしてどうしてどうして」
声は段々と低く重くなっていく。
「知らないって言ってるでしょ! よくもよくも、あとちょっとだったのに……」
今までどうしてと繰り返していた幽霊が急に黙り、伏せていた顔をゆっくりと上げた。
やつれたような若い女性の顔が、見る見る内に皺が入り老けていき、ついには皮膚が腐り落ち頭蓋骨がむき出しになると、目玉だけがギョロリと動いた。
恐怖が頂点に達したアスチルは、白目をむきバタリと倒れ気絶した。
「グヴァガゥアァァァーー!!!」
「うるさいって言ってるでしょ! せっかくカズがその気になってくれたのに! とっとと消えなさい! 〈聖なる光〉」
突如として叫びだす幽霊に向けて、アレナリアは光属性の聖魔法を放つ。
「さあこれで邪魔者はいなくなったわ。続きをしましょうカズ」
「まだ居るぞ」
「へ?」
「バデウィグゾヴァガヴオォォォォ!!!!」
ホーリーライトを放った頭蓋骨むき出しの幽霊に変化はなく、それどころか更に低く大きな声で叫び出した。
すると濃い霧の中から無数の幽霊が現れた。
人に獣人にエルフにドワーフや、剣や槍が突き刺さった状態の獣やモンスターの幽霊までも。
「なんで消えてないの? 〈聖なる光〉〈聖なる光〉なんで効かないのよ!」
現れた幽霊に、アレナリアは光属性の聖魔法を連発するが、やはり光はすり抜けるだけで、まったく効果がない。
「う、うおぉー! ゴーストが出た!」
運搬船の方にも姿を現した幽霊に、起きていた乗組員が驚き怖がる声がカズ達の元にも聞こえていた。
「まずいな。アレナリアは船に戻って、起きた人を落ち着かせてくれ。でないとパニックになりかねない」
「でもカズ、奇声を上げてるゴーストを何とかしないと、もっと多くの」
「アナライズは使えるだろ」
「低俗なゴーストに相手に使ってなんの意味が?」
「幽…ゴーストじゃなくて、これ3D映像みたいなもんだから」
「すりみのぞう?」
「あーなんだその幻だよ。スキルなのか魔法を使ってるのか、今のところ分からないけど(マップに幽霊の反応はないから、ただの見せかけだろう。幽霊だから映らないのかも知れないけど)」
「これが?」
「俺も幽霊なんて見たことないから絶対とは言えないんだけどさ、ただ気になるのは、霧の方に魔力反応があるってこと」
「え?」
カズに言われ、アレナリアは周囲を取り巻く濃い霧の魔力反応を探った。
「微かだけど、自然の魔素とは違う感じがする」
「だから船の方は任せる。俺はちょっと探って見るから(この分なら、幽霊船も幻かもしれないな)」
「アスチルはどうしよう?」
「ここに一人で置いてくのはかわいそうだから、連れてってくれるか?」
「運ぶのは面倒ね。アスチル起きなさい。船に戻るわよ」
アレナリアは頬をバシバシと叩き、アスチルの体を激しく揺らして起こす。
「った、痛い痛い!」
「やっと起きたわね。急いで船にも戻るわよ」
「もう朝? 嫌な夢見たわ。思い出しただけで……」
目覚めたアスチルの視界に入ってきたのは、霧の中から無数に湧き出る様々な幽霊。
青ざめながらおかしな声のする方へ無意識に顔を向けてしまうアスチルは、頭蓋骨から飛び出るギョロリした目玉と視線が合う。
「……キャアァァァー!!!!!」
アスチル二度目の気絶。
「泡吹いて倒れちゃった。運ぶのは大変だから、置いてっていい?」
「仕方ないなぁ、俺が船まで運ぶからあとを頼むよ」
そう言うとカズは倒れているアスチルを抱え船へと戻った。
無数に現れた幽霊は、船の周囲を取り巻き始める。
三人が船に戻ると、数人の乗組員と怪力千万の従業員が、パニック寸前になっていた。
事の異常さにレラとビワも目を覚ましていた。
よっぽど疲れたいたのか、この状況でもヤカは眠っている。
ならばと、カズは隣にアスチルを寝かせ、自分は運搬船を降り濃い霧の中へと入って行く。
アレナリアが起きていた全員に落ち着くよう言い聞かせる。
ただ一人濃い霧の中へと入って行ったカズの姿を見たビワが、とても心配していた。
「いい、気をしっかり持ちなさい。見えているのは偽物よ。本物のゴーストではないわ。今、カズが原因を調べに行ったから、誰も船から出ないで」
「何言ってんだ。こんな所から早く逃げるんだよ! おい、早く船を出せ!」
怪力千万の従業員一人がパニックになり、運搬船を島から離岸させろと騒ぎだす。
「ちょっと、カズを置いてくき!」
その言葉を聞いたレラが、怪力千万のゴツい従業員に食って掛かった。
「知るか。一人で勝手にどっか行ったんだろうが。いいだろ、船を出させようぜダンベ」
「落ち着け」
「でっかい図体してビビってんじゃないわよ」
「なんだと、この小人のくそガキが! てめぇらもここに残りやがれ!」
「やめろと言ってるだろ!」
「〈スリープ〉」
今にもレラに殴りかかりそうだった怒鳴る従業員に、アレナリアはスリープを掛けた。
怒鳴る従業員は力が抜けて、膝から崩れ落ち眠った。
「おい、何を!」
「これ以上騒がれたら面倒だから眠らさせただけよ。他にも同じ考えの人がいるなら聞きたいけど、この深い霧の中で船が出せると思うの? 船を動かす専門のあなた達の意見は?」
アレナリアは船を操作する乗組員に質問した。
その場に居た皆が、質問された乗組員を一斉に見る。
「沖に停泊している時に気付けば、船の車輪を使い離れることが出来るが、島に停泊している今の状態では無理だ。たとえ昼間だとしても」
「なんでだ? 沖に向かって行けばいいだけだろ」
起きて来た怪力千万の従業員一人が、乗組員に質問する。
「この島の周りには、少なからず岩礁はある。船全体が見渡せないほど濃い霧に覆われている状態で船を出せば、岩礁にぶつかる可能性は高い。こんなところで坐礁したら、最悪この島で暫く暮らすことになる」
「周りのゴーストがただの見せかけなら、慌てずに少し様子を見よう」
「霧には魔力反応があるから、紛れて本命が襲ってくるとも限らないからね」
船を出せない状況を理解した全員は、カズが原因を見つけ何とかしてくれることを祈り、アレナリアの注意を受けて、起きてる全員で周囲の警戒にあたる。
「ちょっといいか」
「なに? あなたもこの現状に耐えられないなら、スリープで眠らせてあげるわよ」
「あいつと一緒にするな。霧に遭遇したって奴の話を思い出したんだ。そいつの話では、歌が聞こえたとか」
一人の乗組員が霧に遭遇した者のことを話した。
「霧の中で歌声?」
「その歌が聞こえたと思ったら、いつの間にか寝てしまっていたらしいんだ。そして目が覚めると、荷物がごっそりと無くなってたんだと」
「荷物を全部盗まれるなんて、どんだけ間抜けな奴なんだ」
「それ同業者が言ってたの? それとも冒険者?」
「何日か前に停泊した港町の酒場で、たまたま話が聞こえてきたんだ。誰かはわからねえ」
「なんだそりゃ? オレはそんなの聞いたことないぞ。ただの噂だろ」
「オレも知らねぇな。ただそいつがビビって気絶してる間に盗まれたんだろ」
他の乗組員は知らないと言い、それを聞いていた怪力千万の男達も、聞いたことがないようだった。
「その時はおれも単なる噂話だと思って気にもしなかったさ。だが現に今その霧の中にいるとよぉ……」
「その話ギルドには?」
「今思い出したんだから、言ってねぇよ」
「そう。とりあえずその情報は、頭の片隅にでも留めておきましょう。もし歌が聞こえたり、ゴーストに触れられるようになったりしたら教えて。あと噂のゴーストシップが現れてもよ(歌声は幽霊船から聞こえるってことかしら? それとも……)」
新たな情報を得たアレナリアは、一瞬ある種族を思い浮かべていた。
その姿はうっすらと透けており、足はあれど歩いてはおらず、滑るようにゆっくりと三人に近付きながら喋り出す。
「なんで私を置いてくの……」
アスチルは青ざめ、ガタガタと震え声が出ない。
「─らないわよ」
アレナリアが静かに返答すると、現れた幽霊は狂ったように同じ言葉を繰り返す。
「どうしてどうしてどうしてどうしてどうして」
声は段々と低く重くなっていく。
「知らないって言ってるでしょ! よくもよくも、あとちょっとだったのに……」
今までどうしてと繰り返していた幽霊が急に黙り、伏せていた顔をゆっくりと上げた。
やつれたような若い女性の顔が、見る見る内に皺が入り老けていき、ついには皮膚が腐り落ち頭蓋骨がむき出しになると、目玉だけがギョロリと動いた。
恐怖が頂点に達したアスチルは、白目をむきバタリと倒れ気絶した。
「グヴァガゥアァァァーー!!!」
「うるさいって言ってるでしょ! せっかくカズがその気になってくれたのに! とっとと消えなさい! 〈聖なる光〉」
突如として叫びだす幽霊に向けて、アレナリアは光属性の聖魔法を放つ。
「さあこれで邪魔者はいなくなったわ。続きをしましょうカズ」
「まだ居るぞ」
「へ?」
「バデウィグゾヴァガヴオォォォォ!!!!」
ホーリーライトを放った頭蓋骨むき出しの幽霊に変化はなく、それどころか更に低く大きな声で叫び出した。
すると濃い霧の中から無数の幽霊が現れた。
人に獣人にエルフにドワーフや、剣や槍が突き刺さった状態の獣やモンスターの幽霊までも。
「なんで消えてないの? 〈聖なる光〉〈聖なる光〉なんで効かないのよ!」
現れた幽霊に、アレナリアは光属性の聖魔法を連発するが、やはり光はすり抜けるだけで、まったく効果がない。
「う、うおぉー! ゴーストが出た!」
運搬船の方にも姿を現した幽霊に、起きていた乗組員が驚き怖がる声がカズ達の元にも聞こえていた。
「まずいな。アレナリアは船に戻って、起きた人を落ち着かせてくれ。でないとパニックになりかねない」
「でもカズ、奇声を上げてるゴーストを何とかしないと、もっと多くの」
「アナライズは使えるだろ」
「低俗なゴーストに相手に使ってなんの意味が?」
「幽…ゴーストじゃなくて、これ3D映像みたいなもんだから」
「すりみのぞう?」
「あーなんだその幻だよ。スキルなのか魔法を使ってるのか、今のところ分からないけど(マップに幽霊の反応はないから、ただの見せかけだろう。幽霊だから映らないのかも知れないけど)」
「これが?」
「俺も幽霊なんて見たことないから絶対とは言えないんだけどさ、ただ気になるのは、霧の方に魔力反応があるってこと」
「え?」
カズに言われ、アレナリアは周囲を取り巻く濃い霧の魔力反応を探った。
「微かだけど、自然の魔素とは違う感じがする」
「だから船の方は任せる。俺はちょっと探って見るから(この分なら、幽霊船も幻かもしれないな)」
「アスチルはどうしよう?」
「ここに一人で置いてくのはかわいそうだから、連れてってくれるか?」
「運ぶのは面倒ね。アスチル起きなさい。船に戻るわよ」
アレナリアは頬をバシバシと叩き、アスチルの体を激しく揺らして起こす。
「った、痛い痛い!」
「やっと起きたわね。急いで船にも戻るわよ」
「もう朝? 嫌な夢見たわ。思い出しただけで……」
目覚めたアスチルの視界に入ってきたのは、霧の中から無数に湧き出る様々な幽霊。
青ざめながらおかしな声のする方へ無意識に顔を向けてしまうアスチルは、頭蓋骨から飛び出るギョロリした目玉と視線が合う。
「……キャアァァァー!!!!!」
アスチル二度目の気絶。
「泡吹いて倒れちゃった。運ぶのは大変だから、置いてっていい?」
「仕方ないなぁ、俺が船まで運ぶからあとを頼むよ」
そう言うとカズは倒れているアスチルを抱え船へと戻った。
無数に現れた幽霊は、船の周囲を取り巻き始める。
三人が船に戻ると、数人の乗組員と怪力千万の従業員が、パニック寸前になっていた。
事の異常さにレラとビワも目を覚ましていた。
よっぽど疲れたいたのか、この状況でもヤカは眠っている。
ならばと、カズは隣にアスチルを寝かせ、自分は運搬船を降り濃い霧の中へと入って行く。
アレナリアが起きていた全員に落ち着くよう言い聞かせる。
ただ一人濃い霧の中へと入って行ったカズの姿を見たビワが、とても心配していた。
「いい、気をしっかり持ちなさい。見えているのは偽物よ。本物のゴーストではないわ。今、カズが原因を調べに行ったから、誰も船から出ないで」
「何言ってんだ。こんな所から早く逃げるんだよ! おい、早く船を出せ!」
怪力千万の従業員一人がパニックになり、運搬船を島から離岸させろと騒ぎだす。
「ちょっと、カズを置いてくき!」
その言葉を聞いたレラが、怪力千万のゴツい従業員に食って掛かった。
「知るか。一人で勝手にどっか行ったんだろうが。いいだろ、船を出させようぜダンベ」
「落ち着け」
「でっかい図体してビビってんじゃないわよ」
「なんだと、この小人のくそガキが! てめぇらもここに残りやがれ!」
「やめろと言ってるだろ!」
「〈スリープ〉」
今にもレラに殴りかかりそうだった怒鳴る従業員に、アレナリアはスリープを掛けた。
怒鳴る従業員は力が抜けて、膝から崩れ落ち眠った。
「おい、何を!」
「これ以上騒がれたら面倒だから眠らさせただけよ。他にも同じ考えの人がいるなら聞きたいけど、この深い霧の中で船が出せると思うの? 船を動かす専門のあなた達の意見は?」
アレナリアは船を操作する乗組員に質問した。
その場に居た皆が、質問された乗組員を一斉に見る。
「沖に停泊している時に気付けば、船の車輪を使い離れることが出来るが、島に停泊している今の状態では無理だ。たとえ昼間だとしても」
「なんでだ? 沖に向かって行けばいいだけだろ」
起きて来た怪力千万の従業員一人が、乗組員に質問する。
「この島の周りには、少なからず岩礁はある。船全体が見渡せないほど濃い霧に覆われている状態で船を出せば、岩礁にぶつかる可能性は高い。こんなところで坐礁したら、最悪この島で暫く暮らすことになる」
「周りのゴーストがただの見せかけなら、慌てずに少し様子を見よう」
「霧には魔力反応があるから、紛れて本命が襲ってくるとも限らないからね」
船を出せない状況を理解した全員は、カズが原因を見つけ何とかしてくれることを祈り、アレナリアの注意を受けて、起きてる全員で周囲の警戒にあたる。
「ちょっといいか」
「なに? あなたもこの現状に耐えられないなら、スリープで眠らせてあげるわよ」
「あいつと一緒にするな。霧に遭遇したって奴の話を思い出したんだ。そいつの話では、歌が聞こえたとか」
一人の乗組員が霧に遭遇した者のことを話した。
「霧の中で歌声?」
「その歌が聞こえたと思ったら、いつの間にか寝てしまっていたらしいんだ。そして目が覚めると、荷物がごっそりと無くなってたんだと」
「荷物を全部盗まれるなんて、どんだけ間抜けな奴なんだ」
「それ同業者が言ってたの? それとも冒険者?」
「何日か前に停泊した港町の酒場で、たまたま話が聞こえてきたんだ。誰かはわからねえ」
「なんだそりゃ? オレはそんなの聞いたことないぞ。ただの噂だろ」
「オレも知らねぇな。ただそいつがビビって気絶してる間に盗まれたんだろ」
他の乗組員は知らないと言い、それを聞いていた怪力千万の男達も、聞いたことがないようだった。
「その時はおれも単なる噂話だと思って気にもしなかったさ。だが現に今その霧の中にいるとよぉ……」
「その話ギルドには?」
「今思い出したんだから、言ってねぇよ」
「そう。とりあえずその情報は、頭の片隅にでも留めておきましょう。もし歌が聞こえたり、ゴーストに触れられるようになったりしたら教えて。あと噂のゴーストシップが現れてもよ(歌声は幽霊船から聞こえるってことかしら? それとも……)」
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