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三章 王都オリーブ編2 周辺地域道中
173 五つの依頼
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部屋を出て行くイキシアを見て、アイガーは不思議に思っていた。
「なぁカズ、どうしたんだあれ?」
「聞きたいのは俺ですよ。昨日からあんな調子で」
「イキシアには、私から注意をしておきますから、本題に入りましょう」
「そうだな。二人共資料を見てれ」
アイガーが持ってきた資料を見ながら、現在分かっている状況を二人に話した。
アイガーの話を聞いた後に、今回カズにやってもらう依頼の内容を、フローラが説明しようとする。
だがその前にカズが口を開き、白真に聞いた事を話した。
するとフローラの顔付きが変わり、カズに更なる依頼を追加した。
「一応依頼は五つとしました。あと大まかですが、注意事項を書いておきましたので見てください」
フローラがカズに、依頼と注意を書いた紙を渡した。
ーーーーーーーーーー
『冒険者崩れや盗賊の拘束又は討伐』
『各拠点や隠れ家の破壊』
『囚われた人達の解放』
『捕まった人達が、連れていかれた先の特定』
『これらに関わってる権力者(貴族)等の情報』
・何処で冒険者崩れや、盗賊の仲間が居るか分からないので、各町にある冒険者ギルトで情報を集める事は出来ない。
・この依頼に関しては、一部の者を除き他言無用とする。
・得た情報は、すぐに報告する事。
・権力者(貴族)等が居た場合は、傷付けないようにして捕まえる事。
・証拠の品があった場合は、必ず確保する事。
・自分の素性を決して知られない事。
・必ず生きて私の元に帰ってくる事。
ーーーーーーーーーー
「殆どが隠密行動って事ですね」
「ええ。組織として出来上がってたら、権力者との繋がりもあるから、ある程度の事が特定するまでは、目立たない様に行動して」
「この事を知ってる人って、俺とフローラさん、アイガーさんと第1ギルトのギルマス。他に誰ですか?」
「一応イキシアも、この件は知ってるわ。でも私が知りえたカズさんのステータスは、言ってないわよ」
「オレの居る第1ギルトで知ってるのは、ギルマスの他にサブマスと、秘密裏に行動し情報を集めてる者が二人だ。だが王都内でしか情報集めをしてないから、今回カズに役立つ情報は少ないんだ。すまんな」
「つまり王都外での情報は、ほぼ無いって事ですよね。これって、かなり難しくないですか?」
「そうね。しかも各所にある冒険者ギルトで、情報も得られないから」
「それを俺が一人でやるんですか?」
「……」
「……」
「ちょっと二人とも黙らないでくださいよ!」
「思ったよりギルト内に、根が張ってるらしくてな。今から信用できる者を、探しだすのも時間が掛かる。もし気付かれたら、ここまでやってきた事が、全て無駄になっちまうんだ。だから頼むカズ、知り合ってから日は浅いが、能力的に考えても他に頼める者が居ないんだ」
「私もこんなに大変な事になってるとは……でも今行動に移せばギルドが、いいえ王都が蝕まれる事を阻止できるの。だからお願い力を貸して」
フローラはとても困った顔をして、じっとカズを見る。
カズは少し恥ずかしくなり、顔を背けた。
「冒険者ギルドに所属しているなら、ギルマスの命令に従わないとならないんでしょ」
「確かにそうだけど、これは命令ではなく、私個人としてのお願いよ。どうしても嫌なら断っても構わないわ。ただこの平和な王都に良からぬ連中が増えて、ギルドの信用が無くなると、カズさんが欲しがってる情報が入手困難になるでしょうね」
「うっ……や、やりますよ。俺はただ、ギルマスとしての権力を使って、無理矢理やらされそうになるのが嫌だっただけです(だって、もの凄い厄介な依頼内容なんだもん)」
「ありがとうカズさん」
カズの返事を聞いて、フローラは笑顔をカズに向けた。
カズはもっと恥ずかしくなり、フローラを見ることが出来なかった。
「急に面倒事を押し付けてすまねぇ。カズ」
「やれる事はやりますけど、どこまで秘密裏に行動出来るかは自信がないです(スキルはあるけど、ずぶの素人なんだぞ。俺は)」
「王都内の事はオレ達がなんとかする。だからカズは、外での事を頼む」
「分かりました。それで、報告は毎日する方が良いですか?」
「新たに何か分かった時だけで良いわ。カズさんならゲートの魔法で、すぐに来れますもんね」
「そうなんですけど、こちらの出口を何処にしようかと。人の来ない路地裏を選んでも、王都に居ないはずの俺が街に居たら、おかしいでしょうし」
「それなら、そこの部屋とかどうですか?」
フローラは部屋の奥にある扉を指差した。
「そこの部屋はなんです?」
「私が使ってる資料室です。出入口はそこの扉しかないですし、使ってるのは私だけですから、他の人に見られる事はないですよ」
「入っても良いですか?」
「ええ、どうぞ」
カズはフローラが言った、資料室の扉を開け入った。
資料室の中は、本や紙の束等が部屋一面に並べてあり、部屋というより倉庫と言った感じだ。
動ける場所も一畳程しかない。
「どうです。ここに来れますか?」
「大丈夫だと思いますけど、来る時間を決めておいた方が良いですね。イキシアさんが部屋に居たら、出て行けませんし」
「そうねぇ……仕事内容でイキシアが居る時間も違うし、それにモルトや他の職員も、私の部屋に来る事がありますから」
「それなら報告がある時は、寝る前に一度来て、書き置きを残しておきます。そして翌日のお昼に一度来ますので、何か報告がありましたら、その時という事でどうですか?」
「分かったわ。とりあえずそうしましょう。時間が合わなかったら、私も書き置きを残しておくわ」
「分かりました」
「それとカズさんも魔法を使うから、これを返しておいた方が良いわね」
フローラが『ユグドラシルの枝杖』のトレカを差し出してきた。
「必要なら、フローラさんが持っていて使ってください。魔力を込めれば実体化しますから。ただ込める魔力量が少ないと、五分程で元に戻ってしまいますが」
「そうみたいね。あれから一度使えるか試してみたの」
「そうですか」
「書いてある事は読めなかったから、杖になったあと、アナライズ(分析)を使って調べたから、使い方もある程度分かったわ」
「さすが王都のギルドマスターだけありますね」
「それとごめんなさい。勝手に鑑定させてもらったの」
「フローラさんなら構いませんよ」
「そう、ありがとう。でもこんな貴重な物を簡単に貸すのは、どうかと思うわよ!」
「フローラさんだから、渡しても大丈夫だと思ったんですよ(俺も鑑定して『レジェンド』と表示されたのは知ってるけど、元のトレカの価値としては、別に大した物じゃないんだよな)」
「そんなに信用されてるなんて、とても嬉しいわ」
「俺も面倒をかけるような、お願いもしてますから(元の世界に帰れる手掛かりが、つかめるかも知れないから)」
「カズさんにはこれから、大変な依頼に行ってもらうんですもの。これくらいは当然よ!」
「そうですか。俺、期待してますよ」
「私もやるだけの事はやって、情報を集めてみるわ」
「ありがとうございます」
「お礼は成果が出てからで良いわよ。それと、他にも色々あるんでょ?」
「他にも?」
「カズさんだけが持ってる、特別なカード」
「え、ええ少し(あれ? 雲行きが……)」
「話してくれるのよね? 期待しちゃうわ。私、とても楽しみなの」
「えっ!? (やっぱりトレカ返してもらえば良かったかな)」
「おいおい、二人で楽しそうに話してないで、オレもまぜてくれよ」
「あら、ごめんなさい。こうやってカズさんと話す度に、色々と知りたくなっちゃって」
「確かにそうだな。オレもカズと裸の付き合いでもして、カズの事を隅々まで知りたくなるからな」
アイガーがカズを、まじまじと見る。
カズはその視線を感じて、ゾワっと鳥肌が立ち、アイガーから数歩離れた。
「俺、そっちの趣味はないですから」
「そっちの趣味? ……ち、違う。オレだって男とそんな関係はもたねぇよ! 裸の付き合いってのはだ、一緒に特訓をして汗を流し、その後風呂に入るってことだ! なんでも東方にある国から伝わった事で、仲間の証明らしいんだ」
「裸で…一緒に…お風呂ですか……い、良いと思いますよ。好みは人それぞれですから」
フローラの顔が赤くなり、カズとアイガーから目をそらした。
「フローラさんが何を想像したかは知りませんが、違いますからね。他に誰も居ないから良いようなものの、要らぬ誤解を招くような言い方はやめてください」
「そうだったわね。失礼」
「それと、今回の件に関係あるかも知れないので、奴隷のことを教えてください」
「カズは奴隷の何が知りたいんだ?」
「奴隷制度があれば、その現状ですかね。その辺のことは、俺なんにも知らないので」
≪トレーディングカード説明≫
・実際に書かれているレア度と名前と効果。
・コストは《》内に表示。
・主人公の持つトレカの種類は複数ある為、コストや効果の表示が違うものもある。
R+《7》【ユグドラシルの枝杖】: このカードが場に出ている間は、あなたがカードをプレイするコストが《1》少なくなる。(ただし指定色のコストは減らす事が出来ず、テキストに書かれたコストも減らす事は出来ない)
・あなたがコストを支払って与えるダメージは、1増える。
「なぁカズ、どうしたんだあれ?」
「聞きたいのは俺ですよ。昨日からあんな調子で」
「イキシアには、私から注意をしておきますから、本題に入りましょう」
「そうだな。二人共資料を見てれ」
アイガーが持ってきた資料を見ながら、現在分かっている状況を二人に話した。
アイガーの話を聞いた後に、今回カズにやってもらう依頼の内容を、フローラが説明しようとする。
だがその前にカズが口を開き、白真に聞いた事を話した。
するとフローラの顔付きが変わり、カズに更なる依頼を追加した。
「一応依頼は五つとしました。あと大まかですが、注意事項を書いておきましたので見てください」
フローラがカズに、依頼と注意を書いた紙を渡した。
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『冒険者崩れや盗賊の拘束又は討伐』
『各拠点や隠れ家の破壊』
『囚われた人達の解放』
『捕まった人達が、連れていかれた先の特定』
『これらに関わってる権力者(貴族)等の情報』
・何処で冒険者崩れや、盗賊の仲間が居るか分からないので、各町にある冒険者ギルトで情報を集める事は出来ない。
・この依頼に関しては、一部の者を除き他言無用とする。
・得た情報は、すぐに報告する事。
・権力者(貴族)等が居た場合は、傷付けないようにして捕まえる事。
・証拠の品があった場合は、必ず確保する事。
・自分の素性を決して知られない事。
・必ず生きて私の元に帰ってくる事。
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「殆どが隠密行動って事ですね」
「ええ。組織として出来上がってたら、権力者との繋がりもあるから、ある程度の事が特定するまでは、目立たない様に行動して」
「この事を知ってる人って、俺とフローラさん、アイガーさんと第1ギルトのギルマス。他に誰ですか?」
「一応イキシアも、この件は知ってるわ。でも私が知りえたカズさんのステータスは、言ってないわよ」
「オレの居る第1ギルトで知ってるのは、ギルマスの他にサブマスと、秘密裏に行動し情報を集めてる者が二人だ。だが王都内でしか情報集めをしてないから、今回カズに役立つ情報は少ないんだ。すまんな」
「つまり王都外での情報は、ほぼ無いって事ですよね。これって、かなり難しくないですか?」
「そうね。しかも各所にある冒険者ギルトで、情報も得られないから」
「それを俺が一人でやるんですか?」
「……」
「……」
「ちょっと二人とも黙らないでくださいよ!」
「思ったよりギルト内に、根が張ってるらしくてな。今から信用できる者を、探しだすのも時間が掛かる。もし気付かれたら、ここまでやってきた事が、全て無駄になっちまうんだ。だから頼むカズ、知り合ってから日は浅いが、能力的に考えても他に頼める者が居ないんだ」
「私もこんなに大変な事になってるとは……でも今行動に移せばギルドが、いいえ王都が蝕まれる事を阻止できるの。だからお願い力を貸して」
フローラはとても困った顔をして、じっとカズを見る。
カズは少し恥ずかしくなり、顔を背けた。
「冒険者ギルドに所属しているなら、ギルマスの命令に従わないとならないんでしょ」
「確かにそうだけど、これは命令ではなく、私個人としてのお願いよ。どうしても嫌なら断っても構わないわ。ただこの平和な王都に良からぬ連中が増えて、ギルドの信用が無くなると、カズさんが欲しがってる情報が入手困難になるでしょうね」
「うっ……や、やりますよ。俺はただ、ギルマスとしての権力を使って、無理矢理やらされそうになるのが嫌だっただけです(だって、もの凄い厄介な依頼内容なんだもん)」
「ありがとうカズさん」
カズの返事を聞いて、フローラは笑顔をカズに向けた。
カズはもっと恥ずかしくなり、フローラを見ることが出来なかった。
「急に面倒事を押し付けてすまねぇ。カズ」
「やれる事はやりますけど、どこまで秘密裏に行動出来るかは自信がないです(スキルはあるけど、ずぶの素人なんだぞ。俺は)」
「王都内の事はオレ達がなんとかする。だからカズは、外での事を頼む」
「分かりました。それで、報告は毎日する方が良いですか?」
「新たに何か分かった時だけで良いわ。カズさんならゲートの魔法で、すぐに来れますもんね」
「そうなんですけど、こちらの出口を何処にしようかと。人の来ない路地裏を選んでも、王都に居ないはずの俺が街に居たら、おかしいでしょうし」
「それなら、そこの部屋とかどうですか?」
フローラは部屋の奥にある扉を指差した。
「そこの部屋はなんです?」
「私が使ってる資料室です。出入口はそこの扉しかないですし、使ってるのは私だけですから、他の人に見られる事はないですよ」
「入っても良いですか?」
「ええ、どうぞ」
カズはフローラが言った、資料室の扉を開け入った。
資料室の中は、本や紙の束等が部屋一面に並べてあり、部屋というより倉庫と言った感じだ。
動ける場所も一畳程しかない。
「どうです。ここに来れますか?」
「大丈夫だと思いますけど、来る時間を決めておいた方が良いですね。イキシアさんが部屋に居たら、出て行けませんし」
「そうねぇ……仕事内容でイキシアが居る時間も違うし、それにモルトや他の職員も、私の部屋に来る事がありますから」
「それなら報告がある時は、寝る前に一度来て、書き置きを残しておきます。そして翌日のお昼に一度来ますので、何か報告がありましたら、その時という事でどうですか?」
「分かったわ。とりあえずそうしましょう。時間が合わなかったら、私も書き置きを残しておくわ」
「分かりました」
「それとカズさんも魔法を使うから、これを返しておいた方が良いわね」
フローラが『ユグドラシルの枝杖』のトレカを差し出してきた。
「必要なら、フローラさんが持っていて使ってください。魔力を込めれば実体化しますから。ただ込める魔力量が少ないと、五分程で元に戻ってしまいますが」
「そうみたいね。あれから一度使えるか試してみたの」
「そうですか」
「書いてある事は読めなかったから、杖になったあと、アナライズ(分析)を使って調べたから、使い方もある程度分かったわ」
「さすが王都のギルドマスターだけありますね」
「それとごめんなさい。勝手に鑑定させてもらったの」
「フローラさんなら構いませんよ」
「そう、ありがとう。でもこんな貴重な物を簡単に貸すのは、どうかと思うわよ!」
「フローラさんだから、渡しても大丈夫だと思ったんですよ(俺も鑑定して『レジェンド』と表示されたのは知ってるけど、元のトレカの価値としては、別に大した物じゃないんだよな)」
「そんなに信用されてるなんて、とても嬉しいわ」
「俺も面倒をかけるような、お願いもしてますから(元の世界に帰れる手掛かりが、つかめるかも知れないから)」
「カズさんにはこれから、大変な依頼に行ってもらうんですもの。これくらいは当然よ!」
「そうですか。俺、期待してますよ」
「私もやるだけの事はやって、情報を集めてみるわ」
「ありがとうございます」
「お礼は成果が出てからで良いわよ。それと、他にも色々あるんでょ?」
「他にも?」
「カズさんだけが持ってる、特別なカード」
「え、ええ少し(あれ? 雲行きが……)」
「話してくれるのよね? 期待しちゃうわ。私、とても楽しみなの」
「えっ!? (やっぱりトレカ返してもらえば良かったかな)」
「おいおい、二人で楽しそうに話してないで、オレもまぜてくれよ」
「あら、ごめんなさい。こうやってカズさんと話す度に、色々と知りたくなっちゃって」
「確かにそうだな。オレもカズと裸の付き合いでもして、カズの事を隅々まで知りたくなるからな」
アイガーがカズを、まじまじと見る。
カズはその視線を感じて、ゾワっと鳥肌が立ち、アイガーから数歩離れた。
「俺、そっちの趣味はないですから」
「そっちの趣味? ……ち、違う。オレだって男とそんな関係はもたねぇよ! 裸の付き合いってのはだ、一緒に特訓をして汗を流し、その後風呂に入るってことだ! なんでも東方にある国から伝わった事で、仲間の証明らしいんだ」
「裸で…一緒に…お風呂ですか……い、良いと思いますよ。好みは人それぞれですから」
フローラの顔が赤くなり、カズとアイガーから目をそらした。
「フローラさんが何を想像したかは知りませんが、違いますからね。他に誰も居ないから良いようなものの、要らぬ誤解を招くような言い方はやめてください」
「そうだったわね。失礼」
「それと、今回の件に関係あるかも知れないので、奴隷のことを教えてください」
「カズは奴隷の何が知りたいんだ?」
「奴隷制度があれば、その現状ですかね。その辺のことは、俺なんにも知らないので」
≪トレーディングカード説明≫
・実際に書かれているレア度と名前と効果。
・コストは《》内に表示。
・主人公の持つトレカの種類は複数ある為、コストや効果の表示が違うものもある。
R+《7》【ユグドラシルの枝杖】: このカードが場に出ている間は、あなたがカードをプレイするコストが《1》少なくなる。(ただし指定色のコストは減らす事が出来ず、テキストに書かれたコストも減らす事は出来ない)
・あなたがコストを支払って与えるダメージは、1増える。
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