137 / 781
三章 王都オリーブ編1 王都オリーブ
129 宿屋の仕事 と 付近の散策
しおりを挟む
漁師町を出発したカズとネメシアは、昼頃には王都の西にある第8ギルドに着いた。
ギルドの中に入り、受付で討伐依頼が終ったので第2ギルドまで戻る為に、転移水晶を使うとネメシアが話していた。
ネメシアがカズに、討伐したストーンシャークを、何体かここに置いてくように言う。
俺は第8ギルドの素材買い取り場所に行き【アイテムボックス】から、凍り漬けにしたストーンシャークを五体出して置いていった。
その場に居たギルド職員は、凍り付いたストーンシャークを見て唖然としていた。
その後カズは転移水晶のある部屋に行き、既に居たネメシアと合流した。
カズが部屋に入って来るを確かめると、ネメシアは水晶に触れて魔力を流した。
カズはそれを見て慌てて水晶に近付く、すると転移水晶が光り、二人同時に第2ギルドへと転移した。
昨日の朝出発した際に居た、第2ギルドの部屋に転移したカズとネメシアは、部屋を出て一階の受付に向かった。
ネメシアは受付に居たギルド職員の一人に、依頼完了の報告と、モルトの居る場所を聞いた。
モルトは出掛けているとのことで、ネメシアはカズに模擬戦の事を、モルトづてで連絡すると言ってきた。
カズのアイテムボックスに入っている、討伐したストーンシャークも、その時モルトに聞けと言って、ネメシアは自分の言いたいことだけを言い終えると、足早にギルドを出て行った。
「カズさん」
「はい? あ、トレニアさん」
「もう討伐依頼は、終わったんですか?」
「ええ。ネメシアさんが居ましたし、目的地に着いた日に、討伐する対象が出て来たので早く終わったんですよ」
「少しはネメシアさんと、親しくなれましたか?」
「ハハ……それなら良かったんですがね」
「カズさんは人当たりが良いから、ネメシアさんも、そのうち気楽に話してくれますよ」
「そう…ですかね(無理だと思うな)」
「そうですよ!」
トレニアの楽観的な考えに、そうなってくれていたら、模擬戦なんてする事にならなかったんだけど、と思ってしまったカズだった。
王都に数日は戻って来ないと思っていたので、買い込んだ食料が多く余ってしまったカズは、宿屋兼食堂のラヴィオリ亭に戻り、泊まっている部屋でそれらを使い、昼食を取ることにした。
昼食の時間が過ぎたので、食堂のあるラヴィオリ亭の一階は、数人のお客が居るだけだった。
女将のラヴィオリがカズに気付き、片付けの手を止めて話し掛けてきた。
「おや、カズさんどうしたんだい? やけに戻って来るのが早いじゃないか。もしかして、途中で仕事をやめたのかい?」
「違いますよ」
「だったらどうしたんだい。数日は戻らないって、言ってなかったかい?」
「俺もそのつもりだったんですが、思ったより早く、依頼が終わったんですよ」
「なんだそうだったのかい。昼食は食べたの?」
「いえまだです」
「だったら何か食べるかい?」
「いや、昼食は部屋で食べます。食料を買い過ぎたんで」
「そうかい」
「でも夕食は、ここで食べますから」
「ありがとよ」
俺は女将のラヴィオリと話を終えて、三階の部屋に行った。
部屋に入ると窓は開いていて、掃除がしてあった。
どうやらこの宿は、お客が外出しているうちに、部屋の掃除してくれるようだ。
この世界の宿屋でも、そういった事は当たり前なんだろうか?
リアーデのココット亭に泊まってる時は、昼間は依頼で殆ど居なかったから、気にも留めなかったな。
おそらく俺が居ない間に、キッシュが掃除をしてたんだろう。
そんなことを考えてたら『ぐぅ~』っと、お腹がなったので【アイテムボックス】から、パンとチーズを少し出して、昼食を簡単に済ませる。
トマトケチャップでも欲しいなぁと思い、よくよく考えたら、ここで食べたスパミートに使ってたのではないかと、今になって気付いた。
使っていたとしても知っている味と少し違っていたし、入っていた肉や他の味が濃かったから、トマトケチャップがあるかどうか特に気にしなかった。
トマトケチャップか……考えてるとオムライスが食べたくなるなぁ。
夕食の時にでも聞いてみよ。
昼食も済ませ、この後は特に予定がないので、また街の散策にでも行くことにする。
今日は、ここラヴィオリ亭付近を、散策しようと思い外に出た。
先ずはラヴィオリ亭の前を通る道を、大通りとは逆方向に行き、そこから更に路地裏に入り、色々と歩き回ってみることにする。
ラヴィオリ亭を出てから二時間程歩き回ったが、特に気になる場所はなかった。
通りから外れ路地裏に入るにつれて店もなくなり、三階建てのアパートのような建物が多く、住宅地になっているようだった。
かと言ってアヴァランチェのように、道が入り組んでる訳ではなく、ある程度並んで建ててあるので、そうそう迷う事は無さそうだ。
時間も夕方に近付き、夕食の買い物に出る人が多く、路地裏と言っても結構な人通りがある。
街の人々を観察していて思ったが、王都に住んでるからといって裕福と言う訳でも無く、だからといって貧しい訳でも無いようで、行き来する人の服装や表情を見る限りでは、平凡だが充実した日々を暮らしているようだ。
平和で安定した日常が一番だと、定年退職後に、のんびりと暮らしてる年寄りのように、しみじみと思ってしまった。
暗くなる前に、俺も宿屋に帰ることにして、ラヴィオリ亭がある通りに出る。
日が暮れ始めた頃に、ラヴィオリ亭の近くまで戻って来たら、見たことのある女の子が、チラチラとラヴィオリ亭の方を見ながら、中に入ろうとせずウロウロとしてた。
女の子の顔が確認出来る位置まで近づくと、ラヴィオリとガルガネッリの娘『スピラーレ』だった。
「どうしようかな……わたしが買い物に行くの遅かったから、売り切れちゃった。お父さんに怒られちゃう」(ボソボソ)
「スピラーレさんだったよね? どうしたの? 家(ラヴィオリ亭)に入らないの?」
「えっ! あぁ…うぅ……」
「ああ、急にごめんね。俺は三階に泊まっているカズって者だけど、この前女将のラヴィオリさんに紹介されて、一度会ったね」
「あっ! あ、あの…こんちには。じゃなかった、こんばんは」
「こんばんは。ところでどうしたの? なんか困ってたようだけど」
「いえその……お買い物に行くのが遅れて、売り切れちゃったの」
「そうか……何を買うように頼まれたの?」
「大通りのすぐそこにある、パン屋さんのチーズです。お父さんが、あのパン屋さんのチーズを料理に使うので、買うように頼まれてたんですけど、掃除をしてたら忘れちゃって、もう今日の分は売り切れちゃったの……ぅぅ……」
話をしてるとスピラーレが、今にも泣き出しそうな表情をした。
それを見た俺は【アイテムボックス】から、あの濃いチーズを出して、スピラーレに見せた。
「チーズってこれで良いのかな?」
「うぅ……! あのパン屋さんのチーズ!」
「これで良ければあげるよ」
「良いの!」
「良いよ。この前多く買い過ぎて、困ってたから」
「ありがとうお客さん! でも勝手にもらったら、お父さんだけじゃなく、お母さんにも怒られちゃう」
「じゃあ黙ってようか?」
「ううん。わたし正直に話して怒られる。そうじゃないと、嘘ついた事を隠す為に、また嘘をつく事になっちゃうから」
「それは偉いね(俺は色々と嘘つきまくりだから耳が痛い)」
「お客さん行こう。夕食はお父さんの料理を食べるんでしょ?」
「ああ、ちょっと味が濃いけどね」
「お客さんは薄味が好きなんだね」
「そうかな?」
「そうだよ!」
暗かった表情が消えて、笑顔になったスピラーレとカズは、宿屋兼食堂のラヴィオリ亭に入って行った。
スピラーレはラヴィオリとガルガネッリに正直に話した。
怒られはしたが、夫婦も子供に頼りすぎて、売り切れる前に買い物に行くようにと、言わなかった自分達も悪いと言って、スピラーレを責めたりはしなかった。
ギルドの中に入り、受付で討伐依頼が終ったので第2ギルドまで戻る為に、転移水晶を使うとネメシアが話していた。
ネメシアがカズに、討伐したストーンシャークを、何体かここに置いてくように言う。
俺は第8ギルドの素材買い取り場所に行き【アイテムボックス】から、凍り漬けにしたストーンシャークを五体出して置いていった。
その場に居たギルド職員は、凍り付いたストーンシャークを見て唖然としていた。
その後カズは転移水晶のある部屋に行き、既に居たネメシアと合流した。
カズが部屋に入って来るを確かめると、ネメシアは水晶に触れて魔力を流した。
カズはそれを見て慌てて水晶に近付く、すると転移水晶が光り、二人同時に第2ギルドへと転移した。
昨日の朝出発した際に居た、第2ギルドの部屋に転移したカズとネメシアは、部屋を出て一階の受付に向かった。
ネメシアは受付に居たギルド職員の一人に、依頼完了の報告と、モルトの居る場所を聞いた。
モルトは出掛けているとのことで、ネメシアはカズに模擬戦の事を、モルトづてで連絡すると言ってきた。
カズのアイテムボックスに入っている、討伐したストーンシャークも、その時モルトに聞けと言って、ネメシアは自分の言いたいことだけを言い終えると、足早にギルドを出て行った。
「カズさん」
「はい? あ、トレニアさん」
「もう討伐依頼は、終わったんですか?」
「ええ。ネメシアさんが居ましたし、目的地に着いた日に、討伐する対象が出て来たので早く終わったんですよ」
「少しはネメシアさんと、親しくなれましたか?」
「ハハ……それなら良かったんですがね」
「カズさんは人当たりが良いから、ネメシアさんも、そのうち気楽に話してくれますよ」
「そう…ですかね(無理だと思うな)」
「そうですよ!」
トレニアの楽観的な考えに、そうなってくれていたら、模擬戦なんてする事にならなかったんだけど、と思ってしまったカズだった。
王都に数日は戻って来ないと思っていたので、買い込んだ食料が多く余ってしまったカズは、宿屋兼食堂のラヴィオリ亭に戻り、泊まっている部屋でそれらを使い、昼食を取ることにした。
昼食の時間が過ぎたので、食堂のあるラヴィオリ亭の一階は、数人のお客が居るだけだった。
女将のラヴィオリがカズに気付き、片付けの手を止めて話し掛けてきた。
「おや、カズさんどうしたんだい? やけに戻って来るのが早いじゃないか。もしかして、途中で仕事をやめたのかい?」
「違いますよ」
「だったらどうしたんだい。数日は戻らないって、言ってなかったかい?」
「俺もそのつもりだったんですが、思ったより早く、依頼が終わったんですよ」
「なんだそうだったのかい。昼食は食べたの?」
「いえまだです」
「だったら何か食べるかい?」
「いや、昼食は部屋で食べます。食料を買い過ぎたんで」
「そうかい」
「でも夕食は、ここで食べますから」
「ありがとよ」
俺は女将のラヴィオリと話を終えて、三階の部屋に行った。
部屋に入ると窓は開いていて、掃除がしてあった。
どうやらこの宿は、お客が外出しているうちに、部屋の掃除してくれるようだ。
この世界の宿屋でも、そういった事は当たり前なんだろうか?
リアーデのココット亭に泊まってる時は、昼間は依頼で殆ど居なかったから、気にも留めなかったな。
おそらく俺が居ない間に、キッシュが掃除をしてたんだろう。
そんなことを考えてたら『ぐぅ~』っと、お腹がなったので【アイテムボックス】から、パンとチーズを少し出して、昼食を簡単に済ませる。
トマトケチャップでも欲しいなぁと思い、よくよく考えたら、ここで食べたスパミートに使ってたのではないかと、今になって気付いた。
使っていたとしても知っている味と少し違っていたし、入っていた肉や他の味が濃かったから、トマトケチャップがあるかどうか特に気にしなかった。
トマトケチャップか……考えてるとオムライスが食べたくなるなぁ。
夕食の時にでも聞いてみよ。
昼食も済ませ、この後は特に予定がないので、また街の散策にでも行くことにする。
今日は、ここラヴィオリ亭付近を、散策しようと思い外に出た。
先ずはラヴィオリ亭の前を通る道を、大通りとは逆方向に行き、そこから更に路地裏に入り、色々と歩き回ってみることにする。
ラヴィオリ亭を出てから二時間程歩き回ったが、特に気になる場所はなかった。
通りから外れ路地裏に入るにつれて店もなくなり、三階建てのアパートのような建物が多く、住宅地になっているようだった。
かと言ってアヴァランチェのように、道が入り組んでる訳ではなく、ある程度並んで建ててあるので、そうそう迷う事は無さそうだ。
時間も夕方に近付き、夕食の買い物に出る人が多く、路地裏と言っても結構な人通りがある。
街の人々を観察していて思ったが、王都に住んでるからといって裕福と言う訳でも無く、だからといって貧しい訳でも無いようで、行き来する人の服装や表情を見る限りでは、平凡だが充実した日々を暮らしているようだ。
平和で安定した日常が一番だと、定年退職後に、のんびりと暮らしてる年寄りのように、しみじみと思ってしまった。
暗くなる前に、俺も宿屋に帰ることにして、ラヴィオリ亭がある通りに出る。
日が暮れ始めた頃に、ラヴィオリ亭の近くまで戻って来たら、見たことのある女の子が、チラチラとラヴィオリ亭の方を見ながら、中に入ろうとせずウロウロとしてた。
女の子の顔が確認出来る位置まで近づくと、ラヴィオリとガルガネッリの娘『スピラーレ』だった。
「どうしようかな……わたしが買い物に行くの遅かったから、売り切れちゃった。お父さんに怒られちゃう」(ボソボソ)
「スピラーレさんだったよね? どうしたの? 家(ラヴィオリ亭)に入らないの?」
「えっ! あぁ…うぅ……」
「ああ、急にごめんね。俺は三階に泊まっているカズって者だけど、この前女将のラヴィオリさんに紹介されて、一度会ったね」
「あっ! あ、あの…こんちには。じゃなかった、こんばんは」
「こんばんは。ところでどうしたの? なんか困ってたようだけど」
「いえその……お買い物に行くのが遅れて、売り切れちゃったの」
「そうか……何を買うように頼まれたの?」
「大通りのすぐそこにある、パン屋さんのチーズです。お父さんが、あのパン屋さんのチーズを料理に使うので、買うように頼まれてたんですけど、掃除をしてたら忘れちゃって、もう今日の分は売り切れちゃったの……ぅぅ……」
話をしてるとスピラーレが、今にも泣き出しそうな表情をした。
それを見た俺は【アイテムボックス】から、あの濃いチーズを出して、スピラーレに見せた。
「チーズってこれで良いのかな?」
「うぅ……! あのパン屋さんのチーズ!」
「これで良ければあげるよ」
「良いの!」
「良いよ。この前多く買い過ぎて、困ってたから」
「ありがとうお客さん! でも勝手にもらったら、お父さんだけじゃなく、お母さんにも怒られちゃう」
「じゃあ黙ってようか?」
「ううん。わたし正直に話して怒られる。そうじゃないと、嘘ついた事を隠す為に、また嘘をつく事になっちゃうから」
「それは偉いね(俺は色々と嘘つきまくりだから耳が痛い)」
「お客さん行こう。夕食はお父さんの料理を食べるんでしょ?」
「ああ、ちょっと味が濃いけどね」
「お客さんは薄味が好きなんだね」
「そうかな?」
「そうだよ!」
暗かった表情が消えて、笑顔になったスピラーレとカズは、宿屋兼食堂のラヴィオリ亭に入って行った。
スピラーレはラヴィオリとガルガネッリに正直に話した。
怒られはしたが、夫婦も子供に頼りすぎて、売り切れる前に買い物に行くようにと、言わなかった自分達も悪いと言って、スピラーレを責めたりはしなかった。
35
お気に入りに追加
555
あなたにおすすめの小説
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
異世界転移しても所詮引きこもりじゃ無双なんて無理!しょうがないので幼馴染にパワーレベリングして貰います
榊与一
ファンタジー
異世界で召喚士!
召喚したゴブリン3匹に魔物を押さえつけさせ、包丁片手にザク・ザク・ザク。
あれ?召喚士ってこんな感じだったっけ?なんか思ってったのと違うんだが?
っていうか召喚士弱すぎねぇか?ひょっとしてはずれ引いちゃった?
異世界生活早々壁にぶつかり困っていたところに、同じく異世界転移していた幼馴染の彩音と出会う。
彩音、お前もこっち来てたのか?
って敵全部ワンパンかよ!
真面目にコツコツとなんかやってらんねぇ!頼む!寄生させてくれ!!
果たして彩音は俺の救いの女神になってくれるのか?
理想と現実の違いを痛感し、余りにも弱すぎる現状を打破すべく、俺は強すぎる幼馴染に寄生する。
これは何事にも無気力だった引き篭もりの青年が、異世界で力を手に入れ、やがて世界を救う物語。
幼馴染に折檻されたり、美少女エルフやウェディングドレス姿の頭のおかしいエルフといちゃついたりいちゃつかなかったりするお話です。主人公は強い幼馴染にガンガン寄生してバンバン強くなっていき、最終的には幼馴染すらも……。
たかしの成長(寄生)、からの幼馴染への下克上を楽しんで頂けたら幸いです。
【完結】妖精を十年間放置していた為SSSランクになっていて、何でもあり状態で助かります
すみ 小桜(sumitan)
ファンタジー
《ファンタジー小説大賞エントリー作品》五歳の時に両親を失い施設に預けられたスラゼは、十五歳の時に王国騎士団の魔導士によって、見えていた妖精の声が聞こえる様になった。
なんと十年間放置していたせいでSSSランクになった名をラスと言う妖精だった!
冒険者になったスラゼは、施設で一緒だった仲間レンカとサツナと共に冒険者協会で借りたミニリアカーを引いて旅立つ。
ラスは、リアカーやスラゼのナイフにも加護を与え、軽くしたりのこぎりとして使えるようにしてくれた。そこでスラゼは、得意なDIYでリアカーの改造、テーブルやイス、入れ物などを作って冒険を快適に変えていく。
そして何故か三人は、可愛いモモンガ風モンスターの加護まで貰うのだった。
誰も要らないなら僕が貰いますが、よろしいでしょうか?
伊東 丘多
ファンタジー
ジャストキルでしか、手に入らないレアな石を取るために冒険します
小さな少年が、独自の方法でスキルアップをして強くなっていく。
そして、田舎の町から王都へ向かいます
登場人物の名前と色
グラン デディーリエ(義母の名字)
8才
若草色の髪 ブルーグリーンの目
アルフ 実父
アダマス 母
エンジュ ミライト
13才 グランの義理姉
桃色の髪 ブルーの瞳
ユーディア ミライト
17才 グランの義理姉
濃い赤紫の髪 ブルーの瞳
コンティ ミライト
7才 グランの義理の弟
フォンシル コンドーラル ベージュ
11才皇太子
ピーター サイマルト
近衛兵 皇太子付き
アダマゼイン 魔王
目が透明
ガーゼル 魔王の側近 女の子
ジャスパー
フロー 食堂宿の人
宝石の名前関係をもじってます。
色とかもあわせて。
異世界召喚失敗から始まるぶらり旅〜自由気ままにしてたら大変なことになった〜
ei_sainome
ファンタジー
クラスメイト全員が異世界に召喚されてしまった!
謁見の間に通され、王様たちから我が国を救って欲しい云々言われるお約束が…始まらない。
教室内が光ったと思えば、気づけば地下に閉じ込められていて、そこには誰もいなかった。
勝手に召喚されたあげく、誰も事情を知らない。未知の世界で、自分たちの力だけでどうやって生きていけというのか。
元の世界に帰るための方法を探し求めて各地を放浪する旅に出るが、似たように見えて全く異なる生態や人の価値観と文化の差に苦悩する。
力を持っていても順応できるかは話が別だった。
クラスメイトたちにはそれぞれ抱える内面や事情もあり…新たな世界で心身共に表面化していく。
※ご注意※
初投稿、試作、マイペース進行となります。
作品名は今後改題する可能性があります。
世界観だけプロットがあり、話の方向性はその場で決まります。
旅に出るまで(序章)がすごく長いです。
他サイトでも同作を投稿しています。
更新頻度は1〜3日程度を目標にしています。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
30代社畜の私が1ヶ月後に異世界転生するらしい。
ひさまま
ファンタジー
前世で搾取されまくりだった私。
魂の休養のため、地球に転生したが、地球でも今世も搾取されまくりのため魂の消滅の危機らしい。
とある理由から元の世界に戻るように言われ、マジックバックを自称神様から頂いたよ。
これで地球で買ったものを持ち込めるとのこと。やっぱり夢ではないらしい。
取り敢えず、明日は退職届けを出そう。
目指せ、快適異世界生活。
ぽちぽち更新します。
作者、うっかりなのでこれも買わないと!というのがあれば教えて下さい。
脳内の空想を、つらつら書いているのでお目汚しな際はごめんなさい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる