99 / 788
二章 アヴァランチェ編
94 クリスパの不満
しおりを挟む
ギルマスから伝言があると、ギルドから使いの者が来た。
人が来たことにより、キッシュとアレナリアは、なんとか落ち着きを取り戻した。
ギルマスからの伝言は、予想通り依頼の事だった。
出掛ける支度をして、ギルドに向かうとする。
「ロウカスクさんから呼び出しがあったから、そろそろギルドに行かないと。アレナリアも行くでしょ」
「そうね。早く行って仕事を終わらせてしまうわ。でないと、今日の収穫祭に、行けなくなっちゃうから」
「キッシュとクリスパさんは、どうしする?」
「そうね……どうするキッシュ?」
「う~ん……あっ! そう言えば、カズ兄から言われたんだけど、ソースの試作品を作る手伝いをしてほしいって」
「試作品を作る手伝い? もしかして、カズさんが言っていた、シャルヴィネさんのこと?」
「確かそうだったよね。カズ兄ぃ?」
「そうそう。シャルヴィネさんに頼まれて、キッシュとアレナリアは了承してくれたけど、クリスパさんはどうかなって」
「キッシュが良いなら、私も構わないわ」
「良かった。手伝いの連絡は、ギルドの方に来てると思うから」
「それなら、私とキッシュもギルドに行こうかしら。ロウカスクさんが、しっかり仕事をしているか、確認しておかないとね」
「そう…ですね(ロウカスクさん、サボってなければいいが)」
取りあえず四人で、ギルド向かうことにする。
ギルドに着いて受付を見ると、ルグルは居たが、スカレッタの姿はなかった。
「クリスパさん、もしかしてスカレッタさんは」
「完全に二日酔いね、来れてもお昼頃からでしょう」
「昨夜はどれだけ飲ませたの? ルグルさんは平気そうだけど」
「大した量じゃないわよ。お酒はスカレッタより、ルグルの方が強いみたいね」
「次から一緒に飲む時は、加減してあげて」
「そうね。その分はルグルに飲ませようかしら」
「……」
「カズ話してないで、ロウカスクの所に行くんでしょ」
「ああそうだね」
「それと、シャルヴィネって人から、カズに伝言があったらしいわよ。頼んでいた事を、今日からお願いしたいって」
「分かったよ。それじゃあ、ロウカスクさんの話を聞いたら、キッシュとクリスパさんを連れて、シャルヴィネさんのお店に行くよ。アレナリアは仕事があるから、今日は無理かな?」
「どの程度仕事があるかによるわね」
話ながらギルマスの部屋に向かった。
部屋入ると、机の上に山積みになっている書類の間から、ロウカスクが顔を出した。
「待っていたぞカズ君」
「書類の量が凄いですね」
「昨日ちょっとやり残してな」
「あらあら。まさかサボってたんですか?」
「違うぞクリスパ。お前が俺に、受付をやらせたから、その時出来なかっただけだから!」
「あらそうですか。なら今日頑張れば、終わりますね。アレナリアに押し付けないように。うふふふっ」
「分かってるから、その笑顔をこっちに向けないでくれ」
毎回あれだと、ロウカスクさんが、不憫に思えてくるな。
まあでも、今回のことで、サボり癖が少しでも減れば、良いことだろうけど。
「ハァー。私のやることが終わったら、少し手伝ってあげるわよ」
「アレナリアそうやって甘やかすと、また押し付けて来るわよ」
「その時はクリスパに連絡するわ。それにソースを作る手伝いって言っても、私は味見くらいしか出来ないから」
「分かったわ。出来た試作品を持って来るわね」
「楽しみにしてるわ」
「オレのことは、もういいだろ。それよりカズ君にはこの依頼書を持って、もう一度ジルバさんの仕えている貴族の所に行ってくれ。本来はここ来て契約をしてもらいたいんだが、収穫祭でギルドも人が多いから、貴族の子供を連れて来るのは、やめてもらったんだ」
「分かりました。それに盗賊の件も、終わってないんですよね」
「ああ。ジルバさんが言うには、二人の子供らには、衛兵の護衛を付けているようだから、大丈夫だと思うけどな。取りあえずカズ君は、この依頼書を持って直ぐに行ってくれ。契約方法は、ジルバさんに話してある」
「了解です。直ぐに行きます」
「じゃあ行こうか。先にシャルヴィネさんの店に寄って、二人を紹介してから、俺は行くよ」
「ねぇカズさん、盗賊が居るんですか?」
「その可能性があるんですよ。心配かけまいと、言ってませんでしたけど。だからクリスパさんは、常にキッシュと一緒に居て、守ってやってください」
「もちろんですよ。キッシュは大事な妹ですから!」
「いってらっしゃい。三人とも気を付けてね」
「アレナリアさん行ってきます」
「アレナリア、ロウカスクさんをしっかり見張っててね。仕事は手伝い過ぎないように」
「クリスパの鬼」(ボソッ)
「なんですって! アレナリア絶対に手伝っては駄目よ。いえ、アレナリアの分もやらせときなさい」
「なにっ! カズ君。クリスパがクリスパが……」
「ハイハイ。クリスパさん行きますよ。キッシュも行こう」
クリスパをなだめながら、ギルマスの部屋を出て、シャルヴィネの店に向かう。
出掛けに受付を見たが、スカレッタは、まだ来てないようだ。
「クリスパさん、ちょっとロウカスクさんにキツ過ぎませんか?」
「自業自得です。普段からしっかり働いていれば、少し休んだって、文句は出ないでしょう。でもアレナリアに迷惑を掛けてるんだから、今回は良い薬になります!」
「それはそうですが……」
「それに私の事を、鬼だ悪魔だと言うから悪いのよ!」(ボソッ)
「ま、まあ次からは、程々に(今のは、聞こえなかった事にしよう)」
「それにカズさんも、いつまで私の事をさん付けて呼ぶんですか! 私もスゴく不満よ!」
「いや、それは……(今度はこっちか! とばっちりだ!)」
「キッシュとアレナリアは呼び捨てなのに、私だけ他人行儀みたいで嫌よ。これからはクリスパでいから!」
「でも俺のことも」
「私が『カズさん』って呼ぶのは良いの!」
「でもクリスパさ…」
「ク・リ・ス・パよ!」
「ク、クリスパ」
「よろしい」
「クリスパさ…クリスパには、敵わないな」
「嬉しそうだね。クリ姉ぇ」
「そうかしら」
まあクリスパ本人が、喜んでいるようだから、俺的には良いんだけど。
そんな話をしている間に、シャルヴィネの店に着いた。
前回と同じで、従業員が使う裏口から入った。
中に居た従業員に話をして、シャルヴィネの部屋に案内してもらう。
「こんにちはシャルヴィネさん」
「よくお越しくださいました」
「先日話していた件で、二人を連れてきました。こちらがリアーデにある、ココット亭のキッシュと、リアーデの冒険者ギルドでサブマスターをしているクリスパです」
「こんにちは。キッシュです」
「お久し振りです。クリスパです」
「こんにちは。シャルヴィネ商会のオーナーをしている、シャルヴィネです。キッシュさんとは、三度目ぐらいですかね。クリスパさんは、リアーデの冒険者ギルドで、何度か会ってますね」
「実は、俺がリアーデの街で、宿を探してたとき、ココット亭を紹介してくれたのが、シャルヴィネさんなんだよ」
「そうなんですか!」
「じゃあカズ兄と会えたのは、シャルヴィネさんのお蔭なんだね」
「そう言うことだね。二人ともシャルヴィネさんに聞いて、ソース作りに協力してあげて」
「はぁ~い!」
「はい分かりました」
「キッシュさんクリスパさん、よろしくお願いいたします」
「それじゃあ俺は用事があるので、失礼します。二人のことを、よろしくお願いします」
「はい分かりました。ありがとうございます。カズさん」
俺は、キッシュとクリスパに手伝いを頼んで、シャルヴィネに挨拶をし、店を出て行く。
そのまま以前に行った、貴族の屋敷に向かう。
収穫祭が始まって人が多くなってきたので、貴族の屋敷がある通りには、衛兵が多く歩き回っている。
人が来たことにより、キッシュとアレナリアは、なんとか落ち着きを取り戻した。
ギルマスからの伝言は、予想通り依頼の事だった。
出掛ける支度をして、ギルドに向かうとする。
「ロウカスクさんから呼び出しがあったから、そろそろギルドに行かないと。アレナリアも行くでしょ」
「そうね。早く行って仕事を終わらせてしまうわ。でないと、今日の収穫祭に、行けなくなっちゃうから」
「キッシュとクリスパさんは、どうしする?」
「そうね……どうするキッシュ?」
「う~ん……あっ! そう言えば、カズ兄から言われたんだけど、ソースの試作品を作る手伝いをしてほしいって」
「試作品を作る手伝い? もしかして、カズさんが言っていた、シャルヴィネさんのこと?」
「確かそうだったよね。カズ兄ぃ?」
「そうそう。シャルヴィネさんに頼まれて、キッシュとアレナリアは了承してくれたけど、クリスパさんはどうかなって」
「キッシュが良いなら、私も構わないわ」
「良かった。手伝いの連絡は、ギルドの方に来てると思うから」
「それなら、私とキッシュもギルドに行こうかしら。ロウカスクさんが、しっかり仕事をしているか、確認しておかないとね」
「そう…ですね(ロウカスクさん、サボってなければいいが)」
取りあえず四人で、ギルド向かうことにする。
ギルドに着いて受付を見ると、ルグルは居たが、スカレッタの姿はなかった。
「クリスパさん、もしかしてスカレッタさんは」
「完全に二日酔いね、来れてもお昼頃からでしょう」
「昨夜はどれだけ飲ませたの? ルグルさんは平気そうだけど」
「大した量じゃないわよ。お酒はスカレッタより、ルグルの方が強いみたいね」
「次から一緒に飲む時は、加減してあげて」
「そうね。その分はルグルに飲ませようかしら」
「……」
「カズ話してないで、ロウカスクの所に行くんでしょ」
「ああそうだね」
「それと、シャルヴィネって人から、カズに伝言があったらしいわよ。頼んでいた事を、今日からお願いしたいって」
「分かったよ。それじゃあ、ロウカスクさんの話を聞いたら、キッシュとクリスパさんを連れて、シャルヴィネさんのお店に行くよ。アレナリアは仕事があるから、今日は無理かな?」
「どの程度仕事があるかによるわね」
話ながらギルマスの部屋に向かった。
部屋入ると、机の上に山積みになっている書類の間から、ロウカスクが顔を出した。
「待っていたぞカズ君」
「書類の量が凄いですね」
「昨日ちょっとやり残してな」
「あらあら。まさかサボってたんですか?」
「違うぞクリスパ。お前が俺に、受付をやらせたから、その時出来なかっただけだから!」
「あらそうですか。なら今日頑張れば、終わりますね。アレナリアに押し付けないように。うふふふっ」
「分かってるから、その笑顔をこっちに向けないでくれ」
毎回あれだと、ロウカスクさんが、不憫に思えてくるな。
まあでも、今回のことで、サボり癖が少しでも減れば、良いことだろうけど。
「ハァー。私のやることが終わったら、少し手伝ってあげるわよ」
「アレナリアそうやって甘やかすと、また押し付けて来るわよ」
「その時はクリスパに連絡するわ。それにソースを作る手伝いって言っても、私は味見くらいしか出来ないから」
「分かったわ。出来た試作品を持って来るわね」
「楽しみにしてるわ」
「オレのことは、もういいだろ。それよりカズ君にはこの依頼書を持って、もう一度ジルバさんの仕えている貴族の所に行ってくれ。本来はここ来て契約をしてもらいたいんだが、収穫祭でギルドも人が多いから、貴族の子供を連れて来るのは、やめてもらったんだ」
「分かりました。それに盗賊の件も、終わってないんですよね」
「ああ。ジルバさんが言うには、二人の子供らには、衛兵の護衛を付けているようだから、大丈夫だと思うけどな。取りあえずカズ君は、この依頼書を持って直ぐに行ってくれ。契約方法は、ジルバさんに話してある」
「了解です。直ぐに行きます」
「じゃあ行こうか。先にシャルヴィネさんの店に寄って、二人を紹介してから、俺は行くよ」
「ねぇカズさん、盗賊が居るんですか?」
「その可能性があるんですよ。心配かけまいと、言ってませんでしたけど。だからクリスパさんは、常にキッシュと一緒に居て、守ってやってください」
「もちろんですよ。キッシュは大事な妹ですから!」
「いってらっしゃい。三人とも気を付けてね」
「アレナリアさん行ってきます」
「アレナリア、ロウカスクさんをしっかり見張っててね。仕事は手伝い過ぎないように」
「クリスパの鬼」(ボソッ)
「なんですって! アレナリア絶対に手伝っては駄目よ。いえ、アレナリアの分もやらせときなさい」
「なにっ! カズ君。クリスパがクリスパが……」
「ハイハイ。クリスパさん行きますよ。キッシュも行こう」
クリスパをなだめながら、ギルマスの部屋を出て、シャルヴィネの店に向かう。
出掛けに受付を見たが、スカレッタは、まだ来てないようだ。
「クリスパさん、ちょっとロウカスクさんにキツ過ぎませんか?」
「自業自得です。普段からしっかり働いていれば、少し休んだって、文句は出ないでしょう。でもアレナリアに迷惑を掛けてるんだから、今回は良い薬になります!」
「それはそうですが……」
「それに私の事を、鬼だ悪魔だと言うから悪いのよ!」(ボソッ)
「ま、まあ次からは、程々に(今のは、聞こえなかった事にしよう)」
「それにカズさんも、いつまで私の事をさん付けて呼ぶんですか! 私もスゴく不満よ!」
「いや、それは……(今度はこっちか! とばっちりだ!)」
「キッシュとアレナリアは呼び捨てなのに、私だけ他人行儀みたいで嫌よ。これからはクリスパでいから!」
「でも俺のことも」
「私が『カズさん』って呼ぶのは良いの!」
「でもクリスパさ…」
「ク・リ・ス・パよ!」
「ク、クリスパ」
「よろしい」
「クリスパさ…クリスパには、敵わないな」
「嬉しそうだね。クリ姉ぇ」
「そうかしら」
まあクリスパ本人が、喜んでいるようだから、俺的には良いんだけど。
そんな話をしている間に、シャルヴィネの店に着いた。
前回と同じで、従業員が使う裏口から入った。
中に居た従業員に話をして、シャルヴィネの部屋に案内してもらう。
「こんにちはシャルヴィネさん」
「よくお越しくださいました」
「先日話していた件で、二人を連れてきました。こちらがリアーデにある、ココット亭のキッシュと、リアーデの冒険者ギルドでサブマスターをしているクリスパです」
「こんにちは。キッシュです」
「お久し振りです。クリスパです」
「こんにちは。シャルヴィネ商会のオーナーをしている、シャルヴィネです。キッシュさんとは、三度目ぐらいですかね。クリスパさんは、リアーデの冒険者ギルドで、何度か会ってますね」
「実は、俺がリアーデの街で、宿を探してたとき、ココット亭を紹介してくれたのが、シャルヴィネさんなんだよ」
「そうなんですか!」
「じゃあカズ兄と会えたのは、シャルヴィネさんのお蔭なんだね」
「そう言うことだね。二人ともシャルヴィネさんに聞いて、ソース作りに協力してあげて」
「はぁ~い!」
「はい分かりました」
「キッシュさんクリスパさん、よろしくお願いいたします」
「それじゃあ俺は用事があるので、失礼します。二人のことを、よろしくお願いします」
「はい分かりました。ありがとうございます。カズさん」
俺は、キッシュとクリスパに手伝いを頼んで、シャルヴィネに挨拶をし、店を出て行く。
そのまま以前に行った、貴族の屋敷に向かう。
収穫祭が始まって人が多くなってきたので、貴族の屋敷がある通りには、衛兵が多く歩き回っている。
34
お気に入りに追加
621
あなたにおすすめの小説
世界⇔異世界 THERE AND BACK!!
西順
ファンタジー
ある日、異世界と行き来できる『門』を手に入れた。
友人たちとの下校中に橋で多重事故に巻き込まれたハルアキは、そのきっかけを作った天使からお詫びとしてある能力を授かる。それは、THERE AND BACK=往復。異世界と地球を行き来する能力だった。
しかし異世界へ転移してみると、着いた先は暗い崖の下。しかも出口はどこにもなさそうだ。
「いや、これ詰んでない? 仕方ない。トンネル掘るか!」
これはRPGを彷彿とさせるゲームのように、魔法やスキルの存在する剣と魔法のファンタジー世界と地球を往復しながら、主人公たちが降り掛かる数々の問題を、時に強引に、時に力業で解決していく冒険譚。たまには頭も使うかも。
週一、不定期投稿していきます。
小説家になろう、カクヨム、ノベルアップ+でも投稿しています。
チート転生~チートって本当にあるものですね~
水魔沙希
ファンタジー
死んでしまった片瀬彼方は、突然異世界に転生してしまう。しかも、赤ちゃん時代からやり直せと!?何げにステータスを見ていたら、何やら面白そうなユニークスキルがあった!!
そのスキルが、随分チートな事に気付くのは神の加護を得てからだった。
亀更新で気が向いたら、随時更新しようと思います。ご了承お願いいたします。
社畜から卒業したんだから異世界を自由に謳歌します
湯崎noa
ファンタジー
ブラック企業に入社して10年が経つ〈宮島〉は、当たり前の様な連続徹夜に心身ともに疲労していた。
そんな時に中高の同級生と再開し、その同級生への相談を行ったところ会社を辞める決意をした。
しかし!! その日の帰り道に全身の力が抜け、線路に倒れ込んでしまった。
そのまま呆気なく宮島の命は尽きてしまう。
この死亡は神様の手違いによるものだった!?
神様からの全力の謝罪を受けて、特殊スキル〈コピー〉を授かり第二の人生を送る事になる。
せっかくブラック企業を卒業して、異世界転生するのだから全力で謳歌してやろうじゃないか!!
※カクヨム、小説家になろう、ノベルバでも連載中
異世界召喚失敗から始まるぶらり旅〜自由気ままにしてたら大変なことになった〜
ei_sainome
ファンタジー
クラスメイト全員が異世界に召喚されてしまった!
謁見の間に通され、王様たちから我が国を救って欲しい云々言われるお約束が…始まらない。
教室内が光ったと思えば、気づけば地下に閉じ込められていて、そこには誰もいなかった。
勝手に召喚されたあげく、誰も事情を知らない。未知の世界で、自分たちの力だけでどうやって生きていけというのか。
元の世界に帰るための方法を探し求めて各地を放浪する旅に出るが、似たように見えて全く異なる生態や人の価値観と文化の差に苦悩する。
力を持っていても順応できるかは話が別だった。
クラスメイトたちにはそれぞれ抱える内面や事情もあり…新たな世界で心身共に表面化していく。
※ご注意※
初投稿、試作、マイペース進行となります。
作品名は今後改題する可能性があります。
世界観だけプロットがあり、話の方向性はその場で決まります。
旅に出るまで(序章)がすごく長いです。
他サイトでも同作を投稿しています。
更新頻度は1〜3日程度を目標にしています。
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!
またね。次ね。今度ね。聞き飽きました。お断りです。
朝山みどり
ファンタジー
ミシガン伯爵家のリリーは、いつも後回しにされていた。転んで怪我をしても、熱を出しても誰もなにもしてくれない。わたしは家族じゃないんだとリリーは思っていた。
婚約者こそいるけど、相手も自分と同じ境遇の侯爵家の二男。だから、リリーは彼と家族を作りたいと願っていた。
だけど、彼は妹のアナベルとの結婚を望み、婚約は解消された。
リリーは失望に負けずに自身の才能を武器に道を切り開いて行った。
「なろう」「カクヨム」に投稿しています。
5歳で前世の記憶が混入してきた --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--
ばふぉりん
ファンタジー
「啞"?!@#&〆々☆¥$€%????」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
五歳の誕生日を迎えた男の子は家族から捨てられた。理由は
「お前は我が家の恥だ!占星の儀で訳の分からないスキルを貰って、しかも使い方がわからない?これ以上お前を育てる義務も義理もないわ!」
この世界では五歳の誕生日に教会で『占星の儀』というスキルを授かることができ、そのスキルによってその後の人生が決まるといっても過言では無い。
剣聖 聖女 影朧といった上位スキルから、剣士 闘士 弓手といった一般的なスキル、そして家事 農耕 牧畜といったもうそれスキルじゃないよね?といったものまで。
そんな中、この五歳児が得たスキルは
□□□□
もはや文字ですら無かった
~~~~~~~~~~~~~~~~~
本文中に顔文字を使用しますので、できれば横読み推奨します。
本作中のいかなる個人・団体名は実在するものとは一切関係ありません。
ゴミスキルでもたくさん集めればチートになるのかもしれない
兎屋亀吉
ファンタジー
底辺冒険者クロードは転生者である。しかしチートはなにひとつ持たない。だが救いがないわけじゃなかった。その世界にはスキルと呼ばれる力を後天的に手に入れる手段があったのだ。迷宮の宝箱から出るスキルオーブ。それがあればスキル無双できると知ったクロードはチートスキルを手に入れるために、今日も薬草を摘むのであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる