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二章 アヴァランチェ編
71 アレナリアの覚悟 4 躍進した気持ち
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スカレッタとルグルが仕事に戻り、資料室には、俺とアレナリアの二人だけになった。
アレナリアの様子は……
「アレナリア大丈夫?」
「……パーティー」
「パーティー?」
「あの頃のパーティーを思い出したわ」
「ギルマスのロウカスクさんと、パーティーを組んでた頃のこと?」
「えぇ。ロウカスクにブレンデット、それにクリスパと一緒に居たあの頃は、気兼ねしなくて楽しかったわ」
「ブレンデットさんとも、パーティーを組んでたんだ!」
「四人でね。私の事情を知っても、一緒にパーティーを組んでくれた、大切な仲間よ。短かったけどね」
「そうなんだ(以外と落ち着いてるな)」
「もっと一緒にパーティーを組んでいたかったけど、ブレンデットはリアーデのギルマスに、ロウカスクはここ、アヴァランチェのギルマスになったから解散したの」
「なるほど。それでその後、アレナリアとクリスパさんは?」
「私はロウカスクと一緒に、サズマスになったの。クリスパはソロで活動したり、人手不足の時は、ギルドの受付をしてもらっていたわ。それから二十日ほど経ったある日、家族の居るリアーデに戻るって、帰っていったの」
あれ? でもクリスパさんがサブマスになる時に、王都での働きを知って、ブレンデットさんが決めたって言ってたような?
ブレンデットさん、王都とアヴァランチェを、間違えてるんじゃないのか?
まぁ今は、そんなことどうでもいいか。
「それでアレナリアは、スカレッタさん達と話してどうだった?」
「少し楽しかった……かも」
「それは良かった! 今日だけ? それとも……」
「また一緒に……食事をしても良いかも」
「それなら今度は、俺抜きの女性三人だけの方がいいかな?」
「……カズが居てくれないと、まだちょっと無理かな」
「また明日も四人で、昼食を食べる?」
「……そうね。がんばってみようかしら」
「アレナリアなら出来るよ」
「う、うん」
「それじゃあ俺は、そろそろ依頼を探しに行くよ」
「あっ! カズ」
「何?」
「夕食は昨日食べた、揚げた魚をパンに挟んだのにして。今日のお昼に食べるはずだった」
昼食を食べたばかりなのに、もう夕食のことを言ってるんだから、精神的には心配なさそうだな。
「分かったよ」
俺は資料室から出て、依頼書を見に掲示板の所に行く。
やはり何時もと同じで、お昼を過ぎると、貼ってある依頼書の量が、かなり少ない。
今から受けて、夕方までに終わりそうな依頼を探すが、特に無いので、午前中に済ませた依頼の報酬を受け取り、食材の買い出しと、行ったことのない商店を見て回ることにした。
作ってある料理のストックもあるが、買える時に、色々と買い込んでおくか。
どういった香辛料があるのかも、気になるし、盗賊が潜伏している可能性があるらしいから、それとなく見回っておこう。
あっちの商店へ行き、こっちの商店へと回って色々と見るが、特に怪しげな人物は見かけなかった。
日が暮れて来たので、アレナリアに家に帰ることにした。
今日の収穫は、なんと言っても、砂糖を入手出来たことだな。
アレナリアの家に着くと、鍵が掛かっていたので、アレナリアは、まだ帰ってきてないようだ。
預かっている鍵で開けて家に入り、夕食の支度をする。
昼に食べたいと言っていた、魚のフライとパンを出し、ソーセージと野菜がたくさん買えたので『ポトフ』でも作ってみることにした。
味付けは、コンソメスープの素が無いので、色々な種類の野菜とソーセージを入れて、そこから出た出汁と、塩 胡椒のシンプルな物にする。
具材を切って入れたら、アレナリアが帰ってくるまで、弱火で煮込めば出来上がるだろう。
それから三十分程したら、アレナリアが帰ってきた。
「ただいま」
「おかえりアレナリア。夕食の用意出来るけど、食べるかい? それとも、お風呂に入る? (それとも、寝るなんてお決りのことは言わない)」
「お風呂か……そう言えば、使ったあとがあったわね」
「ああ、勝手に使わせてもらったよ。先に入るなら、お湯を湯船に入れるよ」
「そうね……食事の後にでも入って見ようかしら。お風呂なんて、貴族の道楽みたで入ったことないけど」
「今までずっと、クリアの魔法ですましてきたの?」
「昔は一人で暮らしてた時は、誰もいない川や湖で、水浴びはしたけどね」
「じゃあ、お湯に入ったことは?」
「依頼先で行った所に、湧いていた温泉には、入ったことはあるわよ」
「温泉! それは良いね。俺も入ってみたいなぁ~」
「温泉は無理でも、このあと一緒に、お風呂入りましょうか」
「さぁてと、夕食を支度と……」
「相変わらずね。カズ」
「それは、アレナリアもでしょ。夕食の前に手を洗って来てよ」
「クリアでキレイにするから良いわよ」
「横着しないで、手ぐらい洗いなよ」
「は~い」
まったく世話の掛かる娘だな。
しかし、昼食のことを思い返して、嫌になったりしてるか心配だったけど、大丈夫そうだな。
これなら直ぐにでもスカレッタ達と、気軽に話せるようになりそうだ。
「ねぇカズ~、お腹すいたから早く料理出して!」
「ハイハイ、今出すよ」
テーブルに向かい、椅子に座って待つアレナリアの前に、昨日作った魚のフライとタルタルソースにパン、それとさっき作っておいた、ポトフを出した。
アレナリアは、魚のフライにタルタルソースを、たっぷりかけてパンに挟み、かぶり付いた。
口の回りを、タルタルソースまみれにしながら、食べ続けている。
「アレナリア、タルタルソースかけ過ぎると、太るって言ったしょ」
「ひょうはのあほ……」
「アレナリア、飲み込んでから」
「今日あの後、ポピーに魔法の特訓をしたて動いたから、私も疲れたの。だから大丈夫よ」
「やり過ぎてないよね」
「一人で帰えったから、大丈夫だと思うわよ」
その言い方は、やり過ぎ感が出てるな。
次にポピーに会ったら、回復薬でも渡してあげるか。
おっと、アレナリアが食べ終わる前に、湯船にお湯を入れてくるか。
お風呂場に行き、魔力変換でお湯を出し、湯船に溜める。
お湯を溜め終えて、食事の続きをしようとテーブルに戻ると、出しておいた魚のフライと、タルタルソースが全部無くなっていた。
「アレナリア……全部食べたの?」
「幸せ!」
「俺一枚しか食べてないんだけど!」
「私はカズの分を、残しておこうと思ったのよ。でもこのソースが悪いの! 食べ終わっても、またソースが私を呼んでるのよ。食べてって!」
「……食べ過ぎて、ついに幻聴が聞こえるようになったのか? そこまで今日は辛かったのか。無理させてごめんよ」
「け、幻聴なんて聞こえてないし、辛くもないわよ! ただ食べてたら止まらなくなっちゃって、気付いたら全部……」
「次からは一食分だけ、用意することにするよ。でないと本当に、まん丸に太るから」
「き、今日は訓練場で、体を動かしたから平気よ!」
「……」
「ほ、本当よ。だからそんな目で見ないでよ」
「ハァー、もういいからお風呂入ってきな。着替えと体を拭くタオルを持って」
「お風呂ねぇ……少し面倒だわ」
「……アレナリアさぁ。女性が体をキレイにするのが面倒とか言ってるようじゃあ、色気も無くなるよね」
「ど、どうせ私は、色気より食い気だもん」
ああ言えば、むきになって入ると思ったけど駄目か。
ならば、これはやりたくなかったが、せっかく一度は入る気になったんだから……
「ほらアレナリア、入ってなよ!」
「別にクリアの魔法で、キレイにするから良いわよ!」
「スンスン……ふぅ~ん」
「な、何?」
「そうか、これがアレナリアの匂いか。今日はいっぱい体を動かしたから、疲れたんだもんな。だから湯船に浸かって、疲れをとって、体をキレイにしてほしかったんだけど」
「な、何を……汗の匂いを嗅いだの! ……いやー!! 入る、入ってくるから、こっちに来ないで! 匂い嗅がないで!」
顔を耳まで真っ赤にしたアレナリアは、着替えを持って、お風呂に駆け込んでいった。
お風呂の中からは、何度もクリアと言っている、アレナリアの声が聞こえてきた。
やはり女性にたいして、汗の匂いを嗅ぐとかやっちゃ駄目だよなぁ。
お風呂に入れる為とはいえ、少々やり過ぎたか……。
俺はただ、湯船にゆっくり浸かるのを、感じてほしかったんだけど。
アレナリアが出て来たら、謝ろうと思い、夕食の後片付けしてアレナリアが出てくるのを待つ。
アレナリアの様子は……
「アレナリア大丈夫?」
「……パーティー」
「パーティー?」
「あの頃のパーティーを思い出したわ」
「ギルマスのロウカスクさんと、パーティーを組んでた頃のこと?」
「えぇ。ロウカスクにブレンデット、それにクリスパと一緒に居たあの頃は、気兼ねしなくて楽しかったわ」
「ブレンデットさんとも、パーティーを組んでたんだ!」
「四人でね。私の事情を知っても、一緒にパーティーを組んでくれた、大切な仲間よ。短かったけどね」
「そうなんだ(以外と落ち着いてるな)」
「もっと一緒にパーティーを組んでいたかったけど、ブレンデットはリアーデのギルマスに、ロウカスクはここ、アヴァランチェのギルマスになったから解散したの」
「なるほど。それでその後、アレナリアとクリスパさんは?」
「私はロウカスクと一緒に、サズマスになったの。クリスパはソロで活動したり、人手不足の時は、ギルドの受付をしてもらっていたわ。それから二十日ほど経ったある日、家族の居るリアーデに戻るって、帰っていったの」
あれ? でもクリスパさんがサブマスになる時に、王都での働きを知って、ブレンデットさんが決めたって言ってたような?
ブレンデットさん、王都とアヴァランチェを、間違えてるんじゃないのか?
まぁ今は、そんなことどうでもいいか。
「それでアレナリアは、スカレッタさん達と話してどうだった?」
「少し楽しかった……かも」
「それは良かった! 今日だけ? それとも……」
「また一緒に……食事をしても良いかも」
「それなら今度は、俺抜きの女性三人だけの方がいいかな?」
「……カズが居てくれないと、まだちょっと無理かな」
「また明日も四人で、昼食を食べる?」
「……そうね。がんばってみようかしら」
「アレナリアなら出来るよ」
「う、うん」
「それじゃあ俺は、そろそろ依頼を探しに行くよ」
「あっ! カズ」
「何?」
「夕食は昨日食べた、揚げた魚をパンに挟んだのにして。今日のお昼に食べるはずだった」
昼食を食べたばかりなのに、もう夕食のことを言ってるんだから、精神的には心配なさそうだな。
「分かったよ」
俺は資料室から出て、依頼書を見に掲示板の所に行く。
やはり何時もと同じで、お昼を過ぎると、貼ってある依頼書の量が、かなり少ない。
今から受けて、夕方までに終わりそうな依頼を探すが、特に無いので、午前中に済ませた依頼の報酬を受け取り、食材の買い出しと、行ったことのない商店を見て回ることにした。
作ってある料理のストックもあるが、買える時に、色々と買い込んでおくか。
どういった香辛料があるのかも、気になるし、盗賊が潜伏している可能性があるらしいから、それとなく見回っておこう。
あっちの商店へ行き、こっちの商店へと回って色々と見るが、特に怪しげな人物は見かけなかった。
日が暮れて来たので、アレナリアに家に帰ることにした。
今日の収穫は、なんと言っても、砂糖を入手出来たことだな。
アレナリアの家に着くと、鍵が掛かっていたので、アレナリアは、まだ帰ってきてないようだ。
預かっている鍵で開けて家に入り、夕食の支度をする。
昼に食べたいと言っていた、魚のフライとパンを出し、ソーセージと野菜がたくさん買えたので『ポトフ』でも作ってみることにした。
味付けは、コンソメスープの素が無いので、色々な種類の野菜とソーセージを入れて、そこから出た出汁と、塩 胡椒のシンプルな物にする。
具材を切って入れたら、アレナリアが帰ってくるまで、弱火で煮込めば出来上がるだろう。
それから三十分程したら、アレナリアが帰ってきた。
「ただいま」
「おかえりアレナリア。夕食の用意出来るけど、食べるかい? それとも、お風呂に入る? (それとも、寝るなんてお決りのことは言わない)」
「お風呂か……そう言えば、使ったあとがあったわね」
「ああ、勝手に使わせてもらったよ。先に入るなら、お湯を湯船に入れるよ」
「そうね……食事の後にでも入って見ようかしら。お風呂なんて、貴族の道楽みたで入ったことないけど」
「今までずっと、クリアの魔法ですましてきたの?」
「昔は一人で暮らしてた時は、誰もいない川や湖で、水浴びはしたけどね」
「じゃあ、お湯に入ったことは?」
「依頼先で行った所に、湧いていた温泉には、入ったことはあるわよ」
「温泉! それは良いね。俺も入ってみたいなぁ~」
「温泉は無理でも、このあと一緒に、お風呂入りましょうか」
「さぁてと、夕食を支度と……」
「相変わらずね。カズ」
「それは、アレナリアもでしょ。夕食の前に手を洗って来てよ」
「クリアでキレイにするから良いわよ」
「横着しないで、手ぐらい洗いなよ」
「は~い」
まったく世話の掛かる娘だな。
しかし、昼食のことを思い返して、嫌になったりしてるか心配だったけど、大丈夫そうだな。
これなら直ぐにでもスカレッタ達と、気軽に話せるようになりそうだ。
「ねぇカズ~、お腹すいたから早く料理出して!」
「ハイハイ、今出すよ」
テーブルに向かい、椅子に座って待つアレナリアの前に、昨日作った魚のフライとタルタルソースにパン、それとさっき作っておいた、ポトフを出した。
アレナリアは、魚のフライにタルタルソースを、たっぷりかけてパンに挟み、かぶり付いた。
口の回りを、タルタルソースまみれにしながら、食べ続けている。
「アレナリア、タルタルソースかけ過ぎると、太るって言ったしょ」
「ひょうはのあほ……」
「アレナリア、飲み込んでから」
「今日あの後、ポピーに魔法の特訓をしたて動いたから、私も疲れたの。だから大丈夫よ」
「やり過ぎてないよね」
「一人で帰えったから、大丈夫だと思うわよ」
その言い方は、やり過ぎ感が出てるな。
次にポピーに会ったら、回復薬でも渡してあげるか。
おっと、アレナリアが食べ終わる前に、湯船にお湯を入れてくるか。
お風呂場に行き、魔力変換でお湯を出し、湯船に溜める。
お湯を溜め終えて、食事の続きをしようとテーブルに戻ると、出しておいた魚のフライと、タルタルソースが全部無くなっていた。
「アレナリア……全部食べたの?」
「幸せ!」
「俺一枚しか食べてないんだけど!」
「私はカズの分を、残しておこうと思ったのよ。でもこのソースが悪いの! 食べ終わっても、またソースが私を呼んでるのよ。食べてって!」
「……食べ過ぎて、ついに幻聴が聞こえるようになったのか? そこまで今日は辛かったのか。無理させてごめんよ」
「け、幻聴なんて聞こえてないし、辛くもないわよ! ただ食べてたら止まらなくなっちゃって、気付いたら全部……」
「次からは一食分だけ、用意することにするよ。でないと本当に、まん丸に太るから」
「き、今日は訓練場で、体を動かしたから平気よ!」
「……」
「ほ、本当よ。だからそんな目で見ないでよ」
「ハァー、もういいからお風呂入ってきな。着替えと体を拭くタオルを持って」
「お風呂ねぇ……少し面倒だわ」
「……アレナリアさぁ。女性が体をキレイにするのが面倒とか言ってるようじゃあ、色気も無くなるよね」
「ど、どうせ私は、色気より食い気だもん」
ああ言えば、むきになって入ると思ったけど駄目か。
ならば、これはやりたくなかったが、せっかく一度は入る気になったんだから……
「ほらアレナリア、入ってなよ!」
「別にクリアの魔法で、キレイにするから良いわよ!」
「スンスン……ふぅ~ん」
「な、何?」
「そうか、これがアレナリアの匂いか。今日はいっぱい体を動かしたから、疲れたんだもんな。だから湯船に浸かって、疲れをとって、体をキレイにしてほしかったんだけど」
「な、何を……汗の匂いを嗅いだの! ……いやー!! 入る、入ってくるから、こっちに来ないで! 匂い嗅がないで!」
顔を耳まで真っ赤にしたアレナリアは、着替えを持って、お風呂に駆け込んでいった。
お風呂の中からは、何度もクリアと言っている、アレナリアの声が聞こえてきた。
やはり女性にたいして、汗の匂いを嗅ぐとかやっちゃ駄目だよなぁ。
お風呂に入れる為とはいえ、少々やり過ぎたか……。
俺はただ、湯船にゆっくり浸かるのを、感じてほしかったんだけど。
アレナリアが出て来たら、謝ろうと思い、夕食の後片付けしてアレナリアが出てくるのを待つ。
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