64 / 788
二章 アヴァランチェ編
59 一時期ハマった食べ物
しおりを挟む
◇◆◇◆◇
翌朝目覚めまわりを見たが寝た時と変わりなく、アレナリアの姿もなかったので、ホッと胸を撫で下ろした。
「何を警戒してるのよ」
「ア、アレナリアおはよう」
「ええ、おはよう。まさか私が何かすると思ったの?」
「ま、まさか。さすがにアレナリアでも、そんなことは、しないでしょうから」
「私でもって何よ! それに初日から襲うわけないでしょ」
「……んっ? 初日から?」
「そこは気にしなくていいから」
数日経ったら襲われるのか!? あとで部屋の掃除する時に、鍵が掛かるかしっかり見ておかねば!
「それで、朝食はカズが用意してくれるのかしら」
「ああ朝食ね。ハイハイ、ただいま用意します」
っと言ったものの……何かあるかな? アイテムボックス内のリストを出して見てみるか。
アイテムボックスに収納されている物を、調べる為にリストを表示させる。
う~ん……今から使えそうな食料は、食パンみたいなのと、生卵が10個にあとは……塩とオリーブオイル(似たオイル)がちょっとだけか……
「……! アレナリアお酢ってないよね?」
「お酢? 何それ?」
「えーと、酸っぱい調味料って言えばいいのかな?」
「あれかしら?」
「あるの?」
「何かそれで野菜を漬けて食べる料理があって、前にロウカスクが『簡単だし酒のつまみになって美味いから作って見ろ』って言って渡してきたのよ」
「それで作ったの?」
「一回だけ試しに作ったけど、酸っぱ過ぎて止めたわ。あ、あったこれよ」
アレナリアから液体が入った小ビンを渡され蓋を開けたら、酸っぱい匂いでお酢だと直ぐに分かった。
念の為に【鑑定】してみたら『酢』と表示された。
「これロウカスクさんから、いつ渡されたの?」
「最近よ。確か五日前だったかしら」
「じゃあ大丈夫そうだね」
「それ使うの? 私、酸っぱいのは嫌よ」
「ちょっと使うだけだから、まあ見てて」
食器棚から大きめの器と、泡立てることが出来そうな物を使って、生卵に塩とオリーブオイルあとはお酢と。
おっとこれを作る前に、別でゆで卵を作っておかないと。
小さな鍋に水と生卵をそのまま入れて、火にかけておく。
さてと、先ずは大きめ器に生卵の卵黄だけ入れ、そこに塩とお酢を入れる。
それをよくかき混ぜて、後からオリーブオイルを少し入れてかき混ぜるを数回。
器の中身がクリームのようになったら出来上がり『マヨネーズ』の完成だ!
量る物が無かったので、目分量でやったけど大丈夫そうだな。
卵白はもったいないので、小ビンに入れて【アイテムボックス】に入れておく。
丁度ゆで卵も出来たので、殻を向いた後に細かく切って、空の器に入れてそこにマヨネーズを加えながら混ぜて『タマゴサラダ』の完成。
余ったマヨネーズも小ビンに入れて【アイテムボックス】に収納と。
「アレナリアお待たせ」
「いったい何を作ってたの?」
「まあ食べてみて」
テーブルにパンを出し、それにタマゴサラダを挟んでアレナリアに渡した。
「ゆで卵ってパサパサしてあまり好きじゃないのよね。でもこれは刻んだゆで卵に、何かのソースを加え混ぜた物のようね」
食に興味ないとか言ってるのに、食べ物に関してはうるさいのか?
もしかしてアレナリアって、食に興味がないんじゃなくて、ただの食わず嫌いじゃないのか? あっ! 食べた。
「……なんだこれは! 黄身がソースと混ざってなめらかになって、白身の食感とパンの柔らかさがいい感じで……美味しい」
どこぞのグルメ番組の食レポかよ!
「この『タマゴサラダ』凄く良いわ! カズもっと」
「はいどうぞ」
「うまっ!」
バクバクと朝からよく食べるな。
俺も食べるか! 久々の『たまごサンド』だ!
うんこれが良い!
再度アレナリアを見ると、口いっぱいに入れて、まるで子供だ。
「そんな焦らなくても、ゆっくり食べたら」
「ほ、ほうね。わふぁひぃとふぃたこふぉが……」
「口に食べ物入れたまんま喋らないの。何言ってるか分からないし」
アレナリアは一旦落ち着き、口の中に残っているのを、飲み込んでから喋り始めた。
「カズこれはなんだ? このソース全然酸っぱくないぞ!」
「酸っぱく? ああっ! お酢を使ったって言っても、ちょっとだけだから」
「こんなの食べたことないわ。……もう一つ」
「ちょっと待った!」
「何よ! 良いじゃないの!」
「食べ過ぎると太るよ」
「うぐっ! あと少しぐらいなら……」
「もう終わり」
「えぇー! あとちょっとだけ! お願い!」
「朝食は終わり。残りはお昼に食べな」
「ぶぅ~。分かったわよ」
まったくもう、アレナリアってこんなに食い意地が張ってるのか。
結構カロリーが高いんだけど。
この世界でカロリーって女性は気にしてないのかな?
そもそもカロリーなんて観点ないか。
しかし自分が好きで、マヨネーズを自作までしてた作ったタマゴサラダが、ここで役に立つとはな。
喜んでくれた様だから良かったけど。
「そろそろギルドに行きましょうか」
「一緒行くのは不味いでしょ」
「私は構わないけど……そうね、カズは後から来なさい。それと回復薬のことをロウカスクに説明するから、ギルドについたらギルマスの部屋に来て。受付のスカレッタに言っておくから」
「そうか回復薬のことを、話すんだった」
「あぁそうだ。これ家の鍵ね、戸締まり宜しく」
「分かった」
「フフッ。同居って楽しいわ。いっそこのまま……」(小声)
「えっ!?」
「な、なんでもないわ。先に行くわね」
……ギルドに行く前に、部屋の掃除と鍵がしっかり閉まるか確めないと。
こうしてアレナリアとの同居生活が始まった。
部屋の掃除を終え、鍵が使えるか確認してからギルドにやって来た。
朝アレナリアに言われたので、受付のスカレッタに確認をとってからギルマスの部屋に行った。
「おっ! カズ君来たか」
「遅くなりました」
「なぁに、呼び出した訳じゃないから構わないさ。アレナリアから話は聞いた、回復薬を見せてくれないか」
既にアレナリアが話していたらしい。
俺は【アイテムボックス】から回復薬が入った小ビンを、一つギルマスの前に出した。
「これがそうか。見た目は、よく売っている物と変わらないな。どれどれ……」
ロウカスクは自分の腕をナイフで少し切り、そこに小ビンの回復薬を直接かけた。
すると傷はふさがり、傷痕もなくなった。
「聞いてはいたが……カズ君は本当に、これを作れるのか?」
「間違いないわ。私の前で実際に作ってもらったから」
「どこかに売ったりは、してないんだよな」
「はい」
「それで他人に使用したのは、依頼に行った三人だけと」
「ええ、そうです」
「カズ君、これから回復薬を使う時は、この都市で販売されている回復薬と、同じ効果程に薄めた物を使ってくれ。作ることを止めはしないが、ここまでの効果がある回復薬は、アヴァランチェには、殆ど無いからな」
「分かりました。気を付けます」
「数があるようなら、オレが仕入れたと言ってギルドで買い取るぞ」
「ありがとうございます。その時はお願いします」
「ああ。こちらも品質の良い回復薬が入るのは有り難いからな。それとこれは依頼の報酬と、水晶の買い取り代金だ」
渡された布袋には、大金貨三枚と金貨が五枚(350,000 GL)入っていた。
「多くないですか?」
「今回は迷惑も掛けたってことで、上乗せしておいた。ところで、昨日スノーウルフを置いてくのを……」
「あっ! すいません忘れてました」
「まあ、急いでる訳じゃないらかいいんだが」
「今から素材引き取り所に持っていきます」
「そうか、なら頼む。それに一匹じゃないだろ!」
「……」
「カズ君が倒したのも、持って帰って来たんだろ」
「ありますけど」
「ならそれも買い取るがどうする?」
「う~ん……また今度にします」
「そうか分かった。なら一匹だけ渡してきてくれ。」
「はい。直ぐに」
「あっと待った! 素材引き取りの者に、大きい物だと言えば、裏の広い場所に案内されるから、そこで渡してくれ」
「分かりました」
俺は一階にある素材引き取り部屋に行き、そこに居た人に大きい物だと説明したら、裏にある解体用の広い場所に案内された。
直ぐに【アイテムボックス】から、ポピー達三人が倒したスノーウルフを出した。
解体担当の人は、スノーウルフを見て驚いていた。
どうやら何を持って来るとは、聞いていなかったようだ。
忘れてた用事を終わらせたので、俺はもう一度ギルマスの部屋に戻ると、何やらロウカスクが、ニヤニヤしながら話し掛けてきた。
「で、昨日はどうだった?」
「何がですか?」
「アレナリアの所に泊まったんだろ」
「……宿無しになったので、頼んで新しい宿を見付けるまで、空いている部屋を貸してもらうだけですが」
アレナリアを見ると、顔を横に振って言ってないという動作をしてた。
昨日の今日で、なんでばれたんだと不思議に思った。
翌朝目覚めまわりを見たが寝た時と変わりなく、アレナリアの姿もなかったので、ホッと胸を撫で下ろした。
「何を警戒してるのよ」
「ア、アレナリアおはよう」
「ええ、おはよう。まさか私が何かすると思ったの?」
「ま、まさか。さすがにアレナリアでも、そんなことは、しないでしょうから」
「私でもって何よ! それに初日から襲うわけないでしょ」
「……んっ? 初日から?」
「そこは気にしなくていいから」
数日経ったら襲われるのか!? あとで部屋の掃除する時に、鍵が掛かるかしっかり見ておかねば!
「それで、朝食はカズが用意してくれるのかしら」
「ああ朝食ね。ハイハイ、ただいま用意します」
っと言ったものの……何かあるかな? アイテムボックス内のリストを出して見てみるか。
アイテムボックスに収納されている物を、調べる為にリストを表示させる。
う~ん……今から使えそうな食料は、食パンみたいなのと、生卵が10個にあとは……塩とオリーブオイル(似たオイル)がちょっとだけか……
「……! アレナリアお酢ってないよね?」
「お酢? 何それ?」
「えーと、酸っぱい調味料って言えばいいのかな?」
「あれかしら?」
「あるの?」
「何かそれで野菜を漬けて食べる料理があって、前にロウカスクが『簡単だし酒のつまみになって美味いから作って見ろ』って言って渡してきたのよ」
「それで作ったの?」
「一回だけ試しに作ったけど、酸っぱ過ぎて止めたわ。あ、あったこれよ」
アレナリアから液体が入った小ビンを渡され蓋を開けたら、酸っぱい匂いでお酢だと直ぐに分かった。
念の為に【鑑定】してみたら『酢』と表示された。
「これロウカスクさんから、いつ渡されたの?」
「最近よ。確か五日前だったかしら」
「じゃあ大丈夫そうだね」
「それ使うの? 私、酸っぱいのは嫌よ」
「ちょっと使うだけだから、まあ見てて」
食器棚から大きめの器と、泡立てることが出来そうな物を使って、生卵に塩とオリーブオイルあとはお酢と。
おっとこれを作る前に、別でゆで卵を作っておかないと。
小さな鍋に水と生卵をそのまま入れて、火にかけておく。
さてと、先ずは大きめ器に生卵の卵黄だけ入れ、そこに塩とお酢を入れる。
それをよくかき混ぜて、後からオリーブオイルを少し入れてかき混ぜるを数回。
器の中身がクリームのようになったら出来上がり『マヨネーズ』の完成だ!
量る物が無かったので、目分量でやったけど大丈夫そうだな。
卵白はもったいないので、小ビンに入れて【アイテムボックス】に入れておく。
丁度ゆで卵も出来たので、殻を向いた後に細かく切って、空の器に入れてそこにマヨネーズを加えながら混ぜて『タマゴサラダ』の完成。
余ったマヨネーズも小ビンに入れて【アイテムボックス】に収納と。
「アレナリアお待たせ」
「いったい何を作ってたの?」
「まあ食べてみて」
テーブルにパンを出し、それにタマゴサラダを挟んでアレナリアに渡した。
「ゆで卵ってパサパサしてあまり好きじゃないのよね。でもこれは刻んだゆで卵に、何かのソースを加え混ぜた物のようね」
食に興味ないとか言ってるのに、食べ物に関してはうるさいのか?
もしかしてアレナリアって、食に興味がないんじゃなくて、ただの食わず嫌いじゃないのか? あっ! 食べた。
「……なんだこれは! 黄身がソースと混ざってなめらかになって、白身の食感とパンの柔らかさがいい感じで……美味しい」
どこぞのグルメ番組の食レポかよ!
「この『タマゴサラダ』凄く良いわ! カズもっと」
「はいどうぞ」
「うまっ!」
バクバクと朝からよく食べるな。
俺も食べるか! 久々の『たまごサンド』だ!
うんこれが良い!
再度アレナリアを見ると、口いっぱいに入れて、まるで子供だ。
「そんな焦らなくても、ゆっくり食べたら」
「ほ、ほうね。わふぁひぃとふぃたこふぉが……」
「口に食べ物入れたまんま喋らないの。何言ってるか分からないし」
アレナリアは一旦落ち着き、口の中に残っているのを、飲み込んでから喋り始めた。
「カズこれはなんだ? このソース全然酸っぱくないぞ!」
「酸っぱく? ああっ! お酢を使ったって言っても、ちょっとだけだから」
「こんなの食べたことないわ。……もう一つ」
「ちょっと待った!」
「何よ! 良いじゃないの!」
「食べ過ぎると太るよ」
「うぐっ! あと少しぐらいなら……」
「もう終わり」
「えぇー! あとちょっとだけ! お願い!」
「朝食は終わり。残りはお昼に食べな」
「ぶぅ~。分かったわよ」
まったくもう、アレナリアってこんなに食い意地が張ってるのか。
結構カロリーが高いんだけど。
この世界でカロリーって女性は気にしてないのかな?
そもそもカロリーなんて観点ないか。
しかし自分が好きで、マヨネーズを自作までしてた作ったタマゴサラダが、ここで役に立つとはな。
喜んでくれた様だから良かったけど。
「そろそろギルドに行きましょうか」
「一緒行くのは不味いでしょ」
「私は構わないけど……そうね、カズは後から来なさい。それと回復薬のことをロウカスクに説明するから、ギルドについたらギルマスの部屋に来て。受付のスカレッタに言っておくから」
「そうか回復薬のことを、話すんだった」
「あぁそうだ。これ家の鍵ね、戸締まり宜しく」
「分かった」
「フフッ。同居って楽しいわ。いっそこのまま……」(小声)
「えっ!?」
「な、なんでもないわ。先に行くわね」
……ギルドに行く前に、部屋の掃除と鍵がしっかり閉まるか確めないと。
こうしてアレナリアとの同居生活が始まった。
部屋の掃除を終え、鍵が使えるか確認してからギルドにやって来た。
朝アレナリアに言われたので、受付のスカレッタに確認をとってからギルマスの部屋に行った。
「おっ! カズ君来たか」
「遅くなりました」
「なぁに、呼び出した訳じゃないから構わないさ。アレナリアから話は聞いた、回復薬を見せてくれないか」
既にアレナリアが話していたらしい。
俺は【アイテムボックス】から回復薬が入った小ビンを、一つギルマスの前に出した。
「これがそうか。見た目は、よく売っている物と変わらないな。どれどれ……」
ロウカスクは自分の腕をナイフで少し切り、そこに小ビンの回復薬を直接かけた。
すると傷はふさがり、傷痕もなくなった。
「聞いてはいたが……カズ君は本当に、これを作れるのか?」
「間違いないわ。私の前で実際に作ってもらったから」
「どこかに売ったりは、してないんだよな」
「はい」
「それで他人に使用したのは、依頼に行った三人だけと」
「ええ、そうです」
「カズ君、これから回復薬を使う時は、この都市で販売されている回復薬と、同じ効果程に薄めた物を使ってくれ。作ることを止めはしないが、ここまでの効果がある回復薬は、アヴァランチェには、殆ど無いからな」
「分かりました。気を付けます」
「数があるようなら、オレが仕入れたと言ってギルドで買い取るぞ」
「ありがとうございます。その時はお願いします」
「ああ。こちらも品質の良い回復薬が入るのは有り難いからな。それとこれは依頼の報酬と、水晶の買い取り代金だ」
渡された布袋には、大金貨三枚と金貨が五枚(350,000 GL)入っていた。
「多くないですか?」
「今回は迷惑も掛けたってことで、上乗せしておいた。ところで、昨日スノーウルフを置いてくのを……」
「あっ! すいません忘れてました」
「まあ、急いでる訳じゃないらかいいんだが」
「今から素材引き取り所に持っていきます」
「そうか、なら頼む。それに一匹じゃないだろ!」
「……」
「カズ君が倒したのも、持って帰って来たんだろ」
「ありますけど」
「ならそれも買い取るがどうする?」
「う~ん……また今度にします」
「そうか分かった。なら一匹だけ渡してきてくれ。」
「はい。直ぐに」
「あっと待った! 素材引き取りの者に、大きい物だと言えば、裏の広い場所に案内されるから、そこで渡してくれ」
「分かりました」
俺は一階にある素材引き取り部屋に行き、そこに居た人に大きい物だと説明したら、裏にある解体用の広い場所に案内された。
直ぐに【アイテムボックス】から、ポピー達三人が倒したスノーウルフを出した。
解体担当の人は、スノーウルフを見て驚いていた。
どうやら何を持って来るとは、聞いていなかったようだ。
忘れてた用事を終わらせたので、俺はもう一度ギルマスの部屋に戻ると、何やらロウカスクが、ニヤニヤしながら話し掛けてきた。
「で、昨日はどうだった?」
「何がですか?」
「アレナリアの所に泊まったんだろ」
「……宿無しになったので、頼んで新しい宿を見付けるまで、空いている部屋を貸してもらうだけですが」
アレナリアを見ると、顔を横に振って言ってないという動作をしてた。
昨日の今日で、なんでばれたんだと不思議に思った。
38
お気に入りに追加
621
あなたにおすすめの小説
世界⇔異世界 THERE AND BACK!!
西順
ファンタジー
ある日、異世界と行き来できる『門』を手に入れた。
友人たちとの下校中に橋で多重事故に巻き込まれたハルアキは、そのきっかけを作った天使からお詫びとしてある能力を授かる。それは、THERE AND BACK=往復。異世界と地球を行き来する能力だった。
しかし異世界へ転移してみると、着いた先は暗い崖の下。しかも出口はどこにもなさそうだ。
「いや、これ詰んでない? 仕方ない。トンネル掘るか!」
これはRPGを彷彿とさせるゲームのように、魔法やスキルの存在する剣と魔法のファンタジー世界と地球を往復しながら、主人公たちが降り掛かる数々の問題を、時に強引に、時に力業で解決していく冒険譚。たまには頭も使うかも。
週一、不定期投稿していきます。
小説家になろう、カクヨム、ノベルアップ+でも投稿しています。
チート転生~チートって本当にあるものですね~
水魔沙希
ファンタジー
死んでしまった片瀬彼方は、突然異世界に転生してしまう。しかも、赤ちゃん時代からやり直せと!?何げにステータスを見ていたら、何やら面白そうなユニークスキルがあった!!
そのスキルが、随分チートな事に気付くのは神の加護を得てからだった。
亀更新で気が向いたら、随時更新しようと思います。ご了承お願いいたします。
社畜から卒業したんだから異世界を自由に謳歌します
湯崎noa
ファンタジー
ブラック企業に入社して10年が経つ〈宮島〉は、当たり前の様な連続徹夜に心身ともに疲労していた。
そんな時に中高の同級生と再開し、その同級生への相談を行ったところ会社を辞める決意をした。
しかし!! その日の帰り道に全身の力が抜け、線路に倒れ込んでしまった。
そのまま呆気なく宮島の命は尽きてしまう。
この死亡は神様の手違いによるものだった!?
神様からの全力の謝罪を受けて、特殊スキル〈コピー〉を授かり第二の人生を送る事になる。
せっかくブラック企業を卒業して、異世界転生するのだから全力で謳歌してやろうじゃないか!!
※カクヨム、小説家になろう、ノベルバでも連載中
異世界召喚失敗から始まるぶらり旅〜自由気ままにしてたら大変なことになった〜
ei_sainome
ファンタジー
クラスメイト全員が異世界に召喚されてしまった!
謁見の間に通され、王様たちから我が国を救って欲しい云々言われるお約束が…始まらない。
教室内が光ったと思えば、気づけば地下に閉じ込められていて、そこには誰もいなかった。
勝手に召喚されたあげく、誰も事情を知らない。未知の世界で、自分たちの力だけでどうやって生きていけというのか。
元の世界に帰るための方法を探し求めて各地を放浪する旅に出るが、似たように見えて全く異なる生態や人の価値観と文化の差に苦悩する。
力を持っていても順応できるかは話が別だった。
クラスメイトたちにはそれぞれ抱える内面や事情もあり…新たな世界で心身共に表面化していく。
※ご注意※
初投稿、試作、マイペース進行となります。
作品名は今後改題する可能性があります。
世界観だけプロットがあり、話の方向性はその場で決まります。
旅に出るまで(序章)がすごく長いです。
他サイトでも同作を投稿しています。
更新頻度は1〜3日程度を目標にしています。
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!
またね。次ね。今度ね。聞き飽きました。お断りです。
朝山みどり
ファンタジー
ミシガン伯爵家のリリーは、いつも後回しにされていた。転んで怪我をしても、熱を出しても誰もなにもしてくれない。わたしは家族じゃないんだとリリーは思っていた。
婚約者こそいるけど、相手も自分と同じ境遇の侯爵家の二男。だから、リリーは彼と家族を作りたいと願っていた。
だけど、彼は妹のアナベルとの結婚を望み、婚約は解消された。
リリーは失望に負けずに自身の才能を武器に道を切り開いて行った。
「なろう」「カクヨム」に投稿しています。
5歳で前世の記憶が混入してきた --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--
ばふぉりん
ファンタジー
「啞"?!@#&〆々☆¥$€%????」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
五歳の誕生日を迎えた男の子は家族から捨てられた。理由は
「お前は我が家の恥だ!占星の儀で訳の分からないスキルを貰って、しかも使い方がわからない?これ以上お前を育てる義務も義理もないわ!」
この世界では五歳の誕生日に教会で『占星の儀』というスキルを授かることができ、そのスキルによってその後の人生が決まるといっても過言では無い。
剣聖 聖女 影朧といった上位スキルから、剣士 闘士 弓手といった一般的なスキル、そして家事 農耕 牧畜といったもうそれスキルじゃないよね?といったものまで。
そんな中、この五歳児が得たスキルは
□□□□
もはや文字ですら無かった
~~~~~~~~~~~~~~~~~
本文中に顔文字を使用しますので、できれば横読み推奨します。
本作中のいかなる個人・団体名は実在するものとは一切関係ありません。
ゴミスキルでもたくさん集めればチートになるのかもしれない
兎屋亀吉
ファンタジー
底辺冒険者クロードは転生者である。しかしチートはなにひとつ持たない。だが救いがないわけじゃなかった。その世界にはスキルと呼ばれる力を後天的に手に入れる手段があったのだ。迷宮の宝箱から出るスキルオーブ。それがあればスキル無双できると知ったクロードはチートスキルを手に入れるために、今日も薬草を摘むのであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる