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一章 リアーデ編
26 初手合わせ と 憂鬱(ゆううつ)な二人
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◇◆◇◆◇
今日は昼過ぎから、ギルマスのブレンデッドさんと約束があるので、それまでは、ココット亭の手伝いをしようと決めた。
さっそく俺は、朝食の支度を手伝うために食堂へ行く。
「おはよう」
「おはよう、カズさん」
「ああ、おはよう」
「最近お店の手伝いをしていなかったので、何か手伝います」
「そうかい。なら洗い物を頼むよ。それがお終わったら、キッシュと買い出しに行って来てくれ。あと修理に出している椅子を、取りに行って来ておくれ」
「分かりました」
「えへへ。久し振りに、カズさんと買い物だ」
「キッシュ、余計な物を買うんじゃないよ!」
「分かってます!」
洗い物を終えて朝食を食べたあと、キッシュと買い出しに広場の露店へと行く。
今日は宿で出す食事の材料を仕入れて、修理に出している椅子を、荷車屋に取りに向かう。
「カズさんは、荷車屋さんの場所分かりますか?」
「依頼で何度か行ってるから、そこと同じ場所なら分かるけど、椅子だから家具屋かと思ったけど、違うんだね」
「荷車屋さんは、古くからの知り合いで、家具の修理なんかは、安く直してくれるから、いつも頼んでるの」
依頼で行った荷車屋の場所を説明したら、どうやら同じらしいので、今回は案内されることなく一緒に向かった。
荷車屋に着き、キッシュが店の人に、要件を話す。
「こんにちは。ココット亭の者ですけど、修理に出した椅子を取りに来ました」
「あいよ。ココット亭の椅子だな、出来てるよ」
お店のおじさんが、椅子を3脚持ってきた。
「どうやって持って帰る? 小さな荷車貸すか?」
「あ、大丈夫です。俺が持って行きますから」
カズは椅子を全て【アイテムボックス】に入れた。
「ああ、あんた先日木材を届けてくれた兄さんか。ココット亭の嬢ちゃんと、知り合いか」
「その節はどーも」
「あのときは、木材屋に配達の注文をしてくれて助かった。昨日木材屋の旦那が詫びに来たよ」
「構いませんよ。それに、このぐらいは、依頼の範囲内だと思いますから」
「これは礼も兼ねて、修理代を安くせにゃならんな」
「おじさん本当!」
「嬢ちゃん、今回は特別だぞ」
「やったー!」
「それと兄さん、街を離れるんだって。木材屋の旦那が、そんなこと言ってたからさ」
「! おじさん、ちょっとそれは……」
「え! カズさん、この街を出ていっちゃうの?」
「まだ話してなかったのか。一言余計だったな。すまん」
荷車屋から椅子を回収したので、帰ることにしたが、ココット亭に戻る道中が、凄く気不味い雰囲気になっている。
荷車屋を出てから、ずっと無言で下を向いたまま歩いているキッシュに、途中で鶏串を売ってる露店の前を通ったので、食べようかと尋ねたら、無言で首を横に振って断ってきた。
「キッシュ、言わなくごめん。今夜話そうと思ってたんだ」
「……クリ姉は……知ってたの?」
「昨日話した。大都市アヴァランチェに行く依頼があって、それを受けるときに……」
ココット亭に帰ってきたら、キッシュは黙ったまま入って、自分の部屋に行ってしまった。
女将さんが何か言おうとしたが、俺が止めて説明をした。
「そうかい、それであんなに……」
「黙ってるつもりはなかったんです。キッシュと女将さんには、今夜話すつもりだったんですけど」
「噂なんて広がるのは、早いもんだからね。それでいつ街を出発するんだい?」
「依頼が明日の朝なので、そのまま」
「急だね」
「すいません」
「宿屋なんて一日の人もいれば、二十日泊まる人も居るからね。今までだって親しくなったお客もいたし、別れが辛いのも少しはあったが、今回は相当だね」
「キッシュには今夜もう一度、しっかり話しておきたいです。聞いてくれたら良いんですが」
女将さんと話したあと、ギルマスのブレンデッドと約束した時間になってきたので、買って来た食材と、受け取って来た椅子を出して、ココット亭を出た。
ずっとモヤモヤした気分の中で建物に着き、ブレンデッドと水晶玉で訓練場に転移した。
「どうしたカズ君。上の空だが、しっかりしないと怪我をするぞ」
確かにそうだ。
相手はAランクのギルマス、今は目の前のことに集中しないと。
「じゃあ行くぞ!」
ブレンデッドはいきなり懐に飛び込んで、腹を殴りに来た。
俺はとっさの判断で、後ろに下がりながら右腕でガードしたが、腕に衝撃がはしり、ドンと鈍い音がして、後方に吹き飛んだ。
「とうしたカズ君。こんなんじゃあ、護衛の依頼は果たせないぞ」
「そうですね。今度はこっちから行きます」
腕の痛みは大したことはないので、起き上がり、足に力を入れて一気に距離をつめて、同じく腹を殴りにいった。
ブレンデッドに軽く避けられて、即座に右足の蹴りがきた。
今度は見えているので、左腕でガードし、そのまま右足を掴んだら、体をねじり、左足で右顔面を目掛けた蹴りがやってきた。
これも受け止めて、両足を掴んだまま、ブレンデッドを投げた飛ばした。
ブレンデッドは受け身をとり、大してダメージはないようだ。
「初めてにしては、なかなかやるじゃないか。次はもっと強く行くぞ!」
何かスキルかを使った感じがしたので、【万物ノ眼】を《ON》にして、常に状態を確認することにした。
「身体強化ですか!」
「ほう。分かるか!」
【万物ノ眼】で【分析】してみると、魔力を体全体に纏わせるやり方で、強化しているようだ!
魔力操作の訓練は、だいぶやったから同じようにこちらも、魔力を纏わせ肉体強度を上げることを想像した。
思い浮かべ身体強化するが、まだモヤモヤした気分が晴れない。
「カズ君も身体強化したか。面白い。どれ程のものか試してやろう。真っ向勝負だ!」
ブレンデッドが先程よりも動きが速くなって、攻撃してきた。
真っ正面からおもいっきり、強化した拳で殴ってきた。
踏み込んだ地面は、大きな衝撃とともに凹み、その威力が突き出した拳へ伝わる。
自分の身体強化が上手くいっているか確かめる為に、更に強化することを想像して、こちらも真っ正面からから拳を受け止める。
「なに! これを受け止めるのか!」
「……」
「こんなときに、また考え事か」
「あ、いえ……今度はこっちの番です」
ブレンデッドの胸目掛けて、身体強化に、更に強化したままの拳を突きだし、殴りにいった。
ブレンデッドは両腕を前に出し、拳をカードしたが、その腕を弾き飛ばして、体に攻撃が当たった。
後方へ大きく吹っ飛び壁に激突した。
そのとき、ドカァァァーンと大きな音と衝撃が訓練場内を走った。
あんなに闘いのことに集中しないといけないのに、考えごとしてたら力が入ってしまった。
カズは急いで、ブレンデッドの所に駆け寄り声をかける。
「ブレンデッドさん、大丈夫ですか!」
ブレンデッド生きてはいるが、怪我をして呼吸が荒い。
上体を起こし返事をしてきた。
「ああ、なんとか生きてはいるが、身体中がガタガタだ」
「すいません。ごめんなさい」
そのとき訓練場の入口から、声が聞こえてきた。
「今の音と衝撃はなんですか!?」
「クリスパさん!」
「カズさん、いったいこれは? 師匠どうしたんですか?」
「クリスパすまないが、回復薬を持ってないか」
「怪我をした時の為に、持ってきてます。早く飲んでください」
ブレンデッドはクリスパに、回復薬をゆっくり飲まされた。
すると、顔色は良くなり、荒かった息遣いは元へと戻った。
「師匠、どういうことですか?」
「うん、ちょっとな」
「ちょっとって……カズさん、説明してくれますか!」
「俺が力を……」
「カズ君、オレから説明するよ」
ブレンデッドが話を遮り、自らクリスパに説明し出した。
「なるほど。師匠がカズさんを試す為に、身体強化をして、それをカズさんが真似て身体強化をしたら、力を出し過ぎて師匠を吹き飛ばしたと」
「すいません。考えごとしてたら、強化し過ぎたらしく……本当にごめんなさい」
「別にカズ君がそんなに謝ることはない。この通り無事だからな」
「私が回復薬を持って来なかったら、どうなっていたんでしょうかね。それに、カズさんのステータス教えたでしょ」
「実戦で確かめたくてな。武器を使わなくて良かったよ。それでも、こんなことなら、しっかり装備を付けとくべきだったな。しかしカズ君、戦いの最中いったい何を考えていたんだ?」
クリスパが来ていたので、一緒に話を聞いてもらうことにした。
俺が街を出て行くことを話す前に、キッシュに知られてしまったことを。
そして、キッシュの元気がなくなってしまったこと。
「そういうことだったの。まったく、私もキッシュに話を聞くように言っておくから、今夜しっかり説明しなさい」
「はい。お願いします」
今日は昼過ぎから、ギルマスのブレンデッドさんと約束があるので、それまでは、ココット亭の手伝いをしようと決めた。
さっそく俺は、朝食の支度を手伝うために食堂へ行く。
「おはよう」
「おはよう、カズさん」
「ああ、おはよう」
「最近お店の手伝いをしていなかったので、何か手伝います」
「そうかい。なら洗い物を頼むよ。それがお終わったら、キッシュと買い出しに行って来てくれ。あと修理に出している椅子を、取りに行って来ておくれ」
「分かりました」
「えへへ。久し振りに、カズさんと買い物だ」
「キッシュ、余計な物を買うんじゃないよ!」
「分かってます!」
洗い物を終えて朝食を食べたあと、キッシュと買い出しに広場の露店へと行く。
今日は宿で出す食事の材料を仕入れて、修理に出している椅子を、荷車屋に取りに向かう。
「カズさんは、荷車屋さんの場所分かりますか?」
「依頼で何度か行ってるから、そこと同じ場所なら分かるけど、椅子だから家具屋かと思ったけど、違うんだね」
「荷車屋さんは、古くからの知り合いで、家具の修理なんかは、安く直してくれるから、いつも頼んでるの」
依頼で行った荷車屋の場所を説明したら、どうやら同じらしいので、今回は案内されることなく一緒に向かった。
荷車屋に着き、キッシュが店の人に、要件を話す。
「こんにちは。ココット亭の者ですけど、修理に出した椅子を取りに来ました」
「あいよ。ココット亭の椅子だな、出来てるよ」
お店のおじさんが、椅子を3脚持ってきた。
「どうやって持って帰る? 小さな荷車貸すか?」
「あ、大丈夫です。俺が持って行きますから」
カズは椅子を全て【アイテムボックス】に入れた。
「ああ、あんた先日木材を届けてくれた兄さんか。ココット亭の嬢ちゃんと、知り合いか」
「その節はどーも」
「あのときは、木材屋に配達の注文をしてくれて助かった。昨日木材屋の旦那が詫びに来たよ」
「構いませんよ。それに、このぐらいは、依頼の範囲内だと思いますから」
「これは礼も兼ねて、修理代を安くせにゃならんな」
「おじさん本当!」
「嬢ちゃん、今回は特別だぞ」
「やったー!」
「それと兄さん、街を離れるんだって。木材屋の旦那が、そんなこと言ってたからさ」
「! おじさん、ちょっとそれは……」
「え! カズさん、この街を出ていっちゃうの?」
「まだ話してなかったのか。一言余計だったな。すまん」
荷車屋から椅子を回収したので、帰ることにしたが、ココット亭に戻る道中が、凄く気不味い雰囲気になっている。
荷車屋を出てから、ずっと無言で下を向いたまま歩いているキッシュに、途中で鶏串を売ってる露店の前を通ったので、食べようかと尋ねたら、無言で首を横に振って断ってきた。
「キッシュ、言わなくごめん。今夜話そうと思ってたんだ」
「……クリ姉は……知ってたの?」
「昨日話した。大都市アヴァランチェに行く依頼があって、それを受けるときに……」
ココット亭に帰ってきたら、キッシュは黙ったまま入って、自分の部屋に行ってしまった。
女将さんが何か言おうとしたが、俺が止めて説明をした。
「そうかい、それであんなに……」
「黙ってるつもりはなかったんです。キッシュと女将さんには、今夜話すつもりだったんですけど」
「噂なんて広がるのは、早いもんだからね。それでいつ街を出発するんだい?」
「依頼が明日の朝なので、そのまま」
「急だね」
「すいません」
「宿屋なんて一日の人もいれば、二十日泊まる人も居るからね。今までだって親しくなったお客もいたし、別れが辛いのも少しはあったが、今回は相当だね」
「キッシュには今夜もう一度、しっかり話しておきたいです。聞いてくれたら良いんですが」
女将さんと話したあと、ギルマスのブレンデッドと約束した時間になってきたので、買って来た食材と、受け取って来た椅子を出して、ココット亭を出た。
ずっとモヤモヤした気分の中で建物に着き、ブレンデッドと水晶玉で訓練場に転移した。
「どうしたカズ君。上の空だが、しっかりしないと怪我をするぞ」
確かにそうだ。
相手はAランクのギルマス、今は目の前のことに集中しないと。
「じゃあ行くぞ!」
ブレンデッドはいきなり懐に飛び込んで、腹を殴りに来た。
俺はとっさの判断で、後ろに下がりながら右腕でガードしたが、腕に衝撃がはしり、ドンと鈍い音がして、後方に吹き飛んだ。
「とうしたカズ君。こんなんじゃあ、護衛の依頼は果たせないぞ」
「そうですね。今度はこっちから行きます」
腕の痛みは大したことはないので、起き上がり、足に力を入れて一気に距離をつめて、同じく腹を殴りにいった。
ブレンデッドに軽く避けられて、即座に右足の蹴りがきた。
今度は見えているので、左腕でガードし、そのまま右足を掴んだら、体をねじり、左足で右顔面を目掛けた蹴りがやってきた。
これも受け止めて、両足を掴んだまま、ブレンデッドを投げた飛ばした。
ブレンデッドは受け身をとり、大してダメージはないようだ。
「初めてにしては、なかなかやるじゃないか。次はもっと強く行くぞ!」
何かスキルかを使った感じがしたので、【万物ノ眼】を《ON》にして、常に状態を確認することにした。
「身体強化ですか!」
「ほう。分かるか!」
【万物ノ眼】で【分析】してみると、魔力を体全体に纏わせるやり方で、強化しているようだ!
魔力操作の訓練は、だいぶやったから同じようにこちらも、魔力を纏わせ肉体強度を上げることを想像した。
思い浮かべ身体強化するが、まだモヤモヤした気分が晴れない。
「カズ君も身体強化したか。面白い。どれ程のものか試してやろう。真っ向勝負だ!」
ブレンデッドが先程よりも動きが速くなって、攻撃してきた。
真っ正面からおもいっきり、強化した拳で殴ってきた。
踏み込んだ地面は、大きな衝撃とともに凹み、その威力が突き出した拳へ伝わる。
自分の身体強化が上手くいっているか確かめる為に、更に強化することを想像して、こちらも真っ正面からから拳を受け止める。
「なに! これを受け止めるのか!」
「……」
「こんなときに、また考え事か」
「あ、いえ……今度はこっちの番です」
ブレンデッドの胸目掛けて、身体強化に、更に強化したままの拳を突きだし、殴りにいった。
ブレンデッドは両腕を前に出し、拳をカードしたが、その腕を弾き飛ばして、体に攻撃が当たった。
後方へ大きく吹っ飛び壁に激突した。
そのとき、ドカァァァーンと大きな音と衝撃が訓練場内を走った。
あんなに闘いのことに集中しないといけないのに、考えごとしてたら力が入ってしまった。
カズは急いで、ブレンデッドの所に駆け寄り声をかける。
「ブレンデッドさん、大丈夫ですか!」
ブレンデッド生きてはいるが、怪我をして呼吸が荒い。
上体を起こし返事をしてきた。
「ああ、なんとか生きてはいるが、身体中がガタガタだ」
「すいません。ごめんなさい」
そのとき訓練場の入口から、声が聞こえてきた。
「今の音と衝撃はなんですか!?」
「クリスパさん!」
「カズさん、いったいこれは? 師匠どうしたんですか?」
「クリスパすまないが、回復薬を持ってないか」
「怪我をした時の為に、持ってきてます。早く飲んでください」
ブレンデッドはクリスパに、回復薬をゆっくり飲まされた。
すると、顔色は良くなり、荒かった息遣いは元へと戻った。
「師匠、どういうことですか?」
「うん、ちょっとな」
「ちょっとって……カズさん、説明してくれますか!」
「俺が力を……」
「カズ君、オレから説明するよ」
ブレンデッドが話を遮り、自らクリスパに説明し出した。
「なるほど。師匠がカズさんを試す為に、身体強化をして、それをカズさんが真似て身体強化をしたら、力を出し過ぎて師匠を吹き飛ばしたと」
「すいません。考えごとしてたら、強化し過ぎたらしく……本当にごめんなさい」
「別にカズ君がそんなに謝ることはない。この通り無事だからな」
「私が回復薬を持って来なかったら、どうなっていたんでしょうかね。それに、カズさんのステータス教えたでしょ」
「実戦で確かめたくてな。武器を使わなくて良かったよ。それでも、こんなことなら、しっかり装備を付けとくべきだったな。しかしカズ君、戦いの最中いったい何を考えていたんだ?」
クリスパが来ていたので、一緒に話を聞いてもらうことにした。
俺が街を出て行くことを話す前に、キッシュに知られてしまったことを。
そして、キッシュの元気がなくなってしまったこと。
「そういうことだったの。まったく、私もキッシュに話を聞くように言っておくから、今夜しっかり説明しなさい」
「はい。お願いします」
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