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1日目

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その日はバイト先の人がインフルエンザになってしまい5時までだったシフトが10時までに変更されてしまった。




1月3日、新年早々のバイトの日早速嫌なことがあったものの、今朝の占いは1位だったのでその事については大して気にしていなかった。




が、いざ家に帰り既に冷めてしまった洗濯物を取り込もうとベランダへ出ると洗濯バサミのついたハンガーの1ヶ所、不自然に空いたスペースがあった。


はて、ここに何か干していなかっただろうか...。と考えながら洗濯物を取り込む。
明日着る用と後でお風呂に入ったあとに着替えるようでパジャマとパンツを手に取る。




「あ、パンツ...」







そうだ。何がないのかってパンツが無くなっているんだ。


えぇ?まさか下に落ちた?
最悪じゃないか。Tシャツならまだしもぱ、パンツだぞ。え、これ拾われたら警察行きになったりするのか?!


もう脳内は噴火寸前でドアの鍵を閉める余裕もなく下まで下着を取りに行く。



取りに来たのだが...



「ない。...どこにもな、い。おれの...」



下にもおれのパンツがないのだ。




落ちてすらなかった。



まさか飛ばされたのか?
せめて、せめて誰にも見つかりませんように!!




とぼとぼと自分の部屋に戻ると、靴を脱ごうと玄関に座り込む。





その時尻の下に何かをひいたらしく尻の下からくしゃりと音がした。




「ん...?封筒?」


こんなもの置いたかな、と見覚えのない白い封筒を開封する。





「えーっと、''今日は遅かったね、バイト先の人来なかったの...?お疲れ様。お土産と言ってはなんだけど君の使ったものを持って帰る...ね?''...は??」




え?この使ったものってパンツの事か?
もしかしなくてもこれってストーカー?


まじかよ。え、俺にストーカーなんていたのか?しかもパンツ持ってくとか、気持ち悪...


「...うん。もう忘れよう、早く飯を食って風呂に入って寝よう...」



ただ、せめて、


「せめてっ、パンツ分の金でも置いてけクソやろー!!!!」

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